Ending phase 

  

【〜夢の終わり〜】

バルチモアとの戦いに勝利したフレジェスであったが、国内での戦闘は熾烈を極めたこともあり、もはや戦を続けられる状態ではなかった。
水は引いたとはいえ、水中に没した町の再建は困難であり、まともな防御策も取れない状態なのだ。


GM:というところで、一同の下に入ってくるのはバストラールの挙兵だ。

バストラールの王子カルロッサが挙兵し、この領地を掌握する為に進軍しようとしていた。


ロバート:次はバストラールか……。

シリル:これは誰か使者に行って進軍を止めなければ…

GM:まぁもうフレジェスには戦は不可能だ。

ドラゴス:俺は今は王子なんだ。行くよ!!行ってやるさ!!バストラールに行って和睦してくる。


シリル:カルディア女王と和議など結べるだろうか…

ドラゴス:バストラールの属国になれば安泰なのか…

ロバート:いや、そうは思えない。

GM:バストラールは天下を狙っている。

ドラゴス:出口なんて無い。泥沼の戦争だ。結局、民は搾取され、皆自分の知らない事情で死んでいくんだ。おかしくねぇ?結局戦火に焼かれるんだ。


GM:「潮時だな」とシグナスが呟く。

ドラゴス:「潮時!!諦めるんですか!!」

GM:「ああ。」


ドラゴス:「何!言っているんですか。ここはグラニアさんが守ってきたんだ。みんなだって守ってきたじゃないですか。」

ロバート:「……」


ドラゴス:「ええーシグナスさんだってわかっているはずでしょう!!それじゃ負けじゃないか!!」

GM:「負けたとは思っていない。」

ドラゴス:「言い訳するな。負けだ!!何もかも終わりだ。」

GM:「じゃあ、お前はフレジェスが変らないと思っているのか。」

ドラゴス:「そんなこと聞いてない!!」

GM:「お前が行っていただろ、グラニアがいないとダメだってな。」

ドラゴス:「だからこそじゃないんですか!!アンタはそれでいいかもしれない。逃げられる奴はいいさ。でも皆逃げられないんだ。この土地で生きていく。だから、グラニアは逃げなかったんだ。民を置いて自分だけ逃げていくなんて……」


ロバート:「民も逃がしてさ。我々も逃げるんですよ。」

ドラゴス:「それなら…悪くない。」

GM:「……でも、どこへ」


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