Middle phase・2
【サクノ〜葉隠れ〜】
サクノ:所長に呼び出されたけど。カガリと一緒のシーンを。
士朗:所長のとこに行く間?
サクノ:じゃあ一緒に連れ立って、行くわけだけども。カガリはどうなの? 様子は。
GM: え〜顔色が悪くなってる。時々ぺたっと壁に手を付いて休んでる事がある。
サクノ:あぁ。じゃあそういう時はあれだな。背中に手を置いてやるなりして「平気?」って聞いてみよう。
GM: 「心配ない。あと1回か2回ぐらいいけるさ」
サクノ:「1回か2回……もっといきたいとは思わないの?」
GM: 「……」……そう言われると思うことがあるんだろう。
サクノ:「さっきの戦闘で、あんたの武人としての気構えや……姿勢は痛いほどわかった。とてもよく伝わったけど、それでもあんたはこの研究所にいる事しか世の中を知らないでしょう?」
GM: カガリ。しばらくそっちの方に視線を送り、儚げな目線を送った後手をパンとまるで拝みでもするように合わせるんだね。で……言うわけだ「私、あんまり長生きできないってわかってた。でもね。一寸の虫だって私と同じ命。季節を共に死に逝く身なら、その命達を見習おう」と言って……拝む。
サクノ:ほお。
GM: 「死ぬことは怖くない。虫だって怖くない。そんな風に怯えてないんだ。刀はただ斬れればいい」
サクノ:「……」
GM: 「でも……ちょっと痛いな」
サクノ:ほぉ……。
カナタ:こういうことは一体誰が教えたんだろう?
GM: ウィリアムズなんだね。
カナタ:マジで?
GM: ウィリアムズは命が大切だって教えまくったらしいの。
士朗:いい奴なのか悪い奴なのか!?(笑)
GM: 自分の許される範疇の愛を注いだみたい。
サクノ:なるほど。
GM: 彼は研究には全く携われなくて、守ってやれなかったみたいだね。
サクノ:う〜ん、なるほど。「ちょっと見てみたい」ってポソッと言ったのに「じゃあちょっとでもそれを見るためにがんばってみてもいいんじゃない?」
GM: 「……そだね」
サクノ:「この場所や博士に、あんた未練はあるの?」
GM: 「博士は……親みたいなもんだぞ?」
サクノ:「親……ね。けど、親なんて屑みたいな親も、本当に親しむべき親もいるのよ」
GM: 「博士はまあ屑だけどね」(笑)
士朗:うんクズだよ!(笑)
サクノ:サクノもほら、親が犯罪者の親で。
一同:ああ。
サクノ:私はもうロイスの親のところに『死ね』って書いてる。
一同:(笑)
サクノ:だけど、やっぱり関係を……まあ一番最初に切るロイスだけどね(笑)。「だから、親だからといって裏切っちゃいけないわけじゃないし、見限っちゃいけないわけでもない。大切なのは自分でしょ?」
GM: 「う〜ん……。おまえの言うことは難しいけど、でも多分間違ってないと思う。まあ、そのぐらいのことはわかるよ」
サクノ:「それに残り少ないと自分で思ってるんなら、それこそ自分を大事にしなさい。もっと色んなものを見たいし楽しみたいというんであれば、私は付き合ってあげるわよ」って言って「メクドナルドだって何回だって連れて行ってあげるわ」
GM: 「マジで!」って言うね。「じゃあ、手ぇ離さないで」って言って手を出す。
サクノ:「うん。離さないわ」ギュッ。
GM: かくして部屋に辿り着くか。も、これおんなじシーンでやったほうが侵食値苦しまずにすむからね。
サクノ:ありがとうございます(笑)。
GM: 所長にもシーンがあったんだ。一応ヴィジュアルが入るよ?
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