◆◆◆ ミドルフェイズ 2 ◆◆◆Engage the future 〜相川弘〜 |
GM:そして翌日学校にてPC1。北斗ちゃんと。「あのね。昨日とても可愛い生き物にあったの」
コギト:コギトのことだ(笑)
GM:弘の机の前に座って、彼女、自分で描いたのかスケッチブックを取り出すね。「これ!」
弘:? 何が描いてあるのか覗き込もう。
GM:あのね。なんかデコボコしていて不定形のグチャグチャしたものが描かれている。星型にも見えなくもないんだよね。
弘:「これ?」(コギトのイラストを指差して)
GM:「足がこの辺りでね。ご……ごめんね。絵が下手で。
昨日インターネットで検索したんだけどそれらしい生き物見つからなくて。
これがね、足、足、足、足。ここになんかチョンチョン出てるんだけどね、わかんない。尻尾かな?」
コギト:それが……可愛いのか……。(笑)
GM:「多分付いていたような気がするんだけど、うろ覚えだったから」
コギト:お前!何を見たんだぁ!?(笑)
弘:「なんか……夢でも見てたんじゃない?」
GM:「いや、ホント。ねえ、帰り見に行かない?」
弘:「……いいけど。……いないでしょそんなの」
GM:「……そうかなぁ」
コギト:○○町にてツチノコ発見。
GM:というわけで学校の帰り道、君と北斗ちゃんは歩いていくわけだね。
「昨日はこの辺りにいたんだけど……」と言って歩いていき、そしていともたやすく発見する。「いた!」
コギト:発見された!また見られてる!?
GM:弘にはよくわかんないんだけど……コギトくんだね。
北斗が見てる。間違いない、北斗は自分を知覚している。
厳密には自分はどこにでもいてどこにでもいない存在なんだけど。
コギト:ほう。そうか。確かにまだ体とか存在しないからなぁ。
GM:北斗はその、発見した場所をトリガーにして発見しているんだね。
コギト:なるほど!すでに観測されてしまったということだね?
GM:そう。北斗は特殊な才能を持っている。
そして弘くん。なにかいるね。具体的には形容しがたい。夕闇が作った暗がりのようでもあり。
うずくまる猫や犬のようでもある。なんだろう?毛むくじゃらと言われればそんな気もする。
丸いもの。なんていうのかな?サッカーボールのようでもある。ゴワゴワしているとも言える。
……さてと。
弘:「……犬…かな?」と距離をとる。
コギト:「にゃ〜」
GM:ここでね、選んでいいんだ。そういう動物もいるに違いないと思えば怖くない。
よくわからなければ〈意志〉判定で恐怖判定を。
コギト:「にゃ〜」(笑)
弘:「……???」ハァハァ
GM:……恐怖判定行こうか。
GM:8以上なんだね。
コギト:【精神】スゴイ低いじゃないの!?
GM:〈意志〉レベルは?
弘:……1。
GM:だから1D10で7以上だね。
弘:ふあっ!!(コロコロ)5。
GM:うわっ!怖っ!?よくわからないからすごく怖い。
弘:「いや、ちょっ、待っ、あれ!?」(ガクガク)と腰砕けになり、後ずさりする。
GM:北斗はそのまま君の手を握り「大丈夫大丈夫」と言う。
弘:「……だっ!?」(大丈夫なわけないだろぉぉお、と言いたい)
GM:近くに寄るけど、ただ黒〜いのが。あるわけだね。
で、北斗は何かを取り出す。タッパーを開くね。
「チクワだよ〜。昨日の残りだけど。昨日、晩御飯がおでんだったの」と北斗は屈託なく笑うわけだ。
コギト:ほ〜ぅ……。これは食べられるの?
GM:〈調達〉してみる?
コギト:よしっ!しかしなにか物凄く……(弘をチラリ)不安にさせてるような物質が沢山出ている。大丈夫かな近付いて?
GM:では、どうぞ。
コギト:(コロコロ)お、すごくクリティカルしてる。これは、チクワについてはかなり詳しいんじゃないの?
弘:そう、この生物はチクワに対して興奮してるんだよ。
コギト:「はっはっは!」28のねぇ……32!!
GM:新たな発見をするね。
コギト:これはぁぁぁ!?
GM:チクワからはほとんど情報は獲得できないとわかった。
製法やらなにやら、どのようなものであるかという物質の中の製造過程の情報が手に入ることになるんだね。
コギト:ふむ。
GM:ところが君が驚いたのはその先である。チクワをかじればかじるほど北斗から物質が飛び出していくね。
コギト:なるほどっ!そうか、コレはそういうものなんだ!!
GM:飛び出す!物質が飛び出すぞ!(笑)
GM:面白い!コレは面白い!そうだね。
一同:(笑)
GM:弘君の視点で言うならば、その黒いのはおでんを食べているように見えないが、
食べていると言われればそう見えなくもない。
GM:「ね?」
弘:……携帯で撮ってみよう。
GM:……なんかピンぼけてる。……おでんは写ってるのになぁ?
コギト:(笑)
弘:「……こ……これはヤバイ。これヤバイ」
コギト:「ぅめぇ〜 ぅめぇ〜」
GM:「なんの鳴き声だろう?」ハイ、決まった。「めぇめぇ」と鳴く。
コギト:やぁ〜!やめてぇ!?「うめぇ」と言っただけぇ〜!!
GM:「うめぇ」か。「うめぇ」ならいいんだ(笑)。はい、というわけで……。
コギト:……チクワが好物。(キャラシーにメモ)
弘:「っていうかさぁ…コレなに?」
GM:帰り道に。「いや、わかんないんだ。ネットではわかんなかったの」
コギト:ほっほっほ。
コギト:……と言っても伝えることはできないんだな。
GM:そうだね。なんていうのかな。情報物質を送ることは出来るかもね。試してみればちょっとわかるかも知れないけどね。
コギト:……ほわ。(なんか飛ばしてる仕草)
GM:〈射撃〉で判定。
コギト:〈射撃〉!?(笑)
弘:撃ち出すんだ?
コギト:〈射撃〉って【感覚】ですか!?ひょっ!!(コロコロ)8!
GM:北斗は振り返った。意図がわかってるのかはわからない。
コギト:ふむ!手ごたえがあるぞ!初めてだ!もっとやろう!
GM:でも「なにか情報を送ってみよう試してみよう!」って送って、初めてちゃんと反応が返ってくる。
コギト:お礼という感覚はあるんだろうか?今出来ることは少ないから……
「なにかほしいものはあるかい?」ぐらいのもんだな。
GM:え〜そうだね。青嶋家に付いて行ってみる?
コギト:ほう、そうんなことができるんだ?考えたこともなかった。行ってみよう。ぽきゅぽきゅ。(足音)
GM:そうだね。
コギト:「にゃ〜ご」
弘:「……付いて来んぞ?……来んな!?」
GM:北斗「どうしたの?」って言いながらソレを抱え上げ……持たれた!!
弘:……これも初めてだ。
GM:北斗ちゃんは言うね。「よし、持って帰ろう。多分、飼い猫じゃないし、私を嫌ってるわけでもない」
弘:「なんか絶っ〜対!病気持ってるって!?」
GM:「大丈夫。嫌だったらこの子は出て行くし、多分この子は悪い子じゃない」
弘:「だ……だ……だって、カメラ写んねぇし!」
コギト:ふむ。ソレ壊れてるんじゃないのかね?
GM:というわけで、ある程度のところで別れていくんだね。そちらの家の方。
コギト:情報飛ばしてみよう。ぴゅっぴゅ!
GM:「うん。まあ……その……そうだね。うん。……もう、心配性なんだから」
コギト:ちなみに弘に情報飛ばしてみてもなんだかわからないのかな?
GM:〈射撃〉してごらん?
コギト:「イクヨ〜?コワクナイヨ〜?」(コロコロ)3。
弘:判定振る以前の問題だろ!
GM:なんていうのかな?弘は「ただ、ただ、コギトとさっさと別れたい」って思ってる。
コギト:……ふう。
GM:多分ねぇ。辿りつかない理由もあるんだろうけどそこは自分にはわからない。
こういう状況はクラウドでもないとわからないからね。
コギト:「そうか!今度クラウドに会ったら聞いてみよう!」どこにいるんだっけな。
GM:クラウドはどこにでも存在する。
コギト:「やあ、クラウド」
GM:クラウドは空中に存在しているね。
コギト:うん。「なんで当たらないんだろう?」
GM:〈調達〉をしてみよう。クラウドからまたなにかが出てくる。2つ出てきた。
コギト:(コロコロ)高いよぉ?っていってもまあ13ぐらいだけど。
GM:人間って言うのは元々情報物質を獲得する力があるんだよ。
ただ、五感が揃ってしまった結果によって、その能力を失うことがある、と。
コギト:「ははぁ。どうしたらいいんだろう?」
GM:次にね。心の壁が出てくると受け入れられない事がある。
コギト:「壁……壊す……キラリ!」(弘の方に視線)
GM:コギトの願望だけどね。
「こうしたらいいな」っていう自分の願望は自分達では叶えられないんだ。
というかまだそういう進化はできていないね。
コギト:そうか。「壁を壊したらいいなぁ」と誰か望めばいいんだ。
GM:そう。誰かが望めばそれができるんだけど、今現時点でそれは君が望んでるだけではできない。
コギト:そりゃそうだ。
弘:ATフィールド!(身を守る仕草)
GM:そうね。彼の〈意志〉判定の防壁は立派に働いてる。
コギト:なるほどね。さっきの〈意志〉判定はそういう意味でもあるんだ。
GM:どう受け止めていいかわからないけど、とにかく〈射撃〉能力じゃ届かなかった。
コギト:なるほど。2つと言ったけど、今のが一つ目?
GM:もう1個は少し高い。
コギト:流れてる(笑)。
GM:優先的な情報から手に入れなきゃいけないんだね。でも、見た目からはまだ判断できない。
コギト:(コロコロ)お、回ってるんじゃない?15。
GM:なんていうのかね。要するにそういうの優れてる人がいるんだってさ。いわゆる第六感っていうか「見える人」
五感以外の感覚を物凄く重要視してる生物。そういうのが北斗らしい。
また、なんていうか、一度そういう生物が自分達のことを認識すると、なにかをトリガーに「発見」することがあるんだね。
コギト:おう。
GM:例えば「その場所にはいる」とか。本来どこにでもいる自分たちがそれをやられちゃうと、もう、すぐ見つかっちゃう。
コギト:「は〜それにどうやら、今まで見えてなかった人にも見えてるみたいだしね」
GM:そう。その人を媒体にして周りにも認識され始めちゃうのね。
コギト:「な〜るほど」
GM:こうなった状態だと自分達の体が勝手に生成を始めてしまう。
コギト:「へ〜。そういえばクラウドのその体は誰かに生成されたの?」
GM:……クラウドのほうは情報順にいうと……これはねぇ、また出てくるよ。
難しい情報だ。多分コレは15ぐらいになっちゃう。
コギト:あ、難しいんだ。クリティカルしないといけない。ひぇぁ!!(コロコロ)クリティカルしてんじゃね?20。
GM:じゃあ……クラウドの姿っていうのは実はまったく固定されていない。決まった形なんて無いんだ。
ところがあんな姿をしているのは、何らかの情報がコギトの中にあって、それが投影されてこの体が写ってるみたい。
コギト:「んん?」
GM:自分には経験はないけれど「自分の中にクラウドの情報を投影する理由」があるみたい。
コギト:「なるほど。じゃあ、ボクが見てるんだな」
GM:そういうことになるね。
コギト:「ふむ、なんでだろう?」
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