◆◆◆ ミドルフェイズ 20  ◆◆◆ オーヴァード

(超人・・・・・・人間以上であったとしても、人間のカテゴリーに入らないなら優れているかの判断は難しい。)


コギト:(コロコロ)7〜!助けて〜!?

弘:フレー!フレー!パーン!!(なにかが破裂する仕草)

GM:……消滅だなコリャ。

コギト:まずいねぇ。1……2……82%までいきました。

GM:いよいよラストバトルって感じだね(笑)。

コギト:まだ、ファーストバトルもしてないのに。

弘:いきなりクライマックスじゃん。



GM:夕飯のお惣菜とか包んで、弘の家に向かっている北斗ちゃんの姿だね。
君も付いてくるけど、彼女の情報ポツポツと落としてる。すごく、なんか点滅してる。

コギト:「どうした?」(コロコロ)……これだけ振ってクリティカルしないとは。11だ。

GM:「只事じゃないだろう。ちょっと心配。もしかしたら……なんとかしてあげないといけないかも」

コギト:「ぬぅ〜」



GM:とりあえず、弘の家に向かってるんだね。夜。

コギト:「ふぅむ……。まあ……コギトもちょっと心配だな……」

GM:そうだね。そんなことを話していると、ちょうど弘の家の前、沢山の黒服の姿が見えるね。

コギト:「む!なんか、まずいぞ」

GM:彼らはバンから降りていく。手には何かしらの物を持っている。武器かも知れない。……自動小銃だ。

コギト:「……只事じゃない」

GM:北斗、慌てながら電話を掛け始める。「もしもし、もしもし、警察ですか?」
……君はよくわかんないけどね。こういうの(笑)。

コギト:「なにしてるんだ?」

GM:「今、警察呼んでる。助けを呼んでるの!警察ですか?」
通じると「もしもし!」と言って声をかける。 「警察ですか?」

「……ちがう」と声がするね。



コギト:「なにっ!?」

GM:その声はすぐ後ろからかかり、出てくる男達。鼻の大きな男と大目玉の男。

弘:出た〜!

コギト:出た〜!?

GM:「感染者だ。駆除する」と言って彼らはジャックナイフを抜く。

弘:だから、得物がチープなんだよ。

コギト:北斗がいる時に襲われるとは……。
やっぱカバーリング系のエフェクト取っておくべきだったね。さぁ来ぉい。

【1ラウンド目】

GM:ついに戦闘だよ。まず行動値。相手の行動値は、11。

コギト:早っ!はい4ですよ。

GM:まず、鼻の男が情報物質の吸引に入っていくんだね。
北斗が助けを求める声が、なかなか周りに通じない。ただ「大騒ぎしている奴がいるな」ぐらいの認識にしかならない。

コギト:「にゅうぅ〜」



GM:もう一人の大目玉がジャックナイフで襲いかかってくるわけだ。
しかもエフェクトが判らない。空中に発散されている情報が存在せず、攻撃の軌道や軌跡もわからないのだ。
(コロコロ)あ、クリティカル。(コロコロ)クリティカルしてる。(コロコロ)35!!

コギト:……ガードでしょ。

GM:ダメージいくよ。(コロコロ)38点!

コギト:さすがだぜ戦闘用着ぐるみ。

弘:チン!

GM:チンなの!?

コギト:いや、全然。喰らったよ(笑)。

GM:1ターン目、北斗は「悲鳴を上げる」で終わりだね。君の番だよ。どうする?目の前に大目玉。

コギト:「……ぬぅぅ〜。弘が言ってたが……コギトは怖いぞ」

一同:(笑)

GM:「こいつ、危険だ!……駆除する」

コギト:さて、いってみようか。
まず、マイナーアクション《オリジン:レジェンド》!
そしてコンボ。《レネゲイド・スマイト》《コンセント/ソラリス》《錯覚の香り》《絶対の恐怖》「恐怖しろ!」
これだけ振れば回るだろう。(10Dコロコロ)……自分がよくわからない。15。かわされたと見た。

GM:避けた!





北斗は悲鳴を上げようとするが腹が蹴られる。声が出ない。殴られる電柱にぶつかる、呆然とする北斗。
暴力が怖い  震えながらうずくまる。

しかし男は構わず蹴る。


【2ラウンド目】

GM:そして2ターン目だね。大目玉の男が君に攻撃してくるぞ。手に持っているのは巨大なジャックナイフだ。
目標値は(コロコロ)7だ今度は!

コギト:これは普通に回避させていただく。《命の盾》(コロコロ)クリット。

GM:避けた。君の番だ。

コギト:(レコードシートを確認)あぁ〜まずいわ。

GM:まずいね(笑)。

コギト:マジでまずい。

GM:マジでまずいね。



コギト:行くよ〜。同じコンボで。(コロコロ)21!

GM:当たるよ!

コギト:3D!(コロコロ)装甲無視29点!「きょ〜ふ!」

GM:《ショックアブソーブ》1回だけダメージを減点。20点軽減だ。

コギト:……マジ?

GM:こいつ恐ろしい敵だ!

コギト:それより《リザレクト》できなくなったよ!

GM:(笑)



北斗は蹴られて道路に転がる。弘の家が見える。

大声を出そうと息を吸い込む。(……危険を……知らせなきゃ!)

その背中にジャックナイフが突き立てられる。

胸の間から刃先が飛び出す。
心臓が貫かれた。


コギト:ぅおぉぉ〜い!?(動揺)



声が出ない。
道路に力無く倒れ、広がる。
虚ろの瞳の北斗の髪の毛が捕まれると引き抜かれたナイフは首の切断に取りかかる。
もう北斗に抵抗は無い。

刃が走る。

日本刀が閃き、ジャックナイフが弾き落とされる。
銀次の姿である。
「北斗ぉ!しっかりしろ……貴様等ぁ!」




弘:えぇ!?

コギト:ふぅ!

GM:これで銀次がパーティに加わるんだね。北斗は倒れたまんま。目の前には鼻の男と目の男がいるんだね。

【3ラウンド目】

GM:というわけで次のターンどうぞ。……相手からか。

コギト:そうですよ!

GM:目標値は10。

コギト:10か。10ならば……マズイんだっちゅうの!こんなにマズイとは思わなかった。でもねぇ爆発するんだよ。
何度も戦える体じゃないっつうの!(コロコロ)うん、19だからかわしてるねぇ。

GM:もう一方の奴も普通に銀次に斬りかかって、銀次はガードして終わり。

弘:おぉ〜。強いね。

GM:これは不思議なことなんだよ。銀次も同様に相手の動きを知覚できないはずなんだ。
でも銀次は相手に対して自分の『動き情報』を投げた。
相手は、それに釣られて攻撃してしまったんだ。



コギト:でもコギトは……こりゃ多分消滅するわ。この状態でこれはまずいわ。

GM:消滅だからね。

コギト:ドンドン強くなってるよ?(←ダイス増加)

GM:ドンドン強くなってるよ(笑)。

コギト:やべぇよ。え〜と、7、8、9のここでエフェクトが!
ピコーン!「コギトを怒らせたおまえ達が悪い!」(コロコロ)36!当たったね。

GM:当たる。

コギト:35点!ボン!



GM:これで、さっきの大目玉死ぬんだよね。大目玉は……ってどうなるの?
それ、なんか「わぁ〜っ!」て叫ぶんでしょ?

コギト:そんな感じ。こう、顔の真ん中の丸いトコがグルグルグニャアってなって……。

GM:相手は突然「ぎゃぁ〜!!」と叫び始め、やがて恐怖のために絶命します。

弘:なにそれ。・・・・・・やだなぁ。

コギト:いや、こいつが嫌がるビジョンを察知して映し出した感じ。

GM:なんかねぇ。サイケデリック・アートでピピーッ!バーンって。
肉体的にではなく、精神的に追い詰めて、肉体に現れてダメージみたいな。……ヒドイ!

コギト:コギト的にはなんだかよくわからない。



GM:もう一方も銀次さんと斬り合いになるんだけどね。

コギト:ここで《狂戦士》〜!ああ!? 死ぬ死ぬ。



GM:それはやんなくていいや。
鼻の男がそちらに襲いかかろうとした時、ナイフが刺さってるはずの北斗、そのまま男にぶつかるんだね。



態勢を崩す男。銀次さんは飛び道具のように大量の情報物質を送る。
瞬間鼻の男は吸引するが、大量の情報にフリーズ一瞬完全な無防備になる。
そのまま刀で一閃。
綺麗にその男だけスライドして倒れる。北斗は無事。


コギト:「わぉう」

GM:北斗。よろめき倒れるが、ナイフが、やっぱり刺さってるんだね。
深々と胸にナイフが刺さってるのに……血が出ていない。

コギト:「大変だ!大変だ!?」

GM:銀次さんは君と北斗を掴むんだね。

コギト:「おうっ?」

GM:「おい、行くぞ!」「待って!あそこに弘が!」
「駄目だ!お嬢ちゃん!俺は加勢にきたんじゃねえ。止めに来たんだよ!」

コギト:「わぅ」

GM:「あそこはすでにエージェント達が取り囲んでる」……というわけで弘。

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