「マイセンの戦」

あらすじ

このシナリオキャンペーンの6話目にあたります。
マイセン王国の分裂の末、ついに騎士団同士の戦となってしまいますこの話ではもっとも強敵となるのは宰相ではなく、ライオネルです。
このシナリオにはちょっとした問題がありまして、途中宰相を戦場におびきだす方法は具体的な手順がかきこまれていません。これはプレイヤーが考える分野なのですが、誘導なれしていた場合だったり、マスター負担があったりと少し面倒かもしれません。
今回のシナリオは作戦立案はハウザー将軍が勝手に行ってしまうので、裁量はできませんが、ライオネルの動きは明記してありますので、戦好きな方は自由に作戦を立案してください。
もつとも一本道の内容なので、戦もひねりのないものになっています。

今回の登場人物

第6話よりの登場人物です。

ジェリコ

第一話に登場した冒険者です。ジェリコは熟練の冒険者です。10代前半の若い頃から冒険者として活躍、現在までに15年のキャリアを持ちます。彼女は剣の迷宮を探すという目的をもって仕事をしています。そのためには入念な下調べをすることでも知られ、考古学者的な存在でもあります。
彼女は魔剣を探すというよりは、神の伝説の真相を知ることを目的としています。何が人と神を隔てているのかを探すことが命題です。
今回のシナリオにでてくるかどうかはわかりませんが展開次第で出てきては仲間となります。重要な人物…ではありません。


オープニング

『暗雲立ち込める湖畔の町。窓から見える空の中に時折稲光が光、轟音が響く。このマイセンに風雲急が訪れていることを天も告げているようだった』

挙兵

ハウザー大将軍の元にディオラが帰還してきます。ディオラはハウザー大将軍の情報官として活躍していましたが、彼女もやけに堅苦しい礼をとってから報告します。ハウザーもこれはただ事ではないという理解をしたようです。
●ディオラの報告
「宰相が兵を立てました。兵力は5000。ライオネルを将軍に進軍してきます。」
→それには騎士団も驚きます。「マイセンには予備兵力は無いはずなのに」と動揺します。
・ディオラ「いえ、これは蛮族の部族を束ねた連合なのです」と説明します。

→「宰相は蛮族の組み込みを反対していた。蛮族を束ねることができるはずはない」とはフランチェスカの意見です。
・ディオラ「いえ…蛮族を束ねたのはライオネルです。ライオネルは元々蛮族には声望があります。」

ハウザーの指示

「宰相がいくら予測できぬ人物とはいえ…、こと戦となれば未経験なものには務まらぬ。ライオネルならば兵を立てて戦うこともできよう。」
「我々の兵力は各地に散っている。集めなくてはなるまい。ヨーゼフよ。我が手勢300と市民募兵700をつれてゆけ。今ここにいる700の兵は冒険者上がり…役に立つだろう。ライオネルの軍勢に当たり時間を稼ぐのだ。ライオネル軍も寄せ集めの混成部隊。時間稼ぎは効くだろう。」
★ここには現在1700います。ハウザー大将軍の兵は300。第10騎士団のフラウベリカが100、第4騎士団のヴァロリーが100。これに市民募兵が1200。この市民募兵は冒険者です。
現在辺境にグウェインの100、傭兵による巡回騎士団の100、再編成中の王宮警備の第5騎士団は100となります。

第1騎士団の編成

この時点で第1騎士団を作っておくといいでしょう。
メンバーに加えた騎士は、1ターンに1度行動しますし、敵1体と対峙し相手の攻撃回数を1回減少させます。無尽蔵に敵が現れるこのシナリオでは必須です。
メンバーの生命点は簡略化のため計算しません。基本的にはプレイヤーが全滅したら敗北です。
メンバー選択
今までに登場した騎士は以下の通りです。
●セリエ…練習で一騎討ちした女騎士です。
●クリームヒルト…ドワーフの少女です。
●アカトゥーシャ…真面目な優等生女騎兵です。
●ドルフィン…勝ち気で偉そうな女騎士です。斥候担当。
●アトラント…元第5騎士団長の魔法使いです。
●ジェイク…ドラゴン対決の時に共闘した不真面目な騎士です。今回はいません。
●ヨーゼフ…ハウザー大将軍のとこにいる怠け者親父です。今回はいません。
●ディオラ…ハウザー大将軍のところにいる姉御です。
●ベリナス…宰相の陰謀を気が付いた第4騎士団の騎士です。
●フレイ…竪琴のうまい第8騎士団のデカイ女騎士です。現在選択できません。
●ガノッシュ…前第1騎士団の生き残りで元国王近衛です。


敗戦の知らせ

それから1週間の間、騎士団の集結と募兵が行われます。マイセン王国の歴史の中で、内乱によって国内が二分するねはこれが初めてのことです。

忙しい将軍の間に早馬が飛び込んで来ます。それはヨーゼフが敗れたという知らせです。
●使者からの報告
「ヨーゼフ様は騎馬隊を用い相手が勢いのついたままこちらに向かうのを阻止するために奇襲をしました。しかし相手にはそれを読まれていたようです。」
「ヨーゼフ様は一度ぶつかることに決まってしまったのならば作戦変更は混乱を招くと攻撃を敢行、一撃離脱を命じたのですが…」
「ライオネルは騎馬隊の突撃の間、蛮族に命じて衣服に土を入れ即席の土嚢を作らせました。それを騎馬隊の駆け抜ける先脱出の先手に積み上げ始めたのです。」
「確かにヨーゼフ様の騎馬隊は蛮族を掻き分け大健闘したのですが、突如行く手を遮られると騎馬隊の足が止まってしまいました。そうなると大乱戦です。」
「数にまさる蛮族に混乱した騎馬隊では勝てません。ヨーゼフ様は辛うじて血路を開き離脱に成功しましたがお預かりした兵の半分を失いました。」
ハウザーはそれを聞いた後、使者を休ませます。
これは困ったことになりました。兵力が減ったことに加えて足止めができなかったということです。各地には兵力はありますし、募兵すれば他の町から人は集まります。しかし間に合いません。

ハウザーの意見

ハウザー大将軍に訪ねると少し考えます。王子に対しては正確に答えてくれます。
→「ライオネルは武勇だけの人物ではありません。戦となれば強敵でしょう。蛮族を纏めたのもあの男の政治力…。厄介ですな」
「今正面から当たれば、厳しいでしょう。兵力が足りても互いに減耗してはマイセン的には意味がありません。」
「…我々の勝利条件は大勝だけです。」
「当然相手の考えることはこちらからの奇襲を備えることです。」

●勝算
「ライオネルには勝つことはできません。しかし、宰相ならばできるかもしれません。まずは相手の最高指揮官をライオネルから宰相ヒューモスにすることです。」
「無論ヒューモスは軍事は素人…そう簡単には頭のすげ替えなどありえませんが、ヒューモスも魔剣を狙うものならば内心に疑心暗鬼があるはずです。王子の手元に魔剣が現れるなら、その場に居合わせなくてはなりません。」」
「宰相ヒューモスが総司令になる。これが始めの課題です…。」

宰相を呼び出す

宰相を戦場に呼び出す方法はプレイヤーが考えるべきです。
●例としては以下のものが考えられるでしょう。

@魔剣伝説の暴露
王子のもとに魔剣が再び現れるということが暴露されれば、宰相はライオネルだけでなく他の全ての勢力を疑わなくてはなりません。ライオネルが加えた蛮族などもっとも信用がおけません。宰相は手綱を握るために自らが来ます。
→王子は周囲に狙われる危険性があります。騎士団の団長や顔見知りは信用できても他はどうかわかりません。

A王子死にかける
王子の危機には魔剣が出現する可能性があります(ランドルフ国王の危機には魔剣を携えた女神が現れました)。王子の危機には再び女神が現れるかもしれません。もし、王子が本当に危機になれば、宰相もそれを考えるでしょう。
宰相としては王子を衆目のもと殺すのは、魔剣出現のチャンスを大衆に与えるものです。自分がその時いないではすみません。
宰相も戦場に来るでしょう。
→言うまでもなくリスキーです。王子には死の危機があります。ライオネルは王子の捕縛を命じられているでしょうが、戦となれば王子が戦死する可能性は否定できません。

他にも色々方法は考えられるでしょうから、知恵を振り絞ってください。出てこないときは、上記の二つをハウザー大将軍より説明するでも構いません。


魔剣の噂

もし王子が魔剣の所有者になりえることを言うならば、魔剣を探す冒険者に説明するといいでしょう。
→一同は冒険者ジェリコと再会します(第1話の導入部の冒険者です)。

ジェリコは魔剣を探す冒険者ですので、一同が持ち込んだ魔剣伝説には興味津々です。
・ジェリコは当然ながら、何故王子が魔剣の所持者になりうるものか?という疑問を訪ねます。
「魔剣を獲得し、神になるための資格っていったいなんなんだい?」
→ジェリコの質問の答えを与え、彼女が納得するならば、情報を巻くことを引き受けます。
納得する答えの参考例は

@「わからない」
事実現時点ではわかりません。これは素直な感想でしょう。ジェリコはいずれ神になるかもしれないその人物の人となりを見ます。

A「受け継いだ使命だから」
ジェリコは世代と時を越えた使命なんていうものがあるのならば、自分にわからなくても仕方ないと思います。

他に適切な答えだとマスターが感じた場合はおおよそOKとして下さい。ジェリコは別に賢者でもなんでもありませんから。

以下はタブーです。この答えをした場合は失敗です。
×もし、マイセン王国にこだわるだけの王子が、「自分には国王の資格も・神になる資格もある」と論じるなら、ジェリコは感心を無くします。
「どっちの道も二足わらじは履けないね。」と肩をすくめます。
→マイセン王国の国王になる道程がいかに困難でも、それは神になる道ではありません。神は王国だのなんだのと―浮き世の定めにとらわれてはいけないとジェリコは考えます。
しかし、マイセン国王が神に劣るとは思いません。「神は例え自信が神であれ、人より勝るなどとは考えない」とはジェリコの持論です。
★感心をもったジェリコはPCに興味を持ちます。自分の同行を提案してくるでしょう。ここでジェリコを第一騎士団に加えることができます。しかしやはり定員 制限には入ります。


決戦

湖岸の町に迫る軍勢に対して、騎士団は迎えうつべく郊外にて対峙します。
湖岸の町は防衛に的さず、それゆえに籠城戦も取れません。しかし、騎士団は市民の義勇軍や募兵を加えても700あまり…多く見積もっても1000です。相手兵力は役5000とすれば、どう考えても勝算は薄く、まして平地戦は数が優位。厳しい戦です。

ハウザー

ハウザー大将軍は、その光景を見ては、「ライオネルは中々に大したものだ」と感嘆の声を上げます。
→指差す先には重厚な布陣を敷いた宰相ヒューモスの軍勢が見渡せます。ライオネルは先陣にあり、後方に蛮族で固めています。
「ライオネルは数の優位だけに頼らず、自身と第3騎士団とで優勢に戦うつもりのようだ。武力に特化した騎馬隊を前においた。」
「戦は多分湖に風が流れ込む時間を狙うだろう。矢戦の際は飛距離が延びるからな。」
「こっちから仕掛けるのは自殺行為だ。あの第3騎士団を突破しても、あの重厚な軍勢は突破不可能だ。どこにも隙はないな。」
「宰相は後方に控えている。宰相の正体がドレイクだとすると…軍隊でも派遣しない限り打開はできないな。奇襲でも勝つのは難しい。」
「ただし宰相に対してこちらの主力騎士団をぶつけることができれば、なんとかなるかもしれん。」
「まぁ…相手の攻撃には戦力を温存したまま、防衛を指示するしかないな。四半刻持つのが限界だが、なんとか半刻頑張ってもらわないとな。」

マスター情報

ここでライオネルの側の状況を説明しておきます。
・ライオネルは何故先陣か
ライオネルとすれば自分が指揮官の戦ならばあまり気にすることはありませんが、ヒューモスが指揮官では一応守らなくてはなりません。そこでまったく隙間の無い密集陣形で守備をさせました。
魔法使いがいる世界ですから1〜2パーティの奇襲はありますが、まかり間違ってもドレイクのヒューモスが討たれることはないでしょう。

・ライオネルの動きは
密集陣形の前面の騎馬隊を率いるライオネルは、正面から戦えば、かなり戦果を上げるでしょう。何よりライオネルを討てる将軍はいません。
しかし、正面からガチンコする必要はありません。陸地との温暖さで湖に風が吹き込む時間を待ち、騎士団に向けて蛮族の密集陣形からの射撃を行います。矢は飛距離を伸ばし雨のように降り注ぎます。これと会わせれば快勝が予想できます。
騎士団に援軍が加わる前に短期決戦が理想です。


陣頭のライオネル

先陣にいるライオネルは馬を陣頭に進め騎士団に対して歩みでます。戦の前の儀礼的な挨拶です。
→王子が歩み出るようならば、ハウザー大将軍と第1騎士団(プレイヤー)は同行しないとならないでしょう。

●ライオネル
「王子。戦場では礼を取らぬのがしきたり。まずは馬上での無礼お許し下さい」
「ことここに至ったのなら、もはや言い分の善悪は意味をなしません。ただ強い方が勝つものです。」
「降伏するなら今のうちですよ。みすみす負け戦に騎士を差し出すこともないでしょう?」
「正直俺は感心してるんですぜ。ただのボンボンかと思いきやここまで食い下がってくるとは…。勝ち負けはおいといても、さすがはマイセン王家、王位継承者なんだなと感服しました。」
「俺もみすみす因果な性格でして…そんなあんたを見ては陣頭に立つ気を押さえられない。そういう性分なんでさぁ」

大将軍の作戦

陣に戻ったハウザーは王子らに対して作戦を教えます。
「いよいよ始まりますな。」
「さて作戦は単純にして明快。アルスラン殿のに出てもらいましょう。何、混乱しないように竜の姿でね。第1騎士団にはアルスラン殿の警護を依頼したい。」
→ディオラは肩を竦めて「なんだいファンタジー作戦かよ」と苦笑します。

「アルスラン殿と第1騎士団諸君は、相手の密集陣形を越えて宰相側に向かってほしい。ただ、宰相を討つのは難しいだろう。アルスラン殿は魔法の準備を。」
「成功すればあの密集した陣形は見事に真っ二つにわれます。王子はその時私とともに相手の旗印・宰相ヒューモスに総兵力をぶつけます。」
→それにはディオラは目を丸くします。「将軍。そりゃ無理だ。いくら密集して魔法が効果がでやすくても何メートルとかいう空間じゃないんだ。5000人の陣地なんだよ。どっかの伝説の聖人みたいに海を割る魔法でも無い限り不可能だ。」
「もしあのアルスランてじいさんが、メテオを使えてもはっきり言って落ちてくる前にこっちは全滅だよ」

ハウザー大将軍は「ほぅ、よく分析できてるな。」と笑い、「しかし、メテオで陣を潰すのならばさっさとやっているさ」「こっちは王子が指揮する騎馬隊で勝つよ。そうでなくては勝敗にならないだろう?」
→ディオラはポカーンとします。

マリエル参戦

竜の姿をしているアルスランは周囲からも好奇の視線を集めます。そのアルスランの体に触れるマリエルの腰には剣が帯び、軽装ながら鎧を来ています。
→訪ねるならばマリエルもアルスランとともに向かうと説明します。
「たった二人のドレイクの援軍です」とマリエルは王子に理解を求めます。
「わたくし…これでも少しは役に立ちます。」
王子が助けた過去があるのならば)「私も旅をして、少しは強くなったのです。私は怖いものなどありません」震える指先が王子の頬を撫でてくれます。
震える指先に気が付かれたマリエルは思わず指を離し、恥ずかしそうにはにかみます。「嘘をつきました。」

「もし私が無事に帰ってきたら、ドレイクの私が…人を愛することを許してくださいますか?」
→マリエルは王子と同行させても構いませんが、ドレイクも共に戦う姿を見せたいと思っています。
マリエルは騎士団のみんなに認めてもらい、一緒になることを人間に祝福してもらいたいのです。

開戦号令

ライオネルの号令を合図に太鼓が響きついに決戦の火蓋が切って落とされます。まずは弓矢による射撃部隊の攻撃から始まります。それは密集陣形の防衛陣から 放たれ、天より雨のように降り注ぎます。飛距離を上げた弓は騎士団に対して容赦なく降り注ぎます。
★安全地帯はありません。王子やハウザー大将軍の場所にも届きます。
一人に1D6本降り注ぎます。回避はファイターまたはフェンサー技能+敏捷ボーナス+2D6で判定し、目標値は16です。この時飛んできた本数分のマイナス修正があります。一本でもマイナス1修正ですから、最低目標値は17です。
ダメージは10+2D6です。固い鎧を着ていない場合は厳しいでしょう。隣接しているならば鉄壁や庇うは可能ですが、回復のターンはありません。

ビジュアルシーン〜ライオネルの騎馬隊〜

★戦の先陣の情景説明ですので読むだけとなります
それらが終わるとライオネルの騎馬隊が侵攻を開始します。騎馬隊は回転するように小部隊が突撃を繰り返す陣形での攻撃を開始します。消耗が激しいですが、短期決戦できるという利点がある陣形です。
ライオネルの騎馬隊に対してそれらを防ぐ使命をおびたのは第4騎士団のヴァロリーでした。多数の敵にも整然と乱れず戦うヴァロリーでしたが、たちまちに騎士団は数を減らしていきます。ヴァロリーがその状況で指揮を乱さないのは、ヴァロリーの優秀さを物語るものですが、それでも風向きは悪すぎます。
それを見てライオネルに動きがあります。ライオネルはヴァロリーを討つべく手勢とともにヴァロリーに狙いを定めます。
「やはり焦っているなライオネル。」と将軍は笑みを溢します。
「宰相が戦場に引きずり出された時点で作意を感じ取ったのだろう。野生の獣とはそのようなものだ。疑念が不安を呼び短期決戦に結論づけたようだな。」

「フランチェスカ!」
ハウザー将軍はすぐに第10騎士団のフランチェスカを呼び寄せると指示を出します。「ヴァロリーの支援に加わりライオネルを防げ」
フランチェスカは「は!」と小気味いい返事を返すと兵に指示をします。
ハウザー将軍の側のディオラは青ざめます。
「ライオネルは討てません。乱戦になります。乱戦になれば数が物をいいますよ」
ハウザーは「心配ない」とディオラの背を叩き一同に向き直ります。

第1騎士団の派遣

「第1騎士団はアルスラン殿とともに向かってくれ。相手の陣営を越え宰相のいる後方におりるのだ。後はアルスラン殿の警護を頼む。我々が王子とともに到着したら、王子と合流しなさい。」
★王子は待機組なので他のプレイヤーとは一時離ればなれになります。

アルスラン飛翔

巨大な竜と今は姿を変えているアルスランは景気づけとばかりに一声咆哮を上げると巨大な翼を広げます。一同が近づくとアルスランは翼をおろし「乗りなさい」と声をかけます。
(マリエルを引き留めていない場合は、その背の上には既にマリエルの姿があります。)

アルスランは翼を広げ飛翔するとたちまちに天高く舞い上がり、敵陣営へと疾駆します。風を切る速度は早く、気を抜けば振り落とされんばかりです。
「ようく掴まっておれよ」とアルスランは目だけこちらをチラリと見ます。
★ライダー技能+敏捷ボーナス+2D6で判定し、目標値15で落下しないかチェックします。冒険者技能を用いる場合は冒険者技能+敏捷ボーナス+2D6で目標値20です。
落下した場合は激突ダメージは30点受けます。アルスランは落ちたプレイヤーを回収するために、急降下し、相手の軍勢の矢を浴びてしまいます。一人失敗するごとにアルスランの生命点を10点減点します。

敵陣到着

相手の後方にアルスランが降り立つとともに、敵兵は一斉に集まり始めます。
アルスランは着地と同時に尾で掻き分けるように、相手の兵を凪ぎ払い。魔法による雷撃で相手を牽制します。→一同は一斉に飛び降りてアルスランの周囲に陣取ることになります。

大乱戦

アルスランはしばらく尾を振るって支援した後、一同に対して声をかけます。
「ワシはメテオを唱える。お前達は護衛を頼む」
「発動?そうさなぁ1時間はかかるのぅ」
「だが大将軍の話じゃと、ワシがここでメテオの呪文を詠唱するだけで戦況が変わるらしいんじゃ。それも1時間なんて気長なことは言わず、比較的早くに。」
「詳しい話はわからん」

★かくして戦闘に入ります。当然のことですが魔法を詠唱するアルスランは他に行動はしません。

アルスランの生命点は100です。防護点は16です。
プレイヤーが担当できない敵はアルスランを攻撃します。

●敵は1ターンに1D6人増加します。最大でも一人に対して6人までしか攻撃できません。
●もしプレイヤーのレベルが高すぎて雑魚では攻撃が命中しないようなら、相手にしている人数だけ、修正をかけてもいいでしょう。
隣接してプレイヤーが戦っている場合は囲まれる上限人数は5人とします。

★また第1騎士団にメンバーを増やしている場合、騎士団のメンバーの攻撃は追加の攻撃とみなします。騎士団のメンバーの攻撃や魔法などを各1回選んで下さい。騎士団のメンバーの回避は簡略化し省略。判定を行いません。

⇒この戦闘は3ターン行います。


マイセン騎士

生命点25(抵抗14固定)、精神点30(抵抗14固定)
戦闘特技:魔力撃・武器1・防具1

●攻撃
・「斬りつける」命中14+2D(ダメージ:10+2D。)
・「治癒魔法」精神7+2D(ダメージ:なし/効果:10点回復)
・「スパーク」精神7+2D(ダメージ:15点/効果:雷晶石装備につき威力大)

●回避
・「回避する」回避10+2D(防護点:10)
戦利品
(5〜7・雷晶石1個)
(8〜・ルーンバゼラート)


戦局の変化

敵の攻撃が僅かに落ち着いた時のことです。
騎士団のメンバーに誰かを加えていれは、ようやくある事実に気が付きます。
・相手の中に数の暴力はあれど、戦局を覆すような武将がいないのです。
・宰相は数とライオネルを武器に挑んでいました。ライオネル抜きには強い部隊を倒すのは困難なのです。

ビジュアルシーン

『宰相は業を煮やしていた。あの竜の咆哮は間違いなく弟のアルスラン。自分に対してまさか楯突こうとは…。しかし、別に恐れるものでもない、実力では自分ははるかに勝るのだから。
そね宰相の憎々しげな呟き「しかし、まさかこのようなことになるとは…」。
自分が竜の姿になり、奴を倒すことは正体をばらすことになるのだ。魔法も駄目だろう。宰相の地位を失うばかりか、このマイセン軍の全てを敵に回しかねない。
あの魔法…メテオが発動すれば戦どころではない。
宰相は怒鳴りつける「ライオネルを呼び戻せ!すぐにだ!」』

『ヴァロリーの盾を割り、フランチェスカの剣を折る獅子奮迅の活躍をライオネルは見せていた。ハウザー将軍の思惑を外れていたのはこのライオネルの武名である。フランチェスカの馬を切り捨て、ヴァロリーを付き倒す。後は十重二重の陣を破れば勝利は目前という時である。ライオネルの元に伝令が来る。
「宰相様のご命令です。取って返し背後に現れた敵部隊を撃退せよ、とのこと」
その言葉を聞いてライオネルは驚愕、唇を噛む。
「馬鹿な勝利は目前だ。ここは一手ずつ詰めていくところなんだ。宰相にそう伝えておけ!」
ライオネルの内心に怒りが込み上げる。「今さら戻れるものか…密集陣形を引いたんだぞ。陣形をぶち壊せというのかよ!?」』

『宰相ヒューモス「なんだとライオネルが拒んだだと!いいから命令を伝えよ。逆らうなら反逆ぞ!」』

『再三の伝令を受けさすがのライオネルも、進軍の手を止める。押し黙ったライオネルからようやく漏れた言葉は恨みの言葉であった。
「勝っていた。俺は確かにこの戦は勝っていたのに…」
ライオネルは自軍に指示を出す。「…引き返すぞ。後方の敵を始末する!」』

王子の号令

ライオネルの騎馬隊のまさかの撤収とともに好機が訪れる。撤収した騎馬隊は自軍の密集陣形を崩して戻るという墓穴を掘る。
ハウザー大将軍はそれを見て王子に声をかけます。「相手の陣が割れました。この期に突撃をすれば突破できます」

★王子の指揮で騎士団の騎馬隊が突撃します。
ライダー技能+敏捷ボーナス+2D6で判定し目標値15で突破してください。失敗した回数1回ごとに1ラウンド・パーティ合流が遅れます。
★パーティーはこの回数の判定の後、戦闘を再開します。


王子合流〜戦闘〜

王子が合流した時点で本体が到着します。これ以降は敵は増加しません。
→敵を撃退した後は、ハウザーから指示があります。
「王子。宰相の居場所はあちらです。どうぞここは我々にお任せ下さい」

ビジュアルシーン

『「そうはさせるかよ」と声がかけられると同時に、ハウザー大将軍の背後より振り下ろされるライオネルの刃。
ハウザーは振り返り刃を打ち合わせて受ける。ライオネルもまた驚きの表情を浮かべる。
「王子。宰相にいかに早く撤退させるか。そこが勝負の分かれ目です。今決着なら対した被害は出ません。ここは私が…」
ライオネルに対し再び剣を打ち合わせるハウザー。二人はたちまちに竜巻の如く斬り合っていく。
・ライオネル「やるじゃねぇかオッサン。俺とサシで斬り合えたのはあんたが始めてよ」
・ハウザー「お前は若い。後10年もすればいい将軍になるだろう。」』

宰相との対決

宰相は敗北を受け入れられません。一同がなだれ込んでくると、蛮族に向かわせようとしますが、宰相の指示には彼らは従いません。
★宰相と戦闘です。

宰相 レベル17

生命点 280 精神抵抗23+2d(30固定)
マルチアクションで2攻撃と魔法を実行。
<攻撃>
「杖」      命中 23+2d 打撃点21+2d点 2回攻撃
「デスクラウド」 魔法 21+2d 打撃点30点  気絶すると:生死判定に−20修正。
「ペトロクラウド」魔法 21+2d 打撃点なし   6ラウンド後石化。
「ヘイスト」   魔法 21+2d 打撃点なし   1d6振り→ 5.6なら行動回数+1
<防御>
「回避」     回避 21+2d(28固定)  防護点 16点 

セレスティ再び

宰相をのライフが半減した時点で新手の騎士団が現れます。第8騎士団のヴィシュナです。彼女は宰相を馬に乗せると、しんがりとして一同に対峙します。
・セレスティは宰相が疑わしくても、あれも宰相だと理解をしています。
「私は宰相様にご恩がある身。この窮地を捨て置けないわ。」
「宰相様に邪心があることは認めよう。でも私はそれに気付かず、話し合うこともできなかった我が身が歯がゆい。」
「宰相様を逃がし、できることならばもう一度話し合う機会を!」

セレスティ

<戦術>     格闘攻撃を当てて、投げ→蹴り(格闘追撃)をします。格闘攻撃も「両手利き」2回攻撃です。双撃で対象も選択可能です。
1発目が当たれば、2発目は武器攻撃とします。武器の刀はダメ押し・止めとして使います。
<戦闘特技>   両手利き・特殊武器T・双撃 /追加攻撃・投げ

 HP35/生命抵抗8+2d  MP28/精神抵抗 8+2d  

攻撃 命中値は+1〜+5まで補正できます。
左「殴りつける」   命中 15+2d  ダメージ 2d+12   効果:攻撃が命中すると追加攻撃を発動。
右「刀を振る」    命中 15+2d  ダメージ 21+2d   効果:基本的には止めとして使います。
右「投擲具・射撃」  命中 15+2d  ダメージ 2d+10   効果:毒がぬってあります。命中すると生命判定16で、マヒし、修正―2となります。数分間しゃべれません。
右「飛燕」      命中 15+2d  ダメージ 2d+10   効果:特殊な投擲具です。投げた刃は次のターン帰ってきます。はずして次のターンに当てるつもりなのです。

追加攻撃
左「殴りつける」   命中 9+2d  ダメージ 2d+9   効果:攻撃が命中すると追加攻撃を発動。

回避
・ 「回避する」  命中 7+2d  防護点 3    


一同にはここでセレスティを倒すか任せます。
宰相は逃げました。戦は勝利です。
宰相が戦闘をした時点で宰相の隠れた力をマイセンの人々は知ることになります。結果として宰相は追い詰められていきます。


結末

宰相の撤退を知りライオネルも撤退を決めます。蛮族達は、宰相が消えると同時に指揮を失い散り散りに逃亡するか、降伏していきます。
宰相の戦闘を見たものは多く、宰相には隠された力があることが知れ渡りました。宰相は国内に帰っても孤立していくでしょう。
「ライオネルももう募兵もできないはずです。」
ハウザー大将軍は平伏して説明します。

そんな一同の元に他の騎士団が到着します。グウェインやマージ達です。
→ディオラは「遅いよ。もう戦はおわっちまったよ」といい、周囲の笑いを誘います。

マリエル

ようやく落ち着いたマリエルは王子に視線を送り、僅かに笑顔を溢します。


マリエル『また一つ大きな難関を越えました。
その時はまだ気付かなかったのですけれど、私たちの冒険ももうすぐ終わりを迎えようとしていたのです。』


仲間のデータ

ドレイクの姫 マリエル 

<戦闘特技> 魔法縮小、魔法範囲拡大、鷹の目、マルチアクション
生命点 60 精神抵抗23+2d(30固定)
<攻撃>
「剣」      命中 16+2d  打撃点21点   
「爪とキバ」   命中 16+2d 打撃点21+2d点 追加攻撃あり
「ファイア」   魔法 12+2d 打撃点30点   単体・発火・5体まで。
「ヘイスト」   魔法 12+2d 打撃点なし   1d6振り→ 5.6なら行動回数+1
<防御>
「回避」     回避 12+2d 防護点 2点 


第5騎士団のセリエ

   <戦闘特技>   1魔法撃・3両手利き・5必殺・7マルチアクション
 HP 50/生命抵抗12+2d  MP 35/精神抵抗 12+2d  
攻撃  クリティカルの計算の簡略化・命中が8以上ならば+5点ダメージUP、10以上ならば+8点UP 12ならば+10点UPと適当に計算します。
・ 「必殺剣」    命中 16+2d  ダメージ 2d+16   効果:今では1回攻撃のみです。
・ 「魔力撃」    命中 16+2d  ダメージ 2d+26   効果:クリティカル9。攻撃回数は2回。これは魔力撃である。使わないと10点ダメージはおちる
・ 「魔力打撃」     命中 17+2d  ダメージ 2d+18   効果:これは魔力撃である。命中すると追加攻撃。魔力撃なしはダメージ−10点
・ 「追加魔力蹴り」   命中 13+2d  ダメージ 2d+20   効果:追加攻撃。
・ 「治癒術」    魔法  8+2d  ダメージ 11点回復  効果:便宜上・2回まで可能です
・ 「スパーク」   魔法  8+2d  ダメージ 11点回復  効果:単体に雷撃のダメージです。マルチアクションの選択肢の一つです。便宜上・2回まで可能です
・ 「馬の攻撃」   命中  9+2d  ダメージ 2d+9    効果:常に攻撃します。

回避「回避する」  命中 15+2d   防護点 12点     盾を持てば防護点+2UPですが使う必要はありません。


第5騎士団・ドワーフのクリームヒルト

 HP 65/生命抵抗12+2d  MP 35/精神抵抗 12+2d  
戦闘特技:防具1・かばう・ブロッキング

●攻撃
・「デカ斧」   命中13+2D(ダメージ:21+2D/効果:命中すると相手の鎧防護点を永続的に−1)
●回避
・「回避する」  回避17+2D(防護点:16)
※ 1ターンに1回身代わりをしてくれます。


第5騎士団のアカトゥーシャ

生命点50(抵抗17固定)、精神点35(抵抗17固定)
戦闘特技:マルチアクション・武器1・ハーモニー
☆マルチアクションにつき、攻撃と魔法を同時に使う。

●攻撃
・ 「歌唱」     魔法  12+2d  ダメージ なし   効果:敵の回避を下げ、味方の命中を上げます。結果味方の命中は+2されます。 ・「斬りつける」命中13+2D(ダメージ:17+2D/効果:馬上ではダメージ+4点。)
・「治癒魔法」精神10+2D(ダメージ:なし/効果:15点回復)

●回避
・「回避する」回避12+2D(防護点:18)
※消魔の魔晶石によって5点まで魔法ダメージを軽減。5つ所持。
→武器『ルーンバゼラート』生死判定はターンエンド時に行う。


h4>第5騎士団のドルフィン 生命点50(抵抗17固定)、精神点35(抵抗17固定)
戦闘特技:マルチアクション・武器1・防具1
☆マルチアクションにつき、攻撃と魔法を同時に使う。

●攻撃
・「斬りつける」命中13+2D(ダメージ:17+2D/効果:馬上ではダメージ+4点。)
・「治癒魔法」精神10+2D(ダメージ:なし/効果:15点回復)
・ 「挑発」     命中  なし   ダメージ なし   効果:相手の攻撃を集中させます。あんまりにも賢いと駄目です。攻撃回数を−1d10引き受けます。

●回避
・「回避する」回避12+2D(防護点:18)
※消魔の魔晶石によって5点まで魔法ダメージを軽減。5つ所持。
→武器『ルーンバゼラート』生死判定はターンエンド時に行う。


第4騎士団のベリナス

生命点50(抵抗17固定)、精神点35(抵抗17固定)
戦闘特技:マルチアクション・武器1・防具1
☆マルチアクションにつき、攻撃と魔法を同時に使う。

●攻撃
・「斬りつける」命中18+2D(ダメージ:24+2D/効果:命中−2で2回攻撃可能、馬上ではダメージ+4点。)
・「治癒魔法」精神10+2D(ダメージ:なし/効果:15点回復)
・「スパーク」精神10+2D(ダメージ:28点/効果:雷晶石装備につき威力大)

●回避
・「回避する」回避12+2D(防護点:18)
※消魔の魔晶石によって5点まで魔法ダメージを軽減。5つ所持。
→武器『ルーンバゼラート』生死判定はターンエンド時に行う。


ディオラ姉さん

生命点 55 精神抵抗12+2d(19固定)
マルチアクションで2攻撃と魔法を実行。

<攻撃>
・ 「飛びかかる」 命中 15+2d  ダメージ 2d+7    効果:ターンはじめに行います。行動回数に入りません。 ・ 「引き裂く」  命中 15+2d  ダメージ 2d+10    効果:2回攻撃です。対象は別々の目標も選択できます。命中するともう一度攻撃します。 ・ 「癒しの杖」  判定 不要   回復点20点  範囲内を20点回復する。10回まで。
・ 「魔力の杖」  命中 13+2d 打撃点22点  魔力撃だとさらにダメージ+12点UP

<魔法>  目標値は 12+2d 
・ 「ストーンシールド」   5体まで可能。相手のダメージを任意タイミングで1度だけ5点減少させる。
・ 「キュアハート」     回復点20点  複数を回復する。20回・・・または20体まで可能。

<防御>
「回避」    回避 12+2d(19固定)  防護点 4点 
→ 「かばう」で身代わり可能。


魔法使いアトラント

生命点70(抵抗23固定)、精神点150(抵抗23固定)
戦闘特技:マルチアクション・魔法範囲拡大・魔法対象拡大・鷹の目・魔力撃
☆マルチアクションにつき、攻撃と魔法を同時に使います。

●攻撃
・「斬りつける」命中18+2D(ダメージ:24+2D/効果:ウポンマスターを使用すればなぎ払いも可能。)
・「治癒魔法」     精神10+2D(ダメージ:なし/効果:15点回復)
・「サンダー」     精神16+2D(ダメージ:35点/効果:雷晶石装備につき威力大)
・「スティールマインド」精神16+2D(ダメージ:精神に18点/効果:精神点を10点回復します)
・「ウェポンマスター」 精神16+2D(ダメージ:28点/効果:なぎ払いを覚えます)
12レベルまでのソーサラー魔法とコンジャラー魔法を使います。

●回避
・「回避する」回避15+2D(防護点:4)
※消魔の魔晶石によって5点まで魔法ダメージを軽減。1人5つ所持。倒せば未使用分は獲得。
・「ブリンク」  精神16+2D(ダメージ:なし/効果:1回の攻撃を無効化)5回まで実行します。


元近衛騎士ガノッシュ

生命点70(抵抗23固定)、精神点30(抵抗23固定)
<戦闘特技>   精密射撃・鷹の目・射手の体術・影矢・武器習熟T  /追加攻撃・投げ・不屈・ファストアクション・足さばき・トレジャーハント

攻撃
★ 特殊装備「銀弓」 必要筋力40 射撃した矢は対象を貫通し複数に攻撃。この時1d6振り、出目が5.6ならば、この攻撃を主行動としない。
・ 「弓矢を射る」 命中 18+2d  ダメージ 2d+23    効果:影矢を使えば矢を2本消費し、もう一度攻撃できる。
・ 「殴りつける」 命中  9+2d  ダメージ 2d+12    効果:弓矢が尽きたら。攻撃が命中すると追加攻撃を発動。さらに追加攻撃を発動。
・ 「投げつける」 命中  9+2d  ダメージ 2d+12    効果:弓矢が尽きたら。攻撃が命中すると相手は転倒。−2修正。さらに追加攻撃を発動。

回避
・ 「回避する」  命中 15+2d  防護点 2      


「探索者ジェリコ」

<戦術>     2回攻撃できますが。両手の銃を使うか、格闘と銃を使うかは自由におまかせです。
格闘をするならば格闘攻撃を当てて、追撃をします。格闘攻撃も「両手利き」2回攻撃です。
1発目が当たれば、2発目は武器攻撃とします。武器はショットガンで複数の対象を巻き込みます。
これらの物理攻撃が終了し次第、魔法ではグレネードを放り投げ、さらに広範囲を攻撃します。
<戦闘特技>   両手利き・双撃・マルチアクション

 HP35/生命抵抗8+2d  MP28/精神抵抗 8+2d  

攻撃
左手攻撃
・ 「殴りつける」 命中  9+2d  ダメージ 2d+8   効果:攻撃が命中すると追加攻撃を発動。
・ 「投げつける」 命中  8+2d  ダメージ 2d+8   効果:攻撃が命中すると相手は転倒。−2修正。さらに追加攻撃を発動。
右手攻撃 ・・・格闘攻撃が命中している場合、右手は武器攻撃に変更する。
・ 「銃を撃つ」  命中  9+2d  ダメージ 13点固定  効果:範囲内の複数を巻き込みます。1d6人ぐらいが妥当でしょう。
追加攻撃
・ 「殴りつける」 命中  9+2d  ダメージ 2d+8   効果:攻撃が命中すると追加攻撃を発動。
マルチアクション
・ 「グレネード」 精神 8+2d  ダメージ 13点固定  効果:相手集団に使う魔法です。抵抗するとダメージは半減します。
※ 追加攻撃を行った場合、マルチアクションは行えません。

・ 「治癒術」    魔法  8+2d  ダメージ 20点回復  効果:合計で9回まで使用可能です
・ 「蘇生術」    魔法  8+2d  ダメージ なし     効果:0から1点に回復。アウェイクンです。回数1消費。
・ 「ヒーリング弾」 命中  3+2d  ダメージ 18点回復  効果:2回攻撃で・2回同時に回復します。合計で22点回復。合計で10回(×2)まで使用可能です。

回避
「回避する」  命中 7+2d  防護点 3/5 


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