サンプルシナリオ

シナリオの概要

 緑の王国「オードリューク」に対して隣国の王・ガレオンが侵攻を企みます。
王の失踪した王国では現在宰相が力を振るい、ガレオンに備えていますが、それを国民は快く思っていません。宰相には秘密があります。それは失踪したとされる国王は彼によって軟禁されていたのです。国王はライカンスロープですでに狂ってしまっており、国王としての本分をまっとうできません。宰相は王子へ政権を委ね、王を軟禁せざるえなかった自分を罰するために、日々政権移譲の準備をしていたのです。

 ガレオンはオードリュークのこの込み入った内実を知っています。彼はこの国を混乱させ、宰相・王子・国王の全ての排除を考えます。


 前半部分「ガレオンの謀略」に関しては、シティアドベンチャーで構成されますが、これは頭の体操程度の内容なのであまり熟考させずにさっさと飛ばしてしまって構いません。

 このパートの目的は後半部分の戦で、自分の地位と信頼を確立することです。

 この前半部分で、無事に事件を解決していればプレイヤーへの信頼も上がるでしょう。もしかしたら国の重鎮の多くが姿を消すかもしれません。

その場合プレイヤーは数少ない指揮官となります。


 後半部分「オークの侵攻」戦になります。ここでうまく相手を撃退することがこのシナリオのクリア条件です。

オードリュークの現状

オードリュークは起伏に飛んだ緑の台地であり、渓谷・滝・山岳・森林などが多く、盆地は狭い土地です。ここにすむ人々はもともと定住せず、移動式の建物を使って移動を繰り返していましたが、ここで国家ができるにあたり定住するようになっています。オードリュークは新興国家であり、元々は小集落ばかりであったこの土地を先代の王が纏め上げて国の母体を作ったという流れがあります。

王はその後、中央に対しても派兵・援軍として戦ったこともあり、辺境の王とも認められています。

先代国王が失踪し、現在はいまだ王子への政権移譲が行われてはいません。そのため国の手中は定まらず、宰相が力をもっているという有様です。

王子は畏敬の念を込め人々からは流星王と呼ばれる人物で、民からの信望も厚いのですが、政治には関わらずもっぱら日々を狩りなどに興じていいます。

宰相は王が失踪した後国を掌握した人物で、国の形作りにやっきになり、無理な労役や税の取立てなどを行い国民にはうらまれています。

「王の失踪」真相

流星王の父親である国王はライカンスロープでした。国を建国し、領内の部族を併合した彼ですが、度々自らが事件を犯すようになってしまいました。

流星王の母親である王妃も、国王に食い殺されてしまいました。息子の安全と国の行く末を危惧した宰相は、秘密裏に王を幽閉してしまいます。

しかし、王と親友であり尊敬していた宰相は王を殺せず、長い間治療法方を探しています。それが見つからなかった場合は殺害もやむをえないと覚悟もしています。

宰相は現在国を作って王子に後を引き継ぐことを願っています。王を幽閉した自分の罪を許せないのです。

シナリオ本編の流れ

このような状況の国の対し隣国の国王ガレオンは侵攻を考えています。

ガレオンはこの王の失踪の真相を知っており、王子の暗殺と宰相の失脚を企んでいます。政治混乱期にオードリュークへ侵略をし、国内を奪うのが考えなのです。

その為に、人間の協力者・サイフォスを使い、情報を集め、工作活動を行っています。

シナリオの最後には、ガレオンはオークの軍勢を派遣してくるでしょう。

登場人物

流星王

この国の王子です。「流れ星を射抜く王」という名が本名であり、人々は流星王と呼んでいます。政治には長い間携わっていないですが、民衆からは尊敬されています。竹を割ったようにさわやかな人物で、聡明さも備え、人の真意を見抜く目をもっています。弓矢が得意でその技量は飛ぶ鳥の目を射抜くほどです。

失踪した国王で、このオードリュークを建国した人物です。各部族を武力で併合した割りに部族からも人気がありました。粗野で野蛮な野生児であったらしく教養はあまりもっていません。文字なども読めず、政務は宰相に頼っていました。 宰相とは無二の親友です。

その正体はライカンスロープであり、10年前に妻を殺して食らっています。その後は宰相に幽閉されました。現在はほぼ常に狂っています。

宰相

国王とともに建国した人物で、国王の妻の兄に当たります。流星王の叔父に当たりますが、自分を臣下として「宰相」であるとちゃんとした線引きをしています。

元々は大陸中央王国の出身でしたが、国王とは大陸の戦いで知り合い、以来一緒に行動、国を捨てこのオードリュークの建国に関わった人物です。

国王が狂った後、幽閉し治療方法を探していますが、見つからないときはその命を奪い、罪を明らかにする考えです。

シーベルヘグナー

この国の騎士の家系で彼の父親はこの国の発展のために諸国の騎士を集める活動をしていました。父親がなくなり彼の代となってもその声望は衰えていません。彼も父親も無欲なために地位は高くありませんが、発言権はとても大きいものがあります。性格は誠実、ある程度の慎重さも持ち合わせています。

サイフォス

元々この国の騎士ではありません。剣術で大成し、後に武芸師範としてこの国に勤めるようになりました。現在は流星王の武芸師範兼警護頭をしています。

若い頃遠征軍に参加し、敵の王ガレオンと出会っています。その際ガレオンに心酔し協力者になりました。彼はオードリューク侵攻の際の手引きをし、流星王の暗殺も考えています。

ガレオン

ガレオン

隣国の国王です。オークの国の国王でありながら人間です。彼の母親は中央王国の王妃でしたが、皇帝の旅行の際に戦争となり、妻は戦場に取り残されてしまいます。それを奪って妻としたのがオークの王オルクスです。しかし、生まれてきた子供ガレオンは完全な人間であり、オーク王はガレオンを憎しむようになりました。母親は本国に逃げ帰りましたがガレオンは残され、父親とガレオンとの不和が大きくなると、ガレオンは父を討って国王となりました。この逸話は大陸では信じられていません。ガレオンは王族とはみなされていないのです。

ガレオンはオーク達に対して神のように心酔されています。当時弱かった部族をオーク最強と部族とし、さらにオークの部族併合を果たすと、周囲の国々と対決、やがて人間との抗争へと発展していきます。現在はオークの垣根を越えたさらなる発展を望んでいます。

ガレオンは生まれせいでオークを嫌い馬鹿にしています。オーク達はガレオンに注がれなかった愛情を、全員で注ごうとしているので、ある点では親と子の関係にもなっています。

ガレオンはオカマ言葉を話す、美しい男で、唇に紅を差すなど、一目見てイロモノです。しかし彼は確固たる信念と、野望をもった男なのです。

導入部

流星王との出会い

主人公@はこのオードリュークの土地の人です。生活階層は低く、あまり裕福とはいえません。年齢はまだ若く、流星王とも面識をもっています。

少年時代主人公@は森にどんぐりなどを拾いにいって一家のたしにしなくては なりません。

時節は秋ごろのことです。その日も森に木の実を拾いに行っているところ、クマに襲われてしまいます。

普段は決して踏み込まぬ土地に今回はたまたま分け入って入ってしまったのです。

・クマは冬眠に必要な食事を集めることにやっきになっています が、この時期は次第に冷え込み始め、冬眠の支度の整わぬクマは凶暴になっています。クマは自分の縄張りに入った人の気配を知ると大変に怒り、木などに目印として爪あとを残し、自分の存在を誇示して歩きます。

その少年を助けたのが流星王です。彼は馬を駆って現れては、弓矢で獣を射止めます。

その後大勢の騎士が訪れることで、彼の正体がこの国の王子であることが分かります。

街道の襲撃者

旅をしている一同が偶然街道で起こっている事件に巻き込まれます。 場所は街道沿いにある山岳地帯であり、片側は急な斜面になっています。山賊たちが襲撃されることで有名な危険な場所です。

一人の男に対して5人ばかりの覆面の男たちが襲撃を仕掛けています。武器はショートソードですが、毒でも塗られているのか刀身は光らず黒い色をしています。

対する男も、仕込み武器と思われるショートソードで応戦します。彼も只者ではない身のこなしを見せます。

・PCに対して襲撃者は「目撃者の抹殺」を行います。彼等は一見してはわからない玉状の飛び道具を放りますが、これは煙幕であり毒です。煙幕で目潰しをしたのち、投擲武器でしとめにかかります。

・男はPCを庇って飛び出し、PCを抱えると崖から落ちてしまいます。



男は体をしたたかに打ちつけ、毒の塗られた投擲武器を食らってしまっています。この時点で男の死亡は確かなものです。

崖下で男はPCに対して手短に事情を説明します。

・男はこの国の密偵で、今隣国の侵略に備えて情報収集をしてい たということを伝え、手紙を渡します。彼曰く、手紙はシーベルヘグナーという騎士に渡すようにと告げます。

・シーベルヘグナーはこの件にはかかわりの無い人物だが、信頼のお ける人物であると告げます。



男はその後、PCを逃がすために対決することになり、PCには動かぬように告げます。安全に逃がすために刺客を皆殺しにしなくてはならないのです。

@ 男は「逆足の法」を使い、逆に歩いて足跡をつけると相手を待ち伏せます。

A 足跡が逆続く「逆足の法」によって落下後移動した先を調べていた襲撃者は、落下地点へと陽動されます。男は襲撃者に対し、そこで奇襲をしかけ、投擲武器で耳穴を射抜き二人を倒します。その後に肉弾戦で男はかろうじて二人を撃退しますが、この時点で毒は全身に回り、最後の一人を殺しきることはできません。

B 最後の一人、襲撃者の頭目は男の体を弄り、手紙を探そうとしますが、男はここで自爆を行います。

襲撃者の頭目は、かろうじて死を逃れますが、深手を追い、引き上げを余儀 なくされます。

 → この頭目は大事な情報を焼き捨てるはずは無いと考え、その時みかけたPCを疑います。PCには追っ手がかけられるのです。

手紙の内容について

・ 隣国オークの国の王ガレオンは人間である。ガレオンはこの国はおろか大陸に対して侵略戦争をしかけるつもりである。

・国内にも裏切り者がおり、内部の情報を漏らしている様子。

・裏切り者は地位のある権力者であり、この国に影響力がある様子。ガレオンはかなりの情報を得ていた。

・彼等は王子の暗殺を画策している。しかし、オーク達が国に入ればすぐにばれるので暗殺者はこの国の裏切り者だろう。

流星王への暗殺者

武芸師範サイフォスとの再会

PCBに対し武術の師事を行った男にサイフォスという男がいます。

彼は現在この国で武芸師範として使えるまでに大成しました。現在は王子に対して弓馬・剣術を教えています。

PCBは彼のもとを訪ねに旅をしているところです。



旅の途中、一同は偶然狩場へと迷い込んでしまいます。王子は自分の家来集を伴い狩りを楽しんでいますが、この時獲物の影を見た王子は、一人森の中へと入ってしまいます。

その王子に対して、襲撃が行われます。

・暗殺者と思しき一団は覆面で顔を隠し、毒を塗っているであろうショートソードで襲い掛かります。数は5人ほどです。

・王子は瞬く間に3人を弓矢でしとめますが、ここで矢がなくなってしまいます。弓で戦う王子は分が悪いものです。

→ PCはここで王子を救出するのが一番いいでしょう。



PCが暗殺者を撃退するころに警護係であり武芸師範のサイフォスが訪れます。

騎士達はPCのことをいぶかしみますが、サイフォスはPCの知り合いということもあり、PCを無罪放免してくれます。

王子もそのことには感謝し、PCに対して馬を与え、自分とともに城まで誘い歓待してくれます。

依頼

シーベルヘグナーからの依頼

この国の騎士であるシーベルヘグナーはまだ年齢も若く、経験も浅い人物ですが、誠実で行動的。その人柄ゆえに多くの人々と親交があります。

シーベルヘグナーは自分の屋敷を開け放ち、来客を拒む様子はありません。誰が来ても快く歓待してくれます。

密偵の手紙

・シーベルヘグナーは密偵のことは知りません。しかし、男には面識があるらしく個人的な交友があったことを話します。

・男の名前はナハトといい、この土地の生まれで、騎士を目指して同じく仕官したが、そののちはどうやっているか知らないということです。ただ彼を宰相の傍らで見かけたことがあり、警護番をしているのではと推測していました。

・シーベルヘグナーは最近宰相の周りには何か得たいの知れないものがいるのでは、と案じています。

→ シーベルヘグナーはここでPCに大してこの事件の調査を依頼します。

「裏切り者がいる以上この国の人々に調査させていて真相にたどり着くとは思えない。」

「一同がその気になれば、この手紙を届けなくてもよかった。信用してもいいだろう。」というのが彼の考えです。

・まずここで一同には手紙を持ってきたことへの謝礼が支払われます。

・その後報酬は、ふさわしい額の報酬が提案されます。事件としては大きいので、それなりの額となるでしょう。

PC@への依頼

流星王はいつものように城を抜け出しては、遊び仲間などと顔を合わせます。たきぎを囲み、食事をともにする一同に対して、流星王は提案します。

・自分の命が狙われたらしく、警護をつけろと騒がしい。自分のみは自分で守れるといっても、収まりがつかない。そこで誰か気の知れた奴を警護につけたい。

・一応暗殺者が相手なのだから、危険な仕事だ。腕に覚えがない なら勧めない。誰かこの厄介ごとを引き受ける奴はいないか。

・ 国の依頼だから報酬はちゃんと出る。

依頼を引き受けるならば

・どちらかといえば、自分を暗殺しようとした犯人の調査がしたい。それを内密に伝えてくれ。

・暗殺者の調査はサイフォスとシーベルヘグナーがやることになったが、二人には協力するように伝えておく。

・噂では犯人は宰相である、なんて噂もあるが、根も葉もない事実・嘘っぱちだ。宰相は良くできた男で、とろうと思えばもっと早く国を奪えた。あの男が汚れ役を引き受けたおかげでこの国の形が出来上がったのだ。



仲間は「じゃあなんで、宰相はいつまでたってもお前を王につけないんだ」と訪ねます。

流星王はその返答に困ってしまい、「そしたらお前たちにおいそれと会いに来れなくなるじゃないか」と話をはぐらかせます。

サイフォスからの依頼

武術師範のサイフォスは再会したPCを館に招きます。サイフォスはカタナ鍛冶より剣を購入しますが、それの試し切りに庭の石を使います。サイフォスに技量なのか石は切断されますが刃の腰が伸びてしまいます。サイフォスはそれに不満を感じたのか、カタナをあつらえ直すことを指示していきます。

彼はPCが訪れると、応接室にとおし、このややこしい状況を説明、依頼を切り出します。

・王子への暗殺者が放たれたことで、重臣たちは騒いでいる。国内に何かよからぬ勢力が根付いているようなのだが、犯人はわからない。
・シーベルヘグナーの強い勧めで犯人を捜すこととなったのだが、シーベルヘグナーはその調査を信頼でき、国内のものではない人々に託すべきだと提案している。
・何か情報をもっているらしいのだが、詳しいことはわからない。カークウッドも未確認の情報なのか話したがらない。
・自分とシーベルヘグナーの二人がこの調査を受け持つことになったのだが、この調査に王子も自分の警護を関わらせるようにいっている。本当はかき回されたくないのだが、王子の命令には逆らえない。
・国内に裏切り者がいるというなら誰も信じられない。お前が調査をやってくれるというならばありがたい。

→ その後報酬は、ふさわしい額の報酬が提案されます。事件としては大きいので、それなりの額となるでしょう。

ブレイヤーがこの時、隣国ガレオンのもとに手紙をもっていった場合。

※ この時、他のプレイヤーへの依頼は遅らせて時間的にあわせてしまうことが望ましいでしょう。

ガレオンのいるオークの王国は海を挟んだ向かいにあります。船で行けばわずか数日とさほどかかる距離ではありません。
ただし船を使っていく場合、交易する船は出ていませんので、どうにかして自力でいく必要があります。船を買い上げたり、船乗りを雇った場合でも、口止めなどをしない限りその情報はいずれオードリュークの人々に知られてしまうでしょう。

オークの王国は、暑い熱砂の大地、その中にある荒野を切り開いて作られた都市です。広大な都市は全て石造りであり、浄水設備など完備しています。彼等はやはり粗野で野蛮な種族ながらこの都市構造は明らかに知恵のあるものが建築したものです。これらは全てガレオンの手で作られました。

街の状況
・ 人間は大体が奴隷ですので、人間を見かけることはありません。オーク達は人間を価値ある財産と考えていますが、人間たちより自分たちのほうが上であると考えています。
・ 都市には酒場など、人間の社会と同様の建物がありますが、オークは飲食や宿泊などは全て無料です。ただし豪華な生活をするためには金を支払う人用があります。
・ 大部分のオークが奴隷に働かせて収入を得ていますが、地位の高いオークはそれなりの禄を得ています。

王宮にて

ガレオンは普通はそうやすやすと人と合ったりはしません。
一同が訪れた場合でも、オーク達は追い返そうとしますし、あまり強行ならば捕らえさせようとしてくるでしょう。
しかし、そのオークたちを制する人物がいます。ガレオンです。

ガレオン

ガレオンは王宮に帰還する馬車に乗っています。入り口での悶着が目に付いたのか、馬車を止めその話に耳をそばだてています。
唇に紅さした黒髪の男は女性と見まがうような異色の王。彼はお姉言葉で話すオカマです。
彼は一同に対して感心を持った様子です。

●ガレオンとの謁見
・ ガレオンは内部にいる裏切り者がばれたということを知らされても狼狽する様子はありません。
・ その正体を確認しようとするならば彼は「政権を切り崩す前に失脚されても困るわね。帰って宰相にこの手紙を渡しなさい」と手紙を書き上げます。
→ 宰相はガレオンとはまったく関係がありません。むしろガレオンを警戒する唯一の人物であり失脚することが有利に働きます。
ガレオンはプレイヤーを使い宰相を失脚させるつもりなのです。
・ ガレオンは一同への報酬として法外な金と、魔法の武器や道具などを与えます。

一同が引き上げた後、ガレオンはキセルに火をともして煙をくゆらせます。

ガレオン ポルクス

ガレオンとポルクスの会話

「オードリュークの連中が私に刺客を放ったのかと思ったのだけど・・・、案外つまらないわね。」
「そのようにお考えになられていて会われたのですか」、そういったオークは口ひげを蓄え、眼帯をした男である。名をポルクスといった。

ポルクスは続ける。
「どうして金を払ったのですか。密偵を襲った襲撃者が人間であった時点で、オードリュークの宰相は人間の手引きも考えるでしょう。
もし我々の裏切り者の名前までもがばれているのならば、あの人間が渡ってくる数日で、裏切り者は捕らえられ、あの情報も無価値なものとなったはず。」

ガレオンは面倒な質問に答えるようにため息と煙を吐き出す。
「その脳みそは悪食の舌鼓を打たせる意外に使い道はないのかしら。
襲撃者の一軒がばれるのは時間の問題・・・、そうすればおのずと人間は裏切り者を探し、疑心暗鬼となる。そこへあの人間が宰相の疑惑を持ち帰るのよ。
運がよければ宰相は失脚するはずね。」

「運がよければ・・・ですか」とポルクスはその思惑を覗き込むように言葉をもらす。
「ええ、何事もそう簡単にはいかないものよ。人間の疑念と同じくらい、信頼も深いもの。人の闇の部分をつくのならば、人の中の善良なものの危険性も考えなくてはならないわ」
「ただちに噂を流します。今帰ったあの男が人間たちに捕らえられるように。」


手紙がたどり着かなかった場合 〜オードリュークにて〜

宰相の部下の密偵がつなぎを絶ったことは宰相にはすぐにわかります。捜査の結果、密偵が襲撃者に襲われたこと、襲ったのは人間であることがわかります。
密偵は凄腕であり、また隣国の王ガレオンの同行を探っていたことからガレオンの関係ではないかと疑います。
宰相はガレオンが戦略家であり、相手の国の情報を知ってから行動を起こすことを知っています。この国でも当然同様に情報収集がされたでしょう。
人間の裏切り者がいることは推理の結果、当然導き出されます。

捜査フェイズ

街の人々の情報

 宰相について
・ 宰相は先代の国王のお后の兄君で、流星王の叔父に当たる人物。もし流星王に何かあれば国内を掌握できる人物だ。
・ 宰相は今諸国から冒険者や兵士・傭兵達を集めている。隣国との戦争が始まるなんていっているが、隣国からはもう何十年も攻めてきていない。宰相が私兵を集めているのさ。
・ 宰相は税や備蓄などと今までになかった習慣を次々と国に入れる。中央の遣り方らしいのだけど、迷惑な話だ。

国王について
・ この国を建国した王は武名で諸国に知られた人物だ。一人で堅固な城門を破ったとか、矢を受け全身をハリネズミにしたまま戦ったとか伝説になっている。
・ 王が得意にしたのは弓矢であり、弓矢は人の首を断つほどの力がある。
・ 王が失踪したのは10年も前のことで、その前に王妃様が惨殺しれるという事件があった。犯人は魔物だという話で、ある日城を飛び出して王妃を殺した魔物を追いかけるたびに出たらしい。
・ 王は戦が終わってから体を壊し、度々病のとこについていたらしい。

流星王について
・ 城のバルコニーから矢をいる時、いられた銀の矢がまるで流れ星のようだったことから、「流れ星を射ぬく王」と呼ばれ、それが流星王の名になった。
・ 父親譲りの弓矢の腕を持ち、その技量は大陸随一と呼ばれる。
・ 各部族の人々とも仲がよく、そのために国は今彼を中心にまとまっている。

サイフォスについて
・ この国には流れ者のようにやってきたが、その技量を買われて仕官した。現在はこの国の将軍としての地位ももっているが、流星王の師範といったほうがいい。
・ 宰相の指示で傭兵たちに声をかけ国内に人々を招いている。

シーベルヘグナーについて
・ シーベルヘグナーはこの国に使える騎士だ。誠実で信頼でき、困ったことがあったら人々はシーベルヘグナーの館まで訪れる。館は常に開かれている。夜でも駆け込めば止めてくれる。
・ シーベメヘグナーがわざわざ隣国まで訪れてサイフォスをスカウトしたらしい。サイフォスは熟考した後、この国に訪れた仕官した。

山岳地帯にて 〜襲撃者達〜

密偵と襲撃者の戦闘があった場所です。山岳地帯から下の斜面にて彼等は戦ったことが、わかります。すぐに向かうならば、死体を発見することもできます。
ここでわかる情報
・ 襲撃者は人間であり、彼等は毒の塗られた武器を使用しています。毒は刺激臭がし、1日ほどで乾いて使い物にならなくなります。どこかで準備がなされていたのでしょう。
・ 彼等の出身はわかりません。この地方は元々人々の出入りが多いので、知っている人がいるのかも確認出ません。
・ 襲撃地点を知っていたことから、彼等は最低限の知識はもっていたことが伺えます。
→ 実際に見たものにしかわかりません。
・ 彼等は達人といってもいい腕前です。世に出ていればさぞ名が知れた人物です。

クローディア

一同を見張る人影がいます。黒髪の女性で、端整ながらもいるような視線で見ていますが、その気配はほとんどなく足音なども立ちません。密偵の男を知っているのならば、彼女がその男とどことなく雰囲気・顔立ちが似ていることがわかります。
(彼女の名前はクローディア。密偵と合流する予定だった人物で同じく密偵です。なくなった男は彼女の兄にあたります。
爆発を聞きつけて彼女が来た時は生き残ったものがここを去った後でした。彼女は兄が何ももっていないことを確認すると、それを鳩で報告し、この場にとどまっています。
必ずこの物音をききつけて他の襲撃者が現れるはずと考えているからです。そのためには兄のなきがらを放置することもやむをえないと考えています。)

・ クローディアは一同があまりに早く訪れた場合はいぶかしみますが、それ以外では騎士だと考えます。騎士が来た時点で、もう見張る必要はないと撤収します。
・ クローディアと接触を取ろうとしても彼女は逃げようとします。それが逃げられないのならば、戦闘も辞さない考えですが、無駄死には避けたいのが本音です。
・ お互いがある程度信頼できる場合、以下のことを教えてくれます。
彼女が話せること
・ 「私もこの事件を調査しているものの一人よ。」
・ 「襲撃者はどうやら冒険者にまぎれていたらしい。死んですぐ後冒険者の一段が訪れたが身のこなしは只者じゃなかったわ。
彼等が街で触れ込んでいないのならばそれは確かなものね。」
→ 「顔中に細かい切り傷があったわ。正面から剣で斬りあうとかけた刃が顔に刺さるのだけど、あれがそうね。」
  「右目がにごっていたわ。何か眼病をわずらっているのでしょう。」
・ (死んだ密偵とよく似ている)「・・・兄よ」


サイフォスの調査隊

流星王を襲った襲撃者について調べています。彼等はすでに命を落としているので、その検分しかありません。
死体から医師が調べて情報を調べています。
・ 武器に塗られた毒は1日ほどで乾いて使い物にならなくなります。どこかで準備がなされていたのでしょう。
・ 毒の調合には特定の植物が必要となる。一品一品は無害だが合わさると危険だ。でも珍しいものなので、探せば購入した人物は特定できるかもしれないね。

数日後

プレイヤーがわずかでも行き詰った場合、クローディアとの合流を促します。
・ 同じ毒をもっていた人々の検死をやったことがある。確か街道で死んでいた複数の死体だけど、彼等も同様の毒を使っていたね。
→ クローディアと合流するための追加イベントです。
これを調べに街道に言った場合、クローディアと合流できます。(この場合日数がたっていてもクローディアはいます)

街の薬師より

街では薬師は3件あります。彼等は森に入る女子供から薬となる材料を買い取っています。女子供のできる仕事は少ないながら、薬草鳥は彼等の仕事として考えられています。
★ 襲撃者は確かに彼等から毒物の材料を購入しています。襲撃者を率いる裏切り者はサイフォスですから、彼等は国の名義でその材料を買っていますが、重要なものは名前を伏せて買っています。その場合は口止め料を支払っています。
★ 医師の情報はサイフォスにばれていますので、情報収集をしようとして場合、サイフォスは先に口封じを考えます。

二人の薬師より

・ 彼等は国の人が傷薬の材料として買っていったということを教えてくれます。これは変ななことではありません。買ったのはサイフォスの指示を受けた騎士たちですが、彼等はそれが何に使われるか知りませんし、感心もありません。利用されているだけです。

最後の薬師より

金にがめつく、金さえ貰えば文句は言わない、という条件を挙げれば村はずれの老婆がわかります。人からは敬遠される呪い師であり、金さえ貰えば人を呪い殺すこともすると噂されています。村はずれは人の姿もなく、薄暗い森の入り口となっています。
→ この老婆はすでにサイフォスの手が回っています。サイフォスは襲撃者の唯一の生き残り「隊長」を派遣しており、老婆をすでに始末しています。
  この襲撃者の隊長はこのままここに残り、一同の暗殺も命じられています。

店の入り口は開いていて、中に入っても老婆の返事はありません。奥では老婆がロッキングチェアーに座っている姿が見えますが返事はありません(殺されています)。
この時非常に敏感ならば建物からは油のにおいがするかもしれません。
・ 老婆を起こそう・死因を調べるならば、毒の刃で切られて毒で命を落としたことがわかります。しかし、老婆のキズを調べる行為自体が罠を発動させてしまいます。
・ 老婆を調べた場合、炸薬の罠が発動し、一同は相応のダメージを受けるでしょう。同時にこの建物中に火が放たれます。

襲撃者

襲撃者である男はこの時、表口を閉じに回っています。出口は裏口しかありません。窓を破るなどの行為は格子が邪魔になってなかなかにできません。
裏口は襲撃者が麻痺の毒塗った針をしかけています。この針に触れると修正を受けてしまうでしょう。
・ 襲撃者は隊長一人ですが、始めは姿を見せず不意打ちで攻撃を繰り返します。彼は建物の上にいるのです。
・ 相手の姿を発見できても、針にかかってしまえば修正はかかりますし、煙にまかれていたのならば、目もなかなかに開きません。これも修正として扱います。
→ ここで襲撃者と対決しなくてはいけません。

襲撃者との戦闘:データは暗殺者を使用

この襲撃者を撃退した場合、サイフォスとシーベルヘグナーが騎士を伴い訪れます。彼等も毒についての調査をしていたのです。
またこの時襲撃者が生きているようなら、最後の一撃・ファイナルアタックを仕掛けますが、サイフォスの投げた剣で致命傷を受けます。
どちらにせよ、合流した時点で襲撃者は致命傷を負っていなくてはいけません。
・ 襲撃者を尋問しようとしても、襲撃者は決して口を割ろうとしません。目の前にサイフォスがいる状態では恐ろしくて口を割ることなどできないのです。


宰相の館

宰相の館は森の中にあり、昼間の間野政務を終えた後はこの館に戻ります。
館府の周囲には警備が厳重になされ、人々の出入りは制限されています。それは一種の要塞のような印象を受けます。
・ ここの警備は宰相の私兵で行われています。私兵は密偵と同じお庭番なので、無駄口は叩きません。

すでにクローディアとあっていた場合

宰相が馬車で戻る時、クローディアが森から出てきて報告をします。宰相はクローディアを馬車に乗せ館に入っていってしまいます。
→ 一同が踏み込もうとした場合、それが真相に近ければ宰相は会ってくれます。
  宰相は国の名義で毒物が買われたコト、冒険者がそれに関わっていたことを知っていますがまだサイフォスだという確証がありません。

・ 宰相は最近自分の命が狙われていることもあり、護衛を雇ったということである。それがクローディア達である。
・ 彼は確証がはっきりするまで、誰が犯人かなどとは詮索しません。それがもれて国が動揺することをさけたいのです。
→ 一同がここまで来た時点で宰相はクローディアに協力するように命じます。宰相も一同を信用する気になったのです。

 

シーベルヘグナーによる情報

シーベルヘグナーは国内にいる裏切り者について調査します。そのことは彼を訪れた時点で状況として教えてもらえます。
● 彼の役割は誘導役です。彼の元に訪れた場合、必ず調査への誘導がなされます。

彼の調べた情報は以下のとおりです。
・ 襲撃者の調査はサイフォスが行っている。サイフォスには豊富な経験があるので、冒険者のように色々な調査ができるぶん騎士より使える。
・ サイフォスは街医者を呼んで正確な検死をやっているので信頼できる。彼はちゃんと第三者を立ち会わせることが説明されます。
→ これはサイフォス 〜毒物調査ルート〜 への誘導です。

・ 宰相は諸国から冒険者や兵士・傭兵達を集めている。その中にはサイフォスのような人物もいる。元々冒険者でにぎわっていたこの国では他にも冒険者と思しき一団は入ってくることがザラだ。
・ シーベルヘグナーは宰相の館を紹介し、どのようにしていくのか説明してくれます。彼の紹介であっても宰相の館には入れませんし、また情報収集も難しいでしょう。シーベルヘグナーからは宰相の館になぞの連中が雇われていることが教えられ、彼自身いぶかしんでいます。
→ これは宰相の館に行くための誘導です。クローディアとであった後に訪れた場合、ここで誘導するといいでしょう。

「にごった右目の男」
・ シーベルヘグナーはにごった右目の男を知っています。
・ 彼の名前はアルベド。彼はサイフォスの手下で傭兵時代の部下たった男だといいます。傭兵時代は敵地潜入など危険な仕事をしていたともきいており、サイフォスも重用しています。彼は冒険者であり、騎士としては扱われていません。
・ シーベルヘグナーはサイフォスをスカウトしに国をまたいで訪れたとき、その男にあっています。この国に入ってからその男をみかけてはいません。どこかにいたとしてもおかしくはありません。

→ もしこのことをサイフォスに問いただしにいこうとするのならば、シーベルヘグナーは止めに入ります。
  サイフォスのことですから、下手をすればアルベドまで口封じにされてしまうかもしれません。アルベドを捕まえれば、全てがはっきりするからです。


オードリュークの朝廷は朝行われます

そこに文官・武官が集まり、報告や国の方針を論じるのですが、いまや宰相が全てを取り仕切っているという話もあります。
・ ある朝の朝廷のこと、全てを取り仕切る宰相に対して流星王は尋ねます。「隣国のオークを率いるガレオンとはどのような人物であるか」

宰相はそれに対してこのように答えます。
・ 謀略を重んじる男だとか、いろいろ噂はありますが・・・英傑のひとりではないかと。
・ オークは今まで繁殖力が多い割には、都市や国家体系が脆弱であり繁殖に必要な条件を子足せませんでした。しかし、ガレオンの登場により、オーク社会は激変しました。オークの繁殖に必要な条件を確保したことにより、オークの数は爆発的に増加しています。全てはガレオンの手腕です。
・ ガレオンはオーク達を手足のように動かします。オークたちの信頼をえているのです。私にはその絆が何よりの武器に見えてなりません。
・ ガレオンは人間です。一説ではさらわれた中央王国・皇后が異国で産み落とした子供だともいわれていますが、その実はさだかではありません。憶測で論じることではありません。


状況の進展

サイフォスはアルベドまでたどり着かれてしまった場合、使命を早めます。

彼の目的としているのは、宰相の失脚と王子の暗殺です。今までは手間をかけて慎重にやってきましたが、ここからはもっている情報を使って博打に入ります。
★ サイフォスはガレオンから貰った情報により、失踪した王が幽閉されている場所を聞いています。しかし、王の容態など、詳しいことは知らず、その真相も知りません。王と王子か出会ってしまうことはガレオン、サイフォスにとっては非常に危険なことなのですが、王を幽閉していた事実だけでも宰相は失脚してしまいます。
もしその場で二人が和解するようならば、そこで討ち取ってしまうしかないと覚悟を決めています。
→ サイフォスはここで流星王(王子)に対して王の幽閉場所を漏らし、彼をその場所までいざないます。

流星王の警備をするプレイヤーだけは、この情報を耳にします。
流星王は襲撃者のうわさも気にする様子も無く、野山に馬を駆けては過ごします。狩りなどに時間を使いますが、本人はこの現状に対して、不安を抱いています。

サイフォスはそんな時、王子に対して情報をもってきます。
・ 内密に情報を集めていたところ、ついに失踪した先王の居場所をつかみました。ここにいる可能性は高いかと。
・ 領地のはずれ土地の原住民たちが聖域としている墓場があります。本来その墓場は人が出入りできるところではありませんし、化け物がいるなどという噂もあいまって入る人もいません。原住民たちもうなり声を聞いたなどと、噂しあって今では近づこうともしません。
・ 宰相は時々冒険者たちを用いて、その場所の調査をさせていますが、以上は無かったということです。しかし、その冒険者は全て宰相の子飼いのものでした。調査員がグルなのでは見つかるはずもありません。
・ 宰相はもしかしたら、人知れず接触をとっていたのかもしれません。調べにいく必要があるかと思います。
・ このことを宰相に告げたら必ず反対するでしょう。遠出をするといって出て行くのがいかと思います。私が警護します。襲撃者などは近づけません。

王子もそのことには二つ返事で了承します。
しかし、王子はこのことを友人のプレイヤーには説明し、警護に付くか・報告してもらっておくかを委ねます。
・ もし警護のプレイヤーが仲間と共に同行したいというならば、サイフォスは同行を許します。

このことを仲間(シーベルヘグナー・また宰相)が知った場合

シーベルヘグナー
・・・ もしこと正しければ王を発見することができます。シーベルヘグナーはこの一件では宰相への疑念は払えません。自分たちでこの真相を確認したいと考えます。シーベルヘグナーは一同に対してはサイフォスと同行させ、真相を確認するようにとつげ、同時に自分たちが一同の後をつけていざという時は助けにいくことを考えます。

宰相 
・・・ このことは言葉通りの事実です。ただし先代の国王はすでに精神に異常をきたしており、ほとんど自我がありません。宰相はできるだけこれを止めようと考えますが、この時点ではばれるのも時間の問題です。宰相は先をこして国王の始末を考えます。王子に対して王が暴力を振るう・・・命を奪う自体だけはさけなくてはなりません。

失踪した国王

サイフォスがこの時警護としてつけてきたもの達は、プレイヤーと同数の仲間です。サイフォスと仲間 = プレイヤー合計と流星王です。
この時、一同を案内する人物は右目が白くにごった男・アルベドです。サイフォスの総力が揃っているのです。
彼等は狩りという口実をもって出るために、装備品などは弓矢を中心としています。勿論帯剣しています。

聖域

城を出発して三日ほどの場所にその墓場があります。
墓場は薄暗い森の中に作られ、詳しい場所は地図にものっていません。森の中のいわばというのがその地形ですが、墓石らしいものは見られず、人々の遺骨が一件無造作に岩場につまれています。どれもかなりの年月がたったものらしく、風化が進み、ボロボロに崩れてしまっています。
・ 知識           → この墓遺骨を積み上げることを埋葬とするものです。原住民の風習です。
・ 探索などで発見します。 → 裏手には岩場があり、巧妙に隠された人口の地下階段があります。

岩場はそのまま鍾乳洞へとつながり、風の音なのか、まるでうなり声のような音が絶え間なく響いています。
足場は人工的で、時折ある建造物などは、原住民のそれではなく、誰かがここで生活するために作っていたのがことが伺えます。

<宰相がここに来ている場合>

 宰相が一同がここに来ることを知った場合、宰相は先んじてここに訪れます。宰相は国王の暗殺を考えますが、国王は強く、宰相の部下たちは解放した国王に殺されています。
 そのため一同が鍾乳洞に到達した時点では、引き裂かれた死体がいたるところに転がっています。
・ クローディアが同行していない状態では、ここで負傷したクローディアを発見できます。クローディアは手当てをすれば助かります。
・ 彼女は流星王に対して奥には進まないようにとすがりますが、流星王はその制止を振り切ってしまいます。

宰相は鎖につながれたままの国王に対して殺すべく苦心していますが、一同がやってきたことには狼狽します。
王がライカンスロープであることは判定することによりわかります。普通の武器ではいっさいキズがつかず、王を倒せる武器は銀の武器と魔法の武器だけです。
※ これまでに出てきた武器の中では、流星王の銀の矢か、ガレオンが渡した報酬としての魔法武器だけでしょう。

流星王も気の狂った父親との再会は呆然とし、唖然としてしまいます。その一瞬のすきとともに、国王は流星王に襲い掛かります。
→ 流星王は転倒し、矢筒を落としてしまいます。宰相はそれをかばいその体を吹き飛ばされると負傷します。

  ここで宰相は王子に対して真相を話します。
・ 王はライカンスロープに感染しています。もう助からないでしょう。私が気付いた時には王は自我を失いかけていました。
・ 王はその力でこの国を建国しましたが、それは人の力ではなかったのです。
・ お后・王子の母君は満月の夜、国王によって殺されました。私はそれを知り、なんとかしようとしたのですが、国王は正気を失い、いもしない犯人を捜し始めました
・ 私は国王をこの牢屋に幽閉し、以来治療方法を探していました。
・ このことを打ち明けられなかった罪をお許し下さい。私はこの事件を恥・隠蔽したいとも考えていたのです。幼い王子に打ち明ける勇気もありませんでした。
・ 全てがすんだあかつきには、その罪を受け、刑に服す覚悟はありましたが、どうやらもうその時間はなさそうです。

ここでサイフォスも一同に対してキバを向きます。サイフォスは自分の知り合いであるプレイヤーを勧誘し、ここで彼等を斬ることを命じます。
それを拒んだ場合、サイフォスは残念な顔をしますが、それに対して「正しい選択」だろうとも評価します。

サイフォス達との戦闘

宰相が息を引き取った時、国王もほんのわずかに自我を取り戻し、その遺体に泣きすがりますが、その表情は見る見る怒りにとらわれていきます。
国王はそこで落ちている弓矢を拾うと、流星王に対して構えます。流星王もついに自分の父親に対して弓を構えなくてはなりません。

<宰相はこのことを知らず、一堂は先んじて国王を発見する>

宰相にこのことを伝えなかった場合、宰相は一同に先にこの場所に入られてしまいます。その場合でも一同の行動はクローディアに気付かれ、クローディアは宰相に報告。宰相はクローディア達を先に送り、自分は後から「銀の武器」を集めて向かいます。
・この場合宰相は事実の隠蔽をあきらめます。
洞窟にて 洞窟には国王を監禁する兵士たちがいます。その人数は5人ほどで、今の戦力ならばさして危険にはならないでしょう。
彼等は聖域の警備をしていると自分たちのことを説明します。「王子でもここは通せない」と拒絶で返します。
・ 彼等は誰の命令だと問われたら「国王の命令です」と返します。
・ 詳しい事情の説明、その他一切は拒みます。もし無理やり通ろうとした場合、彼等は戦闘をしてでも追い返すつもりです。
・ 死亡した場合でも、最低限の連絡をとってこのことを仲間に知らせます。

ここの際奥の地下牢には国王が鎖に縛られたまま閉じ込められています。
中からは獣のうなりごえが響き、格子窓中には光も無く、何がいるのかはわかりません。ただそのうなり声からは化け物がいるのは確かなようです。そこには獣特有の嫌なにおいがしており、床をひっかく音と火花が時折獣の輪郭を浮かび上がらせます。
@ この時点でクローディアが一同に合流します。クローディアはここで「獣が国王であること」国王を捕らえた理由・真相」を説明します。

クローディアの説明は宰相とほぼ同じものです。

・ 王はライカンスロープに感染しています。もう助からないでしょう。現在は自我を失っています。
・ 王ははじめからライカンスローブでした。その力でこの国を建国しましたが、それは人の力ではなかったのです。
・ お后・王子の母君は満月の夜、国王によって殺されました。私はそれを知り、なんとかしようとしたのですが、国王は正気を失い、いもしない犯人を捜し始めました。
・ 宰相は国王をこの牢屋に幽閉し、以来治療方法を探していました。
・ このことを打ち明けられなかった罪をお許し下さい。私はこの事件を恥・隠蔽したいとも考えていたのです。幼い王子に打ち明ける勇気もありませんでした。
・ 宰相は全てがすんだあかつきには、その罪を受け、刑に服すつもりです。ただこの国の未来憂いて、政権を委ねる前にやるべきことをやるおつもりなのです。

A サイフォスはその話を聞くと、宰相の失脚を確実なものであると考えます。あとは王子である流星王だけが問題です。サイフォスは国王を牢からだし、王子と対面させることが王子の死につながると考え、牢をあけることとします。
→ 問われても、「国王をこのまま牢に閉じ込めるわけには行かない」「直接目で見て調べない限り、得心いかぬ」と強行します。
サイフォス自身も内心は「これはちょっとマズイかな」とも考えていますので、かぎあけなどはアルベドに任せます。本人はこの後逃げてしまってもかまわないですし。
阻止しようとした場合はサイフォスとの戦闘になります。流星王自身も父親の話を信じられず確認に向かってしまうために、プレイヤーは静止に苦しむでしょう。
牢屋から獣を解き放った場合、アルベド達は殺されてしまいます。流星王もその「魔物」に対して一切の会話が通じないことを悟りますが父への呼びかけはやめません。
・サイフォスと戦闘の間に国王は出てきてしまうでしょう。
 サイフォスは流星王が殺されそうになっても別段手出ししません。その美談を見た後、死ぬのを確認しようとするだけです。
「私は本来、親子の殺し合いを美談と見て傍観を決め込む悪趣味はないのだが、そうしてくれるというならば手間が速い。宜しく頼むよ」
→ この時点でサイフォスも下手な演技はやめ、敵としての本性を見せます。
    クローディアはそのサイフォスに果敢に挑んでは、破れて深手を負ってしまいます。サイフォスの技量はクローディアのはるかに上をいくものなので、密偵としていかに優れたクローディアでも、正面から向かう状況では武芸者のサイフォスの敵とはなりません。
旗色が悪いのならばサイフォスは逃げることを選択します。

B サイフォスが脱出しようとする。または国王を倒すべき武器がないことに気がついた時点で宰相が登場します。
宰相は自分の手勢を引き連れてやってきますが、手勢の多くは密偵たちです。

サイフォスが逃げようとしていた場合、この時も宰相とサイフォスは対決します。
   宰相はここで始めて剣を抜きますが誰もが武芸師範のサイフォスのほうが腕が立つと確信しています。しかし、宰相はサイフォスを圧倒する熟達した剣術を見せます。
逆にサイフォスを討ち取ってしまいます。

この場合のボスとなるのは オードリューク国王・ライカンスロープです。

この一件が落着した場合、ガレオンは軍事侵攻に乗り出します。 オーク

後半戦〜オーク侵攻〜

これはオークの侵略軍 対 人間の防衛軍の対決の戦術の部分です。

オーク軍はガレオンの使命を受け、入念な下準備をしたのちに侵攻してきます。
ガレオンは地形をよく把握しており、作戦もあらかじめ与えています。
多年戦い続けてきたオーク達はガレオンへの絶対忠誠を近い、命をかけて挑んできますが、
人間の軍勢は始めての戦ということもあって、戦術のイロハがわかりません。

・オークのほうが人間よりはやや弱い種族でありながら、今回の戦は苦戦が強いられるでしょう。



戦闘に入るのに際し

この戦のルールは作戦立案をもっとも重要視しています。

人数比率などの条件は、マスターの提示である場合が多いので、
あまりプレイヤーが選択できないでしょう。

そこで作戦の有効性の評価に関し1戦闘における優勢・劣勢だけを判定します。
最終的に善戦したか敗北したかはその被害度で判定すればいいでしょう。



この戦闘はどんなルールでも行えるために以下のような処理をします。

・戦闘は3ラウンドで終了し、戦闘で相手を倒せなかった場合も、その時点で終ります。

・不意打ちなどを行った場合、その有効性を評価します。
有効性が高いほど相手はターンを失います。
相手がまったく何もできないならば、相手は3ターン失います。

これは自分も同様に失うので、相手の不意打ちや混乱などの作戦には注意が必要です。
訓練されていないものほど、この影響は多いとして判定してください。

・兵力の比率差は自軍と敵兵力の比率分、相手も増加します。
その時の相手の実力は相手の軍団の平均レベルです。

→ ソードワールドでこの方法なら、例として「自軍が500、相手が1000.自分たちが平均レベル3」ならば、
相手は自分たちパーティが3人ならば、6人の4レベルとします。

・犠牲者の数と、相手の被害から勝敗を決定します。
ただし、この決定はマスターの裁定に委ねます。勝利条件によっても違うでしょう。



オーク侵略軍

・オークの軍勢は5000。当時の軍隊の中では多いものです。

・オークの軍勢は船で南方の海岸線にのりつけてきました。
軍勢はそこで野営を行い、軍需物資の積み下ろしをしたのち侵略行動に出るでしょう。

・彼等は5000者人数であるためにその準備に時間をかけます。
兵士の休養もかねて1日はそこで待機することになるでしょう。

・この時の防衛の布陣は堅固なものです。
平原地帯に密集して防衛陣を引くオークの軍勢に攻撃をするのならばある程度の被害が予想されます。

・オークの軍勢を乗せた船は、直ちに撤収してしまいます。
オークの軍勢にしてみれば退路を断たれるに等しいことです(彼等はそれに対して十分な覚悟をしています)。

・指揮官は多年戦をしていたオークの猛将です。
鼻息は荒く作戦は多用しませんが、ガレオン王はよく彼を重用し、至らぬところを補ってきました。
今日のオークがあるのもオークの忠誠とガレオンの知恵があるからです。



オードリュークの防衛軍

・流星王、シーベルヘグナーなどが主要人物ですが、現在は大戦をした人物はおらず、
初めての戦となります。それゆえ戦闘のセオリーは分かっていません。

・兵力は1500ですが募兵により合計3000まで集まります。
今回募兵に応じたのはこの土地を中心に活動する冒険者達500人と民間人1000です。
それ以外の一般の人々も炊き出しや非難、医療班などにわかれて協力してくれます。

・状況的には不利な状況です。彼等には指揮官が足りません。
また皆も実戦経験にかけます。

→ PCが加わった場合、冒険者などの指揮権が与えられ500の兵士が与えられます。



地形の説明

・領地の周囲は平原地帯となっており、盆地です。
この盆地での戦いは数が有利に働きますので盆地での野戦は少数の現状ではできるだけ避けるべきです。

・盆地の入り口は森があり、左右から気が生い茂った場所となり、途中には道幅の狭い場所もあります。
伏兵などを配置するのに手ごろな場所です。

・森の道は蛇行しながら続きますが、その街道中腹には山岳地帯があります。
この場所は視界が極端に悪く、山賊たちも度々襲撃をかけるなど治安の悪いとされる場所です。

ここの落石はすでに撤去されているために、落石攻撃などを行うことはできません。
この山岳派斜面のようになっており昇ることもできます。

・この先は平原⇔海岸線というなだらかな地形であり、オークの軍勢はここに船を使って上陸してきます。

オードリュークの都市について

城壁

町の周囲には城塞があります。城壁は10mほどの堅固なもので、この城壁だけは領地に比べて立派なものです。
城門は東西南北あり、有事の場合は固いかんぬきで閉ざされます。
夜となると門を閉める習慣がありますが、一般的な時間よりはやや遅い時間に占めます。

都市内部


貯蔵倉庫

町の東には兵糧庫・武器庫などの貯蔵倉庫があり、有事の際の生命線になります。
警備は後退式で決められた人員が常に行い、全員が今では顔見知りです。
彼等は非常時に招集されることもほとんど無いために、ここに見知らぬ人物が来た場合は直ぐに発見されてしまうでしょう。

・見張りは入り口は20人程度、基本的に要所を5人一組で見張ります。
合計すると100人程度がこの仕事に関わります。数が3人を下回る場合はありません。

・彼等は基本的にこの周囲を警備することが仕事であり、この相手を捕まえることは優先されません。
誰か不審人物がいた場合は、そのことを連絡するだけです。

・捉える必要があった場合相手を追い立てます。
この建物の裏手には落とし穴などの罠が仕掛けられていて、彼等はその罠のほうに相手を追い立てるのです。

王城

町の内部・中央にある王城はさほど堅固ではありません。
一応砦の跡地である遺跡に塔を増築したものが使用されています。

城壁を落とされた時点でこの城で防衛することはほぼ不可能です。
ただし人々の非難に必要な中庭がここには用意されています。全ては万が一のためです。



現状の分析

・オークの軍勢は大量の食料を必要とします。
篭城戦を行うだけでも彼等は食料がかさみ、やがては逆に兵糧攻めに追い込まれるでしょう。

・5000もの兵力でいる以上、大量の食料をもってきていることが考えられます。
この食料を焼き払うことができればオークの士気は低下するでしょう。

・残念ながら隣国からの援軍は期待できそうにありません。
自国だけでどうにか対応するしかないのです。

・人々を避難させる暇もあまりありそうにありません。
かろうじて周囲の村々から人々を非難させ、領地にいれるのが関の山です。



第一局面

相手がこの領地に迫ってくる前にいくさか相手を奇襲するポイントがあります。

オークの軍勢は先陣・中軍・後陣と盾になって移動してきます。
先陣はもっとも勇猛なオーク達が指揮し、中軍は大将がいる陣です。
後陣は食料などの輸送を中心として行う部隊であり、比率は2:2:1となります。



オークの作戦

以下はオークに対してガレオンがあらかじめ与えていた作戦です。

桶狭間対策

・オードリュークに向かうとき相手が奇襲を考えるのは山岳地帯であるでしょう。
この山岳地帯を使って桶狭間の如く奇襲をしてくる場合が考えられます。

・そこでオークのことをあまり知らない現状を利用し、オークの指揮官の移動の場合は影武者を使用します。
この影武者の部隊が攻撃されている時、後列は援護に向わず展開して相手の退路をつきます。
いわば旗印を囮に相手を囲む動きです。

兵糧部隊への奇襲

・オークの軍勢の弱点が食料であるのは明確、相手が食料を狙う展開にすることが逆に望ましいと考えます。

・後列に続く兵糧部隊。その中にあえて兵糧を積まず、兵士を隠します。
相手が後列の兵糧部隊を狙った場合、兵糧部隊からオークが飛び出して相手を迎撃するのです。

・意表を付かれなおかつ兵士の数が突然増えるという展開に相手もさぞ驚くでしょう。

「火矢なども降り注ごうが我慢しろ。」とはガレオンの冗談ですが、オークはそのぐらいは覚悟しています。

→ 重要なのはガレオンが必要な分の食料をオークに持たせていないという事実です。
これでは短期決戦をしなくてはオークは飢え死にしてしまうでしょう。

第二局面「包囲戦の突入」

 

一同が撃退できず第一局面を落とした場合、包囲戦に突入してしまいます。
オークの包囲は北門以外の門が中心です。
相手は完全に包囲する兵力まではありませんし、攻撃も各場所でちらほらと行われるだけです。

・オークは包囲しても中々攻めてきません。
むしろ時間を稼いでいるといっても過言ではありません。
これは驚くべきことです。オークの兵糧が足りるはずは無いのですから。

・密偵を放てばわかることですが、オークは彼等の陣の後方に大量の土砂を積み上げています。
この土砂の傍には坑道が掘られ、オークが土をかき出しています。

・また人間たちも中の間取りなどを詳細を放しています(これは国内の裏切り者たちですが、彼等はたいしたことは知りません)。

 →オークは坑道を掘って内部に突入する作戦を立てているらしいのです。

オークの作戦

オークの軍勢は以下の作戦を練っています。

城まで迫った場合、包囲してしまうのが得策・・・。
しかしながら、包囲した後相手を攻め落とすのは時間がかかる。
ガレオンは相手をおびき出して対決するのが作戦です。

・この土はガレオンが食料として本土からもってこさせたものです。
食料の中身はただの土、その袋を開封して積み上げたというだけです。
ただ相手にしてみれば信じられないほど早く坑道をほっていると思えます。
どうみても異常な早さですが、戦争経験の無い相手には、現状の把握は難しいでしょう。

・第一局面で「食料をもってきていない」→短期決戦しかない、
という構えははじめからオークには必勝の作戦が合ったという推測をさせるでしょう。

→ 相手の対応では間に合わない速度なので、人間は直接この坑道を攻撃するしか無いでしょう。

包囲をしている相手には、坑道を守るに十分の兵力がありません。
したがって人間は北門から出て坑道への奇襲ができるでしょう。

もし坑道奇襲が行われたら

奇襲はおそらく夜でしょうから、オークは彼等が出た後夜に人間の振りをして帰還します。
この時、人間の協力者などを利用して人間に信じ込ませ内部に突入することでしょう。

内部から城門が開かれ、オードリュークは征服されてしまうでしょう。

ガレオンの考え

この作戦は、オーク達の包囲に対して何も行わず、ひたすら様子を見れば実はやり過ごすことのできる戦です。

しかし、戦をはじめてやるものは「何かしている相手をひたすら静観する」ことにはなれていません。
必ず何か我慢できなくなってやってくると考えています。

相手の中核への奇襲や後方への奇襲は、そのうちもっともよくある作戦です。
そこで相手の奇襲部隊が出た後に城をとってしまうのがこの作戦です。

今回は坑道が、そのきっかけとなるように考えられた作戦ですが、相手が何かやってきたら直ぐに便乗する算段です。

第三局面

オークの軍勢はこの二つの作戦を見破られた場合、ガレオンの最後の作戦へと移行します。

オークの軍勢は戦力を南門に集めると、総兵力で南門を破ることにします。
この時兵力の2割程度を隠します。この兵力は伏兵として相手に不安を感じさせるのが目的です。
これに警戒すれば相手は城門の警備をおろそかにできません。

総兵力の攻撃は夜に行われます。

オークは全員が砂の詰まった土嚢を背負い。それを城門まで投げます。
これがおそらく3000〜4000積み上げられることになります。

これによって城までの道が作られ、彼等はそこへと精鋭1000を突入させるのです。
普通は誰もが恐怖して行うことのできない作戦ですが、
暗闇の中たいまつをつけずに行うために皆も何が起こっているかよくわかりません。
どれほどの損壊が出ているかもわからないこの総攻撃は、オークが勝っても支配することのできないほど疲弊してしまいます。

ガレオンは与えた食料から、どの程度持つのか考え、この戦を逆算して援軍を派遣します。

・援軍は2000ほどですが、この戦いで勝利していれば、この兵力だけでもオードリュークは掌握できるでしょう。

・もし敗北していれば2000は殿となってオークの撤収にかかります。

この戦いでオークの将軍は死なず勝敗を見届けるまで戦場に残ります。

この戦でオーク軍が敗北し、プレイヤーが勝利した場合

オークの将軍は、それらのことを事細かに説明するとひざまづいた。
ガレオンは興味深い話に笑みを浮かべて聞き、その将軍を見下ろす。

「ところで将軍、何故お前の首はいまだにそこについたままなのだ?」

オークの将軍は深々と頭を下げると平伏し答える。

「何も命を惜しんだわけではありませぬ。この報告をするまでは死ぬに死ねなんだまで。
いまならばこの命も不要。どうか御しるし、お受け取りくださいませ」

そういって両手で自らの頭をつかんだオーク、ブチブチと音を立てて頭を引き抜くではないか。
噴出す血しぶき、まるで献上するかのように頭を差し出してオークは絶命する。

頬についた返り血を舐め、ガレオンは笑みを浮かべる。

「どうやら私を楽しませる男がいるようね。」

 オークに敗れてしまった場合は敗北となりますが、プレイヤーが努力に見合った結果を望んだ場合、敗北をよしとしない場合もあります。

そうしたら別のオチを考える必要があります。

援軍

 隣国「グリュンディッヒ」

 オードリュークの隣国にある神聖国家に「グリュンディッヒ」という国があります。

 その国を治めているのは法王と呼ばれる「ベルサリウス王」です。彼女は人間ではなく天使です。盲目のため、その目を開くことはありません。中央とは関係が深く、この地域の発展のために皇帝が王位を授けて委ねた天使で本来彼女には支配欲はありません。また宗教的にもおしつけがましくない天使です。

オードリュークとの違いは、この国は治安がよく、政権も安定しています。宗教国家ですが、この辺りの冒険者的傾向を取り入れ、多神教です。

反面軍事力にはやや心もとないところがあります。ベルサリウスは外交と内政安定を用いて兵力が少なくとも国を纏めていますが、いざという時は兵を立てるという行動力を持ち合わせます。今度のオーク侵攻に対しては彼女も危険を感じています。

・ オードリュークとの関係は非常に友好的です。この国と関係の悪い国はあまりありません。
・ この国は中央王国とも太いパイプを持っています。
 → 彼女に援軍を請うならば、彼女も兵を派遣し援軍に訪れるでしょう。

 裏の話

 ガレオンの手並みを見ていれば、ここも何か謀が用いられている可能性があります。プレイヤーがそれを考えるのは当然のことですから、一応解説しておきます。

オードリュークとの違いは、この国が安定しているということです。ガレオンはこの国の出兵時に内部混乱を用いて兵の派遣を遅らせようと考えます。

・ ベルサリウスもオードリュークの混乱を見ているので、自国のことも警戒します。取り立てて隙が無いこと、またオークの兵力が2国取るには少ないことから、自分の国でできることは工作活動ぐらいだと検討をつけます。
方針さえ立てれば、対策はさして難しくありません。
・ ベルサリウスは兵を立てて出兵しますが、本人は出ず、国内の状況をしばし静観します。内部混乱が起きた場合は直ちにそれを鎮圧します。
・ ベルサリウスは表向き「内部混乱で出兵は見送り」と援軍要請を拒みます。その実、援軍として兵を派遣し、奇襲を考えます。作戦を用いたものは理ゆえに隙がうまれるということでしょう。
・ この指揮はベルサリウスがとります。オードリュークの新王に顔を合わせることと、混乱の収拾が必要になるのではと危惧しています。政権干渉は極力したくありません。


グリュンディッヒ軍が訪れるのは、城攻め部に入ってからです。

 グリュンディヒ軍はオークの軍勢が城を包囲した時に到着しますが、兵は伏せています。兵の数は1000ほどで、皆軽装で野伏せです。この軍勢では奇襲で戦果を上げるのはできますが、正攻法では逆に苦戦を強いられてしまうでしょう。

・ ベルサリウス軍はオークの軍勢が坑道を掘っているという状況に驚きますが、あまりに短期間にそれができたために不信を感じます。
・ また積み上げる槌からの作業時間もあいません。これには前もって彫っておく必要があります。
 → 土を見に行くことができるならば、この土の種類が土地の土と違うことがわかります。別の土地の土をもってきたのです。

これはベルサリウス軍ならば潜入した優秀な冒険者達が気がつきます。

 ベルサリウスは坑道を掘ることが誘導作戦だと気がつき、オークの今後の動きを予想します。

 オークの包囲陣形は北が手薄です。北からならばオードリューク軍も打って出ることができます。行動対策を城で行おうとしても間に合いません。打って出る場合はそこを狙われる可能性があります。
 → ベルサリウスはここで北に布陣し、オーク軍に備えますが、これは結果としてオーク軍の奇襲を防ぐこととなります。

ベルサリウスの合流

ベルサリウスはここで一同と合流をするでしょうが、手勢は500しか伴わず、残り500は配下とともに山野に残します。

残された部隊はここで兵力を偽装し、大軍の到来と見せかけます。多くの旗指物をだし、兵力は3000あまりにみせかけるのです。

ベルサリウス

・ 「あれは私の手勢が扮したものですが、第三勢力の到来に対して相手は情報がありません。さぞ驚いているでしょう。」
・ 「相手の将軍の手並みから、相手も只者でしないことが予想されます。相手も歴戦の将・・・、鵜呑みにするとも思えませんが、かといって無理に攻めるとも思えません」
→ 「陣形を組みなおし、状況を確認するのではないかと」


オーク軍はこのままでは無理に責められませんので、撤退を考えざるをえません。

おススメの行動は、
@ 相手の陣形の再編場所に兵を伏せておく。この場合は海岸です。
A 海岸に兵を伏せた場合、ガレオン軍の援軍が来るのが確認できます。この時点ではまだオーク軍は海岸までやってきてはいません。ここはオーク軍の援軍を装って、夜に奇襲を行うなどがもっとも有効でしょう。実際に援軍が来ているのですからこの謀は相手には通りやすいと思います。
B 奇襲を成功させた場合、相手は被害を出すでしょうし、やはり相手は引き上げることになるでしょう。

シナリオの終わり・エンディング

戦が無事に終れば、オードリュークの新王が生まれます。
・ 流星王はオードリュークの新王となってこの国の王位につきますが、隣国の王ガレオンとの戦いも始まることでしょう。この国もにわかに騒がしくなってきました。

宰相が生きている場合は、宰相の辣腕をもってガレオンとの戦の準備が整えられます。
・ ベルサリウスが援軍にきているのならばベルサリウスは王の戴冠式に司祭として呼ばれ祝福を与えます。
→ PCはここで騎士として仕官することもできますし、報酬を受け取ってこの国を去ることもできます。客人として厚遇されることもあるでしょう。どちらにせよ、この事件を解決した場合、この国の騎士・大臣は好意的にせっしてくれます。

     PCの報酬は

始めに定められていた額の報酬 と 騎士叙任(任意)
流星王・またはベルサリウスの紹介状 (友好的な王国や貴族への紹介状)などを獲得することができます。

敵データ 「オードリューク騎士」 

          経験値 EXP350
能力値  敏捷4 器用4 筋力4 知力5 生命3 精神3
ABT   装備修正なし(防具)、防御動作SP1(SP前借・可)、態勢修正なし、剣-1
習得ACT 修正軽減2、連続攻撃、つなげ、

HP 300 (LP・3)    
MP 33 (MEN・3) 
攻撃SP +10  / 防御SP +0   前借可能

★攻撃・能動行動

命中 14+3d6  (基本+9、武器の効果で+5UP)
・ 剣で斬る   (SP 4 / 命中値・上記、ダメージ・3d×100)
・ 連続剣    (SP 10 / 攻撃回数2d6回  → 命中値・上記、ダメージ・3d×100) 
・ 2段斬り   (SP 10 / 命中値・上記、ダメージ・6d+200) 
・ 手斧・跳ね飛し(SP15 / 命中値・上記、ダメージ・7d×10+50[筋力判定12+2d]受け砕き  また相手と接触時 [筋力判定12+2d] 跳ね飛し1d6ヘクスバック) 
→ 部位狙いする場合はSP+3・命中−3します。これは「剣で斬る」と「2段斬り」に適応します。

★防御・受動行動

受け 14+3d6(基本+9、武器の効果で+5UP)  避け 0+2d10
・ 受ける  (SP1 / 受け目標・20+3d6) 相手の攻撃を受けます。通常素手では武器攻撃を受けられません。通常は銃弾なども受けられません。
・ 避ける  (SP1 / 避け目標・0+2d10) 苦手なので多用しません。
・ 止める  (SP1 / 止め目標・大盾使用 20+2d6で止め) 基本の防御です。SPを余分に1支払うごとに目標値が1上がります。
・ 耐える  (SP1 / 相手の攻撃を回避しない代わりに、ダメージ・効果・命中・判定目標値を半分とします。)ACTを足せないためにダメージを見誤ると危険です。 
  ★ 直撃した場合 (防護点は50、物理は1/2です。そのため、100点以下の攻撃は無効化します。耐えれば200でも無効です。)




敵データ 「暗殺者雑魚 /または隠密」 

経験値 EXP455
能力値  敏捷6  器用6  筋力6  知力6  生命6  精神6
ABT   気絶しない、消耗時SPUP、態勢修正なし、見切り・修正軽減+10
習得ACT 修正軽減1、MP肩代わり+5、捨身+3、エイミング+6、ハイジャンプ+1、ファイナルアタック
HP 0より−100 (LP・1) 
    MP 100 (MEN・10) 
攻撃SP +25  / 防御SP +25 

★攻撃・能動行動

命中 基本5+3d6  …基本的に攻撃は全て不意打ちを狙います。不意打ちをした状態では補正値全てに+10のボーナスを得るために、有利だからです。
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、跳躍移動はSP4で4ヘクス移動。)
・ 手裏剣@  (SP 3 / 命中上記・ダメージ1d+100点 命中すると[生命15]毒によりターンエンド時3dのダメージ3d。)
偽装した武器を抜いて攻撃。無手とみえて武器を抜いて攻撃し相手の虚をつく。不意打ち修正−6。)

・ 刀で斬る   (SP 5 / 命中上記・ダメージ3d+100点 SP+3でダメージは部位狙いとなります。)
→ 跳躍斬り   (SP 6 / 命中上記・ダメージ6d+200点 SP+3でダメージは部位狙いとなります。)
→ 先制・エイミング(SP 20 / 命中[敏捷6+2d]ダメージなし、効果:エイミングで次の攻撃は防御判定はとれません)
不意打ち修正で修正軽減を使わせ、見切りボーナス+10を得ることを狙います。この場合敏捷判定勝負で勝利すればエイミング。MENがつきればファイナルアタックを狙います。

★防御・受動行動

受け 基本5+3d6 → 偽装篭手で15+3d6 
避け 基本0+2d10 → 衣服効果10+2d10 

・ 受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 武器を抜かずに受ける場合は基本、その状態でもMEN消費受けを可能。
 → つなげて移動 (SP+10 / 帽子で一瞬相手の注意を引いた後、転がって4ヘクス移動。相手の側面を抜けて背後に現れる) 相手は見失い探索。このまま偽装も可能です。
・ 避ける  (SP2 / 避け目標・10+2d10) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。
● MP肩代わり  (SP +0 / MPにHPダメージを肩代わり、HPダメージをガードします)MPが0でも気絶しないために、一度だけ無茶ができます。
→ 捨て身    (SP +3/ 相手の攻撃を直撃を宣言することで、相手のダメージ効果判定終了後、行動できるようならば行動します。攻撃した場合必中します。)
→ オススメ捨て身技「エイミング・ダウン攻撃」  (SP 上記/ 捨て身で攻撃します。効果:ダウンによってターンチェンジし、エイミングにより相手は防御を封じます)
● ファイナルアタック (SP このターンの最大攻撃Sp/ 行動不能が確定した場合発動できます。行動不能になる直前に1度だけ任意の行動できます。)
  自爆する  (SP・・・/ 自爆は1d20×200ダメージで有効射程は周囲5ヘクスです。命中は上記と同じで不意打ちも起きます。回避しても半分のダメージを与えます)
★ 直撃した場合、防護点は0点です。
偽装刀(忍刀)のほか、手裏剣などももっており毒物も携帯しています。基本的には負け専門の雑魚といえます。




敵データ 「暗殺者」 

経験値 EXP565
能力値  敏捷10+1d6 器用10+1d6 筋力4+1d6 知力5+1d6 生命10+1d6 精神10+1d6
ABT   気絶しない・瀕死能力値+1d6UP、消耗時SPUP、態勢修正なし、見切り・修正軽減+10
習得ACT 修正軽減3、MP肩代わり+5、MEN各種+3、捨身+3、エイミング+6、ハイジャンプ+1、ダウン+3、ファイナルアタック
HP 0より−500 (LP・1) 
    MP 100 (MEN・10) 
攻撃SP +45  / 防御SP +45  

★攻撃・能動行動

命中 基本5+3d6 → MEN使用SP+3で 15+4D(MEN−1d6消費)  …不意をつく相手が修正軽減をすれば+10のボーナスです。
● 攻撃は先制攻撃が有利です。(SPは+6[敏捷10+3d]先制攻撃命中。MENを1d6−5消費します。)

基本的に攻撃は全て不意打ちを狙います。不意打ちをした状態では補正値全てに+10のボーナスを得るために、有利だからです。
・ 偽装     …暗殺開始前の隠れておく技術です。技能であり目標値は10+3dです。ここから攻撃した場合全て不意打ちとなります。
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、跳躍移動はSP4で4ヘクス移動。)
・ 手裏剣@  (SP 3 / 命中上記・ダメージ1d+100点 命中すると[生命15]毒によりターンエンド時3dのダメージ3d。)
・ 手裏剣A  (SP 3 / 上記と同じだが、ブーメラン効果で、回避したあとも次のターンに再び命中判定を行う。)
・ 高域笛   (SP 3 / [生命10+2d]犬笛のようなものでキーンとする。朦朧-で攻撃SP−1d10。)連絡にも使われる。普通の人には内容はわからない。
・ 刀で斬る   (SP 5 / 命中上記・ダメージ3d+100点 SP+3でダメージは部位狙いとなります。)
→ 跳躍斬り   (SP 6 / 命中上記・ダメージ6d+200点 SP+3でダメージは部位狙いとなります。)
→ 跳躍兜割り  (SP 12 / 命中上記・ダメージ6d+200点 攻撃部位は頭と胴体狙いとなります。)

不意打ち狙いの虚剣一覧 (相手が修正軽減をすると全てに+10のボーナスを得られます。)
・ 偽装した武器を抜いて攻撃。無手とみえて武器を抜いて攻撃し相手の虚をつく。        (SP 5 / 命中上記・ダメージ3d+100点 不意打ち修正−6。)
・ 影矢・投擲技術の一つで、見える刃の裏に黒塗りの刃を投げる。不意打ち効果を狙ったもの   (SP 3 / 命中上記・ダメージ1d+100点 不意打ち修正−6。)

罠設置
・ 足場に絡み罠    (SP 3 / 足場に罠を設置します。相手に見られていてはまず失敗します。[罠21]失敗すると転倒します。)
・ 糸と釣り針の仕掛け (SP 3 / 移動する場所にあらかじめしかけておきます。そこを移動した場合、毒塗りの釣り針がかかります。[罠22→生命15]相手は修正−4の毒)

毒物攻撃
・ 毒の粉    (SP 7 / 命中判定なし[生命判定15]目潰しで、相手は戦闘中盲目−6修正)修正軽減を見切っているので使うと全てに+10ボーナス。
・ 眠りの粉   (SP 7 / 命中判定なし[生命判定15]相手は生命R後眠り)

★防御・受動行動

受け 基本5+3d6 → 偽装篭手で15+3d6 → MEN使用SP+3で 25+4D(MEN−1d6消費)
避け 基本0+2d10 → 衣服効果10+2d10 → MEN使用SP+3で 23+2D10(MEN−1d6消費)
・ 受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 武器を抜かずに受ける場合は基本、その状態でもMEN消費受けを可能。
 → コルアコル  (SP4 / 受け目標・上記、受け成功後 [器用判定10+3d] 武器を絡み付いて固定します。)。
 → つなげて移動 (SP+8 / 帽子で一瞬相手の注意を引いた後、転がって4ヘクス移動。相手の側面を抜けて背後に現れる) 相手は見失い探索。このまま偽装も可能です。
 → 転倒受け   (SP1 / 受け目標・上記。相手には修正−4) 間合いを1取り、同時に修正をかけます。自己転倒などの態勢変化にはSPを使いません。
 態勢修正なしだからできる荒業です。ただし立ち上がるのにはSP3が必要なので、得かどうかはわかりません。

・ 避ける  (SP2 / 避け目標・10+2d10) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。
・ 分身   (SP2 / 回避判定を知力勝負に変更[知力10+3d]、成功した場合、目標値に関わらず回避) 衣服を捨てて回避します1回限り。
→ ここで偽装も可能です。その場合の偽装目標値は20です。この状態は隠れる技術なので厳密には相手があきらめるまで逃げられません。
● MP肩代わり  (SP +0 / MPにHPダメージを肩代わり、HPダメージをガードします)MPが0でも気絶しないために、一度だけ無茶ができます。
→ 捨て身    (SP +3/ 相手の攻撃を直撃を宣言することで、相手のダメージ効果判定終了後、行動できるようならば行動します。攻撃した場合必中します。)
→ オススメ捨て身技「エイミング・ダウン攻撃」  (SP 上記/ 捨て身で攻撃します。効果:ダウンによってターンチェンジし、エイミングにより相手は防御を封じます)

→ ファイナルアタック (SP このターンの最大攻撃Sp/ 行動不能が確定した場合発動できます。行動不能になる直前に1度だけ任意の行動できます。)
  自爆する  (SP・・・/ 自爆は1d20×200ダメージで有効射程は周囲5ヘクスです。命中は上記と同じで不意打ちも起きます。回避しても半分のダメージを与えます)
この攻撃は、自分の素性を隠すために行うもので、本来相手を殺傷することを目的にはしていません。
★ 直撃した場合、防護点は0点です。

忍者のような相手で、その攻撃のほとんどは不意打ちから構成されています。基礎戦闘技術はたいしたことはありませんが、不意をついてからの能力値判定勝負はかなりのものです。エイミングなどの必殺性の高い技を習得していますので、下手をすれば討ち取られる可能性があります。
偽装刀(忍刀)のほか、手裏剣などももっており毒物も携帯しています。彼等は基本的にはファイナルアタック自爆をするのでこれらのものは手に入りません。
カタナは精神消費を5抑えるもので、そう悪くないしなです。奪えるならば奪っておきたいですね。




敵データ 「クローディア/またはその兄」 

経験値 EXP490
能力値  敏捷18(10) 器用18(10) 筋力18(10) 知力5+1d6 生命18(10) 精神10
ABT   身体修正なし、消耗時SPUP、態勢修正なし、剣-1
習得ACT 修正軽減3、LP肩代わり+3、MP肩代わり+5、MEN各種+3、捨身+3、エイミング+6、ハイジャンプ+1、ダウン+3、間合い2倍+1、つなげ+1、部位+1

HP 300 (LP・1) 
MP 100 (MEN・10) 
攻撃SP +45  / 防御SP +45  

★攻撃・能動行動

命中 基本5+3d6 → 身体機能の強化11+3d6 → 剣使用16+3d6  MEN使用SP+3で 26+3D(MEN−1d6消費) 
● 攻撃は先制攻撃が有利です。(SPは+6[敏捷10+3d]先制攻撃命中。MENを1d6−5消費します。)
・ 偽装     …暗殺開始前の隠れておく技術です。技能であり目標値は18+2dです。ここから攻撃した場合全て不意打ちとなります。
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、跳躍移動はSP5で8ヘクス移動。)
・ 手裏剣@  (SP 3 / 命中上記・ダメージ1d+100点 命中すると[生命15]毒によりターンエンド時3dのダメージ3d。)
・ 偽装・高域笛(SP 3 / [生命18+2d]犬笛のようなものでキーンとする。朦朧-で攻撃SP−1d10。)喉に仕込んでいます。連絡にも使われる。普通の人には内容はわからない。
・ 剣で斬る   (SP 5 / 命中上記・ダメージ3d+100点 SP+1でダメージは部位狙いとなります。)
・ 足の中の仕込み刀 (SP 5 / 2回攻撃。命中上記・ダメージ3d+200点 SP+1でダメージは部位狙い。足なので筋力は2倍)
下記の技を使用する場合、2回実行。同じSPならば別々の技でも可能。左右で技を変更可能。
→ 跳躍斬り   (SP 6 / 命中上記・ダメージ規準ダメージの2倍  SP+1でダメージは部位狙いとなります。)
→ 跳躍兜割り  (SP 9 / 命中上記・ダメージ規準ダメージの2倍 攻撃部位は頭と胴体狙いとなります。)
→ 地擦り残月  (SP 9 / 命中値・上記、ダメージ・上記。部位、足・胴・頭) 部位+部位+部位と組み合わせる。一つの攻撃直線範囲上にある3つの目標を捕らえる技。
→ 一文字斬り  (SP 9 / 命中値・上記、ダメージ・上記。部位、左右の手と胴) 部位+部位+部位と組み合わせる。一つの攻撃直線範囲上にある3つの目標を捕らえる技。
→ 早駆けの刃(SP・+9 / 追加入力技です・・・ 命中値・上記、ダメージ・規準。跳躍し1〜8ヘクス内の別の対象にも攻撃、連続のつなげ斬りを別々の対象に入れる駆け抜け斬り技)

毒物攻撃
・ 毒の粉    (SP 7 / 命中判定なし[生命判定15]目潰しで、相手は戦闘中盲目−6修正)修正軽減を見切っているので使うと全てに+10ボーナス。
・ 眠りの粉   (SP 7 / 命中判定なし[生命判定15]目潰しで、相手は生命R後眠り)

★防御・受動行動

受け 基本5+3d6 → 身体機能の強化17+3d6  → 剣使用22+3d6  MEN使用SP+3で 32+3D(MEN−1d6消費) 
避け 基本0+2d10 → 身体機能の強化7+2d10 → 衣服効果17+2d10 → MEN使用SP+3で 27+2D10(MEN−1d6消費)

受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 武器を抜かずに受ける場合は基本、その状態でもMEN消費受けを可能。
 → コルアコル  (SP4 / 受け目標・上記、受け成功後 [器用判定18+2d] 武器を絡み付いて固定します。)。
→ 受けから力技 (SP+8 / 受け目標・上記、受け成功後 [筋力判定18+2d] 押し倒しにより相手は転倒+跳ね飛ばしは1d6ヘクス)) 
 → 受け・組み付き(SP4 / 受け目標・上記で修正−4、受け成功後 [筋力判定18+2d]] 組み付き)隠し鉄甲で掌を守り掌で刃を受けます。剣ボーナス不可。
 → つなげて移動 (SP+5 / 帽子で一瞬相手の注意を引いた後、転がって4ヘクス移動。相手の側面を抜けて背後に現れる) 相手は見失い探索。このまま偽装も可能です。
 → 転倒受け   (SP1 / 受け目標・上記。相手には修正−4) 間合いを1取り、同時に修正をかけます。自己転倒などの態勢変化にはSPを使いません。
 態勢修正なしだからできる荒業です。転倒したままでもカポエラのように戦えます。このまま跳躍や移動もできます。
避ける  (SP2 / 避け目標・上記) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。
先制攻撃 (SP14  / 命中値[敏捷判定]・ダメージ上記) オススメは足で攻撃(2回行動)瞬歩ですね。
→ 腕払い(かいなばらい)(SP17 / 命中値[敏捷判定]先制・成功後、[筋力判定] 組み付きにより、攻撃部位を使用不能にします。) 
→ 瞬歩(しゅんぽ)  (SP14 / 命中値[敏捷判定]先制・成功。相手の攻撃前に移動し、間合いから出ます。射程距離は8ヘクス) 
→ 武器押さえ     (SP17 / 命中値[敏捷判定]先制・成功後、[筋力判定] 組み付きにより、相手の武器の柄をつかみます。) 

分身   (SP2 / 回避判定を知力勝負に変更[知力10+2d]、成功した場合、目標値に関わらず回避) 衣服を捨てて回避します1回限り。
→ ここで偽装も可能です。その場合の偽装目標値は18+2dです。この状態は隠れる技術なので厳密には相手があきらめるまで逃げられません。
● LP肩代わり (SP +3 / LP−1dでダメージ・破壊を無効化します。HPダメージの場合、最大HP分ごとに振り、無くなった場合、計算をします。)
● MP肩代わり  (SP +0 / MPにHPダメージを肩代わり、HPダメージをガードします)MPが0でも気絶しないために、一度だけ無茶ができます。
→ 捨て身    (SP +3/ 相手の攻撃を直撃を宣言することで、相手のダメージ効果判定終了後、行動できるようならば行動します。攻撃した場合必中します。)
→ オススメ捨て身技「エイミング・ダウン攻撃」  (SP 上記/ 捨て身で攻撃します。効果:ダウンによってターンチェンジし、エイミングにより相手は防御を封じます)
★ 直撃した場合、防護点は0点です。

自爆する  (SP・・・/ 自爆は1d20×200ダメージで有効射程は周囲5ヘクスです。命中は上記と同じで不意打ちも起きます。回避しても半分のダメージを与えます)
クローディアの兄だけがイベントで使う行動です。この攻撃は、自分の素性を隠すために行うもので、本来相手を殺傷することを目的にはしていません。
クローディアは体を強化した強化人間で、身体修正なしだから無理な改造にも耐えられるというものです。生身の部分は重要な臓器器官ぐらいで、他はほとんどがいじられています。この場合強化は装備品として扱いますので身体修正なしの影響は受けません。
クローディアは精神消費が少ないという特別なボディをもっています。このボディのおかげでクローディアは先制攻撃に優れた力をもっています。




敵データ 「宰相」 

          経験値 EXP665+50
能力値  敏捷10 器用10 筋力10 知力3 生命2 精神15
ABT   剣-1、動作SP0(前借・可)、心眼、態勢修正なし
習得ACT 修正軽減3、LP肩代わり+3、魔法断・斬鉄剣+0、つなげ+0、クロスカウンター+3-

HP 500 (LP・2)    
MP 40 (MEN・10) 
攻撃SP +5  / 防御SP +10   前借可能!!

★攻撃・能動行動

命中 基本10+3d6 → 剣を抜く21+3d → MEN使用36+3D
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、移動3回後に攻撃すればチャージが派生しダメージを倍にできます。)
・ 剣で斬る   (SP 4 / 命中上記・ダメージ3d+200点 SP+3でダメージは部位狙い可能。目標値30を超えた時、一撃死効果がつき対象は破壊)
・ 2段斬り   (SP 13 / 命中値・上記、ダメージ・6d+400で部位狙いです。目標値30を超えた時、一撃死効果がつき対象は破壊) 
・ 疾風斬り   (SP7 /  命中[敏捷10+2d]勝負で判定 。ダメージ3d+200点 ダメージは部位狙いとなります。)相手の受けや止めが高ければ。 

★防御・受動行動

命中 基本10+3d6 → 剣を使う21+3d → MEN使用36+3D
命中 基本0+2d10 → 衣服効果10+2d10 → MEN使用26+3D
・ 受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 武器を抜かずに受ける場合は基本、その状態でもMEN消費受けを可能でその場合は20+3d6の受けとなります。
 → 受け・鞘収め (SP7 / 受け目標・上記で修正−4、受け成功後 [器用判定10+2d]・武器落とし、絡みつき) 鞘で相手の刃を受け+納刀。
 → コルアコル  (SP4 / 受け目標・上記、受け成功後 [器用判定10+2d] 武器を絡み付いて固定します。)本当は剣でなく鞘で受け、相手の武器封じをしたいですね。
・ 避ける  (SP2 / 避け目標・0+2d10) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。
・ 心眼避け (SP2 / 射撃攻撃は自動的に回避成功) 
・ クロスカウンター (SP+3 /相手のカウンターに対して行う防御判定で、このACTを受けや避けと足して回避します。)
● LP肩代わり (SP +3 / LP−1dでダメージ・破壊を無効化します。HPダメージの場合、最大HP分ごとに振り、無くなった場合、計算をします。)
★ 直撃した場合、防護点はありませんので素通りしてしまいます。




敵データ 「サイフォス」 

          経験値 EXP665+50
能力値  敏捷10 器用10 筋力10 知力3 生命2 精神10
ABT   剣-1、動作SP0、SPブースト、態勢修正なし
習得ACT 修正軽減3、LP肩代わり+3、反射行動・アクセラレイター+0、つなげ+0、クロスカウンター+3-、HJ+3

HP 500 (LP・2)    
MP 40 (MEN・10) 
攻撃SP +5の倍  / 防御SP +10の倍   

★攻撃・能動行動

命中 基本10+3d6 → 剣を抜く21+3d → MEN使用31+3D
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、跳躍移動はSP6で可能。)
・ 剣で斬る   (SP 7 / 命中上記・ダメージ3d+200点 ダメージは部位狙いとなります。基本の攻撃です)
・ 跳躍斬り   (SP 10 / 命中値・上記、ダメージ・6d+400で部位狙いです。) 
・ 疾風斬り   (SP10 /  命中[敏捷10+2d]勝負で判定 。ダメージ3d+200点 ダメージは部位狙いとなります。)相手の受けや止めが高ければ。 

★防御・受動行動

命中 基本10+3d6 → 剣を使う21+3d → MEN使用31+3D
命中 基本0+2d10 → 衣服効果10+2d10 → MEN使用21+3D
・ 受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 武器を抜かずに受ける場合は基本、その状態でもMEN消費受けを可能でその場合は20+3d6の受けとなります。
・ 交差受け (SP1 / 受け目標・上記) 利き手の剣と左手の鞘を交差して受けます。瞬間筋力が両手扱いになり倍化します。[筋力10+2d→20+2dになります。]
→ 受け・押し倒し(SP5 / 受け目標・上記、受け成功後 [筋力判定10+2d] 押し倒しにより相手は転倒) 筋力を倍化した状態からなら、成功しやすい。
 → 受け・跳ね飛し(SP5 / 受け目標・上記、受け成功後 [筋力判定10+2d] 跳ね飛ばしは1d6ヘクス) 筋力を倍化した状態からなら、成功しやすい。
 → コルアコル  (SP4 / 受け目標・上記、受け成功後 [器用判定10+2d] 武器を絡み・押さえ込んで固定)本当は剣でなく鞘で受け、相手の武器封じをしたいですね。
 → ディザーム  (SP5 / 受け目標・上記、受け成功後 [器用判定10+2d] 武器落しをします。)
・ 避ける  (SP2 / 避け目標・0+2d10) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。
・ 反射行動 (SP+0 / 相手の攻撃の前に行動します。攻撃前に何をやってもかまいませんが、ACTを足せない行動はできません。行動は上記を参考にどうぞ)
→ 漣(さざなみ) (SP 5 / 相手の攻撃の前に移動)相手の攻撃前に移動を1回行います。間合いがギリギリならこれで自動的に回避できます。  
・ クロスカウンター (SP+3 /相手のカウンターに対して行う防御判定で、このACTを受けや避けと足して回避します。)
● LP肩代わり (SP +3 / LP−1dでダメージ・破壊を無効化します。HPダメージの場合、最大HP分ごとに振り、無くなった場合、計算をします。)
★ 直撃した場合、防護点はありませんので素通りしてしまいます。




敵データ 「アルベド/またはサイフォスの子飼い騎士」  

         経験値 EXP420
能力値  敏捷9(6) 器用9(6) 筋力11(8) 知力9(6) 生命10(7) 精神9(6)
ABT   消耗時SPUP、態勢修正なし、消耗時能力値UP、気絶しない+瀕死能力値+1D6UP
習得ACT LP肩代わり+3、MP肩代わり+5、修正軽減1、避け不可+3、
HP 300〜−300 (LP・1) 
    MP 36 (MEN・6) 
攻撃SP +30(基本0) / 防御SP +30 (基本0) 前借可

★攻撃・能動行動

命中 基本3+3d6 ・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、移動3回後に攻撃すればチャージが派生しダメージを倍にできます。)
・ 槍で突く   (SP 8 / 命中上記→ 避け不可・止めたら[器用9+3d]盾通し、受けたら[筋力11+3d]で受け砕き。 ダメージ3d+200点 部位狙いはSPは+3。)
・ 衣服絡み   (SP 11 / 命中上記・→止め不可・盾通し・受け砕きで[器用判定9+3d]槍を回転、相手の衣服に穂先を「絡みつけ」て拘束)
→ 投げ  (SP 8 / 組み付き状態のみ可能・命中必中。 ダメージ3d+200点を全身部位)
・ 叩き上げ、つなげ 斬る   (SP 24 / 命中上記・命中成功後 [筋力11+2d] 跳ね飛ばし1d6ヘクス、ダメージは特殊)
→ 叩き上げの筋力判定が成功しなかった場合、または3ヘクスとばなかった場合ダメージは6d+400、3ヘクス飛んだ場合はチャージ派生で9d+600
・ フェイント  (SP 1 / [知力11+2d]相手の防御SP−1)これだけのSPがあればまず成功できるかと。

★防御・受動行動

受け 基本3+3d6
避け 基本0+3d6

・ 受ける  (SP1 / 受け目標・4+3d6) 相手の攻撃を受けます。通常素手では武器攻撃を受けられません。通常は銃弾なども受けられません。
・ 避ける  (SP2 / 避け目標・5+2d10) 苦手なので多用しません。
・ 耐える  (SP3 / 相手の攻撃を回避しない代わりに、ダメージ・効果・命中・判定目標値を半分とします。)ACTを足せないためにダメージを見誤ると危険です。 
・ MP肩代り(SP+5 / 気絶しないために確実に1回はHPダメージを防ぐ)
・ LP肩代り(SP+3 / 次元断対策。まああまりやくには立たないでしょう)
★ 直撃した場合 (防護点はありません。)




敵データ 「シーベルヘグナー」 

経験値 EXP450
能力値  敏捷16 器用16 筋力16 知力16 生命11 精神16
ABT   消耗時SPUP(前借可)、消耗時命中回避UP、消耗時能力値UP、剣-1
習得ACT LP肩代わり+3、修正軽減1、クロスカウンター+3、フェイント1、命中・受けMEN+3、転倒行動+3、組み付き行動+3
HP 300 (LP・1) 
    MP 36 (MEN・6) 
攻撃SP +50(基本0)  / 防御SP +40 (基本0)  前借可能

★攻撃・能動行動

命中 基本10+消耗5で 15+3d6 → 剣使用21+3D → MEN使用(SP+3)37+3DでMEN-1d
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、移動3回後に攻撃すればチャージが派生しダメージを倍にできます。)
・ 剣で斬る   (SP 4 / 命中上記・ダメージ3d+200点 部位狙いするにらSPは+3となります。基本の攻撃です)
・ 斬り上げ   (SP 8 / 命中上記・ダメージ3d+200点 命中成功後 [筋力16+2d] 跳ね飛ばし1d6ヘクス)
・ 斬り上げ、つなげ 斬る   (SP 18 / 命中上記・命中成功後 [筋力16+2d] 跳ね飛ばし1d6ヘクス、ダメージは特殊)
→ 斬り上げの筋力判定が成功しなかった場合、または3ヘクスとばなかった場合ダメージは6d+400、3ヘクス飛んだ場合はチャージ派生で9d+600
・ フェイント  (SP 1 / [知力16+2d]相手の防御SP−1)これだけのSPがあればまず成功できるかと。

★防御・受動行動

受け 基本10+消耗5で 15+3d6 → 剣使用21+3D → MEN使用(SP+3)37+3DでMEN-1d
避け 基本0+消耗5で 5+3d6
・ 受ける  (SP1 / 受け目標・4+3d6) 相手の攻撃を受けます。通常素手では武器攻撃を受けられません。通常は銃弾なども受けられません。
・ 避ける  (SP2 / 避け目標・5+2d10) 苦手なので多用しません。
・ 止める  (SP5 / 止め目標・ラージシールド使用 20+2d6で止め)  基本の防御です。SPを余分に1支払うごとに目標値が1上がります。
→ シールドバッシュ(SP+8 / 止め目標・上記、止め成功後 [筋力判定16+2d] 押し倒しにより相手は転倒+跳ね飛ばしは1d6ヘクス) 
★ ディフレクト (SP+3 / 隣接する攻撃を防御する。防御判定は受けまたは止めを行う)
 → 反撃・   (SP+6 / 攻撃を回避した場合、反撃を実行。上記から行動を選択。)ディフレクトからでも可能。
・ 耐える  (SP3 / 相手の攻撃を回避しない代わりに、ダメージ・効果・命中・判定目標値を半分とします。)ACTを足せないためにダメージを見誤ると危険です。
   ★ 直撃した場合 (防護点は50、物理は1/2です。そのため、100点以下の攻撃は無効化します。耐えれば200でも無効です。)




敵データ 「流星王」 

                                           経験値 EXP720
能力値  敏捷20 器用20 筋力15 知力6 生命15 精神15
ABT   狙う、態勢修正なし、消耗SPUP(前借)、動作修正なし
習得ACT 修正軽減1、LP肩代わり+3、反射行動+1、射撃つなげ+3、HJ+3、、死力+1、貫通+3、部位狙い+1、クロスカウンター+3-、経穴・残影・相抜習得
HP 500 (LP・5) 
    MP 40 (MEN・10) 
攻撃SP +50  / 防御SP +55(基本+10) 前借可能

★攻撃・能動行動

命中 基本10+3d6 → MEN使用25+3D(強化時40+3D) 
基本行動
・ 移動     (SP 3・6 / 移動は1ヘクス、跳躍移動はSP6で4ヘクス移動可能で可能。)
・ 弓で殴る     (SP 5 / 命中上記・ダメージ3d+400点 ダメージは部位狙い。)
・ 短剣で攻撃    (SP 5 / 命中上記・ダメージ1d+400点 ダメージは部位狙い。)ナイフです。直接攻撃・射撃攻撃の両方ができ、弓矢同様に経穴が選択できます。
・ 弓矢を射る    (SP 6 / 命中上記・ダメージ3d+800点 ダメージは部位狙い。『狙う』SP+1につき命中に+1できます。ただし相手の基礎敏捷が20なら不可能。)
 矢をつがえる  (SP・3 / 1回の射撃ごとに必要。矢は銀製であり、魔物にも有効。矢は最大20本まで持っている。)
<余分にSP+9を消費することで、以下のボーナスを得ます>
 次の攻撃の肉体能力値を倍とするかわりに、次の行動にLP-6d消費します。足りない場合は0となります。必ず0となりますので死力・SP+1を使ってください
 次の攻撃の弓矢の射程距離を倍とします。
 次の攻撃のダメージを倍とします。

<流星王の弓矢「銀弓」について>
射程距離は射撃武器における通常の間合い:筋力の5倍→75ヘクスではなく、さらにその倍、150ヘクスです。

@ 跳躍撃ち    (SP 9 / 命中・ダメージ・上記 部位狙い。『狙う』可能。ハイジャンプを使用し、3ヘクス前後に跳躍しながらの射撃攻撃)
A 2本撃ち    (SP 13 / 命中・ダメージは基本×2 部位狙い。ダメージを倍化することより、経穴を2箇所選択できるというふうに考えるのがいいでしょう)
B 速射撃ち    (SP 12 / 命中[敏捷判定]先制・ダメージ・上記 部位狙い。『狙う』可能。)先制攻撃を使用しているためMENを1d6消費する。
C 貫通撃ち    (SP 9 / 命中・ダメージ・上記 部位狙い。直線状の射程距離内の全てに命中判定。雑魚散らしに。経穴は最初の1体のみしか選択できない)

経穴攻撃一覧
→ イド・ブレイク  (SP・6 / 命中上記・上記、ダメージなし、命中後[器用判定]経穴発動:効果 このターンの相手の能動SP−2d6低下。)
→ 縫いとめ     (SP・6 / 命中上記・上記、ダメージ3d+800点、命中後[器用判定]経穴発動:効果 手足などを狙う。貫通した矢が壁や地面に相手を固定。)
脱出は筋力判定でできるが、弓矢は両手武器・筋力は倍なので30+2dの目標値である。
→ 行動妨害     (SP・6 / 命中上記・上記、ダメージ3d+800点、命中後[器用判定]経穴発動:効果 ダウン効果。)
→ 急所撃ち     (SP・6 / 命中上記・上記、ダメージ3d+800点、命中後[器用判定]経穴発動:効果 ダメージUP。→ダメージ6d+1600点に変更)
→ ブルズアイ    (SP・6 / 命中上記・上記、ダメージ3d+800点、命中後[器用判定]経穴発動:効果 相手は気絶。)
→ ハートブレイク  (SP・6 / 命中上記・上記、ダメージ3d+800点、命中後[器用判定]経穴発動:効果 エイミング効果。)

★防御・受動行動

命中 基本0+3d6 → 篭手20+3d → MEN使用35+3D(強化時50+3D)
命中 基本10+2d10 → 衣服効果20+2d10 → MEN使用35+2D(強化時50+2D10.)

・ 受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 弓矢で受けるのではなく、手につけた篭手で受けます。
→ 受け・組み付き(SP5 / 受け目標・上記、受け成功後 [筋力判定15+2d] 組み付き、射撃武器の場合は相手の射撃武器自体を捕らえます。)
 → 武器投げ・受け (SP1 / 受け目標・上記、射程距離は筋力の2倍) 受けの特化した投げナイフを投擲し受けます。周囲SP+3すれば、遠距離の仲間もガードできます。

・ 避ける  (SP2 / 避け目標・0+2d10) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。
・ 残影   (SP2 / 避け目標・[敏捷]射撃攻撃のみ回避) 射撃攻撃にのみ有効な回避手段です。この回避を選択した場合カウンターできません。
? 余談ですが、敏捷力20以上の対象に対しては弓矢は狙うことができません。
→ 反撃する (上記攻撃にさらにSP+3してください。消費するのは防御SPです。ダウン効果を足せば+3)
オススメ・カウンターでエイミングダウン攻撃を出してターンを変える。これが必殺のコンボですね。彼の場合は2本撃ちをしなくてはなりませんが。
・ 反射行動 (SP+1 / 相手の攻撃の前に行動します。攻撃前に何をやってもかまいませんが、ACTを足せない行動はできません。行動は上記を参考にどうぞ)
→ 漣(さざなみ) (SP +3・+6 / 相手の攻撃の前に移動。移動は1ヘクス、跳躍移動はSP6で4ヘクス移動可能で可能。)相手の攻撃前に移動を1回行います。
・ クロスカウンター (SP+3 /相手のカウンターに対して行う防御判定で、このACTを受けや避けと足して回避します。)
● LP肩代わり (SP +3 / LP−1dでダメージ・破壊を無効化します。HPダメージの場合、最大HP分ごとに振り、無くなった場合、計算をします。)
★ 直撃した場合、防護点はありませんので素通りしてしまいます。

オードリュークの王子で今後大陸の混乱時に各地に遠征する頼もしい国王となる人物です。 武器の「銀弓」はきわめて高品質の武器です。この武器はダメージを2倍化し、射程距離も通常よりも倍とします。ただし筋力が15以上ないと装備できません。補助装備には、受けのできる短剣と、受けの+20上がる篭手をもっています。きわめて質のいい装備で彼はいくつかもっており愛用しています。PCと仲がよくなった場合、それを贈られることもあるでしょう。




敵データ 「獣人化した狂王」 

              経験値 EXP1290
能力値  敏捷30(15) 器用30(15) 筋力20(10) 知力0  生命20(10) 精神20
ABT   肉体能力値倍、ハイマテリアル、気絶しない・瀕死HP回復、動作SP0(前借可能)
習得ACT 修正軽減6、LP肩代わり+0、MP肩代わり+0、MEN各種+3、捨身+0、エイミング+0、ハイジャンプ+0、ダウン+0、間合い2倍+0、つなげ+0、部位+0
      態勢系 (転倒行動+0、組み付き行動+0)先制0、組み付き0、止め不可+0、クロスカウンター0

HP 2000〜-2000 (LP・20) ・・・0を下回った時1000回復。
   MP 100 (MEN・10) 
攻撃SP +20  / 防御SP +20  前借可能

★攻撃・能動行動

命中 基本10+3d6 → ハイマテリアル・咆哮しSp10をあらかじめ使うことで、命中2倍、 → MEN使用SP+3で +20(MEN−1d6消費) 
  ダメージ・基本500+3d   @ チャージ派生 1000+6d   

・ 移動     (SP 3 / 8ヘクス移動。)
・ ハイマテリアル(SP 10/ 2種類の咆哮を使いのます。命中もしくは受けが上がります。)
・ かぎ爪    (SP 3 / 命中上記・相手が受けると[筋力20+2d]受け砕き、止めは不可。ダメージ上記 )これを繰り返すのがお徳。
→ 早駆けの牙 (SP・+7 / 追加入力技です・・・ 命中値・上記、ダメージ・規準。跳躍し1〜8ヘクス内の別の対象にも攻撃、連続のつなげ攻撃を別々の対象に入れる駆け抜け技)
→ エイミング (SP 3 / 命中上記・相手が受けると[筋力20+2d]受け砕き、止めは不可。ダメージなし、エイミングにより次の攻撃に相手は防御できません)
・ 咆哮     (SP 3 / [生命20+2d]エイミング効果。これを食らうとまず即死する。必ず耐えて目標値を半減すべし。)
・ つかみかかる (SP 3 / 命中上記・相手が受けても組み付きは成立、止めは不可。ダメージなし。命中後[筋力判定20+2d]組み付き)
→ 振り回し   (SP 6 / 組み付き状態のみ発動。命中値・上記、ダメージ・上記と同じ、ただし振り回されるものは自動ダメージ)つかんでいる対象を使い攻撃。
→ 潰す     (SP 6 / 組み付き状態のみ発動。命中値・必中、ダメージ・なし。[筋力20+2d]組み付いている部位を自動破壊。LP肩代わりでガード可能)
→ 投げ     (SP 5 / 組み付き状態のみ発動。命中値・必中、ダメージ・上記と同じ、ただし全身部位にもダメージ)組み付きは当然解除されます。
  この投げ自体が別の対象に投げつけた場合、攻撃となります。この場合、命中は上記・ダメージ上記の射撃攻撃です。


★防御・受動行動

受け 基本10+3d6 → ハイマテリアル・咆哮しSp10をあらかじめ使うことで、受け2倍、 → MEN使用SP+3で +20(MEN−1d6消費) 
避け 基本0+2d10 →  MEN使用SP+3で 20+2D10(MEN−1d6消費)
受ける  (SP1 / 受け目標・上記) 素手でも受けられる化け物です。
→ 受けから力技 (SP+8 / 受け目標・上記、受け成功後 [筋力判定20+2d] 押し倒しにより相手は転倒+跳ね飛ばしは2d6ヘクス)) 
 → 受け・組み付き(SP4 / 受け目標・上記で修正−4、受け成功後 [筋力判定18+2d]] 組み付き)手で刃を受けます。素手でも受けられる化け物です。

避ける  (SP2 / 避け目標・上記) 銃弾・炎など全ての攻撃に有効な回避行動です。ただし、回避できるスペースがなくてはなりません。

先制攻撃 (SP3  / 命中値[敏捷判定]・ダメージ上記) MENを1d6−5消費します。)
→ 腕払い(かいなばらい)(SP917 / 命中値[敏捷判定]先制・成功後、[筋力判定] 組み付きにより、攻撃部位を使用不能にします。) 
→ 瞬歩(しゅんぽ)  (SP14 / 命中値[敏捷判定]先制・成功。相手の攻撃前に移動し、間合いから出ます。射程距離は8ヘクス) 
             回避能力が低い分、相手の攻撃回避には、攻撃範囲からの離脱が有利です。

捨て身    (SP +0/ 相手の攻撃を直撃を宣言することで、相手のダメージ効果判定終了後、行動できるようならば行動します。攻撃した場合必中します。)
ちょっとぐらい攻撃があたっても死にません。どんどんぶつかっていきましょう。ヤバイ攻撃のみ回避するように。

● LP肩代わり (SP +3 / LP−1dでダメージ・破壊を無効化します。HPダメージの場合、最大HP分ごとに振り、無くなった場合、計算をします。)おもに次元断への防御として使います
。 → 捨て身    (SP +3/ 相手の攻撃を直撃を宣言することで、相手のダメージ効果判定終了後、行動できるようならば行動します。攻撃した場合必中します。)
★ 直撃した場合、防護点は0点です。

ABT『瀕死HP回復』 HPが0以下になった場合1000点回復します。

戦術的にはこちらからの攻撃は、避け以外には有効的な攻撃なので、単純に繰り返すだけでもレベルの低い相手には有効です。
相手からの攻撃に対してはハイマテリアルであらかじめ「受け」には保険をかけつつ、「捨て身」などで受けをしないという錯覚をつくります。「捨て身」に対して覚悟を決めて向ってくるものにはちゃんと受けを使い、それを潰しておかなくてはなりません。
実力的には命中や受けが低く粗雑です。エイミングを習得していれば、簡単に命中しますのであっさり勝負がつくでしょう。
しかし、正攻法で挑む場合は、驚異的なタフネスさをほこります。瀕死状態でも回復しない、頭部などにダメージを集中して攻撃するのがいいかと思います。




敵データ 「闇の高弟 ガレオン」 

                       経験値 EXP1000
能力値  敏捷23(15) 器用23(15) 筋力16(8) 知力15  生命18(10) 精神20
ABT   剣-1、動作SP0(前借・可)、態勢修正なし、みやぶる
習得ACT 修正軽減3、LP肩代わり+0、反射行動+0、絡みつき+0、避け不可+0、エイミング+0、ダウン効果+0 つなげ+0、クロスカウンター+0-、MEN各種+3、HJ+0、相殺+0、部位0

HP 500 (LP・10) 
MP 400 (MEN・10) 
攻撃SP  +10(基本+0) / 防御SP  +20(基本+10)前借可

★攻撃・能動行動

命中 基本10+(念による強化+8)で 18+3d6 →布(剣改造) 39+3d6 → MEN使用58+3D(MEN−1d6ですが、6まで消費しません)

・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、跳躍移動もSP3で+4ヘクス可能。)
・ 拳      (SP 3 /命中上記、ダメージ500+3d)
→ かんざし投げ   (SP 5 / 命中上記・ダメージ500点+1d。下記の毒物と同じ効果ながら、目標値が5上がります。この時相手の生命力は8低下します)
            生命力が0以下になった場合、相手は痛みがわかりません。刺さったことも気がつかないでしょう。
・ 泰山妖拳蛇咬帯  (SP 2 / 命中上記・ダメージ3d+5.00点 部位狙い自動。)
・ 全身絡みつき (SP 2 / 命中上記・避け不可です。受けても・止めても[器用23+2d]で全身に絡みつき、ダメージはなし)全身に絡みついた場合、全身部位での行動は不可。
  → 締め上げ攻撃 (SP 2 / 絡みつき状態では必中。ダメージ・500+3d、絡みつき部位。)
  → 窒息     (SP 2 / 絡みつき状態では必中。ダメージ・なし、相手は生命R後・気絶し続ければ即死。これにはLP肩代わりできません)
生命力を8落とすという効果の「念」をガレオンは持ちます。つかまれたPCが8以下ならば一瞬で窒息気絶してしまいます。PCならば能力値ダウン系の技でも可能です。
→ 振り回し   (SP 4 / 絡み付き状態のみ発動。命中値・上記、ダメージ・500+3dと同じ、ただし振り回されるものは自動ダメージ)つかんでいる対象を使い攻撃。
→ 投げ     (SP 5 / 絡み付き状態のみ発動。命中値・必中、ダメージ・500+3dと同じ、ただし全身部位にもダメージ)組み付きは当然解除されます。
  この投げ自体が別の対象に投げつけた場合、攻撃となります。この場合、命中は上記・ダメージ上記の射撃攻撃です。

・ 魅了凝視   (SP 3 / 命中なし、ダメージなし、[精神20+2d]相手は魅了。アクセラレイターで目をつぶれば無効化できますし、耐えて目標値を半減も可です。)
  → エイミング凝視 (SP 3 / 命中なし、ダメージなし[精神20+2d]エイミング、エイミングにより次の攻撃に相手は防御できません)

毒物攻撃
・ 毒の粉    (SP 3 / 命中判定なし[生命判定18]目潰しで、相手は戦闘中盲目−6修正)修正軽減を見切っているので使うと全てに+10ボーナス。
・ 眠りの粉   (SP 3 / 命中判定なし[生命判定18]相手は生命R後眠り)

★防御・受動行動

命中 基本10+(念による強化+16)で 26+3d6 → 布(剣改造)46+3d6 → MEN使用66+3D(MEN−1d6ですが、6まで消費しません)
命中 基本0+(念による強化+8)で 8+3d6 → → 布(衣服改造)16+3d6 → MEN使用36+2D10(MEN−1d6ですが、6まで消費しません)

・ 受ける  (SP1 / 受け目標・上記)
 → ディフレクト (SP4 / 受け目標・上記、自分の攻撃ではなく、周囲で行われている攻撃に有効です)周囲受けです。ガレオンの布は8ヘクスまで届きます。
 → コルアコル  (SP4 / 受け目標・上記、受け成功後 [器用判定28+2d] 武器を絡み付いて固定します。)武器封じの技術です。
 → 受け・絡み付き(SP4 / 受け目標・受け成功後 [器用判定23+2d]絡み付き) ガレオンの布は相手の攻撃を受け・捌くことにも使える特殊なものです。
 → 虎伏受け   (SP1 / 受け目標・上記。相手には修正−4) 間合いを1取り、同時に修正をかけます。自己転倒などの態勢変化にはSPを使いません。
 → 二刀交差受け (SP1 / 受け目標・上記。) 受けを2本の武器で行います。両手扱いになる以外はメリットはありませんが、達人ぽく見えます。
 → 足受け    (SP1      / 受け目標・上記、足で受けるために筋力判定は2倍でできます。押し倒し攻撃などへの防御にどうぞ。) 受けられるならばです。
 → 足受け・刃乗り(SP1+3(組付) / 受け目標・上記で修正−4、受け成功後 [筋力判定] 28+2d] 組み付き) 身を翻すならば、避けからの反撃をどうぞ。

避ける  (SP2 / 避け目標・上記) 
  → 呼び込み払い(SP4 / 避け目標・上記、避け成功後 [器用判定] 転倒) 避けたとき体をひねり、残された足で相手をひっかけ転倒を誘う技です。

反射行動・アクセラレイター
漣(さざなみ) (SP移動4 +1(反射行動) / 相手の攻撃の前に移動)先制攻撃にも近いものはありますが、こちらは判定勝負はありません。  
袖払い(そでばらい)(SP3 / 命中値・上記・成功後、[筋力判定] 組み付きにより、攻撃部位を使用不能にする)先制攻撃ではありません。

分身   (SP2 / 回避判定を知力勝負に変更[知力15+2d]、成功した場合、目標値に関わらず回避) ガレオンの衣服の布の特別な効果です何度でも可能です。

基本的な保険
・ LP肩代わり (SP +3 / LP−1dでダメージ・破壊を無効化します。HPダメージの場合、最大HP分ごとに振り、無くなった場合、計算をします。)
・ クロスカウンター (SP+3 /相手のカウンターに対して行う防御判定で、このACTを受けや避けと足して回避します。)
● カウンターについて、カウンターをする場合SP+3支払い攻撃を選択します。ダウン効果などを使い、ターンをチェンジさせ翻弄しましょう。

★ 直撃した場合、防護点は200点です。これは服装にかかわりなくあります。

スキルについて。
ガレオンは相手の真意を見破ることができます。ガレオンは嘘発見・みやぶるという技能を日常的に使え、ガレオンが問いただしたら、相手は表向きの答えと、真意をYES/NOで答えなくてはいけません。別に後で気が変わっても構いません。

泰山妖拳蛇咬帯はガレオンの拳法です。ガレオンの布は改造によって剣と同じボーナス効果を得ます。ガレオンの拳法は布で相手を絡めて行動不能にするという技術であり、受けても止めてもそこから絡み付いてきます。避け不可であるために、この絡みつき攻撃は防げません。相手を完全に拘束した後は、締め上げるなり首をねじ切るなり自在です。




敵データ 「オーク兵」 

          経験値 EXP350
能力値  敏捷2 器用6 筋力5 知力3 生命9 精神6
ABT   消耗時SPUP、消耗時命中回避UP、自動タメ、態勢修正なし
習得ACT 修正軽減1、タメS+3、命中MENUP+3、

HP 300 (LP・1)    
MP 33 (MEN・6) 
攻撃SP +30(基本0)  / 防御SP +20 (基本0)  前借可能

★攻撃・能動行動

命中 基本7+消耗4で 11+3d6 → MEN使用(SP+3)17+3DでMEN-1d
・ 移動     (SP 3 / 移動は1ヘクス、移動3回後に攻撃すればチャージが派生しダメージを倍にできます。)
・ 棍棒殴打   (SP 8 / 命中値・上記、ダメージ・1d×20+10、防護点無効)
・ 大戦斧    (SP 30 / 命中値・上記、相手が受けた場合[筋力34+2d]受け砕きで命中、ダメージ・1d×100+60
・ チャクラム  (SP 30 / 命中値・上記、ダメージ・1d×5、命中すると武器と防具の耐久値−1d6)
・ 毒槍     (SP 6  / 命中値・上記、相手が止め場合[器用6+2d]盾通しで命中、ダメージ・1d×20+10)→(毒[生命10]修正−2加算可能)

★防御・受動行動

命中 基本0+消耗4で 4+3d6
避け 0+2d10
・ 受ける  (SP1 / 受け目標・4+3d6) 相手の攻撃を受けます。通常素手では武器攻撃を受けられません。通常は銃弾なども受けられません。
・ 避ける  (SP2 / 避け目標・0+2d10) 苦手なので多用しません。
・ 止める  (SP1 / 止め目標・アームガード使用 10+1d6で止め) 
・ 耐える  (SP1 / 相手の攻撃を回避しない代わりに、ダメージ・効果・命中・判定目標値を半分とします。)ACTを足せないためにダメージを見誤ると危険です。  
★ 直撃した場合 (防護点は50、物理は1/2です。そのため、100点以下の攻撃は無効化します。耐えれば200でも無効です。)

彼等の持っている装備は変ったものがおおく。筋力17の斧・武器防具破壊効果-1d6のチャクラム・修正効果の毒[10]などを所持しています。




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