Middle phase 

  

【〜共同調査1〜】

GM:というわけでここからは共同調査だ。いいね。

一同:はーい。

GM:調べるべき項目はいくつか用意してある。各人が一回。それを宣言して調べてもらうことになる。でも、自分達が調べたい項目があればそれとは別に調査してくれて構わない。その場合は回数は使わないこととする。

一同:了解〜

GM:では今回の調査項目は『裏切り騎士〜コブスン〜』『国王の鷹狩り』の二つだね。


シリル:ではまず私は回収した黒騎士の鎧について調べます。「こちらをご覧ください。」と証拠物品として回収した黒騎士の鎧の鎧を見せよう。

ドラゴス:「襲撃者のものですね。」

シリル:「はい。この鎧はバストラール性の鎧で、騎士団でも使われていたものです。紋章は勿論外されていますが。」この鎧について調べたいのですが。

GM:では専門知識12か軍略12で。

シリル:では軍略(コロコロ)12出ました。

GM:この鎧は確かにバストラールの鎧だが、1世代前のものだ。特務部隊は常に最新式の装備をしており、その型の情報が流れる頃には既に型遅れになっている。これはいずこかで手に入れることのできる品だ。

シリル:「これはバストラールの犯行ではありませんね。バストラールを装ったいずれかの犯行かと。」

ドラゴス:「真犯人はバストラールの暗殺を装い、襲撃してきたが、不意にアドホックレルムと遭遇してしまった…というところか。」

シリル:「アドホックレルムが来ることを知っていれば、アドホックレルムの犯行に見せかけるでしょう。我々の遭遇は予想外です。」

ロバート:「この品は、どこかで手に入る品なのか。さっそくその辺りを調査します。」

GM:この品の出所の調査は情報収集12です。

ロバート:(コロコロ)11

シリル:(コロコロ)11

ドラゴス:聖地の印+地の利の印で判定(コロコロ)14

GM:成功だね。鎧はバストラールとの国境沿いに合って交易に通じていれば手に入ることがある。もしくは戦で破った場合。

シリル:普通なら戦で破った国ですが。

GM:不敗のバストラールだからね。

ロバート:フレジェスの方が手に入るかもしれない。コブスン犯人説?


ドラゴス:あのーそもそも王様が狩りに出たというのが違和感があるんだよね。その辺りの経緯をもう少し知りたい。何かきっかけがあるのかな。情報収集でいい。

GM:いいよ。目標は12。

ドラゴス:(コロコロ)14。

GM:そういえば、と大臣の一人が思い出す。


国王が狩りをする直前。領内に鷹匠が訪れていた。鷹匠は国王に鷹狩りの趣味があるということで毛並みのいい鷹を売りに来たのだが、その趣味は王子の方であり、結局買い取ることは無かったという。
鷹には名前があり、アストラと言った。
国王はそれをおおいに驚き、その鷹を飼うべきか考えたという。

ドラゴス:「アストラ…何か意味があるの?グラニアさん?」

GM:「いやぁわかりません。私が雇用されたのは鷹狩りをやめたあとでした。」

ドラゴス:「シグナスさんは何か知りませんか?」

GM:「は?」突然話を振られて動揺するシグナス。「なんで俺が知っている。俺だってそんな次期はいない。」

ドラゴス:「いや、傭兵でしょう?符丁とか暗号の可能性もあるかなって。」

GM:「知らん。」

ドラゴス:「傭兵なら、情報屋とかそういうのはあるんじゃないですか?」

GM:「ねえって。」

ドラゴス:「本当?」

GM:彼は携帯端末を取り出し、ネットで検索する。「無いよ。ホラ。」

ドラゴス:「あの、それ、なんですか?」

GM:「シグナスさんは、この国の人じゃないんでそういうこと聞いてもわかりませんよ。」とグラニアが苦笑する。

ドラゴス:情報にはうとい、武闘派?

GM:拳は常々出ますよね。

ドラゴス:「情報屋とかないんですか。どうして傭兵なんてやってるんですか?」

GM:「お前に、ロスだの、カルフォルニアだの、話をしてわかるか?俺はこの辺りじゃ、バルチモアだのフレジェスだのしか知らん。」

ドラゴス:ロス?「どうやってここに来たんですか。」

GM:「俺が聞きたい。」というところでグラニアが助け舟を出す。「えー彼はサモナーに呼ばれてやってきた、異邦人なんです。」

ロバート:異世界の召還?(笑)

ドラゴス:ネットって本当かよ!(笑)

シリル:携帯端末はリアル。(笑)

ドラゴス:それはこの世界では当たり前なんですか?

GM:よもやま話で聞いたことがある。嘘じゃなかったんだ、という認識だね。

ロバート:それならバルチモアの手下って心配はないな。

シリル:あーなるほど。


ドラゴス:「あの……なんでフレジェスで働いているんですか。」

GM:「話しの流れだ。好きで着たわけでもなく、それでも長くいれば義務感と愛着は沸く。忠誠心は持ち合わせていないが、人並みの責任感はあるものでな。」

シリル:おんなじ立場だった(笑)

ロバート:「ある日異世界から突然召還して、故郷に帰りたくば働け」

ドラゴス:「ある日宿屋から拉致されて、帰りたくば働け」

シリル:同じだ。

ドラゴス:「ちょっと同情してくださいよ!」

GM:「あー考えたことも無かった。なぁにじき、お前もこうなる。慣れるさ。」

ドラゴス:「本当ですかぁ?」


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