◆◆◆ ミドルフェイズ 16  ◆◆◆ 銀次との再会

(法の番人・・・・・・正義を行うものが有益であるのは、自分がその社会の枠組みに容認されているからである。)


GM:というわけで、弘は家でそういうものを調べ、一方コギトは北斗と一緒に。
北斗は帰り道で足を止め「あっち行ってみよう」と言って公園のほうに向かうんだね。

コギト:「なんか……」

GM:人を探しているみたいだ。この危ない中に。

コギト:「ほ〜う」

GM:「銀次さんを探そう」

コギト:「そうか!確かにあの人だったらもう少しわかるかもしれないな。付き合ってくれるかな?」

GM:「わかんないけどお願いしよう」

コギト:「よし、探そう」くんくんくんくんくん!



GM:〈調達〉だね。結構難しいけど。

コギト:割と、あの人は〈調達〉しちゃってるんじゃないかな?
ということはこのなにもないトコを探せばいいんじゃないかな?(コロコロ)11でした。



GM:11だと、見つからないんだけど、銀次さんのほうから来るんだね。
君たちがちょうど「いないね」と言いながら自販機の前で飲み物を買おうとしていると後ろから声がかけられるんだね。
「おい、おまえ」

コギト:「おう!師匠!」

GM:銀次さんは君が情報を調べているという情報を探してたんだね。

コギト:なるほど。



GM:見つけちゃって、追いかけてきたみたい。「おまえらなぁ」と言いながら……。

コギト:「見られたか」

GM:「おまえはまだ〈意志〉の力で閉じてねぇからな」

コギト:「どうしたらいい?」

GM:〈意志〉レベルを取って、それが防御のための数値になるんだ。
それが高ければ高いほど……っていう情報がやり取りされるんだけど、まったくそこらへんは他の人にはわからない。

コギト:う〜ん。こくこく。

GM:あ〜。



一同:(笑)

GM:「二人ともわかる言葉で喋ってよぉ!?」

コギト:「……意志の力だ!北斗!」



GM:一応銀次さん。「コンビニのおにぎり買ってくれたら相談に乗ってやる」と言う。

コギト:「おにぎり……」と言いながらジッと北斗を見る。

一同:(笑)

GM:そうだね。なぜかコギトもおにぎりを貰い、銀次さんにおにぎりを渡し、北斗は「もう……」というわけだ。
一応銀次さんは話してくれるよ。「なに話せばいいんだ?あぁ?」弘の事を話す?

コギト:「戻すことはできるのかなぁ?」

GM:「戻すか。考えたこともないな。俺はそういうことやる人じゃないしな」

コギト:「だよな。コギトもあまり考えたことはなかったな」



GM:「治療しようと思っている組織が二つぐらいある」

コギト:「ふ〜ん?」

GM:「一つがUGN。治療できないと思ったら駆除する」

コギト:「まずいなそれは」

GM:「ああ、ほとんど駆除される」

コギト:「コギトもそれは少し考えた。例えば……誰もいないときにあの家にUGNをやったら……」

GM:「みんな殺される」

コギト:「みんなじゃダメだ」

GM:「みんなだ。俺の知っている事件でも家族の中の一人が感染したがために家族全員が捕まえられてしまったという話を聞いたことがある」

コギト:「そりゃあ、悪い奴らだな。ハッキリ言って」

GM:「いい奴じゃあない。感染を防ぎたいんだ」

コギト:「う〜ん」

GM:「空気感染するわけじゃないが、それがお互い影響して感染が広がる事があると彼らは思っている」

コギト:「……嘘じゃないな」(笑)

GM:「UGNに関してはレネゲイド・ウイルスに感染した超人を駆除するゴミ掃除人というのが、俺の認識だ」

コギト:「なるほど」



GM:「この町には見た目以上に化け物がウヨウヨしている。おまえ達も含めて、俺はもう10人以上に会ってる」

コギト:「会ってる」

GM:「だらけなんだよ」

コギト:「ひょっとしてこんな奴は見たことあるか?」クラウドのことを言ってるんだけど。

GM:情報物質をパッと送る。その方がわかりやすいからね。〈調達〉してくれ。

コギト:(コロコロ)13!

GM:まず、UGNにはあの鼻の人と目の人がいるね。
で、次に……浮浪者。コイツは物凄く人を殺しているらしい。



コギト:あ〜!うぁ〜!やっぱり来たよぉ〜!!

GM:次にわかるのがね。
警察の人が新城っていう子供に声をかけたらみんな殺してしまったらしい。
で、UGNと戦闘になったということがある。

コギト:「……なぁ〜るほど。こりゃあ、ばれるな」



GM:と言う風な流れを聞き、UGNは新城がなにかあったのかというのを、ちょっと調べてるみたい。
新城は少なくともオーヴァードじゃなかった。
それが、すごく攻撃的なオーヴァードになってしまった。まあ、ジャームなんだけどね。

コギト:「ん〜」



GM:これはどっかにルーツがあるんじゃないかと、エージェントを沢山集めているらしい。

コギト:「それはまずい。これはもう……かなりチェックメイトぐらいに近付いてきているぞ」

GM:まあ、まだPC1との接点は見つかってないみたいだけどね。

コギト:「どどどどうしたらいいんだ!?」

GM:銀次さんは結論だけポツリと言うわけだ。「もしもその相川っていうのがターゲットにされたんなら、助からない。
俺はUGNから逃げ延びた奴を知らないんだ。俺は10年も逃げ続けている」

コギト:「いたいた」(←銀次を指差す)

GM:「いるけれど、それは……おまえら家族も何もかも捨てるのか?」

コギト:「う〜ん。ちょっと説明するのは難しいな。逃げたほうがいいと言うのは」

GM:「でも、正確には特定できてない筈だからな、まだ」
もしかしたら、さっきのUGNを探した情報があるんで、ちょっと向こうも。

コギト:「勘付いたかも」

GM:調べてるのがわかってるかも知れないけど。



コギト:「ほう!」きゅんきゅん!きゅ〜ん!(悩)「さて……戻す方法はわからない。厄介ごとは増えるばかり」

GM:北斗は頭を下げる。「銀次さん……助けて下さい」銀次はへの字口で見下ろす。
「断る。身勝手なお嬢ちゃんだな……。UGNに関われば俺だって危ないんだからな」

コギト:ふう……。

GM:銀次さんが情報を落とした。

コギト:(笑)この人は言ってることと考えてることが……かなり。(コロコロ)13だ!

GM:助けてくれるという情報じゃないんだ。こういう内容なんだね。
「無理言ってるのはわかってるんだろうなこのお嬢ちゃん。今の情報を見るとこの嬢ちゃんもそれがわかっているんだ。
でも……多分……やり切れないんだろうな、これ以上死んじゃったら」

コギト:死んじゃったらか。



GM:「UGNは危険だし、マークされたらいつか殺されちゃうぞ。
お嬢ちゃんそんな荒事に首を突っ込んでたら……大地君を一人ぼっちにしちまうんだぞ」
と、銀次さん、思わず感情を零したんだね。

コギト:この人本当に感情わかるなぁ。



GM:銀次の方は、北斗があんまり頭を下げているので、手に持ったゴミをぶつけて、そして立ち上がって去っていくね。

コギト:ふ〜む。

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