ガープスサイバーパンク ガーディアン・オブ・アグノシア3
さて善意の塊の一同、早速密入国者の生活のために色々手を尽くします。
ニコ「メカニック関係ならウチが以前働いていた工場に連絡しますよ」
コシロー「俺は忍者だからな。やることねーし
あ〜でも、顧客に紹介するよ。」
シュウ「その意気だ!お前達。」
GM「―で、アグノシアに入国するんでみんなある程度技術持っていたり、良く
も悪くも適応したりするんだけど…一人が残る。
まったく適正の仕事が見つからない奴。ニコが手を貸した娘だ。名前はリオ。」
ニコ「あの娘か。」
GM「リオは困りきったようにアジトの広間の椅子に萎縮する。」
ニコ「気にしなくていいから。俺も始めはそうだった。」
コシロー「ニコなんか始めは手足もがれてたし(笑)、と口を挟む」
GM「リオ。マジでビビる(笑)。笑い事じゃない!」
コシロー「失敗♪(苦笑)」
ニコ「いやいやいや、二人ともマジで笑い事じゃないから!」
コシロー「ウェイトレスとかもできないの?」
GM「(危険と安全の)ボーダーが分からなくて拐われそうになった。」
コシロー「あちゃあ」
ニコ「あ、故郷では何やってました?」
GM「リオは一瞬躊躇する。それから顔を輝かせて『えと、パン屋を』と言い終
わるなり赤面。場違いかと自覚して目線を落としてテーブルを凝視するね」
ニコ「いやいやいや。いいんじゃないパン屋!」
コシロー「パン屋いいねぇ♪多分ライバルとかいねぇし」
GM「リオはどうやら本気でパン屋をやるつもりだったらしく、『ありがとうご
ざいます』と頭を下げる。元気だけいい体育会系挨拶ね。
まぁ彼女も多分都市の現実を見てへこんだのだろうけど、夢は近所のパン屋さん
なわけだ。」
コシロー「んじゃあ何から始めたらいい?」
ニコ「店とか材料とかからかな」
コシロー「んじゃ俺は知り合いの密輸業者とか当たってみる。小麦とか手にはい
んねぇかな?」
ニコ「じゃ俺は空き家探してくる。パン作れそうな店が空いてるといいな」
GM「(へぇ〜)リオはあまりの行動の早さに驚くし、感謝の言葉が追い付かな
い。『ありがとうございます。えと―私は…』」
ニコ「じゃ一緒に廻る?どっかで店を探そう。」
GM「さてそんな君達を呆れ顔で見る人物。美人なんだけど冷たい感じ、ぶっき
らぼうなサイバー技師アクロスだ。
ジト目で見た後深いため息。『はぁ?…なにあんた達はボランティア組織?休日
に何をしようとあんた達の勝手だけど、あんた達が考えているような結末にはな
らないわよ?』
―とメチャメチャ後ろ向きな台詞を吐く。」
ニコ「ねぇアクロスも手伝わない?」
シュウ「おまっ!?バカ!」
たちまち口論に…いや一方的な罵倒が展開→アジトを追い出される一同。どうや
らアクロスの機嫌を損ねたらしい。
Copyright(C)ゴスペラードTRPG研究班 (c) 2010.