◆◆◆ ミドルフェイズ 11 ◆◆◆ 北斗のヒーロー |
野球の試合が河川敷で行われていた。
河川敷の上で見守る北斗。大地はベンチの中、大地は仲間の活躍を応援している
GM:というわけで、野球だね。草野球。君と一緒に見に行く奴。
コギト:自己紹介しとこう。「コギトだ!大地!」
GM:「あぁぁぁ!?」(悲鳴)
一同:(笑)
弘:「あれなに?」(←大地のチームメイト)
GM:「話を振んな。俺だってわかんねぇよ。姉ちゃんが連れてきたんだよ」
コギト:シュポン!シュポン!旗を取り出し……「フレーフレー!」
GM:大地はベンチで仲間の活躍を応援するんだね。
コギト:「仕方ない。コギトも応援するぞ」
GM:コギトが応援していると、突然大地のチームメイトが「うっ!」と言って……
「足捻っちまった」「コンディション崩すのはよくないな」と監督。
コギト:「チラリ。チャンスじゃないか」
GM:監督は「おまえ出てみるか?」「えっ?はい!!」
コギト:「よっしゃ!……ひょっとしてコギトのせいか?」(笑)
GM:北斗も大はしゃぎするね。「がんばれ〜」と声が出る。
弘:「フレーフレー」が「くじけ〜くじけ〜」になってたのかな。
コギト:「ふれぇ〜!?」
GM:対戦相手のピッチャーだ。まったくの無表情。
時折帽子を弄ったり、首を振ったりしている。サインだ。物質が飛んでいくぞ(笑)
コギト:「ほぉ〜。(目で追ってる)でもまあゲームでやるのはちょっとアンフェアだな……ふふふふふ」
GM:見てる?
コギト:獲得しよう(笑)。でもこれ届かないとよくないんじゃないのか?
……まあいい。ある程度好奇心で(コロコロ)13ぐらいかね?
GM:何度か取ってることによってわかるね。メッセージ。ピッチャーがこう思ってるわけだ。
ピッチャー/知らない選手だ。展開からすると、大物じゃない。新人の経験の為と見た。
キャッチャー/甘く見るな。お前の球速は落ちてる。ボール一個分外して様子を見よう。外角低めだ!
ピッチャー/オーケー
コギト:外角低めか。(笑)
GM:はい、というわけで、ボール1個分外してるんだね。大地は動じず見逃す。
みんなは「見えてる見えてる!」と言うが、大地は大量に物質を吹き出しているね。
コギト:まずいまずい。余裕がなくなったってところかな?
GM:見てみる?〈調達〉すれば大地の気持ちがわかる。
コギト:わ〜い。(コロコロ)
GM:8ぐらいだねコレ。
コギト:16!
全然見えなかった。手が出なかっただけだ。どうしよう……どうしよう……
GM:ピッチャーは一瞬眉をしかめる。キャッチャーは何かをサインしている。
コギト:〈調達〉!(笑)なにこれ!?(コロコロ)17!
GM:それなら……。
キャッチャー/外角低めにストレートを……
ピッチャー/ダメだ
キャッチャー/内角か
ピッチャー/内角だ。内角高めだ。
キャッチャー/内角高めか?そうか、びびらせてみて、試してみようってことだな。
GM:ピッチャー投げる。内角高め。大地は手が出ない。それどころかのけぞる。腰が引けてる。
「ストライク!」カウントがされる。
GM:〈射撃〉。
コギト:〈射撃〉か。でもあれだったらサインを教えたほうがいいかも知れないな。ひゃ〜ほ〜。(コロコロ)
GM:なにそれ?
コギト:ん?〈射撃〉を。サインを伝えることはできるんだろうか?
GM:サインか。今の大地の状況がまず整理されてない。吹き出してる物質で前が見えてないんだ。
コギト:ほう。
GM:吹き出してる物質を〈調達〉した場合は視界を空けられる。
コギト:なるほどっ!!ぃよぉ〜し!(コロコロ)お、クリってるぞ。(コロコロ)
「ふぅ。人間の世界というのも大変なものだな」(笑)15!
GM:これが「落ち着く」という奴だね。大量に溢れた情報物質が整理される。
コギト:ふぇ〜(笑)。
GM:「当たるとこだった……あれがストライク?嘘だろ。こ、怖いよ」と思ってる大地だね。腰が引けてしまってる。
これでは長打は無理だ。ピッチャーとキャッチャーはあっさりサインを決めるぞ。
ポヨンポヨン……。(飛んでく情報物質)あれだ(笑)。
コギト:(笑)「ふむ。あれか」(コロコロ)結構いってるんじゃね?っていうか俺サイコロ振りすぎじゃね?15だ。
GM:はい15。それだとね、こんな内容なんだよね。
キャッチャー/腰が引けたな。長打は無い。外角低め!みんなを前に出させよう。打たせてゲッツーだ。
ピッチャー/メッキが剥げたな新人さんよ。次で打たせて取るぜ。
コギト:なるほど(笑)。
GM:ゴロしてゲッツー。それを狙ってるんだね。場所もわかる。しかし、それは大地は今……見えてないからねボールが。
コギト:困ったことだ。う〜む。
GM:教えてやってもいいよ。〈射撃〉。
コギト:「まあ……ここらへんはね。ふふふふふ。後で怒られたら今度からやめよう」ヒュッ!(コロコロ)
GM:で、飛んでく。飛んでったのが大地にぶつかり、大地は、なんか目をまん丸にし……ギラリ!!
大地は突然前傾。タイミングも合っている。外角低めに山を張ったのか!
ピッチャー驚愕!
キャッチャー動揺!
当たる。
ジャストミート!
球は三塁間を抜けていく!
チームメイト総立ち
2ベースヒット!
1打点の大活躍だ。
GM:というわけで帰り道の大地はニコニコ顔だ。
コギト:「大地はズゴイぞ!ピューンといってドッカンだ!コギトはあんなにうまく〈射撃〉できないぞ!」(笑)
GM:家に帰ってもすげえニコニコ。「俺がピッチャーならさぁ!あそこに投げるさ!予想通り!ピーンと来た!!」
コギト:(笑)
GM:北斗も言うね。「そのピーンがプロ野球選手独特のアレよ!」
コギト:「マジか!」
GM::大地も言うね。「ああ。イチローとかの気持ちがわかった」
コギト:「イチロー!」
GM:「凄いじゃない!大活躍だよ大地!大地は秘密兵器だったんだね!」
で、北斗が「今日は唐揚げだよ」と話をし、大地はまたポワポワと出してくるんだね。
弘:あ、出た。
コギト:「ふふふふふ」
GM:拾ってみる?
コギト:「どんな食い物だろうな?」
GM:じゃあ〈調達〉。
コギト:でもまあ、なにかやり取りをしてるんだったら……。
GM:してはいないな。
コギト:よし。(コロコロ)少しはボクも人間の理というものが……わかってないな絶対(笑)。
GM:大地はこんなことを考えているんだね。「唐揚げは好き」
コギト:(笑)
GM:「今、大地の気分に唐揚げはピッタリ」
コギト:「そうか。唐揚げうまいのか」
GM:「今日の活躍と唐揚げで頭がいっぱい」
GM:はい、というわけで北斗もポロポロ出してるね。
コギト:はっはっは!(北斗の方に走ってく)
GM:今のところ見つからない(笑)。
コギト:あ、すげぇクリティカルしてる。26。
GM:「今日は頑張ったね大地。大地は私のヒーローだよ」
コギト:「ふぅ〜む」(満足そう)
GM:北斗は料理をしながら何度かつまづいたり転んだりしていた。
大地それを見て「危なっかしいなぁ」と言う。
コギト:ふむ……転びそうな「機」を……ススススス。
(北斗の転ぶ地点に移動している)このお腹のクッションで受け止めるのだ。
GM:北斗はこういう時にはやっぱりちょっと驚いている。「最近調子悪いなぁ。なんでだろう?」
コギト:う〜む。そういうのはわかるのだろうか?調子悪いと思ってるのはわかるけど、どこが悪いのかよくわからん。
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