GM:不意に意識が戻ると、自分は縛り上げられていた。

フィンチ:あ! 生きてる。何処。何処だここ?(嬉しそう)



この地方でもっとも活気のある領主ランカスターの港町。人呼んで『海賊港』に屈強な男達が帰還していく。皆ボディビルダーのような筋骨隆々とした男であり、武器はおろか衣服一つまとっていない。人々は目をまん丸にして呟いた。「あいつら……また負けたのか」

「勝敗は兵家の常だ!」指揮官ビルダーは恥も外聞もなくふんぞり返り、ランカスターはその姿にあきれる。



GM:そんな時男の一人がフィンチ王子を小脇に抱えて帰ってくる。

フィンチ:「おお♪」

シルヴァナ:(ランカスター兵)「やった! 我々の勝利だ!」

GM:男達一斉にガッツポーズ。

爆笑!




GM:こうして君はランカスター領に来ることとなった。
フインチ:「あれ。僕の仲間は? 誰かいないの?(笑)」

ジィク:のんきだなぁ



ランカスター



GM:その人物は、見たことも無い赤い鳥を腕にのせ、エサを与えていた。女だ。黒髪のつややかな美しい女。服装はさながら海賊の船長を思わせる。帽子には羽飾り、まとったコートの黒のきらびやかであり、胸元は大きく開かれている。「ようこそ王子」

フィンチ:奥さん?

GM:ヘルメス・ランカスター伯爵である。

フィンチ:おおお!! 女の人? 全然想像しなかった。僕は凄いギャンブラーを想像してた。







GM:そしてもう一人捕まっている人物と再会。癖の無い銀髪の男の子が飛びついてくる。従者のフランクである。「ご無事で〜」

フィンチ:「フランクー!」

GM:猿のようにはしゃぐ二人。

フィンチ:「なんでお前!」

ジィク:どう考えても無事じゃない(笑)

GM:「王子を探して歩いていたら、王子を抱えた男達に会って。声をかけたら捕まりました」

シルヴァナ:父上どころか、誰にも合わせる顔が無い……


フィンチ:そうだ。「ランカスター伯爵。お初にお目にかかり光栄に――」ぺこ。

爆笑!




GM:「なんかおかしくない?」とクスクス笑うヘルメス・ランカスター。ここからはヘルメスと言っておこう。

フィンチ:「あ……。さっきまでは男の人だと思っていたもので!」と頭をかきかき。











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