ガープスサイバーパンク ガーディアン・オブ・アグノシア3
GM「というわけで、真新しい開店前の手作りパン屋にいる一同。ニコ・コシロ
ー・シュウだ。」
ニコ「アクロスもどう?」
GM「ぶっきらぼうなアクロス。いつもは『ふざけないで脳ミソ腐ったの?』と
即答しかねない人だけど、今回は来てくれるみたい。」
ニコ「あ、ありが…」
GM(アクロス)「声上ずってるわよ?」
GM「というわけで、気合い十分のリオ。キリリとした眉で袖を捲り気合いを入
れてパンをこねる。多分そんな光景をみんなが見るのも初めてだろうね。
程なくして焼き上がるパン。美味しい臭いが立ち込める。焼きたてパンの臭いだ
。分厚い鍋つかみを使ってパンを窯から出す。『ジャーン』と自慢げ。」
コシロー「やったじゃん♪」
ニコ「よし!食べてみようぜ!」
GM「―とここでアクロスが横から何かを取り出す。ガイガーカウンターだ。
ガガガガって音がなって放射線反応を示す。」
ニコ「えっ!なんで?」
GM「アクロスは水にガイガーカウンターを近付けるとガガガガ…」
ニコ「水かぁ」
コシロー「ミネラルウォーターかな」
ニコ「パンの単価…最終的にいくらだ…」
GM「ガッカリのリオ」
ニコ「いやもう目の前まで来たから。後は水だけだから」
シュウ「うむ。純水とかなら工業用とかもあるかもしれないしな。安値のミネラ
ルウォーターを探そう。」
ニコ「汚染されてないならいいんだから。にしても…
俺達アレを飲んでいたんか?」
→さらに一同は今度は水探しに奔走します。
安値のミネラルウォーター・工業用の純水、色々な場所にアタックする。
GM「そんなこんなで出来上がったパン。初めてのようやくの完成品に、リオは
緊張気味『どうですか?』とドキドキした様子で落ち着きなく回りを見る。」
コシロー「うめぇ♪っていうか…どのくらいの出来?」
GM「普通のレベル。でも出来立ては旨い」
ニコ「いや旨いよ!何を出されても俺―
あ!じゃ俺はこれを売り込んで来るわ」
シュウ「じゃあ私はチラシでも刷るか。」
GM「うん。じゃ一度解散となる感じ。リオはようやく芽吹いた希望に感謝感激
。手を合わせて名残惜しそうに見送る。『あの!ありがとうございます。私、す
っごくついてます!運がいいですよね。こんな親切な人達にあえるなんて』と自
分でも何言ってるのかわからないほど・しゃべる♪しゃべる♪」
ニコ「いや、そんなことないって!なぁ」
コシロー「まーね。いんじゃね〜?」
GM「アクロスはそんな一同にそっぽを向いてさっさと引き上げる。」
ニコ「(アクロスへの笑顔)」
GM:アクロス「あんた達は吹けば飛ぶような希望にすがって、夢を見ているに
過ぎないわ。でも、そんな夢が覚めないといいわね。」
ニコ「あ、アクロス」
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