◆◆◆ ミドルフェイズ 1 ◆◆◆ Engage the future 〜コギト〜 |
GM:というわけで、弘の環境がわかったところでPC2コギト。
コギト:「なにか今日も〜奇跡的なことでもやろうかな」みたいな感じな。
「結局あの後どうなったんだろうねぇ?アレは」
GM:え〜?
コギト:「そんなに気にする事じゃないのかね、クラウド?」
GM:浮浪者の話か。クラウドは気にはしていない。というかその事の記憶も無くなってるんだろうね。
コギト:「おう?」
GM:あんまり関心もないからね。
コギト:「ふむふむ。ひょっとして君はあんまり記憶が保たない人?そうするとコレはボクだけの機能なのかな?」
GM:〈調達〉してみるといいよ。
コギト:(コロコロ)いやぁ〜!(コロコロ)やっは〜!滅茶回ってますがな〜!?
GM:コレの目標値は6だよ。
コギト:15だ。
GM:クラウドには情報がもんのすごく入ってるみたい。
コギト:「ほう?」
GM:その中の圧縮された情報の一つが、君の言ってる内容。
コギト:とすると……。
GM:クラウドは君なんかよりも情報収集技能がすごく高くて、
おそらくこの町中から、すごい些細な願いまで聞いてるみたいだね。
コギト:へぇ〜。
GM:その中においてこの前の事は、割合比率としてすごく小さいものとして扱われてるみたい。
それにクラウドは、その話の過程や結果の考察とかを取ることもないみたいな。
コギト:「なるほど。まあ、つまり君にとっては取るに足らない事というか、珍しくもないことなんだな。
ボクは初めてだったんでね」
GM:と、そのように思いながらまたいつものように情報物質を探し歩いていると、信じがたい生物を発見するわけだ。
コギト:「ほう?」
GM:その生物、『青嶋北斗』は土手から河川敷の少年野球を見ているんだね。
コギト:「おや」
GM:ぽわぽわぽわぽわと情報物質が出てるわけだ。
コギト:「にゃっほう。なにかしてほしいことない?」(笑)なにか望んでいるかな?
GM:〈調達〉でわかるね。これも6ぐらいで。
コギト:(コロコロ)ほっほっほ。なんかすごくクリティカルしてるぞ?33!!
GM:レベルアップしたね。君の〈調達〉能力が。
GM:まず、わかったのは、バッターボックスにいる男の子に対して『がんばれ』と心の中で応援していたのがわかる。
彼女の望みみたいだ。
コギト:ふむ!
GM:ところが情報収集の中で、一つの情報は感情の表面に出ているものだけだったんだけど、
今はその人がどういう人なのかという事まで、さっきの目標値でわかるようになったみたいだね。
彼女が情報を送ってる先の男の子は、弟の大地くんだね。
コギト:ほうほう。
GM:野球少年で野球をしている。で、彼女は大地とは仲良くないんだけど、応援をしているんだね。
コギト:うん。
GM:義理の弟なんだな。関係は。
コギト:義理が多いな。
GM:うん。大地はスイング。三球三振。口惜しそうな大地。
コギト:あら。
GM:途端北斗は悲しみでいっぱいになる。なぜ北斗のほうが悲しんでいるか、まだ目覚めたての今の君ではよくわからない。
ただ、北斗が心の中でべそをかきそうになるのがわかる。彼女の情報物質はカラーリングが特殊なんだね。
すごくわかりやすい色をしている。華やかになったり青くなったり。
コギト:なるほど。
GM:それが、珍しい雰囲気と言ってもいい。
コギト:へぇ〜。ほぉ〜。ブルーになったり、元気になったりしてるのか。
GM:青くなったのが一気に明るくなって、で『がんばれ野球少年』と心の中の応援なんかが出てくるんだね。
コギト:ほう。
GM:そうすると、土手のほうでは野球少年が指を指している。
「あれがおまえのお姉ちゃん?」「学校の帰りだかんな」「見に来たんじゃね?」「きもっ!死ねよ!」とか話をしてるんだね。
コギト:うん。ヤバイ望みをしている。聞かなかったことにしよう(笑)。
GM:大地からも情報集められるね。
コギト:一応見ておこう。
GM:ちょっと距離があるから8ね。
コギト:距離が関係あるんだな。でやぁ〜!(コロコロ)
GM:今君は北斗の主観に行っているからね。その目でもう成功だけどレベル上がるかもしれないしね。
コギト:17。
GM:大地は北斗が嫌いなんだ。
両親の離婚で父親に付いていった大地だけど、父親はさらに再婚しちゃって、お互いの連れ子が顔を合わせて、
それが大地と北斗なんだね。
コギト:へぇ〜。なるほどねぇ。そういう難しいことってボクはなんとなくわかるのかな?
GM:情報的にはわかる。理解するという意味でわかってるのは、大地が北斗を大嫌いだと思ってること。
コギト:な〜る。
GM:でも、大地は大嫌いだと言ったけれど、明るい色が北斗に送られてるんだね。日差しのようなポカポカとした陽気。
コギト:ふむ。でも本当は嫌いじゃないかもしれないわけだ。
GM:しかし、真に恐るべきことはここから起こった。北斗の目線がなんと、こっちに向けられているのだ。
コギト:「ん?……ぅほうっ!?」見えないよね。何を見てるのだろう。
GM:おかしい。どういうことなのか北斗の情報物質は流れていないか、宙を探してみるが情報物質は発散されていないね。
北斗はジッと君の事を見ている。人間は大抵何かしらの物質を流しているはずなんだが、まったく情報物質は出てこない。
コギト:(汗)
GM:やがて物質が出てくる。
コギト:ほう!出てきた。これでわかる筈だ。〈調達〉してみよう。
GM:北斗の前に行ってその物質を調達する(笑)。
コギト:変な感じだねぇ(笑)。そぅれ(コロコロ)。あぁ、あんまり高くないな。
GM:これも6くらいなんだけどね。
コギト:成功!
何この生き物?
猫なのかな……?
犬なのかな……?
可愛い♪
GM:そうだね。初めて人間に認識される。これが劇的な出会いなんだね。
コギト:!!
発見されたあまりのショックでで、コギトの身体中からは情報物質が吹き出していく。
自分の体から吹き出した物質は、視界を塞ぐほどの量になりもんどりうって転がる。
何も見えない!
GM:「よしよし」と撫でられるね。
コギト:な……撫でる!?(笑)
GM:なんか情報物質が出てくるぞ。獲得する?
コギト:してみる。なんだこれ?(コロコロ)え〜13。
GM:え〜と内容はね。お腹を撫でてやろうと考えた。そしてわかるね。ここがお腹だ!!
弘:お腹を手に入れた。
GM:お腹を手に入れた。
コギト:この感触がか!!
GM:わかんないんだよね。まだ、目も口も鼻もないから。
ただ、北斗の認識の中では、具体的な形をイメージして可愛いと思ったわけじゃなくて、
君の物質情報を北斗が感じ取っていて、それで思わず「可愛い」と言う認識になる。
コギト:可愛い……のか?
GM:もしかすると北斗はものを見ているんじゃなく、フィーリングを見てるのかもね。
コギト:なるほど〜。視覚的になにか違うものを考えているのやも知れぬ。
GM:それで、君は今のシーンで笑ってしまったので「笑う」を初体験する。
何がなんだかわからないが、とにかく可笑しくて笑った。
恐らく「笑う」でいいんだろう。
バイオリズムが激しく揺れているわりに、それにはまったく意味など介在せず、
それでいて一過性の興奮に支配されている。
GM:北斗はやがて帰っていく。なんかね。晩御飯の用意。買い物しなくちゃいけないなという。
君の顔をチラと見て「今日はおでんにしよう」と決めた。
コギト:(笑)おでん。
弘:おでんかぁ。
コギト:しばらく笑っていよう。さっきのは面白かった。
GM:(笑)
コギト:「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」……ちょっと違う気がする(笑)。
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