ガープスサイバーパンク ガーディアン・オブ・アグノシア3



というわけで一同はさっそくそれぞれの探し物を開始。一見あまりに無謀な“パ ン屋計画”が始動する。



★コシロー

GM「んじゃあまずコシローのシーンから。コシローは小麦を探すっと言う感じ でいいのね?」

コシロー「うぃー」

GM「じゃ埠頭で密輸業者との取引。ごひいきにしている密輸業者の方と深夜顔 を会わせる。」


静まりかえった埠頭には動く影などなく、船の姿すら見えない。
しかし彼等はそこにいた。闇夜に紛れる黒い船、黒いコンテナ。そして夜の闇に 混じる密輸業者達だ。
コシロー「ちーす♪(っと手をあげる)」

GM「密輸業者の顔馴染みが振り返り、笑顔を見せる。なんかツーカーな感じで 『ようコシロー。今日はまた妙なものを探していたもんだな』(と手を上げる。 )」

コシロー「(手を打ち合わせる)小麦ねぇ?」

GM(密輸業者)「小麦で何するの?粉塵爆破?」

コシロー「パン屋!(笑)」

GM(密輸業者)「お前がパン屋とか、地球に優しいね。まぁいいや深く詮索し ない。
あると言えばある。」

コシロー「あるんだ!無いと思ってた」

GM(密輸業者)「小麦みたいなもの。DNA弄りまくって生産性が上がったけ ど、もう何がなんだかわからなくなった奴が。
食料問題から先進国が作ったけど『グルメなオイラは食わない』と出来上がった 在庫の山がね。」

コシロー「え〜普通のはねぇの?」

GM(密輸業者)「バカ言うな。俺も食べたことねぇよ。お前あるか?」

コシロー「あ、ねぇかも(笑)」

GM(密輸業者)「誰も気が付かないならいいじゃねぇか?」

コシロー「OK!じゃそれくれ!」



★ニコ

GM「さてニコはあたりの廃屋とかを当たるでいいよね。当然だがパン屋の空き 家何て無い。」

ニコ「空き家はあるの?」

GM「まぁ、スラムでは空き家自体には困らない。ただ居座るだけなら不法滞在 者とかわらないんだけど、強盗とか日常茶飯事だし、誰が突然やってくるかわか らない。」

ニコ「金で解決すら難しいっすね。でもそこは俺達で守れば良くない?」

コシロー「賛成〜」


GM「うん。まぁその辺りハードル下げるなら、手近なところに2〜3見つかる 。小さな場所だが、店を始めるならここからでいいだろう。」

ニコ「近くに買ってくれそうな場所があるといいな。学校とか」

GM「学校か。じゃ近所に小学校がある場所にしよう。自動的にアジトの傍にも 小学校がある。」

ニコ「売り込めばなんとかなるんじゃん。始めはそういうところをターゲットに 絞ろう。」

GM「一緒にいるリオ。ホウキ片手に掃除しながら『ハイ♪』と明るい返事。目 があってからニッコリ。照れているのかどうなのか。はにかむ感じ。」


ニコ「あ、え、と、じゃ!オーブンとか買いに行くか。業務用のデカイ奴」



―というわけでニコはすんなり場所を見つけて、報告。店と材料の確保を終えま す。

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