◆◆◆ ミドルフェイズ 4  ◆◆◆ magi 〜相川弘〜

(magi・・・・・・科学者・あるいは魔術師。)


GM:さてと、というわけで一方、弘君の家に向かっているわけだ。今日は怖いもの見ちゃったけどね。

弘:あんな怖いもの見たの初めてだよ。

コギト:(笑)

GM:家の前に奇妙な男がいる。白衣を着た科学者風の外見の男は手にアンテナを持ち、大型のゴーグルを被っている。
何かやっているね。

弘:ちょっと……じゃあそのまま横を通り過ぎて、ガチャって入るのもアレだから、遠目から観察。

GM:彼はしばらくやっていると振り返り「この家の住人かね?」



――爆笑!!

コギト:面白い感じだなぁ。

弘:「いえ、違います」

GM:彼は名刺を取り出す。

弘:「いえ、違います」

一同:(笑)

GM:「そうかなぁ?君はこの家の住人のような、気がするんだがなぁ?」

コギト:ニュースに載っていた!

GM:「そうそう!君をニュースで見たよ?君は相川弘君」

弘:「じゃあ、なんで聞いたんですか?」

GM:「ははっ」

コギト:「確認だよ。社交辞令と言ってもいいかな?」

GM:「私は金沢教授」

コギト:教授かい。自分で言うんだ?

GM:金沢教授だよ

弘:(不信の目)

GM:「ほら、名刺だ」

弘:「うぅ〜ん」

GM:「そんな嫌な顔しない。君はこの出会いを神に感謝することになる」

コギト:神か……。



弘:「で、どちらさまですか?」

GM:「ミラクル物質を研究している科学者だよ」

一同:(沈黙)プッ……(笑)。

GM:なに?「突然で不躾だが、君に質問があるいいかな」

弘:「迷惑なんで帰ってください」

GM:「待ってよ!?君の人生を左右するかもしれない質問だよ?」

弘:「そういうあの〜……」

GM:「聞いておかなければ」

弘:「オカルトには興味ないんで」

GM:「いや、オカルトでも宗教でもありません。科学です」

コギト:科ぁ学だよぉ〜!

GM:「聞いておかなければ君の人生は滅茶苦茶になってしまうかも知れない。さあ、私の質問に答えるんだ。いいね?」

コギト:いいぃ……?(笑)

弘:「今ここであなたと話しているところを誰かに見られたら、それこそ僕の人生が滅茶苦茶になってしまう気がするんですが」

GM:それを聞くと彼は、手品のようにステッキを取り出し、柄のスイッチを押すと先端から刃がジャキンと出てくる。

コギト:なにぃ!?

GM:それを突き付けながら言う。「答えてくれたらボールペンをあげよう」

コギト:ボォォー!?ボールペンっていうか暴力だよ!(笑)

GM:「これは……便利だよ?空き缶サイズまで小さくなる」

コギト:……いやいやいや!?

GM:「どうかな?これが欲しかったら」

一同:(笑)

GM:「私の質問に答えるんだ。いいかな?」

弘:黙って家入ろう。

GM:「ははっ。あ〜待ってぇ」なんて言ってたけどドアをバタンと閉めるんだね。
しばらく博士はズゥ〜っと家の周りを調べてたようだけど、やがて帰っていくね。

コギト:なんだったんだろう?

弘:なんか変なのだったな。

コギト:あれは脅していたのかな?それとも本当にくれるつもりだったのかな?(笑)

GM:まあ、とにかく、そんな人だったね。

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