白の花嫁編 第2話

あらすじ

PC達の協力で帝国の騎士エリック・ローランドは行方不明の婚約者コーデリアと再会を喜びますが、婚約者コーデリアは記憶を失い、今ではブランカという冒険者となっていました。今回エリックは記憶を失ったブランカの記憶をなんとか戻すために、帝国の記憶魔法の権威・モーラックのもとを訪ねます。
ブランカの記憶は蘇るのか、そして帝国に忍び寄る蛮族の陰謀とは・・・。


ストーリー

オーガの部族より無事生還したPC達でしたが、当然そのことに疑問を持つ冒険者達が現れます。冒険者であるナホトケンとナホトカです。二人は何か理由があって解放されたのではないかとPCに対して疑いをかけてきます。
時同じく帝国の騎士エリック・ローランドは行方不明の婚約者コーデリアと再会を喜びますが、婚約者コーデリアは記憶を失い、今ではブランカという冒険者となっていました。今回エリックは記憶を失ったブランカの記憶をなんとか戻すために、帝国の記憶魔法の権威・モーラックのもとを訪ねます。
当然、その正体がオーガであるブランカはこのことには乗り気ではありません。
しかしブランカは気がついてしまいます。このモーラックこそ帝国内部で活躍するオーガなのです。
帝国内部からの撹乱をもくろむモーラックの秘密を暴くということは、ブランカにとって破滅となりえることです。
はたして一同は無事にモーラックを倒すことができるでしょうか?

登場人物

ブランカ

ブランカ

白い肌と銀の髪とあいまって冒険者から白騎士と呼ばれている人物です。孤高の冒険者として知られますが、冒険者の店などでは中々捕まりません。やっていることは冒険者なのですが、あまり人との交流を結びたがらず、冒険の時に協力者として現れることがほとんどです。
見た目に反して大変な怪力で、板金鎧を着たままでも水泳が出来、岩などを投擲道具にできるほどです。言葉は穏やかなのですが、礼儀作法などは知らず、字は読めても書けません。彼女には冒険者となる前の記憶が無く、文字の読解ができないこともそのかことに関係しているかもしれません。

真相は彼女はレッサーオーガです。普通のレッサーオーガとは違い、人間を好んで食べることは無く、また人間に害意を持ちません。また人間に化けている時間にも制限が無く、日々連続して化けていることが可能です。そのことによるデメリットはまったくありません。また蛮族には珍しくこれほど協力なのに穢れがありません。真偽判定でも蛮族とはわからないでしょう。これらは彼女の部族を作ったドレイクのファーロの長い教育の結果、集大成であり、彼女の部族は全て、このような力を持ちます。
彼女は現在人のことを知るという使命を受けて人の町にやってきています。
彼女は山野で洞窟などをねぐらにしつつも、人としては不自由な生活をしています。それらは全て人への罪悪感からです。

ジョン

ジョン・ローランド

冒険者とも仲良く付き合える帝国の騎馬隊の指揮官です。
何かと天上人の帝国の士官達の中ではかなり庶民的な人で、休日は冒険者まがいのことをやっては世直しをしている人物です。
最近は寄る年波に勝てず引退も考えています。
ローランド一族は皆女子供に至るまで戦地に立つこともあるという筋金入りの戦士の一族だけあり、本人の悩みは娘ガートルードが何かと戦に出てしまうことです。
このキャンペーンでジョンは引退してしまうことになります。

エリック

エリック・ローランド

帝国軍人で騎馬隊に所属し、父ジョンの補佐をしています。ジョンの後継ぎであり、騎乗馬技術などはジョンを超えているといわれるほどですが、まだジョンほどの経験は積んでいません。性格は誠実で真面目、基本的には浮ついた話にはとんと疎い、優等生で女心など全然わかりませんが、情熱でカバーという性格です。
社交界でグロリアス家の令嬢コーデリアに出会い、一目惚れしてしまいます。婚約が成立した後彼女を待っていましたが、残念ながら彼女は道中蛮族に教われて失踪してしまいます。
コーデリア(ブランカ)との再会に神に感謝し素直に喜びますが、彼女の豹変に困惑してしまいます。しかし、ブランカは誠実で純真なのでエリックはブランカを新しいコーデリアとして今までのコーデリアとは違う愛を注いでいきます。

ガートルード

ガートルード・ローランド

帝国騎士であるジョン・ローランドの娘で兄にはエリック・ローランドがいます。
元気で快活な娘で、行動力があり、何かと危ないことにも首を突っ込んでしまうところがありますが、その行動力と前向き思考は周囲に好感を与えます。
ローランド一族は皆女子供に至るまで戦地に立つこともあるという筋金入りの戦士の一族だけあり、本人もかなりの腕前の馬上術を使います。指揮官としても有能で、近年は副官としても活躍、小規模な活動には指揮官ともなります。
コンプレックスはガートルードという名前で、『狂った暗殺機械ガートルード』という盗賊ギルドのリーダーと同名であることから自己紹介に苦しみます。そのため彼女は度々自己紹介では偽名を使います。尚、兄からは『狂った暗殺機械』と馬鹿にされることがあり、一瞬で怒ります。

バルバ

オーガウォーロードのバルバ

オーガの部族を率いる部族の王です。この部族はドレイクのファーロの教えを守り、非常に文化的な生活つをしていますがオーガだけあり、戦ともなれば勇猛でまた作戦なども使ってきます。彼らを率いるバルバはそれらの作戦などの立案から指揮まで戦の全権を預かる人物です。
ブランカの家族としては兄のように付き合い、またバルバも彼女には好意を感じています。ブランカが人の里に行くことには戸惑いもありましたが、彼女の運命を祝福し、それを認めました。しかし、彼女とエリックの婚姻話ともなれば心穏やかではありません。
ドレイクのファーロをもっとも尊敬し、「主」と崇めます。

ファーロ

ドレイクのファーロ

バルバとブランカの部族を作り上げた創造主で彼らには父にも神にも等しい存在です。配下の種族に言葉を教え、教養やモラルなど全てを教え、また愛し合うことなども教えるなど支配者の範疇を越える人望を持ちます。魔剣について研究するうちに、『我々は何をなすために生まれてきたのか』を疑問に思うようになり、ルミエルが価値観溢れる世界を、イグニスが力強き世界を、カルディアがそしてそれがともにある世界を作ったとするのならば、この後どんな世界が来るのかと悩んでいます。今は第三の剣カルディアの意思を共存とかんがえ、意思を組もうと考えています。
かつては人間社会と戦う強大なドレイク達の一人で王に仕えるドレイクの幹部の一人です。魔導器文明時代には文明を滅ぼすのに躍進、国々を滅ぼし文明崩壊にも関わったという過去を持ち、同じドレイク達からも畏怖され、その行いに口出しすることはできないようです。

彼にとってブランカのオーガ部隊は戦士という役割で、誇りを与えて名誉あるものとして扱い飼いならしています。
部族を治めるドレイクは人間を現時点では敵と考えていますが、交易などを行い交流を交わすことで文明の発展も必要と考えています。ブランカの知識は貴重なものです。
彼は共存は必要だと考えていますが、領地を開拓する意味からも最初の戦いは避けられないとも考えています。

ナホトケン

肌の色は黒味がかった灰色の肌で鱗ではなく毛が生えています。白い頭髪が有り、一般的なリルドラケンではありません。どこか地方の出かこの辺りにはあまりいない種族です。 リルドラケンの戦士/グラップラー/エンハンサー。偉大な族長の息子でした、かつて翼を病で失いそのことが理由で部族に置いてきぼりにされた過去を持ちます。そのため同族を嫌う傾向があります。
性格はひねくれもので皮肉屋ですが、好奇心は旺盛で自分から厄介ごとに首を突っ込み、また意外と人情家でもあります。腕前には自信があり・判断力もあり・頼りにはなるのですが、一匹狼を気取り集団が増えるほど勝手な行動を選択するタイプです。
ナホトケンとナホトカはナホトケンは自由都市同盟の領主の一人から依頼を受けています。今回オーガの部族より無事生還したPC達でしたが、当然そのことに疑問を持ちそれを調べています。

ナホトカ

ルーンフォークの女戦士/グラップラー/マギテック。ナホトケンの父親を主人とするルーンフォークで当然ナホトケンよりは年下だが、技能習得では追い越し、そのためにナホトケンをぐれさせる要因となりました。族長から直接指南を受けているので腕前は確かです。
性格は無感情と思えるほど冷静沈着。表情はまったくかわりません。独走するナホトケンの御付・兼・お目付け役です。感情を伝えるのは苦手で、ナホトケンのことは尊敬しているのですがその気持ちは伝わらないりません。
ナホトケンとナホトカはナホトケンは自由都市同盟の領主の一人から依頼を受けています。今回オーガの部族より無事生還したPC達でしたが、当然そのことに疑問を持ちそれを調べています。

死神博士モーラック

モーラックは学園で教鞭を取る講師であり、また多くの論文を上げた蛮族研究の第一人者でもあります。しかしモーラックの容貌は普通ではありません。頭部には角が3本も生え、体は瘴気をはっしていることから「死神博士」などと不名誉なあだ名も学生からは貰っています。研究の過程で何度も死んでは蘇生されたか、はたまた何か理由があるのかは未設定です。
モーラックの正体はオーガです。
人間社会には相当前から溶け込み、人間社会での地位すら確立しました。彼はファーロのお気に入りの学者であり、ファーロから直に魔法の手ほどきを受けたこともあります。 人間社会で学んだすえ、知識は人間と同じかそれ以上のものまで高まりました。
現在彼は人間社会の胴飽を守るために研究者としての間違った知識を広げています。これだけの地位となると誰も彼に対して異論を唱えることはできないのです。

バセロンとクリムト

バセロンとクリムトは肉体派だけど頭の悪い弟と理知的な魔法使いの兄というコンビの兄弟です。二人はナイトメアで、兄弟ともにナイトメアとして有名です。
弟・バセロンは筋骨隆々として引き締まった快男児で、野性味たっぷりの青年です。頭はあまりよくありません。判断は兄にまかせきりのお兄ちゃん子です。
兄・クリムト燃えるような赤い髪の切れ長の瞳の長身の魔法使いで、理知的な印象を与えます。弟を溺愛しています。
二人は現在帝国からの命令でオーガの事件を調査しており、モーラックを疑っています。

PC設定

PCの導入

今まで使用したPCを使うことができますが、ブランカと出会っていることが必要です。
PC達は厄介ごとを持ち込むことで有名な冒険者カラミティ・アンジェラより、金になる話を説明されます。
騎士の一家ローランド家の跡取、エリック・ローランドが探している失踪した婚約者こそ、今では冒険者をしている白の騎士・ブランカであるというのです。
このシナリオはブランカとある程度目意識があることが条件です。このシナリオで初めて仲間となる場合だと、信頼関係の構築から問題になってしまうでしょうから。

導入

訪れる冒険者・粗暴な二人組

一同がいつものように酒場でたむろしていると、一同のことを探している冒険者が現れます。
冒険者は二人組みでリルドラケンとルーンフォークの二人組みです。二人組みの外見説明に関してはナホトケンとナホトカを呼んでください。
彼等はPCが前回関わった国境際の蛮族の部族について調査しています。PCから直接情報収集をしようとしているのです。
ナホトケンの質問
・ お前等が蛮族の根城から生きて帰った冒険者か。今からお前等に質問がある。
・ それだけ大きな部族がいままで見つからなかったのは目撃者を捕らえて決して返さなかったからだ。しかしお前等は無事に帰った。勿論初めての大規模行動でアジトが手薄になってたって言うのは考えられる。―が、そうじゃない場合もある。
・ そうじゃない場合ってのはなんだと思う。お前たちを生かしておいたほうが有利な場合ってどういうことだと思う。
・ 俺はお前等にそれを聞きにきたんだよ。何か隠してることがあるんじゃないのかってなぁ。
―と正面から顔を近づけ、眼前を見据えて話をします。
 心配になって声をかけた周囲の人々に対しても、腕を振るい壁にぶつけると怒鳴ります。「白か・黒か、俺が決める!」

   ナホトカがそれをいさめるべく声をかけます。「ナホトケン。暴力は振るうべきではありません。」「ナホトカ、黙っていろ」

ナホトケンは、周囲の視線を感じ、酒場のマスターがエプロンほ外して出張ってきたのを見ては、潮時と思ったのか引き上げを行います。
ナホトケンは帰り際、机の上に何かを放り投げます。→ 袋の中身は手首です。アジトで自分たちを逃がした盗賊の手首なのです。

「また来るぜ」
・ ナホトケンの聞き込みは相当強引で危険を伴うものです。これに周囲は騒然とします。

→ ナホトケンは自由都市同盟の領主の一人から依頼を受けています。その領主は帰ってきた冒険者・盗賊とこいに付き合っていたので、性格が変わっていることに気がつきました。彼は独自の調査で魔物に入れ替わったことを知り、不意打ちしてオーガを討ち取ります。
ナホトケンはその領主から依頼を受けましたが、その際調査に使うとその手首をもって行きました。
この脅しを繰り返せば、相手が横に連帯を組む複数ならばわかると考えたのです。彼はPCは疑っていましたが、他はグレーです。
PCが動くのをまっているのです。

● もしPCがローランド家を訪れる場合は、一同の後をナホトケンが追跡してきます。
● もし訪れない場合、ローランド家から使者が着ます。エリックが頼みごとがあるというのです。

ローランド家にて

ジョンは仕事で外出していますので応対は息子エリックが行います。エリックもやはり憔悴している様子です。その慰めとばかりに館のどこかからはピアノの音色が聞こえてきます。
・ ピアノを弾いているのはコーデリア(ブランカ)であり、彼女は少しでも慰めにと曲を弾いています。エリックもその気持ちが通じてか、大変彼女には感謝しています。
→ あれから随分と時がたったおかげで、執事や使用人もコーデリア(ブランカ)には気を許し、既に家族の一員という様子でした。

エリック
・ あの事件に関わると記憶を失うものがいるという。コーデリア同様に多くのものが被害を受けている。
・ この事件を研究していた高名な学者で蛮族の魔法の第一人者・モーラックはこれが蛮族の魔法のせいであると告げている。モーラックの論文によると、この魔法は知識を奪うというもので、また非常に危険なもので穢れもおってしまうらしい。蛮族の魔法なので詳しいことはわからないが、治療の方法が無いか検討されている。
・ モーラック先生のもとにコーデリアをつれていこうと思っている。
・ コーデリアは記憶ま復活を拒んでいるような雰囲気すらある。それが気になって仕方ない。もしかしたら何か思い出したらてけないことなどがあるんじゃないかと・・・そんな気がしてしまう。でも記憶をなくした人は、孤独だろう。記憶は自分自身をつなぐ大切なつながりだと思う。彼女のためには必要だ。

・ 彼女の説得に協力して欲しい。
・ かなしい話だが、冒険者としての2年と自分との半年、比べてみても時間としての重みは違う。もしかしたら君たちの言葉なら動くのではと淡い期待をもっているのだ。

国立アカデミー

モーラックの居場所はルキスラ帝国の国立大学です。多くの学者などを輩出した名門であり、国中のあらゆる知識はここで研究されているという場所です。
一般人の立ち入りは禁止、5レベル以上で門をくぐるなどといわれるほどの場所ですが、一部授業は公開されているし、貴族の御曹司などはコネでここに入ることもしばしば。

モーラック

モーラックは学園で教鞭を取る講師であり、また多くの論文を上げた蛮族研究の第一人者でもあります。しかしモーラックの容貌は普通ではありません。頭部には角が3本も生え、体は瘴気をはっしていることから「死神博士」などと不名誉なあだ名も学生からは貰っています。研究の過程で何度も死んでは蘇生されたか、はたまた何か理由があるのかは不明です。
・ モーラックは忙しそうに自分の研究に打ち込んでいます。彼はいくつも研究を掛け持ちし、多くの学者に影響を与えています。
・ エリックは父ジョンの紹介がされているので、すんなりモーラックと会えるでしょう。

モーラックの話によるとこの研究は中々成果が上がらないといいます。
・ 「この研究が成果が上がらないのは、その判定が出来ないからである。記憶というものに対してはいくらか可能性がある。記憶を移し変える魔法があるのならば、それをもう一度使えばもとに戻せるのは道理であるのだから。」
・ 「しかし体験の欠損は人格的な欠損を生んでしまう。記憶は戻っても心は戻らないのである。そして心を戻すことは、できたとしても判定できない。何故なら、その人がどういう人なのか、多角的な検証ができないからである。家族ならばわかるのか、伴侶ならばわかるのか、誰が判定すればよいのか、それが理論だてられないのである。」
→ エリックはその言葉にショックを受けます。彼は昔の彼女のことを何一つ知らないのです。
    彼女の心が昔のままに戻ったとしても、自分には何もわからないと悟ったエリックは愕然とします。

モーラックは問診と検査としてコーデリアの聴き取り検査をします。一同は表にて待たされることになるでしょう。
この時エリックの心境は一同に語られることになるでしょう。
→ エリックはコーデリアの記憶を戻すことを優先せず、一緒に暮らすことこれからを大切にすることを考えます。

コーデリア・混乱

モーラックの診療室からコーデリア(ブランカ)が飛び出してきます。ブランカは青ざめ肩を震わせ、涙さえ流しています。それに対してエリックたちは狼狽します。おってすぐモーラックが出てきます。モーラックの表情は一瞬だけひどく邪悪なものに見えますが、すぐに普段の顔へと戻ります。
コーデリアを気にするエリックはこの顔を見過ごしてしまったようです。
・ エリックはコーデリアに何かあったか聞きますが、「何でもないわ」の一点張りです。一人では立っていられないコーデリア(ブランカ)の様子は普通ではありません。 ・ モーラックは説明します。
「記憶復活のためにと、当時の事件ついての資料を見せながら説明をしたんだが、そのショックが大きかったようだ。どうやら、記憶を失うほどの目にあっているようで、思い出すことは精神に異常を与えてしまう可能性がある。もしかしたら彼女はそっとしておいたほうがいいのかもしれない」と話し、エリックも納得します。

モーラックはオーガです。
人間社会には相当前から溶け込み、人間社会での地位すら確立しました。彼はドレイクのお気に入りの学者であり、ドレイクから直に魔法の手ほどきを受けたこともあります。
人間社会で学んだすえ、知識は人間と同じかそれ以上のものまで高まりました。
現在彼は人間社会の胴飽を守るために研究者としての間違った知識を広げています。これだけの地位となると誰も彼に対して異論を唱えることはできないのです。

ブランカはここでモーラックに心を見透かされました。
彼女がエリックの生活・人間との共存に心を動かされていること。人間との戦いを拒んでいることをモーラックは厳しく問いただし、逃げ道が無いことを諭します。
ブランカは逃げ道が無いことに苦しみ、罪悪感に打ちのめされました。

ナホトケンとナホトカの襲撃

エリックとコーデリアが館に帰った後、一同に対して再び顔を出す人物がいます。二人組みの冒険者ナホトケンとナホトカです。
ナホトケンはやる気マンマンです。
「こいつらは何かしっている。そいつを聞き出すぞ。」「何かですって、ちょっと非論理的すぎませんか」「勘だ。」
ナホトケン「ちょっと強引だが、確かな手段でいくぜ。」と襲いかかっていきます。「どんな奴も死に際ぐらいは正直になるもんだ」
ナホトカ「何を馬鹿なことを言っているのですか」と無表情ながらも、戸惑うナホトカ。一同に対しても牽制すべく援軍の入らぬように合間に割り込みます。

ナホトケンとの戦闘

・ ナホトケンは格闘と武器攻撃、尾撃までをもコンビネーションとした戦士です。この強敵ぶりには普通に戦闘しても危ないでしょう。
・ ナホトカは、ナホトケンがやり過ぎないように見張っています。証人になるかもしれない相手を殺害するような事態は避けたいと考えています。

→ ナホトケンを倒した場合、ナホトケンはナホトカに治療されます。気がついた彼は、二つの確信を抱きます。
→ ナホトケンが勝利しそうになると、ナホトケンは武器を収めます。その態度に何かを感じたようで、二つの確信を抱きます。

「どうやらお前たちは悪人じゃあないようだな。そして自分が正しいことをしているという自信を感じたぜ。だが同時に後ろめたさもだ。
俺の勘なら・・・ お前たちは嘘をついている、が、それは何か正しいことのためのようだな。」
「もし助けがいるようなら、話を聞いてやるぜ。助けを得たくても得られないのなら黙っていな。なんとかしてやるからよ。
そして助けはいらないっていうのなら、この話はなしだ。俺は何も聞かない。次は本気でやるぜ。俺には俺の仕事がある。」
→ ナホトカ「本気?、すでに全力だったような・・・」

ナホトケンとナホトカを加え

ナホトケン達は、ここでオーガが人間社会に入り込んでいることを告げます。普通オーガは守りの剣の結界に阻まれ都市には入れません。
しかしどういうわけか、自由に出入りすることができるオーガがいるのです。それを調査しています。
・ これはナホトケンの勘ですが「自由都市同盟でもこれだけ調査ができているのだから帝国でも調査しているのではないか」と考えます。
→ 帝国で有数の冒険者達にコンタクトを取ろうと考えます。

冒険者・バセロンとクリムト

帝国でも既にこの事件は冒険者を雇われて調査がされています。ただしこのことは表立って調査されていません。
帝国でも優秀だといわれる冒険者の、バセロンとクリムトという兄弟冒険者の噂が知れます。
・ バセロンとクリムトは肉体派だけど頭の悪い弟と理知的な魔法使いの兄というコンビの兄弟です。
・ 二人はナイトメアで、兄弟ともにナイトメアとして有名です。
弟・バセロンは筋骨隆々として引き締まった快男児で、野性味たっぷりの青年です。頭はあまりよくありません。判断は兄にまかせきりのお兄ちゃん子です。
兄・クリムト燃えるような赤い髪の切れ長の瞳の長身の魔法使いで、理知的な印象を与えます。弟を溺愛しています。

二人に話しかけても
弟は何も知らず、しゃべりそうになっても「兄に口止めされている」とはっきりいいます。
兄クリムトは余計なことは一切しゃべらず世間話しかしません。
・ 魔物の群が南方に砦を作っていたという噂は耳にした。あの数にして、近年まで意外なほどにばれなかったものだ。多分優秀な指導者がいるのだろう。
・ さらわれた住人の中には記憶を失ったものも多数いる。何か悪い呪術でもかけられたというもっぱらの噂だ。
・ 今回は俺たちはその件には関わっていない。調査以来も出ていないだろう。

→ こちらが情報をもっていることを提示し、協力をもちかけるならば彼等も考え末に話をします。
 内容は全て兄・クリムトが話します。
・ 依頼を受けていないというのは嘘だが、今回のことはおおっぴらに調査できない。それを理解して欲しい。
・ オーガ達はこの国に隠れ住んでいて、今数を割り出している。その手のことは調査すればわかるが、相当古くからいて人間社会を調査していたオーガがいるらしい。
今そのオーガを探している。
・ 問題はオーガが人間社会でも地位を得ている可能性と、オーガ自体が国の中枢に入っていた場合だ。その場合だと、国との話になる。国はそのことをおおっぴらにはできないだろう。オーガと関わっていたと分かれば、責任者のクビが飛ぶ、一人二人じゃない数がな。
・ だから情報が優先だ。
・ 自分たちの調べによると、今回の記憶喪失事件はオーガの変身だ。そんなことは当然のようにわかりそうだが、それでいてわからないには二つの理由がある。
・ 一つはオーガなのに穢れが極端に少なく、ナイトメアと同程度しか反応していないことだ。これでは判別できないし、剣の守りにもからない。なんせオーガはこの国で問題事件を起こしたという例がなんと0件。秘密裏に処理していたとしても、表ざたにならないのだろから気づきようが無い。つまり完全に適正している可能性がある。
・ 次にモーラックなどの著名な人物が、今回を記憶喪失を魔法であると言っている。これに対して声を大にして、反論する人物は少ないのが現実だ。

結婚話

ある程度話が進行していくと、ローランド家で、エリックとコーデリアが結婚するということが伝えられます。
式はまだ先なのです。
エリックはコーデリアを妻とすることを決め、勿論ジョンも賛成しています。

ブランカ(コーデリア)からの情報
ブランカはオーガとしての使命からエリックと結婚するというより、エリックの人柄に興味を持ち、人間を社会全体して好感を持ちこの社会と運命をともにしたいととの考えです。
同時にオーガとの決別にに関しても、やむわえないものであると考えていますが、できればオーガと人間の対立を回避し、オーガと人間の共存のかけ橋になれれば考えています。

オーガについて
・ 自分たちは偉大なる主の教えを受けて育ち、人間との敵対も少なかった。主は自分たちの人生に一切の穢れを持ち込まず、また持ち込ませず、それゆえ文化は低くとも貧困とも戦とも無縁の環境において自分たちを育てた。これはオーガ全体ではなく、オーガの仲間指名を受けた我々一部だけである。
・ 主が人間の知識を教えてくれたおかげで、人間との共生は成功したが、主は人間社会の善悪と世界の知識も教えた。自分たちもそれを考え、信じそして悩んだ。
私以外にも「どうして自分たちは穢れているのか」と悩んだものが多いだろう。主は答えは出さない。ただ、無償の愛を与えて、我々を迷いから救ってくれるだけだ。
・ 主は哲学者だ。自分たちの穢れがなんであるのかなやんでいた。
主は昔人間の友人がいたが、一緒にいきるうちに穢れてレブナントになってしまったという。それを深く悩んでいた。人は人、蛮族は蛮族、自分たちはしょせんはそういうものなのかと悩んでいた。

→ 彼等はオーガでありながら極端に穢れが少なく、それゆえに剣の守りも少なければ、またそれゆえに変身時間も長いのだとわかります。
  もしかしたら、彼等は人とオーガの混血から生じた亜種なのかもしれません。
  それでも創造主であるドレイクは彼等を見捨てませんし、何分の1となった蛮族の血を何よりも愛しています。

・ モーラックは自分たちと同じ、人を知るためのオーガでその尖兵。そしてこの帝国での前線指揮官をしている人物だ。帝国内のオーガのよりどころは全て知っている。
→ もしモーラックの館にいけば、その情報を手に入れることができるだろうが、そこは騎士団が守っているし、正体を突き止めなければ、ただの侵入者、人間同士の争いを生んでしまうだけだ。

モーラックの館

モーラックの館は、個人の邸宅であり作りは至ってシンプルです。
邸宅は1階は応接室・食堂などの作りになっており、生活空間としても機能しています。2階は自分の生活区域となっており、書庫や研究室などが用意されています。
そこにはいくつかの空き部屋もあり、学生たちが研究でやってきたときは開放しています。3階は使用人の部屋となっており、さらに4階部分に屋根裏部屋があるという作りです。
館の情報
・ 「モーラックの館はモーラック自体が穢れをもっているので、都から離れた場所にある。モーラックの安全のために併設された建物に騎士団が待機している。」
・ 「騎士団の数は30人から50人である。交代で出ており常時30人あまりは動けるようになっている。」
・ 「モーラックの館に出入りする人は多い。使用人はローテーションされて毎日交代しているという。大体3日働いて4日は都に戻るというスケジュールをしている。」
「危険な場所なのであまり人を永く招きたくないというモーラックの考えによるものらしい。」

館への侵入

館の潜入は困難です。
建物は騎士団詰所と一緒に小高い壁に隔てられており、その周囲には堀が作られています。跳躍などでは超えられないし、はしごなどを設置しなくては超えられない場所なのです。
正面は開けた場所になっており、騎士団の守る建物が置かれています。モーラックの館まではおよそ20m。その間は中庭になっており、夜は犬なども放たれています。
・ 警備兵は当然出入りする客には好意的ですがそれでも、武装した人々には警戒しています。
・ 正面から入る場合は武装はもっていけないし、時間は昼間とかぎられます。またモーラックを信用しているので、意見はモーラックの意見を尊重します。

側面は小高い丘になっており林が茂っています。
この場所は昼間は巡回兵士が頻繁に見回っています。ここには罠が多く、一般人が入ると危険です。そういう意味で人を遠ざけていることもあります。
・ 落とし穴は12目標・落下ダメージ30点で、落ちると音がする仕掛けになっています。
・ また草むらにも音がするしかけがしかけてある。ここは脱出なども困難な場所で、ここで見つかると人がすぐに集まってしまいます。
→ 発見された場合騎士団につかまるでしょう。

建物の裏手はガケになっており、急流が流れています。斜面は50メートルという高さであり、落下したらかなり危ない場所です。
騎士団もそういうわけでこちらにはあまり警戒していません。流れが速いために船を止めてはいられず、また上ろうにもこの高さでは5回は判定が必要となります。
・ 登攀判定、13→から残り4回は各+2目標。落下すると初期20点ですが、1つ上るごとに+10点されます。

モーラックの館内部に入った場合、執務室、書庫や研究所、モーラックの私室はカギがかかっています。
一同が必要としている書類は執務室にあり、机の中に隠された隠し引き出しの中にあります。
・ その場所の発見には探索13、鍵開けには15という目標値が必要です。
・ そこまでして手に入れた書類もそのままでは価値をもちません。それは大学での論及中の最新論文の草案になっており、盗られることを恐れているという扱いなのです。
記憶を取る魔法を使って記憶喪失の治療ができるという内容の論文であり、それは蛮族の魔法研究の成果です。
・ これは特殊な薬品に漬け込んで1日おくと表面の字が解けるのである。その後に乾かした紙をあぶり出しにすれば、読めるようになります。
・ この特殊な薬品は研究室にあります。雑多に並んだ薬品庫の棚の中に、おいてあり、鍵もかけられていません。これだけならば入手も簡単なものです。
→ これがPCに盗まれた場合、モーラックは騎士団と冒険者を依頼し、PCを探させることでしょう。
  モーラックはその論文をPCが読み解くことはできないと考えています。論文は自体には価値があるものであり、それを破くことは損失でもあります。
  人間にとっても価値があるものは破棄できないとも考えています。

オーガの計画書

モーラックの館よりオーガの計画資料を手に入れられれば、一同はモーラックを捕らえることができます。
モーラックの館から手に入れることができなければ、資料の獲得はブランカ(コーデリア)が行うことになります。
彼女は深夜、お忍びの令嬢のような服装で訪れると、一同の下に資料の束を置き、何も言わずに立ち去ります。
その顔色は蒼白で不安に怯えているようにも見えます。
・ ここにある資料は、どれだけ計画的にオーガを内部に引き入れているかが書いてあります。その綿密な計画ゆえに決してばれなかったのですが、その綿密な計画ゆえにばれると全てが水泡に帰すというものなのです。
・ 騎士団の中にも随分入っており、動きは筒抜けとなっていたようです。
・ 同時にこれにはブランカのことを示唆する情報もあります。彼女の破滅をはらんだ危険な資料でもあるのです。

計画書を獲得すれば、モーラックを捕らえることができます。
モーラックにかけられた容疑は禁忌の魔法の研究についてということになります。本当のことはまだ明かすことはできませんから。
→ 一方モーラックも書類が盗まれたとき、何か危険を感じ、自分の護衛の騎士団を全て自分の担当とするオーガの騎士へと変更して対応します。
彼らには非常時に備えさせ館を警備させます。
  その数は100人。相手は正面から来ると考えており、脱出の手はずも整え始めています。

戦闘について

全ての計画が露呈した場合、最後はモーラックの館での戦闘となります。この時、モーラックもある程度の覚悟はきめています。
モーラック側の戦力は100名。自分の子飼いの騎士50名で館を警護すると、残り50のうち30名は伏兵、20名は退路の確保に動きます。
・ モーラックは正面からオーガ騎士達に戦わせ、時間稼ぎをしている常態で、背後の河から脱するという作戦です。
・ その場合、フォーリングコントロールなどの魔法を使い自由落下した後、下の騎士につれていってもらいます。

この襲撃には、冒険者達も参加します。
・ ナホトケンとナホトカの二人、さらにバセロンとクリムトの兄弟も参加することになります。
相手の騎士はオーガ騎士団です。強敵ですが、相手には虎の子の戦力でしょう。叩いておかなくてはならない者達です。

戦闘

敵の数は固定で10人です。足りなくなった分はすぐにくわわり10人を下回ることはありません。
・ 相手の攻撃はPCに1d10回ただし最高でも8回です。ナホトケンとナホトカに2回はいきます。
→ 50名を倒した時点で勝利となります。

@ バセロンとクリムトが先手を取る。
・ クリムトは接近する前にファイアーボールとショットガンを使い、全体に対してダメージを与えます。
バセロンはというと、爆発的な跳躍力で敵の陣地に飛び込むと、打撃を繰り返します。
→ これによって先手を取った一同は、相手の生命点が半減した状態で戦闘することとなります。
相手の生命点は本来55 → これが28になります。防護点は7

A ナホトケンとナホトカの二人はPCと並列して戦闘を開始します。
 ナホトケンとナホトカが参加していれば、28点の生命点は3点まで低下します。

B 援軍が訪れます。援軍として訪れるのはブランカ(コーデリア)とエリックです。
  二人が加わることで、相手の攻撃からの防御率は格段と上がります。
 → PCの生命点が低い場合、ブランカは身代わりを選択します。
・・・ これによってPCはピンチ時に相手に致命的な打撃を受けなくなるでしょう。

バセロン・クリムト/ナホトケン・ナホトカがいない場合、この戦いは非常に危険です。
まず相手の生命点は高く、次に相手の数は多いのですから。

シナリオクリア・エンディング

この戦いの最後にモーラックは崖下に舞い降り逃げ出してしまいます。モーラックが死んでいるのか、生きているのか現時点ではわかりません。
生還した彼はそのままアジトへと戻り報告することでしょう。
→ ドレイクのファーロはその失敗を責めませんし、状況が多少悪くなったといえ、気にかけることもないと考えています。
  ただ次の決戦を制さなくては部族の存続は無いと考えています。次は大戦になるのでしょう。

登場人物データ

●『ナホトケン』LV7

先制値15
・生命点:160 /生命抵抗:11+2D(18)
・精神点:40 /精神抵抗:16+2D(23)

命中:15+2D/ダメージ:19+2D
命中:15+2D/ダメージ:魔力12+打撃20/効果:銃・魔法ダメージ
回避:10+2D/防護点:6点

《マルチアクション使用》
★戦闘特技:二刀流・双撃連続攻撃
★魔導器術7レベル・魔力10+2D

★『決死の鉢巻き』で一度だけ『捨て身カウンター』可能。
★『掴みかかる』…1部位に絡み付き扱い。筋力判定は固定23。
⇒組み付き部位には自動的に攻撃が命中とする。生命0は部位破壊と扱う。

※連続攻撃で銃を打つと2連射になるので手数は多い。


●『ルーンフォークのナホトカ』LV7

先制値15
・生命点:40 /生命抵抗:11+2D(18)
・精神点:40 /精神抵抗:12+2D(19)

命中:15+2D/ダメージ:魔力12+打撃20/効果:銃・魔法ダメージ
回避:13+2D/防護点:6点

★戦闘特技:二刀流・双撃消音(忍び24値)・無音銃撃
★魔導器術7レベル・魔力10+2D

★『ネットガン』…攻撃が命中すると全身に絡み付き・ダメージ無し。主行動1回で脱出可。
★『部位狙撃』…ダメージ+効果:絡み付き処理。単体攻撃時のみ可。

※部位の狙撃を重視して戦います。消音機能があるのでスモークボム後の隠密戦闘も可能です。


●『クリムト』LV9

先制値17
・生命点:60 /生命抵抗:12+2D(19)
・精神点:40 /精神抵抗:13+2D(20)

命中:13+2D/ダメージ:10+2D
回避:13+2D/防護点:4点

《マルチアクション使用》
★特殊能力:主行動2回、炎無効
★魔法適性:魔法拡大・対象・範囲・持続 ★真語・操霊魔法9レベル・魔力13+2D

★魔法『ファイアプラス』…魔力13+2D/ダメージ:打20+25/対象5体
★魔法『火炎舞踏』…生命固定21/ダメージ:炎25+2D/抵抗半減・対象15体

※炎を自在に操る魔法使いです。多分穢れの酒を飲まされたのでしょう。イフリートの力を身に宿しています。


●『バセロン』LV9

先制値17
・生命点:70 /生命抵抗:12+2D(19)
・精神点:20 /精神抵抗:12+2D(23)

命中:15+2D/ダメージ:15+2D
回避:16+2D/防護点:4点

★戦闘特技:全力攻撃2・二刀流・双撃・カウンター
★練技:キャッツアイ・Dフィンガー・ガゼルフット・ケンタウロスレッグ・
★『決死の鉢巻き』で一度だけ『捨て身カウンター』可能。
★『チャンピオンのロインクロス』で一度だけ必中。

※基本的な格闘家キャラクターなのですが、必中能力や、捨て身カウンターなど多彩な技術を持ちます。


●『モーラック博士』

先制値15
・生命点:120 /生命抵抗:11+2D(19)
・精神点:70 /精神抵抗:16+2D(23)

命中:10+2D/ダメージ:16+2D
回避:10+2D/防護点:4点

《マルチアクション使用》
★魔法適性:魔法拡大・対象・範囲・持続
★真語・操霊魔法9レベル・魔力13+2D
★『道具・毒煙』…主行動。5体・生命抵抗21/混乱または毒(ダメージ2D)。
★『凝視』…補助動作。精神抵抗21主行動禁止・単体。
★『瘴気』…出番終了時。周囲5体・生命抵抗21/魔法ダメージ12+2D。

※オーガにあるまじき強さ。多分穢れの酒を飲んでいるに違いない。


シナリオクリア時の経験点

 モーラックの計画書を手に入れた場合、経験点は1000点です。自力で手に入れた場合さらに+500点加算します。
 もしモーラックの計画書を手に入れられなかった場合、また手に入れても見破れなかった場合は500点となります。
・そのほかにオーガナイトの撃退の経験点は3500点・剣のカケラは7つ手に入ります。

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