◆◆◆ ミドルフェイズ 17 ◆◆◆ 御堂光 |
GM:というわけで、弘か。放課後にてだね。
弘:放課後に……怪しい研究所に行ってみるかな。
GM:ちょうど学校の昼休みの時にね、先生が声をかける。「おい、相川」
弘:「はい」
GM:「なんか、おまえに呼び出しがあるぞ」
コギト:「ピンポンパンポーン〜。相川弘君……相川弘君……」
弘:「どちらさまから?」
GM:「よくわからないんだ。でも、校長先生がおまえに話があるって」
コギト:校長先生かぁ。
GM:「来客が来てるらしい。なにかやったのかおまえ?」などと先生は言い……。
弘:「退学ッスかねぇ」
GM:「先生は知らないからな。
もしかしてタクシーのことか?関係ない。おまえが無断で飛び出して行った事は先生には関係ないからな」
なんて言いながら。
コギト:そんなことが気になるのか(笑)。
弘:「先生の名前で領収書を校長に渡してあります」
GM:「校長にかよぉ!?」そんなことを話しながら校長室。
応接室には校長と見慣れない一人の男がいた。
40代と思われる長身のすらりとした男性で、白いスーツを着ている。瞳も切れ長。
“モデルか何かをしている”とでもいえばしっくりくる雰囲気だろうか。
コギト:ん〜?
GM:彼は君が来たのを見てから、スッと手を上げると「校長。席を外してくれたまえ」と言い、
校長は「はい!ただいま!」と言って出て行くね。脂汗を流しながらペコペコ頭を下げ出て行く。
彼の方は弘に視線を送るわけだ。笑顔。「初めまして。君が、相川……弘君だね?」
弘:「はぁい」(警戒心バリバリ)
GM:「私は御堂光(みどうみつる)。ウイルス学の研究をしている科学者です。」
コギト:ほう……。
弘:「はあ……」
GM:「君にいくつか質問があります。非常に深刻な話題になってしまうかもしれませんが、ご容赦願いたい。
実際深刻な話題なんですよ」と言って椅子を勧めるんだね。
弘:勧められるまま、座りましょう。
GM:「君の妹さんの、相川真白さんだけど、最近何か様子がおかしいなんてことは無かったかな?」
弘:「まあ……割と」
GM:「私の知る限り、真白さん、交通事故以来様子がおかしいよね。
学校にもいかなくなり、外出も極端に避けている。お父さんの忠司さんだって、執筆活動は現在休止中らしいね」
弘:あ、そうだったんだ。
GM:真白はね、そういう所までちゃんと行き届いてないんだね。
弘:「てか、なんで、そこまで知ってるんです?」
コギト:新聞記者か何かの類にしては……。
GM:彼、笑顔を作ったままだね。
「新城キヨシ君って知ってるかな?轢き逃げ犯人なんですがね。
発見した警察から“様子がおかしい”と連絡を受けて確認に行ったんですが、何処に行っていたのかを確認しようとしたら、
ひどい恐慌状態になりまして、事件を起こしましてね。ふふ」
コギト:ふふ?
GM:「警官2名が死亡、私の部下の職員1名が重体。キヨシはそのう……ふふ……射殺されましたよ。
キヨシ君、君の家、来ませんでした?」
弘:「……え〜。まあ……」
GM:「じゃあ……おわかりだと思うけど、真白さんって多分、非常に危険な状態なんじゃぁないのかな?」
弘:「いやぁ……」
GM:「すぐに治療しなければ、周りにも問題を出してしまうのではないのかな?」
弘:「治療って……」
GM:「詳しい事は言えませんが……私、実はそういう……感染者の治療をやっている……研究者なんですよ」
弘:「はぁ……ですから、なんでそこまで……ご存知なんで?」
GM:「すでに警察のほうから、これは大変な事態になっているので、お任せできないかと通報を受けていましてね」
弘:「はぁ……」
GM:「ゴホン。単刀直入に言うと、私はこういう事を専門的に扱う国際的な組織に所属していまして……
妹さんの治療について私に任せてもらえないかと、そういう話なのですよ。なに、悪いようにはしません」
弘:「あぁ〜……(沈黙)ちょっと、考えさせてください」
GM:そうだね、君が部屋から出て行こうとすると
弘:「いや、殺してない……と……思いますよ?」
GM:「そうかなぁ?」まあ、彼はそう言った後に、チラリと見て
弘:「まぁ……そん時はそん時です」
GM:そだね。一応彼にそういって話をし、
ドアが閉まる時、一瞬だけ舌打ちをし、睨んでいる姿がチラリと見えるわけだ。ガチャリ。
弘:「……」
GM:北斗、心配そうに君が帰ってくると見てるけどね。「なんだった?退学?」
弘:「退学じゃなかったんだけど……校長が超ブルってたぜ」
GM:「そっか(笑)。なんか……見たかったな」
一同:(笑)
コギト:「恐怖物質というのが出るんだ」
GM:あ〈調達〉できる。今、彼の体にはちょっと物質が残ってる。
コギト:「ほう……」
GM:あ、侵食率判定だ。
コギト:(コロコロ)あ。
GM:飛ばしてるねぇ〜!!こいつ帰ってこれねぇぞ!?
GM:やるね。すごいねコギト。
GM:君のダイスが全てデカイからね。こんなに……平均値になるはずなんだけどね。
弘:こんなに上がるんだ。
GM:いや、これは上がり過ぎ。
俺はこのバランスはまだそんなに行かないかと思ってたけど、今は破滅へまっしぐらに走ってる。
弘:もう判定+ゾーン入ってんじゃん。
コギト:うわぉう。マジで?いや、まだまだ。(シートを確認)あ〜入ってる!
GM:すげぇよ。1D上がったよコイツ!
コギト:ジャジャ〜ン。「いよいよ事件の核心に近付いてきたようだな!!」(コロコロ)(コロコロ)(コロコロ)
GM:お、これはもしかしたら……。
コギト:32!!
GM:レベルが上がったね。
コギト:やったぁ!30がラインなのかな?
GM:君の中で、服に付いてきたり、そういった情報物質が手に入るようになったわけだ。
つまり、その人がどこから来て、そこで誰となにがあったか、なんとなくわかるようになった。
コギト:ピコーン!サイコメトリィィィ!!
GM:会ったのはね、御堂光っていう人なんだけど、
これはウイルスの科学者なんて言っているが、本当はUGN支部の人らしい。役職は支部長。
コギト:「……チェックメイトされた。マズイ!奴らはもう近くまで来てるぞ!!」くるくるくるくる!
GM:もう、なんていうかな。
治療するという風な言い方をして、相手の出方を窺っていたようだけど、妹さんを確実に確保したら駆除するように考えてるみたいだね。
始めから駆除するつもりみたいだ。
口では治療するなどなんだの、言葉巧みに綺麗な言葉を並べて、縋りたくなったこの子が飛びつくのを待っている。
そんな感じだね。
コギト:「……なんて感じだな。まあ、あくまでコギトにわかる感じだけどな」
GM:ただね、やっぱりなんか、これ以上のことは詳しくわかんないだけど、御堂って男は、相当危険視してるね。
あの……真白のことを。多分、真白はそんなに弱いオーヴァードじゃないかも知れない。
だから……労なく捕まえられるなら、それが一番、みたいな。
コギト:なるほど。
GM:もしも、捕まえなければならなくなったら、それは大変なことになるなと思っているね。
だから今、弘君に働きかけているっていうか。
弘:でも、親父のほうがヤバイんでしょ?
GM:同じぐらいヤバイ。親父は、人間としてヤバイ。フォルムが。
コギト:多分……ふ〜む。
弘:「警察もグルってことか……」
コギト:「筋モノか……」
弘:「……変態金沢教授のところに行こう」
コギト:「うむ」
GM:金沢教授だよぅ?
コギト:「しかし、まあ、コギトの言葉に裏付けはないのだが、でもやっぱり本当ではあるんだよな」
弘:「俺に会いに来るって事は、今日明日にすぐに事を起こそうってつもりはないんだろう」
コギト:「確かに、ないはずだ。しかし、思った以上に早かった」
GM:そんなに早いわけじゃないよ?
コギト:いや、我々が知ってからは速攻と言ってもいいからな。
GM:君が来てからはね。事件が起こってからは相当長いはずだからね。
コギト:うん。それはコギトはよく知らなかった。
GM:情報って……これかぁ!というわけで、君が向かっていく、研究所だね。
結構その、なんだ、研究都市みたいな所だね。こんなところに往復したら帰りは夜になっちゃうだろう。
コギト:その前にちょっとだけ一つ。
GM:いいよ。
コギト:なんか、そろそろ危険が迫っている気がしたので、身を守りたいという欲求が……。
GM:あ。早く買っとけよ。購入判定しとけよ。
コギト:多分やっと、そろそろだよ。戦うなんて考えてなかったもん。
GM:そうだよな。
弘:ダイスも増えてきたし。
コギト:増えてる!憎いね!戦闘用着ぐるみ!!(コロコロ)10!ドロー!(コロコロ)15!!
GM:ダメ。
コギト:そんなことはない。確かちょうどだった。(ルールブックを確認)
弘:なにを購入しようとしてるの?
GM:防具を。
GM:着ぐるみがほしいと言い張って、ピョンピョン飛んでいる。
コギト:14だ!いける!
GM:「もう〜大きな声出さないでよ〜。コレ下さい」と北斗が言うわけだ。
コギト:にゅにゅにゅ。(入った)
GM:ニュル(笑)。
コギト:「コレで勝つる!」
弘:「……フォルムがヤバイ」
コギト:大丈夫。背中にねぇ、ジッパーが付くだけだから。
一同:(笑)
GM:なにをモデルにしたかよくわかるよ!その生き物まんまになってるよ!「それ、版権マズくない?」と北斗。
一同:(笑)
コギト:ふぅ〜しかし……へへっ。これも減っちゃうぞ。マズイねぇ。(行動がさらに減った)
ま、いっか。どうせあってないようなものだ。
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