Climax phase 

  

【〜二人の王子〜】

GM:ではシリルとここで合流する。シリルから、バルチモアの救援を断ったことが知らされる。これで実質、アンドレアル対フレジェスの勝負であり、防御側のほうが優勢な土地だ。ま、先の戦で疲弊しているけどね。

シリル:それは私が補いますよ。「やぁ皆さん。」


ドラゴス:バレてるからな。俺はなんて名乗ったらいいのかな。

ロバート:普通の男の子に戻ります!

ドラゴス:それ言ったら、国が傾く(笑)

爆笑!

シリル:「皆さんの事情をここではききません。言うべきことはあるでしょうが、それは今では無いはずです。ヒドイ目にあいましたけどね。」

ドラゴス:「すいません(汗)」

シリル:では報告します。「バルチモア王国の救援は一時取りやめになりました。」これで敵はアンドレアル領の兵のみです。十分勝ち目が見えてきましたね。

ロバート:なるほど。敵はボールスにコブスン。そしてルイーズとエンカウントアナザーワールド=サンか。

ドラゴス:どうするかな。

ロバート:ここでボールスを討つ。

ドラゴス:え、ここで取るの?(笑)

ロバート:戦国の世ですから。勝ったものが正義です。

ドラゴス:なるほど。


GM:シグナスは北部の地図を指差す。「北のバルチモアに通じる道は大橋だ。これを抜けられたら市街地に入る。そこからは砦に本城といういつもの流れだ。」

ロバート:「橋を守るか、落とすか…。」

シリル:「あの。この都市は初めから、町を水没させることを想定して作られていますよね。相手の軍勢が占拠したときに水攻めができるように。」

ドラゴス:グラニアさんだ……。

シリル:「上流に堰があるのでは?」

GM:シグナスが説明する。「ある。」


ドラゴス:「ここはこの市街地に相手を引き込んで水攻めで戦うのはどうだろう。」

シリル:「橋での防衛線はあえて負けて引き込むのがいいね。」

ロバート:「コブスンは?知っているんじゃないの?」

GM:知っているね。

一同:むー。


ドラゴス:「上流の確保をしないと橋での応戦もできない。町で戦闘しても命がいくつあったもんじゃない。よし、上流の堰を確保しよう。」

シリル:「大将がいくわけにはいきません。私が行きましょう。」

GM:では、アンドレアル軍は領内に進軍してくる。橋も越えてしまうね。その間にシリルは上流に向かうという感じだ。

一同:はい。


ボールスの指揮の元、城攻めのために櫓を組むアンドレアル軍。時間のかかる戦の仕方であり、それこそがバルチモア式の戦であった。悠長に構える一団の中、地図を見て、書かれていない堰に気がつくものがいた。

「主君この土地は水難の恐れがあります。」
メイジ・エンカウントアナザーワールドは町を見て忽ちその危険に気がついた。

「水攻めで来ると言うの?ねぇボールス。ここは腰を据えるべきじゃないかしら。本隊は後方に下げ、安全を確保。確率的には少ないけど、万が一水攻めされたら我々の方が被害が多いわ。」
ボールスは眉をしかめた。
「いや、長期戦はマズイ…長期戦は…」

ルイーズは腑に落ちないものを感じながらも指示を出した。
「メイジ…上流を確保しなさい。」


GM:暗闇の中、メイジが上流に向かう。隠密し気配を消しているとはいえ、ここで一同は先手を取っているのは皆さん。なので上流で待ち構えることができるね。

ドラゴス:よーし!

シリル:メイジか、メイジは苦手なんですよ。「ドーモ。エンカウントアナザーワールド=サン。」

GM:奇襲に備えて先んじて兵を配置されていたことに驚いたメイジ。しかも相手がシリルとあっては動揺する。「すでにアドホックレルムが来ていたとは。」

シリル:「話し合う余地はありませんか?」

GM:「ない!!イヤー!!」と二丁拳銃を抜いた。

シリル:ナンデ拳銃?!

GM:サモナーは異世界の装備品を入手できる。

ドラゴス:それは魔法じゃない(笑)


1ターン目

行動値10 エンカウントアナザーワールド
行動値3 シリル

GM:メイジは銃を持っているにも関わらず近距離に飛び掛る。密接戦闘でこそ冴え渡る特殊なガンファイトを習得しているのだ。(コロコロ)跳躍、二丁拳銃が火を噴き、命中30。

シリル:それは回避できない。命中してしまう。ガードを宣言。

GM:火属性で90点と言う銃弾の雨が降る。

シリル:「やりますね!!」やはり私が来て正解でした。メイジは必ず要所に投与される。そして、そこにはあなたが来る!!


メイジ・『エンカウントアナザーワールド』はアンドレア付きのメイジであった。
その養育係としてその人生の限りを尽くしてきた彼にとって、ルイーズは一心同体であり、全てであった。
そしてこの感情はバルチモアメイジ全てに通じる感情だった。


シリル:マイナー士気回復。(コロコロ)命中38です!!

GM:(コロコロ)回避失敗。

シリル:(コロコロ)ダメージは140点

GM:実はこれで十分なんだ。実はエンカウントアナザーワールドは力が激減している。なぜなら、彼はサモナーでありながら召還獣を失っているのだ。

ドラゴス:あ、トロルを倒している。

GM:トロルがダメージを肩代わりすることが彼の戦法だった。

シリル:恩が仇となったというべきか。なるべくなら殺したくないが。


GM:しかし、エンカウントアナザーワールドに致命傷を与えたのは君ではなかった。 「グワー!!」背中に矢を撃たれ、エンカウントアナザーワールドは転倒した。痛みから出た悲鳴ではない、屈辱からもれた声である。

シリル:「な、誰だ!!?」

GM:「ボールス様!!見ていますか!!私です!!コブスンです!!」剣を振り回し、仲間の背中を刺すコブスンに、もはや最低限の騎士の誇りも無かった。

ロバート:なんてヤツだ…。

GM:彼はもはや思考を停止させ、ボールスの犬となることで生きることを決めていた。そんなコブスンに現状などわかるはずがない。


シリル:「なるほど、邪魔するというのなら、あなたも討たなくてはなりません。」できるならロバートに合わせてやりたかったが…。

GM:コブスンは堤防の堰を切ろうとしていた。戦いに参戦せずひたすら彼らを囮に作業していたのだ。

ロバート:自分がいるのに???

ドラゴス:仲間もいるのに???

GM:そう。かくして堤防の堰が切られる。間一髪逃れたシリル達とは裏腹に全身を槍で貫かれたエンカウントアナザーワルドとコブスンは激流へと消えていった。

シリル:「コブスン…理性をなくしていた。これは命令なのか。なんのためにやった???仲間を犠牲にするのに…。」


GM:堰をきれば堤も壊れ、水は町を襲う。かくして、バルチモア軍は水中に没することとなる。幾つかの櫓を残して全滅の様相を呈していたバルチモアの軍勢。戦は勝利したかに思われた。「大変です!敵軍の動きがあります!」

ドラゴス:「何!」

GM:シグナスは驚愕する。「動ける部隊など存在しないはず…!」「水軍です!あれはボールスの軍です!筏ですが、用意されています。」


水軍は用意していなければ決して使うことのできぬ軍であった。それを後方に配備していたというのはフレジェスの水没を予見していたということに他ならない。


ドラゴス:「あ!くそ!わかった!アイツは…砦を攻めるために櫓を組んだわけじゃない。自分が非難するための場所を作ってたんだ!」

GM:「仲間のバルチモア軍は囮だ!」

ドラゴス:こんのークソが!!!

GM:そう…大量のバルチモア軍がここに居座られたらボールスの支配など初めからできない。アンドレアル領になってしまう。ボールスはここで彼らを始末しなくてはいけなかった。


力なく座り込み、壁に背を持たれているルイーズ。顔色は青く、息は速い。どこか体を痛めている…しかも無視できない状態なのだ。
「ボールス行かないで…」
親友の名を呼ぶ声もか細かった。

ボールスは今や足手まといとなったこの女に不満を感じつつ、表面だけでも取り繕った。
「指揮は私に任せろ。お前はゆっくりしていればいい。」

「ボールス。痛いの……お願いここに……」
彼女が意識が朦朧としたとき、ボールスは足音を殺してその場を立ち去った……


ドラゴス:この野郎!!!

ふと気がついたルイーズは一人取り残されたことに気がつき、吐き捨てた。
「クソが!私を捨てたわね!クズのイディオットが!」
泣くものか、泣くぐらいなら、呪ってやる!


ドラゴス:こいつは清清しいほどのクズだ!!

シリル:戦とは死がつきものです。しかし今回は死ななくて良い人があまりにも多く死にました。エンカウントアナサーワールド=サンも。

ドラゴス:あいつに国を任せてはダメだ!!あいつに王の資格なんてない!!


水面から辛うじて這い出したエンカウントアナザーワールド。
そのキズは既に致命傷であるはずだった。

吐血しながらも詠唱した魔法。
突然虚空の空間から見たこともない機械が現れ、地面に落下、未知の治療器具を用い、自らの治療に入る。

「何かつかえるものがあるはずだ!!」
メイジの目に不敵な闘争心の炎が燃え上がる。


シリル:あ、ヤバイ(笑)

ロバート:ドラえもんじゃないんだから(笑)

ドラゴス:生きてて欲しいと思ったけど、それはそれでマズイことになりそう。


GM:シグナスは危機を予感する。「この城壁は使い物にならん…、城壁に筏が横付けされてしまう。」


攻め寄せる軍勢。しかし、もはや城壁が意味をなさず、砦も内側が水没している状態となっていた。


ドラゴス:ボールスが前線にいるのなら俺も走っていく。「ボールス!!」誓いを立てる。『ここでボールスを討ち、本当の意味での王になる』。

ロバート:私も剣を抜いてボールスに向き合おう。「来たな。偽者め!!」

GM:「馬鹿な!!正統なる継承者は私だ!!」

ロバート:「ふ」(鼻で笑う)「正統?私の目は節穴ではない!!」誓いを立てる。『このフレジェスを暴君から解放する。』そして『ドラゴスこそが王子である』と認めます。

一同:おおお!!

爆笑!

GM:その下げずんだ目に、自分に彼らがどうあっても従わないとボールスは理解した。「何故!!私は…ダニエルなのに!!」


敵も-ボールスの手勢のみとなっていた。
突入するバルチモアの軍勢の中核にアドホックルムの戦士が突入すると、部隊は分断されたのだ。


GM:彼が正気であれば、部隊の再編に指揮を振るっただろうが…

ロバート:正気ではない?

GM:そう。


この時点で、狂気に魅入られていなければ、もはや勝利などないことに気がつけただろうが、ボールスは既に正気を失っていた。彼自身自分がいつ気が狂ったかもわかっていないだろう。


シリル:アドホックレルムの兵と戦えば、崩れるはずです。

GM:そうだね。危機に瀕している指揮官を助けようなどという兵士はいない。


兵士達はこの時点になって、ボールスの計略が成功したのか、ただの狂人なのか疑い始めていた。


1ターン目

行動値12 ドラゴス
行動値10 ボールス
行動値4 ロバート
行動値3 シリル

ドラゴス:マイナーアクションで急所攻撃。攻撃する

GM:ボールスはセイバーのスキルを使い、ダイスを2つ減らさせる。二個ダイスを減らして下さい。

ドラゴス:ヤベェ。(コロコロ)命中22。


GM:(コロコロ)25。回避成功。ボールスは身を屈め避けた。「ははは!!未熟者が!!人を殺すことにかけては貴様は素人だ!!」

シリル:剣術は確かなようですね。


GM:というわけでボールスの攻撃。ロバートとドラゴスに攻撃。<疾風剣の印><強化の印><鋭刃の印>(コロコロ)命中34。

ロバート:(コロコロ)9.回避失敗。ガード。

ドラゴス:天運を1使い…(コロコロ)回避38。回避成功。

GM:ダメージは(コロコロ)98点の武器ダメージ。

ロバート:再生(コロコロ)34点回復。そしてキズは6点のみになった。

シリル:ほぼ全快じゃん。


ロバート:では私の攻撃。(躊躇無く)「チェストー!!」(コロコロ)クリティカルして36。

GM:「貴様、主君に刃を向けるか!!」しかもクリティカルしおって。(コロコロ)当たるわ。

ロバート:(コロコロ)ダメージ96点。

GM:「みぎゃあああ!!」ドサ!!

ロバート:「成敗!!」

シリル:おいしいところをもっていったな(笑)


ボールスは狂乱の中闘いを開始した。そのメチャクチャな士気はもはや部隊を統括できず、それはただ剣を振り回す無様な士気になりさがっていた。


GM:「待て!!話し合おう!認めよう。お前が王子でいい!!だから命だけは…」

ロバート:私は非殺の誓いを立てているので殺さない。

シリル:そうだよね。

ロバート:「王子、とどめを」

ドラゴス:え、俺がやるの??それでいいの??

爆笑!

GM:その時である。


ルイーズはサーベルを突き、体を支えて戦場を見下ろした。深手で動くこともままならない体であったが、彼女の瞳は憎悪以上の闘争心を放っている。


GM:ボールスは歓喜余って叫ぶ「来てくれたのか……ルイーズ!」「黙れ!裏切りやがって!クズが!」「誤解だ…それは」「黙れ!何も言うな!お前はそのまま死ね!」


ドラゴス:「ルイーズ!!」

GM:「私はこの戦を取り戻すために来た!私には正義がある。主君の死に影武者を用意して、国を牛耳ろうという不忠者を誅する為にこに来ている。」そしてボールスを睨みつける。「ボールス。貴様のように逆恨みの復讐心で来たわけではない!見せてやる!バルチモアの戦のなんたるかをな!」


ロバート:戦えるの?この人。


丸腰のルイーズがいかにして戦うか!?
その時メイジの詠唱が響き、突然天空が開くと大量の武器が地面に落下する。
エンカウントアナザーワールドがおずおずと控える。

ルイーズは銃を二丁手に取ると振り返る。
「ご苦労」
互いに満身創痍、その有様にも笑みが交わされる。


ドラゴス:やべぇ強そう!!

GM:では区切って次のターンから。


2ターン目

行動値12 ドラゴス
行動値10 エンカウントアナザーワルド
行動値4 ロバート
行動値3 シリル
行動値3 ルイーズ

GM:というわけで2ターン目。本当は敵の増援という感じなんだけど。すでにボールスは散った。

シリル:これは驚きの展開ですね!!

ドラゴス:二丁拳銃ですか!!

シリル:違いますよ。四丁拳銃です。メイジは彼女の腕も同じですから。


ロバート:真実を話すわけにはいかない?

ドラゴス:言葉で止まるとは思えない。「一つだけ聞かせてくれ、王を謀殺し民を苦しめる本物と、見捨てられた民を苦しめる偽者。どちらが正しい!!」

GM:「なるほど…それがあなたの言い分なのね。」と苦虫を噛み潰したルイーズ。「しかし私はそれを容認しない。君主は自らが正しくあらんとないしな、暴君と成り果てる。それを戒める道徳と規範を守ることこそ、支配者の義務なのよ。」

シリル:ボールスもダメなら、ドラゴスもダメ…ということか。


GM:「名乗れ!!」と銃口をつきつけて一括するルイーズ。「私は何と向かい合っているか!!あなたはそれを示す義務がある!!」

ドラゴス:「……」

GM:「それが誠意だ!!影武者。」

ドラゴス:「影であることがそんな大切か!!僕は確かに祭り上げられた影武者だ!!僕は誰かを泣かせるようなことをしていない!!」

GM:「あくまでも名乗らないつもりか……」

ドラゴス:「自分の行いが正しければ、自分は何者でも構わない」

GM:「私はあなたを許容しない…名は重きもの、責任だ。私はアンドレアルの名の元に不義を討つ。」

ドラゴス:「それが侵略者の言い分か!!」

GM:「領土を支配することは、貴族の責務だ。野心ではない!!私はこの名で人々を照らし、安んじてみせる。アンドレアルの名にかけて誓う!!」

ドラゴス:何者か、こちらは名乗らないから。


GM:では、彼女とメイジの間合いは1ヘクスという状況から開始します。

一同:了解。

GM:セットアップフェイズに入ります。ルイーズは<制圧の印>を使用。彼女のヘクスに侵入するためには移動力5が必要。

ドラゴス:これは射撃攻撃をしないと入れない?

GM:なお、彼女がそのヘクスを移動離脱した場合、<制圧の印>は解除される。

シリル:無念。

ロバート:攻撃しないで全力移動するしかない。


GM:ではドラゴスの番だ。

ドラゴス:行動を放棄して、ターンを遅らせます。迎え撃つ。

GM:メイジもターンを遅らせる。

シリル:では突っ込もう。攻撃しない。

ロバート:私も攻撃はできない。移動して接近する。「我こそはロバート!!」


GM:では相手のターンだ。ルイーズは制圧していたヘクスを放棄して、離脱。移動する。メイジも一緒に行動。ともに離脱する。

シリル:「は?」

GM:そのヘクスに対して。エンカウントアナザーワールドは召還。天空より開いた門より、異世界の艦隊が見え砲撃。鋼鉄の弾丸を降らせる。ということで戦術兵器いきます。

シリル:うおおーい!!おびき寄せられたよ!!

GM:ヘクスの全員が命中33で攻撃。火属性だ。

シリル:回避できない。ダメージをば!!

ロバート:同じく。

GM:ダメージは(コロコロ)88点。

シリル:「グワー!!」気絶します。これは初見殺しだ!!

ドラゴス:シリルが気絶か!?

シリル:メイジとの先の戦闘の累積ダメージがありました。彼との戦い、勝利したと思っていたのは間違いでした。

GM:作戦の勝利だ。

シリル:失念していました。武力だけではない、頭脳や戦術も込みにメイジです。

ロバート:いや、このメイジ…多分。普通より強い。

シリル:こんな戦い方があるとは……侮っていました。


ドラゴス:では僕の番。マイナーアクションでルイーズを追撃、ルイーズに攻撃します。<聖地の印>のヘクスから出ちゃうし、マイナーアクションスキルも使えないから、命中は下がるけど、ルイーズなら当たる気がする。(コロコロ)26で攻撃します。

GM:ルイーズは(コロコロ)13で回避は失敗。アーチャーでは回避は難しい。

ドラゴス:(コロコロ)ダメージ99点。武器属性。

GM:ルイーズは所持部隊のおかげでHPが高い。まだ存命している。

シリル:メイジは?

GM:さっきの移動だけ。攻撃しない。このメイジの疲労の極地にあるからね。


3ターン目

行動値12 ドラゴス
行動値10 エンカウントアナザーワルド
行動値4 ロバート
行動値3 ルイーズ

GM:ではセットアップフェイズ。ルイーズは<制圧の印>を使用。

シリル:やばい。これはコンプされた。

ロバート:これは王同士の戦いだ。

シリル:スーパーバリア状態。アーチャーってこんなに強いのか。はまると勝てない!?


ドラゴス:もう、自分の力でやるしかない。再び<聖地の印>を張っている隙は無い。ルイーズに攻撃。(コロコロ)クリティカル。6が3つ出た。当たるだろ!!

GM:スーパークリティカルじゃないのさ。これは回避できない。メイジが<守りの盾>を使用して、ダメージを身代わり宣言。

ドラゴス:ダメージは…もう言わなくてもいいよね。なんか、このメイジは気絶しそう。


GM:いいよ。じゃ気絶でいい。元々疲労困憊だからね。では崩れ落ちるメイジの背後から銃口が向けられる。天運技を使い、2回攻撃。(コロコロ)31(コロコロ)31。

ドラゴス:超強い!!?

シリル:そうだよね。回避を除けばアーチャーは攻撃は下手じゃない!?十分なアタッカーできるね。

ドラゴス:その出目は天運使ってもアベレージすぎる(笑)それぞれ天運を1使い。回避は(コロコロ)29.失敗…(コロコロ)28.失敗。マズイ。打たれ脆いんだよ。一発で落ちる。

ロバート:1ヘクスならカバーリング。カバーリングの間合いが1まで届くんだな。

一同:おおお!!

GM:(コロコロ)97点のダメージ。

ロバート:まだ無事だよ。<治癒の印>51点回復。

ドラゴス:でも、次の一発で落ちる。というか、かすれば落ちる(苦笑)

ロバート:では<光壁の印>を使いダメージを減点する。

GM:ルイーズの射撃は(コロコロ)98点。

ロバート:30点軽減。

ドラゴス:生きてるよ!!ギリギリ!!

ロバート:移動して接近。全力で移動抱きつく。「ブヒヒー!!」


4ターン目

行動値12 ドラゴス
行動値4 ロバート
行動値3 ルイーズ

GM:いかん。これは…さすがにもう制圧できない。相手に先手2回攻撃を許すか。

ドラゴス:じゃ、攻撃。もう落ちるだろ!!(コロコロ)命中。29。


追い詰められたルイーズは手に紋章を握り締めた。
「兄さん…」
それはアンドレアル家の紋章である。
その眼前に刃が。


GM:(コロコロ)14。回避できない。その攻撃で気絶は確定だ。


崩れ落ちるルイーズ。その手から、それは零れ落ちた。


ドラゴス:何故。ルイーズと戦わなければならなかったか…

シリル:…運命の無情を感じる。

GM:では縛り上げられ、引き摺られていくボールス。彼の罪は白日のものとなった。「はなせー!!私は王子だぞ!!」

ロバート:指輪を奪い取る。「よこせ!!これはもうお前には必要の無いものだ!!」

シリル:彼はバルチモアに送り、バルチモアで罪を裁いてもらいましょう。ウラヌス国王は裏切り者には厳しい。彼には厳罰が下るでしょう。


勝敗は決した。
ルイーズが倒れたとき、その兵は敗北を理解し、自ら武器を捨てたという。


ドラゴス:ルイーズはどうなるんだろう。

GM:アンドレアル伯爵は知らぬとはいえ親殺しの王子ダニエルこと、ボールスと手を組んでいたからね。

シリル:やはりそうなりますか。

GM:シリルがウラヌスに伝えたじゃない。

シリル:ああ、そういえばそうでしたね。

GM:ウラヌス国王は兵を派遣し、アンドレアル領土を占拠。ルイーズ無きアンドレアル領土は戦わずして降伏、親戚血族は全員処刑という流れだろうね。裏切り者には厳罰の国だから。

ドラゴス:そうかぁ……

ロバート:「王子。これが戦国の習いです。」


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