◆◆◆ ミドルフェイズ 12  ◆◆◆ 誰にでもある、ごく普通なこと

(Memento mori・・・・・・いつかはその時は来る。)


GM:翌日学校だな。シーンが変わったから侵食率振らなきゃ。
2回分振っておこうか。

コギト:マジで!?ひょう!(コロコロ)10!ドン!今のですっごい侵食率上がったんだけど!?

GM:すっごいな。一気に50ぐらい?

コギト:49まで行った。

GM:49!
まあ、そういうわけで、学校だな。
まあ、交通事故から数日後ってところなんだけどね。
弘の方はとても人に言えるような状況ではない。



コギト:ふっ。体を認識されてしまったということは簡単に学校に行くことはできないんだろうか。
ショボンと鞄に入ろう。



GM:(笑)北斗「やばい。教科書がない。代わりにコギトがいる」



コギト:代わりにはマズイ。

GM:北斗「コギト……なんでもない」と言いながらこう……弘を見て「コギト持ってきちゃった」と言うね。

弘:「……!」(目を剥いて驚愕)

GM:弘にもなんとなくわかる。こういう生き物なんだろう。目も口もわかる。刷り込まれた恐怖はそう簡単には拭えないが。

コギト:ぴんぴんぴん。アンテナだけ出して……。(頭の3本の毛を鞄から出す)

GM:アンテナ(笑)。

コギト:これで周りの物質を知覚しよう。

GM:そりゃあ便利だ。



弘:「……殺虫スプレーでもかけた方がいいのかな」

GM:「だぁめだよぉ!ダメッ!やぁぁぁぁ!」

コギト:「……殺虫スプレー。なんだかわからないけど不吉な匂いがする」

GM:まったく影響はないんだよね。
シューってやると

「やぁぁぁぁ!」

って叫んだだけで。多分北斗のマネをしたんだよ。



コギト:うん。しかも北斗がビックリしてるんで、こっちもかなりビックリしてる(笑)。



弘:「てか、喋ってる!?」

コギト:「え?」

GM:「そう、喋るんだよ。前からだよ」

コギト:「喋るぞ」

弘:「おまえ、誰?」

コギト:「コギトだ」

一同:(笑)

コギト:「よろしくな。弘」

GM:「こんなに頭いいなんて知らなかったよ」

コギト:「コギトも知らなかった。コギトは頭いいんだな」

弘:「やっぱ頭悪いだろ」

GM:「比較的頭いいほうだと思うよ」

弘:「コギトは……なに?」

GM:「そうだよ。コギトはなに?私も一度聞いてみたかったんだ」

コギト:「コギトはなんだ?マジでなんだ?」「我はなんであろう?我、我、我、我……我思うゆえに……」

GM:コギト自体が何者なのかまるでわからない。

コギト:「うわぁぁぁぁ?」おおっと、ここで暴れちゃいけない!?



GM:ダメダメダメ。

はい。そんな話をして授業が始まり、コギトが悩んでいると、授業中に事務の人らしいのが入ってくるんだね。「先生、先生」
そうすると先生、顔色を悪くして
「おい、青嶋。お父さんの容態が悪くなったみたいだ。ヘルパーさんから連絡があった。病院に行きなさい」と言うね。

コギト:ふぅ〜む?

GM:日向病院。

コギト:はぁぁ〜。



GM:「今事務の人にタクシーを読んでもらったからな」
先生は財布からタクシー代を取りだし差し出すと、北斗、一礼。
立ち上がりながら青くなって走り出していく。
クラスメイトが騒ぐね。
壇上でしばらく見下ろす先生。何も言わないもんだから、それに注目するクラスメイト。

静かになる。

先生「さて授業だ」  「汚ねぇ……」とクラスメイト
「説明がいるかぁ?」と先生。


弘:あれ?コギトは?

GM:コギトはどうする?どっちでもいい。

コギト:そりゃあもう。北斗に付いていく。

GM:北斗に付いていった。

コギト:ポン!(北斗に飛び乗ったらしい)



GM:「説明してくれるならください」っていう風に生徒が言うと
「青嶋のお父さん病気だ。介護していた。可哀想でもなんでもないぞ」とみんなに言うわけだ。

コギト:なんでっ!?



GM:「青嶋が特別だとは思わない。これは普通のことだ。どこにでもある、誰にでもあることだ」と言うね。

コギト:それはそうかも知れないが……。

GM:「さて、授業を続ける。心配なヤツは身に入らないだろうが、後で塾で復習するように。さあ、授業を始める」

弘:……。



GM:赤羽が手を上げる。「先生付き添い行っていいですか?」

コギト:え?誰?赤羽か!?

GM:「……おまえがっ!?」

コギト:おまえがっ!?

GM:「私は行きません」と言い、弘を指差すんだね。

弘:「はい?」

コギト:なに?

GM:なんか言う?

弘:……手ぇ上げる!

GM:そうだね。赤羽。それを見た後にちょっと微妙な表情をし、少し苦笑。
席に座るわけだ。先生は口をへの字口に曲げて溜め息をつく。
「弘ぃ。今どき高校生活なんてものはな、友情とか愛情とか育む場所じゃない」
……彼は

「すぐ行きなさい」

と言って……。

一同:……!?

(沈黙から笑)

コギト:どぉいうことだよ!?(笑)



GM:「廊下を走っても構わん。今ならタクシーにも間に合うだろう。タクシー代をまた出すのは嫌だからな、先生」

弘:「はい、先生!お腹痛いんで早退します!」と言いながら出て行く!

GM:先生もそれに対して何も言わない。
「……まあ、いいだろう」赤羽は何か……もしここにコギトがいたら赤羽の情報を拾うことができたんだね。

コギト:まあ……そうだな。

GM:でも、もういないのだ。

コギト:うん……。だが……よかろう。ふむ……。(なにか考え深げだ)

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