ピーカーブー〜切り裂きジャック伝説〜

諸注意

ピーカーブーはイノセント(小学生)とスプーキー(お化け)によるコンビを組 んで進めていくシナリオなのですが、このシナリオはイノセント偏りでも・イノ セントのみでも構いません。スプーキーに関しては若干扱いが悪いのが本作品で す。

また今回はイベントに悪夢があり、夜は眠ることで悪夢を体験します。イノセン トにとってHP的な眠気は今回はあまり関係無く、かわりにライフ自体が関係す るシナリオです(生死に関わります)。
※残忍な殺人鬼との命が関わるスリリングなストーリーですので、苦手な方は使 用しないで下さい。

《あらすじ》

『現代に復活した切り裂きジャック』としてちまたで話題となるナイフを使った 猟奇殺人事件が起きる。犯人は謎のまま…
現場近くの小学校に通う『PC』にも事件は他人事ではなかった。

『PC』は一人の少女と出会う。
洋館に引っ越してきたのは『殺害現場遺留品』を集める少女。彼女は「ジャック とのゲームは数世紀たった今も続いている」と告げる。
そして運命は幕をあける。
死体の第一発見者として、その事件に巻き込まれた『PC』は、犯人の狂気の刃 に狙われることになる。

そんな中―
PCの兄のオカルト大好きダメ大人の『伸一』はある日失踪。猟奇殺人事件の犯 人として浮上する。

兄は何故失踪したのか?
真犯人は誰なのか?

19世紀ロンドンから続くあの未解決事件に今・挑む。


小学生PC

PC@

連続殺人事件の死体の第一発見者。
近所にお化け屋敷と呼ばれる洋館があり、そこに、少女が引っ越してきたことか ら全ては始まる。
★謎の少女リサリサ

PCA


連続殺人事件の死体の第一発見者。
オカルト大好きダメ大人の兄を持つ。しかし兄は猟奇殺人事件の容疑者に浮上。 無実を張らすことはできるのか。
★伸一兄ちゃん

導入について

このシナリオは基本的にはPC@Aの区別なく共通の導入を用います。
PCが二人だった場合は、二人でこの設定を分けあうといいでしょう。
PCが沢山いた場合は、まとめてしまっても構わないでしょう。

おばけPC

PC全て

特に設定はありません。ある意味投げっぱなしです。
ただしオバケということで現実とあの世の境を苦労なく行き来できるでしょう。

《登場人物NPC》

ジャック

19世紀霧の都ロンドンを恐怖のどん底に落とした殺人鬼。『切り裂きジャック』 の異名を持つ。娼婦を連続して殺害しており、被害者の容姿に関連性の無い殺人 もあることから、模倣犯の存在も指摘される。一説では犯人は英国王室に関わる 人物とも言われているが、答えは霧の中。
未解決事件である。

大和弥彦(やまとやひこ):やひこ

弥彦 小学生PCの友達の一人。元気で体育会系の性格でスポーツは大好き。あまり考 えない性格で単純明快。怖いもの知らずでオバケや切り裂きジャックに対しても 戦って身を守ろうとバットを持ち歩く。






君島陽一(きみじまよういち):よーくん

陽一 小学生PCの友達の一人。内気で臆病、引っ込み思案で遊びグループにはくっつ いてくる感じ。元々いじめられっ子体質。弥彦は軽視して『勇気なし』とバカに している。
両親も胆が小さく臆病。ただ爺ちゃんだけが“熊殺し”と恐れられている。





LISA〜リサリサ〜

PCの近所の洋館:通称「おばけ屋敷」に引っ越してきた少女。
太陽の下には出ず、太陽の光に弱い病らしい。館には家族と使用人と暮らしてい るようだが、PCはその姿を見ることはなく、残らない。
いつも部屋の中でアンティークな調度品に囲まれて暮らしている。趣味は殺害現 場遺留品の収集。現在は競売で競り負けた「切り裂きジャックのナイフ」を探し ている。

伸一(しんいち)〜しんちゃん/あにき〜

PCの兄。丸メガネにフードという出で立ちな近所で噂の怪しい兄ちゃん。
オカルト知識が豊富で全てのことをそっちに結び付けて考える。対モンスター・ 対ゴーストと称して怪しげなお札や拳銃を購入してくる。
冷静沈着な性格で決断力と実行力があるが、頭がいいかには疑問がある。端から 見たら危ない人。

【冒頭〜プロローグ〜】

19世紀ロンドン。
霧の都を驚かせた凶悪な事件は今も歴史に生々しい傷跡を描いていた。
連続殺人犯の犯人は数世紀がたった今…ようとして知ることはできない。
その事件の犯人を人々は『切り裂きジャック』と呼んだ。

「ねぇジャック。私とゲームをしましょうよ。あなたが勝ったら、あなたの秘密 を永遠に守ってあげる。私が勝ったら…」

21世紀―現代


オープニング【〜消えた死体〜】

小学生であるPCは学校の帰り土手で遊んでいるところ、倒れている人影を発見 する。人影は少女であり眠るようであった。
しかし彼女は寝ていたのではない…既に死んでいたのだ。

死体の第一発見者

この時に死体を発見するのは以下のメンバーである。
・小学生PC全員
・小学生友達:大和弥彦
・小学生友達:君島陽一
→警察が来るしばし間…一同が目を話した隙に少女の死体は無くなってしまう。 まるで独りでに立ち上がりいなくなったように血に濡れた足跡だけが残る。
時間は夕暮れ時になろうとしていた。

オープニング
“スプーキー”〜死体の失踪〜

やがて空からカラスが舞い降り、死体の指にかじりつく。それを合図に大量のカ ラスが集まると死体に群がり、跡形もなく食べてしまう。
カラスは大群になって舞い上がり、飛び去っていく。
最後に残った足を何度かカラスはくわえ直して飛んでいく。
→場には足あとのようなものが残る。

1日目〜朝〜

“スプーキー”〜予兆〜

空がどす黒く染まり、雲の輪郭を赤く照らしている。これはオバケはわかるが人 間はおろかイノセントですら気が付かない怪現象である。
→この町に何か良くないことが起こることをオバケ達は予感する。それが自分達 にとっていいことか、良くないことかわからないが、大騒ぎになるだろう。

“スプーキー”〜蕀の館〜

空き地に蕀が集まり、蕀の山のようなものが出来上がる。その蕀は触手のように 蠢き、何かを覆っているようにも見える。
→やがて数を少なくした蕀からは洋館が見える。『蕀の館』である。
・近くを通りがかる人々はまるで古くからの建物であるように感心を持たない( 持てない)。
※これはPCイノセントでも同じ。(PCが拘ったり教えてあげれば気が付く)

『蕀の館の敷地に入るとこの館を取り囲む黒薔薇が見える。まだまだこれから咲 き出すだろう蕾が見える。』
『中に入るとそこは薄暗いホールになっており螺旋階段が上から降りている。』
・「お客様は大歓迎よ。人でもオバケでも」
やって来たのは癖のある髪の毛の少女であり、フリルのついたドレスを来ている 。ドレスはおとなしめのものである。
・「私はリサリサ。魔女よ。今までに8度死に、この人生ももう数えて9度目に なるわね。」
「メアリー…エリザ…色々な名前があるのだけど今はリサリサと名乗っているわ 。あなたは?」
・[質問:カラスについて]リサリサがつかう「カラスを使った移動の魔法」で ある。
・「私は今探し物をしているの。相談に乗ってくださらないかしら?」
→「何探し物は大したものではないわ。曰く付きのアンティークのナイフよ。」
・「そのナイフは一杯血を吸っているというのに未だに満ち足りる様子は無いの 。今も獲物を探しているわ。この町にも血の雨が降るでしょう」
…と窓の外を見るとどす黒い雨が降り始める。
「あら…もう降り始めたわ。」
→この雨は外に出るときはやんでしまう。

【小学生PC〜薔薇の洋館〜】

学校に向かうPCは薔薇の茨に覆われた洋館を見上げる。洋館の中には人影があ り、洋館の中には少女の姿が見える。
→彼女は笑顔で小さく手を振るが曇り空から光が差し込むと姿はかき消えてしま う。少女の姿はあの死体のように見えた

少女は何者か?
自分達と同じくらいの歳なのに学校に通う様子は無い―
洋館を知るものは私有地だが空き家で人はいないという―

【オバケ&小学生PC〜ゴーストハンター伸一〜】

この駅では電車の飛び込み自殺が多いという。
何気なく目線を向けると駅の校内には悪霊の姿がある。攻撃的で暴力的、落ち込 み加減のサラリーマンから、苛めを受ける小学生まで、背中を押しては黄泉路に 送る。

★そんなオバケPCの前で、また一人の小学生が背中を押されそうになる。

⇒カメラのシャッター音が響く。悪霊の姿は消え、小学生は友達に声をかけられ る一緒に登校。笑顔になる。
後ろにいたのはオカルト大好きダメ大人。丸メガネにパーカーとマスクの兄ちゃ ん・伸一さんである。
・伸一さんはポラロイドカメラからの写真を見ると、悪霊が映っている。伸一は 写真に悪霊を閉じ込め退治したのである。

ピンチ!!

そんな伸一に「痴漢よ!」と絶叫。痴漢疑惑のかけられた伸一は真顔で否定する も不可能と分かり、強行脱出を狙うが…
●一部始終を見ていたオバケPC
●痴漢疑惑から知る小学生PC。
⇒二人は伸一兄ちゃんを警察から助け出せるか。
失敗すると伸一兄ちゃんは翌朝まで会えなくなる(留置所)。

1日目・昼

お昼の話題

学校では今話題の殺人事件について話が上がっている。それはまだちっぽけな週 刊誌ネタだったが、やがて大きな衝撃になるだろう週刊誌ネタだった。
・連続猟奇殺人事件は今まで死体の発見すら知られていないが、最近新聞記者が 突き止めてスッパ抜いたらしい。なんとこの街で12件以上起こっているらしいの だ。
・今朝飛び込みの危険のあった学友・陽一くんは、中学生のお姉さんが行方不明 で心配している。
→週刊誌を読んだ内気な両親は揃いも揃って昏倒。二人とも実家の爺ちゃん(あ だ名:熊殺し)の看病を受けているという。

・お昼の話題では最悪の話題だが、猟奇殺人事件の猟奇って何かが話題となる。
→グロいという言葉からゾンビネタに話が飛躍、女子ドン引きの中に男子は盛り 上がる。

“スプーキー”〜オバケハンター〜

外を移動中しているとオバケハンターと出会う。
・阿倍さんとゲンジョーさんという二人組で、拳骨で襲ってくる(場合によって はバットを使う)。
彼らは一方的にオバケPCを事件の元凶と決めつけ、襲いかかってくる。

【放課後:帰宅】

学校の帰りPCは洋館から顔を覗かせた少女と出会う。少女は館にPCを招き、 お茶を振る舞う。
・少女の名前はLISA、リサリサと呼ばれていると自己紹介をする。
→少女の外見は今朝方見た死体の少女に酷似しているが、本人は否定。
・少女は最近越してきたばかりだといい、友達もいないという。
・体が悪く太陽の光に弱いために外出できないということである。

“スプーキー”〜オバケハンターのイノセント説得〜

PCイノセントとスプーキーの二人で行動しているときに発動。 オバケハンター:阿倍さんとゲンジョーさんがイノセントを説得。「悪いオバケ にとりつかれている」という「除霊が必要」と勧誘される。
逃げるまで勧誘は続く。

【夜〜殺人事件のニュース〜】

夕飯時、TVのニュースでこの県で連続殺人事件が起こっているという話を聞け る。
・母親は顔色を悪くしTVにかじりつく。

・そんな中に電話がかかってくる友達の親である。 大和弥彦が親に「死体を見た」と告げたためである。この時小学生が複数のPC であるならば、PC同士の親とする。
※死体発見は前日として1日以上は経過しているとする。

→互いの親は「危ない」「怖い」など話し合う。

【伸一兄ちゃん】

今朝方伸一兄ちゃんを助けた場合、伸一兄ちゃんからはお礼が貰える。
お礼として渡されるのは見たこともない硬貨で兄ちゃんは『魔貨(まっか)』と 読んでいる。
何に役立つかわからない。
…魔貨はなんの取引にも使える。不思議なことに金の替わりにもなるし、また何 処か特別なところで取引にも使えるらしい。

二日目

【朝〜朝礼〜】

学校でも朝礼で、連続殺人事件について触れられる。どうやらこの付近であるら しい。
これから学校では児童の送り迎えは教師の引率によって行われることになるらし い。

教室はその話題で持ちきりである。PCと友達は第一発見者なのかもしれない。
(当然このことを大人は取り上げず、無視していたのだが…すでに親御さんには 連絡が行き・学校では警察の聞き込みを受け入れるか、話がはじまっている)

“スプーキー”〜陽一くんのお姉ちゃん〜

裏の雑木林で死体を発見する。死んでいる人物には見覚えがある。陽一くんのお 姉ちゃんである。下腹部から胸までを縦に切り裂かれている。

→やがて空からカラスが舞い降り、死体の指にかじりつく。それを合図に大量の カラスが集まると死体に群がり、跡形もなく食べてしまう。
カラスは大群になって舞い上がり、飛び去っていく。
※オープニングを見ていればわかるかもしれないが、これはリサリサがつかう「 カラスを使った移動の魔法」である。

【昼〜聞き込み〜】

お昼が終わる頃、午後の授業は実習とな。
PCの親が呼ばれ、同席のもと警察からの簡単な聞き込みを受ける。

《警察からは色々な質問を受ける》
・PC達が見掛けた死体と現在の被害者は一致しない。生前の被害者の写真に目 を通してもそれは確かである。
・警察が忘れていたように行方不明者の写真を見せるが心当たりはやはり無い。 ただ陽一くんのお姉さんの写真がそこにはある。

★ちなみに警察が死体を発見したのは土手から離れた雑木林であった。死体が独 りでに歩いたとは考えにくいということである。
しかも発見された死体と特徴は会わないのである。

【放課後〜ダメ大人伸一〜】

学校の帰り道。
PCの兄・伸一と会う。 今回はリュックにカメラを首から下げ、丸メガネにマスク姿の伸一は見るからに 不審者である。
・伸一はデジカメの画像をプリントするために、コンビニに来たのである
(今回はポラロイドカメラを持っていない)。
※伸一は現在は切り裂きジャックの事件を調査している。切り裂きジャックの犯 行現場を念写した伸一であったが、それを印刷しなくてはならない。
おそらく写真には今後の犯行現場か過去の殺人事件の現場が映っているはずなの だ。
●兄貴は表を歩く警察に目を向けるとすごすごと隠れ、プリント途中なのに逃げ るようにコンビニを出ていく。
・PCは伸一にプリントの続きを依頼される。
どうやら警察に目をつけられているので会いたくないらしい。

映っているのは…

そこに印刷されていたのは、「被害者の写った写真」数枚と、「飾られたアンテ ィークナイフ」の画像である。
PCは朝学校で見た写真からそれが切り裂きジャックの被害者であることを理解 できる

【放課後A〜深窓令嬢〜】

洋館に引っ越してきた少女リサリサからお茶会を誘われる。
・窓から顔覗かせるなどで誘うしかないリサリサは出てこない

リサリサは自分の過去を話す。
・お婆ちゃんは魔法使いだった。料理をしている時に鍋に落ちて死んだ。
・お爺ちゃんは優秀な学者で博士だった。異常心理学を学んでいて発狂した。

彼女の趣味は殺害遺留品の収集である。殺人事件の遺留品を集めるのが趣味で、 相当古いアンティークなものまでも集めている。
・写真を見せればリサリサはPCに「調べてみたら?」と話を振る。
リサリサはPCを誘い、奥にある一室に案内する。
そこは巨大な図書館であり、数限りない本がところせましと並べられている。
・向かって正面には祖父なのだろうか博士の肖像画がある。
→蛇のように酷薄な表情で、見ているだけで震えがおきる。博士の肖像画はまる で自分をずっと見ているようなのだ。

●調べるならば―殺害遺留品の文献の中で発見できる。
→ナイフは切り裂きジャックのナイフであるという。


“スプーキー”〜蘇生の魔法〜

リサリサはスプーキーと二人きりになれるならば、相談したいことがあると持ち かける。
・陽一くんにはお姉ちゃんのことを秘密にしておきたい。「傷つけてしまうもの 」。
・陽一くんのお姉ちゃんを蘇生する魔法がある。この町の地下のどこかにはアン ダーグラウンドという場所があるという…。
アンダーグラウンドの魔法屋さんになら死者蘇生の魔法があるだろう。魔法を買 ってきて欲しい。
→魔貨を2つ渡される。1つは魔法購入に、1つはおこずかいに、である。
※リサリサはアンダーグラウンドの場所を知らない。

【夜:真夜中の電話】

深夜トイレに行こうとした時電話が鳴る。陽一くんからの電話である。
陽一くんは「誰かがずっと自分の後をつけてくる!?怖い…」と話す。
★この日は何も起きない。何か危険なことが起こっているということがわかる。


夜:伸一兄ちゃん

夜に外出するなら、買い物袋を大量に持った伸一兄ちゃんと出会う。
二人は深夜の公園に移動すると伸一兄ちゃんは「お菓子」をくれ、伸一兄ちゃん はブランコでコンビニ弁当を食う。
→伸一兄ちゃんはPCの話や相談事はちゃんと聞いてくれる。

★伸一兄ちゃんの話
・今この街では大変な事件が起こっている。沢山人が死ぬだろう。兄ちゃんはこ の街を救わなくてはならない。
・犯人は切り裂きジャックだ。19世紀ロンドンを恐れさせた殺人鬼だ。犯行は違 うがその本質は同じだ。
・(兄ちゃんはM16カービンライフルを見せてくれる)奴に聞くか分からないが 、備えはしないとな。
…ちなみに、伸一は十字架に杭ににんにく、銀の弾丸 に十字軍遠征に使われた両手剣を持っている。)
・武器や防具は地下鉄のホームの先にあるアンダーグラウンドで買える。ただし 普通のお金じゃ駄目だ。
→魔貨がいる。

・「切り裂きジャックは悪魔と取り引きして秘密を守った」と伸一は話しをする 。
・PCが関わろうとすると「駄目だ」と釘を打つ。

“スプーキー”〜オバケハンターからの情報〜

オバケハンター:阿倍さんとゲンジョーさんという二人組がまた因縁をつけてく る。二人がPCスプーキーが困っていることを知ると、相談に乗ってくれる。
二人はアンダーグラウンドに行く方法を教えてくれる。
⇒「地下鉄のホームの先にあるアンダーグラウンドにいく道がある」

“スプーキー”〜死者蘇生〜

死者蘇生の魔法ざおらるを買ってくると、リサリサは魔法を使ってお姉ちゃんを 蘇生しようとする。
@お姉ちゃんの死体を取り出すにはカラスを呼び寄せる。魔法の言葉に呼び寄せ られたカラスが群れをなしてやってきて集まると、舞い散る羽の中にお姉ちゃん が現れる。カラスは消える。
Aリサリサが「死者蘇生の魔法:ざおらる」を唱えるとお姉ちゃんは生き返る。 しばらくは意識は戻らず動けない。
Bリサリサは生き返ったお姉ちゃんを足を引きずり公園に捨てにいく。
→公園で伸一兄ちゃんを見掛けたリサリサは、(カラスに食べられて)飛んでい き、入れ替わりに伸一兄ちゃんがお姉ちゃんを回収。失踪する。

深夜:交通事故

深夜に車のぶつかる音がする。何か事故が起こったらしい。
⇒実は警察官が自分の家の回りを固めている。警察官はこの時PCの警護をして いる。
この警察官が車に跳ねられたのである。
警察官は即死だが、現場には警察手帳が残されており捜査情報を獲得できる。
これは翌日朝〜夕方に判定し発見できる。

★捜査情報
・今までの被害者の顔ぶれを確認できる。
・実は今まで殺人事件の被害者は皆死体の第一発見者かまたは面識のある人物な のだ。警察はそれゆえPCが何か危険に巻き込まれる可能性があると警護をして くれている。

3日目

ここからのイベントは次第に追い詰められていくシーンとなる。もし切り裂きジ ャックに捕まればその時点でゲームオーバーである。
事件解決までの調査は、追い詰められていくイベントと平行して実行できる。

朝:警察官の訪問

伸一兄ちゃんが重要参考人として上がり、警察は伸一兄ちゃんの身柄確保に動く 。
しかし伸一兄ちゃんは時同じく失踪。何かが起こっているらしい。

伸一兄ちゃんの部屋

伸一兄ちゃんの失踪時、新たに入れるようになるのが伸一兄ちゃんの部屋。
中は以外にも整然として、あまり物らしい物は無い。ベッドに机、卓上にはパソ コン、クローゼットには服という感じである。
・ベッドの下には本があり、オカルト関係の文献が整理されている。几帳面な性 格なのか分野ごとに纏められている。
・窓際にはハーブがある。→伸一兄ちゃんの話ではグリーンハーブというらしい 。兄ちゃんがむかしヨーロッパに無賃旅行していた時にルーマニアの魔法使いか ら貰ったらしい。
煎じて飲むとライフが1回復するらしい。
★3回分ある。

伸一兄ちゃんの情報

★伸一兄ちゃんの日記
…ご丁寧に伸一兄ちゃんは日記をつけている。
・伸一兄ちゃんの調べによるとこの町では人もオバケもかなり失踪してるらしい 。
・伸一兄ちゃんの調べによると犯人は、一見すると猟奇殺人鬼には見えない人物 で、それゆえ被害者は犯人を不用意に近づけているのである。
(※なおストーリー上、犯人は呪いに守られているので発見することはできない 。)
・アンダーグラウンドへの道が地下鉄のホームから線路に降りた先にあることが 記されている

夕方:陽一くんの不安

陽一くんが脅えている。
一緒に帰ろうと誘ってくる。弥彦は野球があると陽一の願いを断り遊びに行く。
→PCが陽一と一緒に帰ると、無事に陽一は家に帰れる。

夜中の電話:陽一

もし断った場合、陽一は夜に電話をかけてくる。
「いじわる」とポツリといい「どうして一緒に帰ってくれなかったの」と話し、 電話は唐突に切れる。 →この時陽一は殺害されており、その恨みの声だけが電話で届けられる。

【霧の夜@】

夜を移動する場合:外ではうっすらと霧が立ち込め、視界は悪い。普段は見慣れ た景色であるのにどこか別の世界に紛れ込んでしまったように感じられる。

―ライトがチカチカと明滅を繰り返し、灯りはいつもよりも薄暗く感じられる。

後をつける影

後ろから誰かがついてくる。振り返っても誰もいない。しかし、足音は後をつけ てくる。
・次に振り返ったときシャドウ(ルールブック参照)が現れる。

シャドウと戦闘

このシャドウは、魔法『都市伝説』で記憶を改善、PCをびっくりさせてやるこ とを忘れさせてしまう(無視4)。
撃退するか、逃走した場合、生還できる。
⇒⇒⇒もしPCが負けるならなら、伸一兄ちゃんが助けに来る。
★このシャドウは切り裂きジャックの呪いにおびき寄せられた悪霊である。
PCを仲間に引き込もうとしている。

⇒⇒負けたら〜伸一兄ちゃん〜
PCは動けないので伸一兄ちゃんの背中に背負われ家までつれて帰られる。
この間は意識も朧気で一言二言しか話せない。
シーンは翌日・朝に飛び、ライフは1迄回復している。

深夜:悪夢

陽一くんを助けた場合。狙われるのはPCである。
その夜は嫌な夢を見る。
『見たこともない暗い部屋。打ちっぱなしのコンクリートの部屋の中にいる。
壁は赤錆、何か黒いシミが出来ている。赤い剥き出しの電球の照らす明かりは暗 すぎて視界は極端に悪い。
部屋にはポツンと手術台のようなベッドがあって、そこは赤く濡れている。何故 か壁の一角に黒電話がある。』
『やがてそこに誰かが入ってくる。壁の一角の鉄扉の鍵がはずされ始める。直感 でその誰かが来ればもう駄目だとわかる。逃げなくては。
視界にはもう一つの扉がある鉄格子窓がついた鉄扉である』
・この扉も鍵がかかっている。
・大声で叫んでいると、もう一人のPCA(他のPC)がやって来る。
⇒部屋に誰かが入ってきたのはまさにその時である。

※他に小学生がいない場合、リサリサと陽一くんが助けに来る。

【夜〜PCAの夢〜】

この時にもう一人のPCAが助けに行くようなシチュエーションである場合は、 以下の夢を見る。
『暗い森の中、カラスが泣いている。陽の光も差し込まぬような森の中。見上げ た木々の隙間には赤黒い空が広がり今が何時かわからない。
ここには逃げてきたのか、探しに来たのかわからない。ただひとりぼっちで心細 く右も左もわからない。』
・そんな中、不意に現れてPCAの手を握るリサリサ。彼女は何かを言っている が声がよくわからない。何か知らない言葉かノイズのようである。
・リサリサはPCAを引っ張るように案内し、森の奥・開けた場所にある打ちっ ぱなしのコンクリのような建物を指差す。
・裏口から入る二人。リサリサは合鍵を持っているようだが、合鍵は裏口を開け たらボロボロに壊れてしまう。
・リサリサは中に行くように促す。裏口のドアは押さえていないと直ぐに閉まっ てしまい、リサリサは必死にドアを押さえている。
・PCAが行くならば、PC@の閉じ込められた部屋の外にたどり着く。
★もしGMの裁量でPC@Aに何らかの明らかなミスがある場合は、中の探索時 に陽一と合流する。先に陽一が閉じ込められている部屋に出るでもいいだろう。 シチュエーションはPC@と同じ状況。

⇒無抵抗だったりした場合でもリサリサと陽一くんが訪れる。その場合一同は脱 出できるものの陽一くんは背中をさされ、やはり死んでしまう。

★★★切り裂きジャックとであった場合★★★

呪いをとかなくては勝てません。戦えば死亡するでしょう。
・データ的には魔力∞。お助け力3で判定は目標値6となります。ダメージは1 D6+2点です。
ライフが残り1の時ダメージを受けると『酷い出血』『ボキリと骨折』『死亡』 という順番に進行する。
またライフ1の時にダメージを受けると『恐怖』を行う。


4日目

【〜朝〜陽一くんが死んでしまった場合】

陽一くんは翌日の朝発見される。背中を鋭利な刃物で切られたらしい。
※…これは切り裂きジャックの呪いのせいである。

★第一発見者
前日に両親が非常に調子が悪く入院していたところ、祖父が付きっきりだった。
朝帰宅した祖父が陽一くんを発見し、通報したということである。
・祖父である熊殺しのじいさんは嘆き悲しむと陽一の敵討ちを誓う。

“スプーキー”〜オバケハンター死す〜

オバケハンター:阿倍さんとゲンジョーさんという二人組をゴミ箱で発見。既に 死んでいる。
★二人をもし生き返らせた場合、PCスプーキーとは友達になり、以後協力して くれる。

【朝〜朝礼〜】

連続殺人事件の情報にゆれる学校は朝礼を行う。
ここで好調は現状を説明し、「今日から授業は午前中で切り上げ、子供達は自宅 学習」と話す。

【悪夢の話】

弥彦と陽一(生きていれば)は『昨夜は悪夢を見た』と話題に上がる。

・弥彦はリサリサに案内され、森の中建物前まで来たけど帰ってしまったらしい 。

●情報

PC@の情報整理
場所:打ちっぱなしのコンクリの部屋だった。ベッドはまるで病院の手術台のよ うだった。
→これはPC@と陽一が情報を持っている。

PCAの情報整理
場所:薄暗い森の中にある打ちっぱなしのコンクリの建物だった。裏口がある。
リサリサ:リサリサが案内してくれた。
→これはPCAと弥彦が情報を持っている。

【昼または午後〜蕀の館・リサリサ〜】

蕀の館に行けばリサリサには会える。リサリサは調子が悪そうにぐったりとして いる。寝間着のままでベッドに横たわり一同に会う。
●リサリサからの情報
「カルト的なお話をあなた達は信じるかしら?」
・「切り裂きジャックが伝説になったのは謎が謎のままだったから。その謎が今 も切り裂きジャックを守り続けている。」
・「切り裂きジャックはもういない。人は何世紀もいきられないから、ただその 謎は今も一人歩きしているの。」
・「どこにでもある都市伝説を一つ話すわ。
バブルの時代日本人好事家がオークションである骨董品を競り落としたわ。
骨董品はアンティークのナイフで、残忍な殺人鬼が犯行に使ったナイフで『切り 裂きジャック』のナイフだという触れ込みだった。」
・「バブルが終わり好事家は莫大な借金を背負い破産した。彼は凶行に走り、そ のナイフで家族を殺害した。死体に群がる借金取り…財産整理で売りに出される 品には不思議にそのナイフも入っていて、その後も犯行を繰り返したらしい。」
・「呪いのナイフよ」
リサリサは本を取りだし、また写真を1枚見せる。
本は黒魔術の本。写真はオークションのカタログ用の写真。
「ナイフには模様が入っている。柄に彫りこまれた模様は、何かの契約の証なの 。お婆ちゃんの教えてくれた黒魔術の本にものっているわ」

・(何故ナイフに詳しい?ナイフが欲しいの?)
⇒「私はナイフが欲しいわ。私も好事家の一人だもの。私はナイフにまつわる切 り裂きジャックのリドルが欲しい」

リサリサ
「この呪いが切り裂きジャックの伝説を守っているんだわ…、なんとかしないと また誰かが、この伝説に書き加えられてしまうでしょうね」

【事件の解決方法】

リサリサ
・ナイフを手に入れても呪いは解けないわ。呪いは契約で守られているの、呪い を解く方法を探さないとダメ。

【夜:〜帰らぬ弥彦〜】

PCの家に夜に電話がかかってくる。かけてきたのは弥彦の親であり、「弥彦が こちらに遊びに行っていないか?」というものである。
→弥彦はこっそり家を抜け出し、遊びにいってしまったというのだ。
・弥彦は家の地図を探していたらしい。母親に「カラスのいっぱいいる山とか森 とかは無い」と聞いていたらしい。
弥彦の母親からはカラス山と読んでいた山があるらしい。場所は教えて貰える。

★弥彦は一人「カラスの森」を探しにいったのだ。
弥彦は夢の中で怖くなって一人戻ったことを恥ずかしく感じており、今度はちゃ んと助けに行こうとまず場所探しから始めたのだ。
なお、弥彦はバットを持っている。
⇒助けに行かなかった場合、弥彦は殺害されてしまう。

【PCが弥彦を助けに行く場合】

家から出る場合何かと理由をつけたり、こっそり抜け出さなくてはならない。
★蕀の館を訪ねるならば、夜であってもリサリサと合流できる。

【弥彦の探索】
・弥彦の本来の見つけ方は、カラス山の情報からカラス山を訪ね、山で探索とい うものである。
・リサリサはペンダントを使いダウジングで探してくれる。

【霧の夜A】

夜を移動する場合:外ではうっすらと霧が立ち込め、視界は悪い。普段は見慣れ た景色であるのにどこか別の世界に紛れ込んでしまったように感じられる。

なんとなく酩酊感があり、建物の像が僅かにパースを崩しているように見える。 ふと瞬きした瞬間に灯りはまるでカビのように緑の光を放つ。

血だまり

角を曲がると足元に水溜まりがある。よく見るとそれは血だまりで、目の前には 惨殺された遺体が転がっている。
・遺体は独りでに立ち上がり、こちらに手を伸ばす。やはりデータはシャドウ( ルールブック参照)が現れる。

シャドウと戦闘

このシャドウは、ライフが残り1の時『恐怖』を行う。失敗したPCはやりたい ことがあっても必ず帰宅してしまう
●撃退した場合、行動できる。
★このシャドウは切り裂きジャックの呪いの一つである。
PCの邪魔をしている。

【深夜〜カラス山〜】

カラス山は確かに記憶にある山の景色である。
星明かりの差さぬ暗い山の中。今は夜でカラスの鳴き声すらしないが、あの禍々 しさは何とはなしに恐怖感となって忍び寄る。
辺りにはいつの間にかに霧が立ち込め始める。

@森の中を探索していると、辺りは霧に覆われる。
(リサリサがいるなら:隣のリサリサすら分からなくなってくる。やがてリサリ サとははぐれてしまう。)
Aやがて何かの気配がする。暗がりの中に何かの息づかいが聞こえるが訪ねても 返事は返さない。それは近づいて来る。
BPCはここで恐怖判定。⇒成功すると弥彦を発見できる。二人で逃げようとす るなら、手をつないで逃げる。弥彦が手を引っ張り霧の外に導き出すが、実は弥 彦もPCが引っ張り霧の外に導きだされたと思う。
★実はリサリサが二人を導き出したのだが、リサリサ自身の姿はそこには無い。 ⇒失敗するとPCは、恐慌状態になる。
PCはここで襲われそうになるが、弥彦がPCを見つけ手を引いて助けてくれる 。
しかし、霧の外に出たときに弥彦とははぐれてしまう。リサリサとは外で合流、 リサリサは静かに首を振り、PCを家まで送る。
※この場合、弥彦は実は死んでいてPCだけは助けようとしたのである。

5日目

【朝〜弥彦救出失敗なら〜】

弥彦は切り殺されているのが見つかる。場所は何故か弥彦の家から徒歩数分の場 所。カラス山ではない。
バットで応戦しようとしたがダメだったようだ。

5日目

空が赤黒い。まるで夕暮れでもあるようにどんよりした空であり、今にも雨が降 りだしそうな空である。
天気は悪いものの、このドス黒い空は他の人々にはわからないらしく、人々は『 天気が悪い』としか認識していない。
⇒この異常な天気を理解できるのは以下の人々である。
・PC一同
・リサリサ
・弥彦と陽一(生きていれば)
・オバケ

町に出歩いている人々の姿が極端に少なく感じる。影が濃くなり、暗がりに立っ ている影などを発見できる。

【朝:不信な電話】

朝方:電話がかかってくる。何気無く電話に出た母親はこの不信な電話に肝を冷 やす。
→今までに友達に死者が出ているようなら、死んだはずの友達から電話がかかっ てくる。「内容は次はお母さんかも…」というもの。
→もし死んでいるものがいない場合、この電話は行方不明の陽一の姉からかかっ てくる。

【昼:記者の賀瀬さん】

昼:新聞記者が訪ねてくる。彼は「PCが今回の事件の死体の発見者かも知れな い」と聞きつけ訪ねてくる。
●この新聞記者・名前は『賀瀬太郎(ガセタロウ)』という。連続猟奇殺人事件 をスッパ抜いた新聞記者である。
外見:無精髭を残すズボラな人物でネクタイは緩め、衣服も着崩れヨレヨレのス ーツを来ている。年齢は40ぐらい。
性格:性格も無神経で、単刀直入な質問は母親を怯えさる。(ただ母親も不安な ので、情報を知りたい)。

【賀瀬の質問は以下の通りである】

@PCが第一発見者か
A他に発見者はいないか
B悪夢を見たことはないか(今までの被害者の共通点)
C賀瀬は名刺を置いていく。どうやら新聞社(週刊紙)は傍らしい。
⇒『週刊珍奇』へ行くことができるようになる。

【賀瀬の情報】
被害者は皆関連がある。発見者→家族→親戚友人。ただしこれは死体の目撃、も しくは、死者との交友という関連性である。
★ちなみに―
『賀瀬は何故狙われないか』
→賀瀬自身悪夢にうなされているが第六感に優れ生まれつき危険は回避できる人 らしい。

※PCが伸一兄ちゃんからの写真を素通りし、インターネット検索等をしなかっ た場合、『週刊珍奇』の賀瀬記者に相談すれば手にはいる。そうでない場合、賀 瀬記者から「見覚えが無いか?」と写真を見せられてもいい。賀瀬記者は第一発 見者の情報で耳にしたナイフの話から、犯行が『切り裂きジャックのアンティー クナイフ』であると仮説を立てたのである。

【霧の夜B】

夜を移動する場合:外ではうっすらと霧が立ち込め、視界は悪い。普段は見慣れ た景色であるのにどこか別の世界に紛れ込んでしまったように感じられる。

景色は歪み、電柱も直立しているとはとても思えない。電柱の影からは何かがは いだし、それが足元を抜けていく。

血だまり

黒い影の人混みが現れる。それらは全て見たことがある。テレビで見た猟奇殺人 事件の被害者達だ。
・被害者は皆うめき声を上げてつかみかかってくる。やはりデータはシャドウ1 D6匹−2:最低1(ルールブック参照)が現れる。

シャドウと戦闘

このシャドウは、PCを殺そうとする。 ライフが残り1の時ダメージを受けると『酷い出血』『ボキリと骨折』『死亡』 という順番に進行する。 またライフ1の時にダメージを受けると『恐怖』を行う。
●撃退した場合、行動できる。
★このシャドウは切り裂きジャックの呪いの一つである。
PCの殺そうとしている。

【夜:悪夢】

再び悪夢を見る。
『場所はコンクリの打ちっぱなしの建物の中である。
部屋は以前見たような作りをしている。真新しい血まみれの手術台。壁際の黒電 話。部屋には2つの扉があり、本来はここは手術室などではないようである。
裏口のドアは閉まっているようで、開く様子はない。誰かが入ってきたドアは開 いている。』
奥に進む⇒
『最初の部屋は長いテーブルの上に、火のともされぬ燭台があり。食事の用意が されている。ばらされた生き物が部分ごとに食卓に並んでいる。テーブルの上に はワインとパンが乗っており。料理皿は二人分なのに、食器は1つしかない。
さらにワインを飲むための杯がそこには無い。』
奥に進む⇒
『戸棚があり、ありとあらゆる食器類が納められている。どれもアンティークの 古いデザインである。』
分かりづらいときは『古びた杯があるが、それだけ やたらと目につく』とする。
夢の中では手にとれず、『高いところにあり届かない。』『手を伸ばそうとする と不穏な気配が…』となる。
現実で『カラス山』⇒『コンクリ打ちっぱなしの建物』⇒『棚』に来ないと獲得 できない。


影が来る

不意に身の毛がよだつ。室内の影が濃さを増し、何かよくないことがおきると予 感できる。
→まごまごしていると、切り裂きジャックの呪いが来る。脱出するためには助け を呼ばないとならない。
⇒助けを呼ぶためには『黒電話で電話』をしないとダメ。今生きているものに電 話をかければ助かる。

友達が死んでいる場合

《―電話をしないなら》
死んだ友達がやってきて恐ろしい力で手術台に押さえつける。身動きは取れない 。
⇒まだ生きている友達がいれば助けに来るがPCを助けたところで、姿は見えな くなってしまう。
同時刻に失踪する。

6日目

【最終日】

太陽は薄暗く、灯りは色褪せ。人々は踊る影のようになっている。家の中に家族 の姿は無く、何かの忍び寄る音だけが聞こえる。

【オバケとの遭遇】

★この辺りだと場所を移動するたびに怪異(オバケ)との戦闘になる。
・ここからは身を守るために武装したり仲間で生きている人は集まって移動しな くてはならない。
・オバケのデータはサンプルからGMが適切であると考えられるものを選択する 。
※ここで重要なのは、勝つ必要は無いということでPCには逃走が出来ることを 理解してもらったほうがいい。

《蕀の館〜安全地帯〜》

リサリサのいる蕀の館は安全地帯である。
傷ついて移動ができないものがいる場合、蕀の館に非難させておくというのも手 である。

《アンダーグラウンド〜町〜》

オバケの世界といってもいいアンダーグラウンドはオバケ屋敷と同様の処理をす る。イノセント以外の一般人でも不思議な人々に会い話をすることができる。

アンダーまでの描写

『地下鉄のホームから線路に降り、暗い線路を歩いていく。途中にある鉄扉から 下り階段に出る。』
・これを発見するためには伸一から聞いているか、あらかじめアンダーの存在を 知らないとならない。知らないと素通りするか気がつかないのである。



★6日目の目的

この状態になると、誰か人に会うことはできず、もう捜査は出来ない。
ここで出来るのは
⇒『カラス山』に向かい
⇒『コンクリ打ちっぱなしの建物』に入り
⇒『ジャックと対決する』だけである。

《事件解決までの手順》

今回の事件は切り裂きジャックの呪いのナイフが起こした“呪い”による事件で ある。
どのような契約がなされたかは、ナイフに刻まれた模様から、契約の内容を読み 取らなくてはならない。
⇒誘導にはリサリサを使う。

【Q:切り裂きジャックのナイフの模様を知る】

→A:これには伸一兄ちゃんの写真を手に入れればいい。
伸一兄ちゃんの写真は「オークションのカタログ」「スコットランドヤードの公 開捜査資料」から入手したものである。
→これは実はインターネットの検索でも入手可能だが、難易度は『難』とする( 適切な修正が求められる)。
→インターネット検索でオークションのカタログ画像の検索のみ簡単に見つかる が、詳しい写真ではなく模様の判別まではできない。
※PCが伸一兄ちゃんからの写真を素通りし、インターネット検索等をしなかっ た場合、『週刊珍奇』の賀瀬記者に相談すれば手にはいる。そうでない場合、賀 瀬記者から「見覚えが無いか?」と写真を見せられてもいい。賀瀬記者は第一発 見者の情報で耳にしたナイフの話から、犯行が『切り裂きジャックのアンティー クナイフ』であると仮説を立てたのである。

【Q:模様が判別できるなら→契約の解読方法】

ナイフの模様が判別できるならば、それが魔法の言葉だとわかる。
リサリサはこの文章を読むことはできない。アナグラム。
どんな人々の魔法かを限定して調べるのならば、リサリサの図書館で解読するこ とができる。

→A:リサリサの祖父は『切り裂きジャックと魔法』という内容で研究していた 。

ルート@[博士]

『切り裂きジャックとオカルト』という切り口をかつて執筆した学者がいた。
リサリサの祖父である。
彼は精神病院に入院し、その後亡くなっている。
リサリサ自身はそんな話題を知ることもなく育ち、祖父は発狂した時は自分の本 を焼き捨てたらしい。

しかし、情報を知る人もいる。
彼の取材をした記者『週刊珍奇の賀瀬記者』は今は猟奇殺人事件をスッパ抜いた 記者であり時の人である。
⇒調べれば『週刊珍奇』の住所や電話番号を調べられる。徒歩でもいける距離に 社はある。

★賀瀬記者に会うことができれば、博士の情報を獲得できる。
→賀瀬記者はPC達が第一発見者であることを直ぐには気が付かないが、『死体 の発見者』であると明かすならば興味を持つ。
既に面識があるならば直ぐにあってくれる。

★博士の研究内容
賀瀬記者の知る博士の情報は以下のとおりである。
・博士の切り裂きジャックについて考察は当時の考え方をのっとったものだった 。1888年当時はまだ迷信深い時代で、犯人である切り裂きジャックもまたそんな 時代を生きた人物だった。
・犯人はカルト的な考え方を持っていてその秘密をそれを使って隠そうとした。 その為5つの犯行の後に、消息はプツリと途絶える。
・彼の犯行の後に15件以上も同様の犯行が起こるが、切り裂きジャックに関連し ているのかすらわからなかったようだ。切り裂きジャックの事件は文字通り霧の 中に隠された。
・切り裂きジャックの犯行の中に1つメッセージが残されたものがある。『ユダ ヤ人は理由もなく裁かれる人ではない』。
犯人がユダヤ人関係であるという憶測で起こる市民感情の対立を恐れた時の警察 が独断でそのメッセージを消したらしい。

⇒⇒⇒リサリサの図書館にて、ユダヤ人魔法にて検索するならば、この魔法の解 析が可能である。

ルートA[アンダーグラウンドの魔法使い]

⇒A:アンダーグラウンドの情報は伸一兄ちゃんは知っているが魔法使いの存在 は伸一兄ちゃんは知らない。だからアンダーグラウンドの魔法屋の元にいくとい う可能性は少ないが、場合によってはこの方法でも解読できる。
・アンダーグラウンドへの行き方は伸一から聞くことができる。

アンダーまでの描写

『地下鉄のホームから線路に降り、暗い線路を歩いていく。途中にある鉄扉から 下り階段に出る。』
・これを発見するためには伸一から聞いているか、あらかじめアンダーの存在を 知らないとならない。知らないと素通りするか気がつかないのである。

アンダーの魔法使いに取引をするためには魔貨が必要だが、魔貨は伸一から獲得 できる。(ない場合は情報を獲得は困難)

【Q:解読→解呪方法を知る】

→A:ナイフの魔法の文字には呪術の全容が記されている(犯人の特定などはで きない)。
『収穫するその時まで、その謎を霧の中に閉ざす。
汝の罪は罪を呼び、その謎は時を経ても明かされず、契約が汝の謎を守るだろう 。あの日酌み交わした杯を再び取るならば、その日を収穫の日と定めん
署名〜11/9〜』
⇒約束を交わした二人が再び巡り会えば、呪いは解ける。
11/9は切り裂きジャックの最後の被害者メアリーが殺された日である。

【Q:呪いの解除】

→A:切り裂きジャックの隠れ家で食卓テーブルにて対峙する。その時杯を用意 すればいい。 杯は隣の部屋にある食器棚からアンティークの杯を選べばいい。

【対決〜魔女とジャック〜】―ビジュアルシーン―

『やがて室内には何者かの気配が忍び寄る。暗がりの中に誰かが立っているシル エット。体格からは大人か子供か男か女かわからず、影が大きく見せているのか 、大きな人なのかもわからない。
ただその手には銀の光を灯すアンティークナイフが握られている。

不意にテーブルの上の燭台に灯りがともり、影を部屋へとなげうつ。
灯された燭台の光に照らされたアンティークの杯はそのシルエットを浮かび上が らせる。

まるでその影は向かい合う二人の人の横顔のようだった。』

〜そして幻聴〜
「ねぇジャック。私とゲームをしましょうよ。
あなたが勝ったら、あなたの秘密を永遠に守ってあげる。
私が勝ったら…すべては私のものよ。」
『恐れおののき脅える影はまるで小さな貧弱なものになりかわる。燭台に照らさ れたアンティークの杯はまるで影が逆転したようで、追い詰める女の姿と脅える ジャックの姿となる。
そして…不意に灯りが消えて辺りは暗闇に閉ざされる。
どこかで開いた扉。
裏口から差し込む月の光が見え、耳元にリサリサの声。
「さぁ帰りましょう。
霧も晴れて月明かりが綺麗よ…」
その声はまるであの…



【PCがジャックに殺される場合〜リフレイン〜】

PCがジャックに殺されるシーンはあまり無い。しかしGMが『殺されるのが妥 当』と判断した場合、このシーンを行う。
もしくは『友達が死んで後味が悪い場合』もPCの任意に行う。この場合はリサ リサが話を持ちかける。

『時間の逆行』

ふと気が付くと、リサリサの部屋にて気が付く。
リサリサの部屋で椅子に座るPC。体が重くて中々動かず肌は月明かりに青白く 照らされている。

・リサリサ「1度だけ魔法を使ってあげる。」
砂時計を見せてひっくり返すリサリサ。
「少しだけ時間を戻すわ。私に出来るのはこれで精一杯」
⇒一同は3日目の朝まで戻る。PC・リサリサ・弥彦・陽一はこの時点までの記 憶がある。
3日目の朝はまだ誰も死んでいない。
呪いを回避せよ。

エンディング

再会

陽一くんが生きていれば、最後に陽一くんはお姉ちゃんと再会できる。
→お姉ちゃんは「丸メガネにマスクに兄ちゃんが助けてくれた」と話をしたとい う。
・お姉ちゃんを助けてくれたのは伸一兄ちゃんである。伸一兄ちゃんが後半出て こないのは彼女を守っていたから。

そして、霧の晴れた朝―

翌日・朝のTVが盛り上がっている。
なんでも19世紀ロンドンの連続殺人事件の犯人『切り裂きジャック』の正体がわ かったらしい―

アンダーグラウンド

アンダーまでの描写

『地下鉄のホームから線路に降り、暗い線路を歩いていく。途中にある鉄扉から 下り階段に出る。』
・これを発見するためには伸一から聞いているか、あらかじめアンダーの存在を 知らないとならない。知らないと素通りするか気がつかないのである。

アンダーの魔法使いに取引をするためには魔貨が必要だが、魔貨は伸一から獲得 できる。(ない場合は情報を獲得は困難)

説明:アンダーグラウンドは『巨大な地下街』をイメージしてもらえればいい。
地下の連絡通路と商店が並ぶという作りは、他と変わらない。
・奥行きの長い店内は、進んでいるうちに、別の店の店内になってしまう。

●アート・エンネア

落書きが書かれたチラシを販売している。落書きはクレヨンで描かれており、テ ーマは小鳥である。
・エンネアは画家の名前らしいが、御利益があると人気である。
★魔貨で買える。
効果:悪夢の中で小鳥の声が聞こえる。モーニングコールである。誰かが死ぬ直 前に目が覚め、事態を回避する。

ただし絵は破れてしまう。

●仕立て屋

仕立て屋が衣服を仕立ててくれる髪型まで自由に決められる上、長髪化もできる 。
★魔貨で買える。
効果:任意のタイミングで1度決めておいた衣装に変身。変装効果は無く・能力 値などボーナスはまったくない。

●ギルド

冒険者ギルド。勇者がいっぱいいて仲間を探している。
・墓守りの犬ブラックドックが売っている。昔飼っていた犬に良く似た犬が売っ ている(昔飼っていた犬のオバケ)。
★魔貨で買える。
効果:
@黒犬はオバケなのでイノセント以外に見えない。勘が良く、危険な状況 になるとうなり声を上げて向き合う。オバケ一匹と相討ちできる。(切り裂きジ ャックと戦うと黒犬は殺されてしまう)
A用心棒:着流しを着た浪人。刀を持ってる。喧嘩[目標7]と打ち返し[目標 7]のスキルを持ち、HP10。自分の代わりに戦う。
Bナイト:板金鎧を来た騎士。喧嘩[目標9]と打ち返し[目標9]のスキルを 持ち、HP10。自分の代わりに戦うかまたは身代わり1回を行う。

●魔法屋

黒魔法のスクロールが売っている。魔法の言葉を唱えれば発動するがPCは詳し く無いので呪文は限られる。
★魔貨で買える。
効果:
@るぅら:今まで自分の足でたどり着いたことのある場所にテレポートす る。[コスト/ライフ2]
Aウィスプ:周囲に人魂が浮かび辺りを照らす。[コスト/ライフ1]
Bヒーリング:傷を1D6点癒す。[コスト/1度きり]
Cざおらる:24時間以内に死んだ人を生き返らせる。1D6を振り1が出た時の み成功。この時事実は改竄され、瀕死の重症を負っていたけど一命を取り止めたとする。体が無いとオバケになる。[コスト/1度きり]
Aシェイプチェンジ:ライオンや虎、狼など強そうな獣になる。喧嘩[目標7] と打ち返し[目標7]のスキルを持つ、HPはそのまま。[コスト/ライフ1]


●情報:切り裂きジャックのナイフの画像を見せればナイフに刻まれた契約の内 容を読んでくれる。
『収穫するその時まで、その謎を霧の中に閉ざす。
汝の罪は罪を呼び、その謎は時を経ても明かされず、契約が汝の謎を守るだろう 。あの日酌み交わした杯を再び取るならば、その日を収穫の日と定めん
署名〜11/9〜』
⇒契約の杯を持ちジャックと対峙すれば、呪いは解ける。

●武器屋

古今東西の武器が売っている。基本的には武器はイノセント用である。
★魔貨で買える。
効果:
@エクスカリパー:ダメージ+2(つまり強化バット)
Aまさむぬ:ダメージ+1(つまりバット)、ただし打ち返しに5回まで使える
Bファイアの書:範囲内の複数の対象に+1Dのダメージ。使い捨て。
CM16ライフル:遠距離の対象に一方的に攻撃できる。ダメージはマガジン参照 。
Dマガジン:ライフルで使う消耗品。ダメージ+1D。

●換金所

パチンコの景品所のような場所。青白い顔の黄色い瞳の外人が舌をチロチロのば しながら勧誘する。
曰く命を魔貨に換金できるらしい。
「献血ミタイナモノデスヨ」
…ちなみに奇数日は定休日で1日目・3日目・5日目は休み。
★魔貨で買える。
効果:ライフ1D6を魔貨1つと交換してくれる。

●占い師

タロットカードで占ってくれる胡散臭そうなオバサン。手相占いとか、色々でき る。
★魔貨とおこずかいで取引できる。
効果:シナリオ進行上のヒントをくれる。
@『ナイフの写真を手に入れろ』
A『週刊珍奇』
B『模様を読め』
C『最後は杯』
その他なんでも端的に答えてくれる。

情報一覧

見落としがないようにチェックどうぞ。

●調査[切り裂きジャックとは]

●情報源:インターネット・文献・リサリサ・賀瀬記者

・『切り裂きジャックは1888年に起きた連続猟奇殺人事件の犯人で未解決事件で ある。』
・『切り裂きジャックの犯行であるとされているのは5件だが、当時はそのよう な事件が20件近くも起き、それらのものでジャックの犯行にされているのが5件 である。』
・『殺害は主に夜に行われ、娼婦ばかりが襲われた。5人のうち4人は中年女性 。残る1人だけが20代の女性だ。』
・『犯行は喉元をナイフでかききる手口。医学的な技術には長けていたとされて いる。』
・『被害者は犯人と争った形跡は無いなど、事件には不可解な点がいくつもあっ た。』

調査@[伸一兄ちゃんの写真]

●情報源:伸一兄ちゃんの写真を獲得・賀瀬記者の写真(ナイフ)

●顔写真は被害者の顔ぶれなのだが、週刊紙を購入すれば、それははっきり理解 できる。
…失踪中の陽一の姉の姿もあり、この推理を陽一が知った場合狼狽する。
●中には建物の写真などが分かる。建物の写真の中には被害現場と思われる写真 があるなか、陽一の家も写真にはある。
…これは陽一が危険な状態にあることを暗示している。
●ナイフの画像はパソコン等を使って調べればインターネットオークションに出 展されていたものであるとわかる。
『切り裂きジャックのナイフ』という触れ込みでオークションにかけられたアン ティークナイフで、数10万で落札されている。
皆眉唾と考えていたようだ。
…これが犯行に使われた呪いのナイフ。いわば主犯である。

★伸一の考え―
伸一はこのナイフが呪いのナイフだと考えてはいる。伸一はナイフの破壊を考え ているが、もし成功しても殺人事件は止まらない。これは呪いで人が死んでいる のである。

調査[ユダヤの魔法]

●導入:リサリサ

●情報源:賀瀬記者からの博士の情報

『切り裂きジャックとオカルト』という切り口をかつて執筆した学者がいた。
リサリサの祖父である。
彼は精神病院に入院し、その後亡くなっている。
リサリサ自身はそんな話題を知ることもなく育ち、祖父は発狂した時は自分の本 を焼き捨てたらしい。

しかし、情報を知る人もいる。
彼の取材をした記者は今は編集長になっており、彼の部署は今連続殺人事件をす っぱ抜いている。

★彼に会うことができれば、博士の情報を獲得できる。
→彼はPC達には関心を持たないが、『死体の発見者』であると明かすならば興 味を持つ。

★博士についての話
以下は博士の話である。
・博士の切り裂きジャックについて考察は当時の考え方をのっとったものだった 。1888年当時はまだ迷信深い時代で、犯人である切り裂きジャックもまたそんな 時代を生きた人物だった。
・犯人はカルト的な考え方を持っていてその秘密をそれを使って隠そうとした。 その為5つの犯行の後に、消息はプツリと途絶える。
・彼の犯行の後に15件以上も同様の犯行が起こるが、切り裂きジャックに関連し ているのかすらわからなかったようだ。切り裂きジャックの事件は文字通り霧の 中に隠された。
・切り裂きジャックの犯行の中に1つメッセージが残されたものがある。『ユダ ヤ人は理由もなく裁かれる人ではない』。
犯人がユダヤ人関係であるという憶測で起こる市民感情の対立を恐れた時の警察 が独断でそのメッセージを消したらしい。

⇒⇒⇒リサリサの図書館にて、ユダヤ人魔法にて検索するならば、この魔法の解 析が可能である。

調査[契約内容〜解呪〜]

●情報源:ナイフの文字

『収穫するその時まで、その謎を霧の中に閉ざす。
汝の罪は罪を呼び、その謎は時を経ても明かされず、契約が汝の謎を守るだろう 。次に、あの日酌み交わした杯を再び取るならば、その日を収穫の日と定めん
署名〜11/9〜』
⇒約束を交わした二人が再び巡り会えば、呪いは解ける。

『アンティークの杯を手に向かいあえばいい』というのが分かりにくいかも 。

重要アイテム[アンティークの杯]

●ありか:切り裂きジャックの隠れ家、コンクリ打ちっぱなしの建物

5日目の夢。奥に進むを選択すると食器棚がある。
『戸棚があり、ありとあらゆる食器類が納められている。どれもアンティークの 古いデザインである。』
分かりづらいときは『古びた杯があるが、それだけやたらと目につく』とする。
夢の中では手にとれず、『高いところにあり届かない。』『手を伸ばそうとする と不穏な気配が…』となる。
現実で『カラス山』⇒『コンクリ打ちっぱなしの建物』⇒『棚』に来ないと獲得 できない。

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