◆◆◆ ミドルフェイズ 19  ◆◆◆ family circle

( family circle・・・・・・家族愛・もしくは家族の絆をさす。望ましくないものを含む。)


GM:というわけで…あれかぁ。君がちょうど家に帰ってきた時の事だね。
ずいぶん遅くなって帰ってくると、家のほう……玄関を開けて入ると、真白がなんか掃除をしてるのが見える。

コギト:あぁ〜。(吐息のような溜め息)

弘:「ただいま〜」

GM:「あ、今、掃除してる。ごめんね」と言いながら振り返る背中に……弾痕があるのね。服に。

コギト:うわぁ〜おぅ。

弘:「……なん……なんかあったん?」

GM:玄関の調度品なんかも無くなり、額縁が増えたりしている。
始めは「久しぶりに大掃除をしようとしてるの」といった明らかにひきつった笑顔を浮かべようとする。

弘:「……」

GM:彼女、そのまま見つめると黙ってしまう。手を止める。
「黒服の人達が来たの。……お父さんが追い返そうとしてくれたんだけど、そのぅ……殺しちゃって。
……大丈夫、そのぅ……私直したから」

弘:「やっぱ、その……事故からなんかおかしい?」



GM:「おかしいっていうか……やっぱり、なんかおかしくなってきてる。治ったなんておかしいもんね」
真白の話からするとやっぱり、家の周りに黒服の人がいたことはいたらしいんだ。

弘:「うん」



GM:で、真白はポツッと言ったんだね。「お父さん、追い返してきてよ」それはちょっと冗談的なイメージだった。
そしたら、お父さんは……殺してしまったらしい。
ビックリして真白は治ったらいいのにと思って介抱しようと思ったら本当に直ってしまい
「どうなっちゃうんだろう?」みたいな。
で、彼らは何事もなかったように帰って行ったみたいな。



コギト:(ゴクリ)こりゃあ……攻撃してくるかも知れないな。

弘:今、家の周りにはいないの?

GM:今はいない。

弘:真白に「おまえは、なんかどうも病気みたいなんだよ」

GM:「……うん。わかってる」



弘:「で、さっき……そういう病気を研究してる人がいて、匿って貰えるような話をしたから……一緒にそこに行こう」

GM:「……うん。……わかった。……今から?明日?」

弘:「う〜ん……。今からのほうがいいね」

GM:「うん、わかった」真白、青くなって荷物を取りにいく。



弘:「お父さんは?」

GM:お父さんは奥で「晩御飯ができちゃうぞ」と言うね。

弘:「んなもん、いいから」

GM:「真白は掃除ばっかりして、手が汚れてるだろう。早く洗ってきなさい。おまえも家に帰ってきたら、手を洗うんだぞ」
とお父さんが言うんだね。

弘:「出るよ」



GM:「お父さんも行くのか?」と言いながらコーヒーを持ってくる。

弘:「子供達だけで……そんな遠くいけないでしょう」

GM:君が家の中でやっている時か。コギト。侵食率を振ってくれ。

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