Climax phase
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【落日のバルチモア〜バルチモア〜】

悲劇の再会

GM:フランチェスカは地下牢まで走っていた。人気は無い。見つかって欲しくない。みんな逃げたに決まっている。

フィンチ:「待ってフランチェスカ!!」僕はその後を追いかける。

GM:そして地下牢。

フィンチ:ここに……

GM:視界に微動だにしない呆然としたフランチェスカ。牢の奥には雷撃に焼かれ物言わぬ骸となった父・ブラックスミスと吊るされた上に拷問死した女性の姿が目に入る。「親父……お母さん……」

フィンチ:あ、ああ……「これは……サンダーフォージの仕業なのか。」って僕は思っちゃう。

GM:「死んだの!」怒鳴ろうと罵倒しようと起きない父の姿。

ジィク:俺もおいかけよう。ブラックスミスの剣を預かった身だ。あいつのことが気になっていた。こんな姿になるとは。

フィンチ:「サンダーフォージ……」

ジィク:いや、彼を投獄したのは宰相。そしてそして宰相の派閥の魔法使いにレグルスがいる。彼が雷撃を使うことを俺は知っている。「雷を使う魔法使いは他にもいた。」

GM:「レグルスだって言いたいの?!」

ジィク:「俺はレグルスを信じちゃいない。」だが……ブラックスミスは国王の派閥だ。レグルスと同じ「だが、まだわからん」。

フィンチ:フランチェスカはついに一人になっちゃったんだ……

ジィク:「後は任せろ」俺はブラックスミスの瞳をつぶらせてやる。お前の遺志を継がせてもらう。

フィンチ:「フランチェスカは、ここで……」

GM:彼女は両手を広げて振り払った。「行こう!!みんな泣きに来たんじゃないでしょ!!」そうして連いてくる。

フィンチ:「ああ……うん。そうだね。」


喜劇の再開

GM:さてそんなわけで一同はついにバルチモア王城内部に突入する。民兵といえど部隊ありと無しの差は歴然だ。牢屋は次々と開放され、人々の歓声が上がる。そんな中、君たちはカインと合流する。

フィンチ:合流できたんだ!

GM:カインの姿はボロボロになり、道中に何度か戦闘をしてきたことがうかがえる。体は身を起こすこともできない有様だったが、剣をついて身を引きずっている。

ネフィリア:「兄上、ご無事で。」私は兄の体を抱き起こします。

GM:「……すまない。私がもっと決断をできていれば――ニールセン大臣が逃がしてくれた。大臣を助けに行ってくれ、魔法使いが……。」 ネフィリア:「ニールセン大臣が。みんな行きましょう!」

GM:「私も行く!私の大切な家臣なんだ!」と、一同がいくとそこには戦闘の跡だけがあった。そしてタクト。

フィンチ:ニールセン大臣のタクト……。

GM:そこで声が響く。「ふふふ。追いかけっこですか王子。」

爆笑!

レグルス:ちょっ(爆笑)え、マジで!このタイミングで!

ジィク:「おや。妙なところで出会うな。バルチモアを束ねる国王の軍師殿だ。」

フィンチ:一番会いたくないタイミングで(爆笑)

レグルス:「あれ……おかしいな。(爆笑)はは。なんでこんなことになったんだろ」カインを確保しようとしていたのに、嫌なところで再会しちまった。

ジィク:「軍師殿。国王は死んだぞ。お前はこんなところで何をしている。」ヒルダを後ろに下がらせよう。

GM:ヒルダは初め何を意図しているかわからなかった。やがてそれがジィクのレグルスに対する疑念だと知ると息を呑む。「ジ!ジィク!」

ネフィリア:「レグルスどうして……」

レグルス:え、やっぱネフィリア姫がいるの!「姫!?ナンデ!?ナンデ姫!?」あっ、ちょっと不味いよ。えぇ、どういうことなんだよ。これは(狼狽)「そんな……あなたは……バストラールに亡命したはずじゃ。」

ネフィリア:「私はこの国を守りに……帰ってきました。」

レグルス:「くそ!どうして戻ってきたのですか!あなたは亡命していればよかったんです。それがあなたの望みだったのではありませんか!」

ネフィリア:「聞いてください。レグルス!私は!」

レグルス:くそ、今ここで二人の王族なんて出てきたら、ロアンの跡継ぎで分裂してしまう。メイジがまとまることもできないんじゃない?

GM:メイジは現在各個独自の動きをしている。これではまとまりなくそれぞれが撃破されてしまうだろう。

ジィク:そもそもロアンの死を知らないメイジや、ロアン暗殺に対して叛意を示すメイジもいるだろうし。

レグルス:「こんな……」はぁ、マジでか!?

フィンチ:「レグルスさん!ロアンがもういないなら、戦う理由なんてないじゃないか。これからこの国は変わるんだ!僕たちは何で戦うの?!」

レグルス:「ああ、ああ、もう、俺だってわからないよ。だけど俺にはあんたたちがバストラールにいて、この国がまとまるまで出てこないでもらいたかったんだ。あのまま……バストラールにいてくれれば、俺は国王の願いも……」

ジィク:こちらは民兵を連れている。むこうのメイジは単独だよな。これなら勝敗は明らかじゃないか?(ずい!)

レグルス:……「ひっ!」(たじっ)

GM:そんな中後ろの回廊からダンカンが声を張り上げる。「レグルス殿。増援をつれてまいりましたぞ!」

レグルス:「ダンカン!」

ジィク:「何ぃ!」

GM:ダンカンは手勢を引き連れ、そしてヘルファイアとサンダーフォージを伴い現れた。そこにはレグルスの手勢、本来こんな宮廷の深くまで入れないファットマン、いやアンダードック達の姿もあった。

ジィク:ダンカン!こいつ!

フィンチ:いつもいい仕事するよ。

レグルス:俺は振り返り増援と合流する。(ニィと笑い)「ダンカン。お前は本当に頼りになるな。MVPじゃないか?」

GM:「ありがたきお言葉」とニヤリと敬礼するダンカン。「ククク。自分から顔を出してくるとは、手間が省けたな。」とサンダーフォージの面頬の奥の瞳がほくそえんだ。「グフフ。王子と姫が二人共来るとはな。手加減は無用だ。どちらか一人生きていればよい。」ヘルファイアの佇まいは追い詰められた者のそれではない。

フィンチ:うわぁお。メイジだ……メイジ……。

ネフィリア:「あなたたちとの出会いが、私の運命を狂わせたのです。」

GM:ヘルファイアは熱く語った。「姫。あなたは愚かな人だ。あなたはもっと論理的であるべきなのだ!我々魔法使いが上に立てば、このような愚かな争いにはならなかったぞ」

ネフィリア:「私達が出会ったあの時、どれほどの人が死んだと思っているんです!」


GM:そしてフランチェスカは激昂する。「サンダーフォージ!よくも親父を!ブラックスミスを殺したな!」

フィンチ:「……あ」

GM:そうだね。雷撃。サンダーフォージと思っちゃうね。「お母さんまで殺して!許さない!絶対にお前を許さない」と激昂するフランチェスカ。

レグルス:「あの……」いや、ここで訂正するのもな(笑)

GM:サンダーフォージは目を白黒させていた。非道で知られる彼も、そこまで言われる覚えはない。

レグルス:「わかんないと思うけどさ。一応謝っておくね。サンダーフォージ=サン。ゴメン。」

爆笑!! GM:ダンカンは進退窮まったのか剣を抜く。「へっへっへ。王子悪く思わないで下さい。あっしは勝ち馬に乗るだけなんです。」

フィンチ:お前はそういう奴だよ!

レグルス:エンゲルスは?

GM:いるんだね。エンゲルスも覚悟を決めたのかレグルスの傍らで剣を抜く。「レグルス。付き合おう。どの道、他に乗る船はない。」

レグルス:「……兄上。」まぁいいけどな。

GM:アンダードックが叫ぶ。「俺はアンダードッグだ!俺はアンダードッグだ!俺はアンダードッグだ!」

爆笑!

レグルス:負け犬負け犬って(笑)お前は本当にいい拾い物をしたよ(泣笑)

GM:そうしてアンダードッグは敵陣に突っ込んでいく、増援が増えないように民兵を駆逐しに向かっただ。

レグルス:ああ、でも・・・・・・もう少し、もう少しまともな戦ができたはずなんだ。「ああ、畜生……」


GM:その傍らにガラティアも姿を見せる。

ネフィリア:「ガラティア……あなたは、私が連れて行くべきでした。」こんなところで戦うことになるなんて。

レグルス:「ああ、何、お前、来たの?」

GM:「何そのツマラン反応は?もっと感動してウチにチューしたりせぇへんの?」とガラティアは爽やかに笑った。

レグルス:「はっはっは(笑)。恩を返しに来たか。まぁなんだかんだ言っても、俺はお前の命の恩人だしな!」(ふんぞり返り)

GM:呆れるガラティア。「ほんま。感心したらええんか、呆れたらええんか。この期に及んでその軽口か?」と少し嬉しそう。

レグルス:「別にお前付き合わなくていいんだよ?ああそうだ。兄上。麻薬ルートの地図持ってない。」

GM:エンゲルスは苦虫を噛み潰した顔。そして取り出すとそれをレグルスに差し出す。

フィンチ:切り札としてもっていたんだ。

レグルス:「はい。」ガラティアに手渡す。

GM:「はぁ?ナンデ?」

レグルス:「別に」


フィンチ:これで話すのも最後になるのかもしれない。「そんなにしてレグルスさんは何を守っているの!?」

レグルス:「俺は………」

ネフィリア:「……」

レグルス:「国じゃ……ないかな。」

ネフィリア:「国……」

レグルス:「ああ、俺はバルチモアを守っている。」多分そうなんじゃないかな。ようやくわかったかな。スッキリしたよ(納得)


フィンチ:「守るんだったら、国じゃなくて民を守るべきだ!」僕は剣を抜く!戦うというのなら容赦しない!

GM:「民など!」激怒するヘルファイア。「民など何もできない!国家を守り国家に殉じ、それでも連綿と王国を守り受け継いだのは我々メイジよ!王が舵取りを誤ったとといえど、ロード達が国を腐敗させたとしても、我々が何度でもバルチモアを甦らせる!」

ジィク:「フィンチ。こいつらがバルチモアそのものだ。こいつらと戦うことが初めから決められていたんだ!」


バルチモア最後の戦い

GM:では戦闘の前に処理しやすいように戦力を分けます。チームヒルダのハバリク・ゴダ・アスラン・そしてリーダーのヒルダは、ガラティアと対決します。

ジィク:ガラティア一人でも相当キツイからな。

GM:そしてダンカンとエンゲルスがカイン確保に向かっていく。それにたいして立ち向かうがフランクとフランチェスカ。

フィンチ:……こっちは相手にならない気がする。

GM:サンダーフォージとヘルファイアがそれぞれの前衛として、それを倒した場合レグルスと戦えるという感じで処理する。

レグルス:それは、困る。マズイ。こんな乱戦だと、もう……マズイ。まってGM射程距離が欲しい。欲しい。

ジィク:サポートユニットとしてキヌバの使用を宣言する。

1ターン目

行動値13 魔法使いレグルス
行動値12 ネフィリア姫

行動値8 戦士ジィク
行動値8 戦士キヌバ
行動値8 メイジ・サンダーフォージ
行動値7 フィンチ王子
行動値1 ヘルファイア

ジィク:俺はキヌバのデータを援軍として使用する。ヘルファイア。こいつがどれだけ俺の攻撃を耐えるかというのが問題だ。全力ではないとはいえ、俺の攻撃をこいつは耐え抜いた。

フィンチ:……そして返す魔法で一撃……。

レグルス:ヘルファイアの行動値は1.ちょっと遅いな。

フィンチ:魔法使いというよりまるで戦士だ。

ジィク:確かにそういう感じだったがな。


レグルス:うーん。俺から、これは……あいつらの君主は多分ヒルダだ。だが、ヒルダを討っていいのか?これはバルチモアとバストラールの泥沼の戦争のはじまりなんじゃないの。いや、そうだ!一番厄介なのはジィクだ。

ネフィリア:おお!かつてのヘルファイアと同じ結論に。

レグルス:やるしかない!やるしかない!「ライトニングボルト」(コロコロ)命中21.

ジィク:よけられない値じゃない。ただし天運を使うと技が使えない。(コロコロ)20。駄目だ!よけられない。

レグルス:ここで最大の威力としないとダメージは……はっ?はっ?何?出目が悪い!〈数理解析〉くそ!最大威力を出したかったのに……どんなにダイス目をいじっても良くならない。厳しい36点。

ジィク:ぐぅう生きてる!これは。次は気絶するぞ。

GM:「ナイス!アシストだ!レグルス=サン。次の俺の攻撃魔法でジィクの消滅は確定したぞ!」とヘルファイアは笑う。

ジィク:ここでヘルファイアを切り殺さないと、その通りになる。そしてレグルスに到達できない!

レグルス:俺はイニシアチブに〈魔素集積〉(コロコロ)MP20回復。


ジィク:次の行動順は8。キヌバでヘルファイアに攻撃する!(コロコロ)22だ。

GM:攻撃に対して防御魔法を発動。(コロコロ)20!「グワー!」焼き尽くそうとした炎の中を野蛮人めいた男が蛮刀を手に切り込んでくる。

ジィク:ダメージは91点だ。

レグルス:ディスロケーションダメージを減らす。8点。でも、このダメージじゃ普通は即死なんじゃ……

ジィク:では83点だ!

GM:おおなんたることか、深々と切り込んだ刃は肩口から胴にめり込んでいる。そう確信したとき、なんと刃が砕けているのがわかる。この巨漢は耐え抜いたのだ。

ジィク:「なんて奴だ!やるな。」


フィンチ:強い!なんて強さだ!


ジィク:俺とキヌバでそれぞれ一人倒すつもりだったが、やはりそう上手くはいかないようだ。ジィクの攻撃!(コロコロ)命中24.

GM:魔法防御。炎で焼く再び(コロコロ)21.

レグルス:そのダイスは振りなおしだ。

GM:(コロコロ)21。「グワー!」また同じ出目だ!

ジィク:ダメージは91点。

レグルス:……もう防御魔法が効かないか。

GM:血飛沫が上がる。もはやこの出血では助かるまい。いや、今生きていたこと事態が彼の執念の賜物だった。

ジィク:「あの時の借りを返すぞ!」

GM:「グワー!」たたらを踏む。そして呟き「友と語らう未来あり、悔いは無し。」そしてサンダーフォージを見る。「サヨナラ」。

フィンチ:「サヨナラ。」

GM:使うはずだった炎の魔法が暴発し、爆発四散するヘルファイア。

フィンチ:爆発四散したよ!

レグルス:駄目だ……ああ、駄目だ……くそ。


GM:「レグルス=サンしっかりしろ!」とサンダーフォージの鼓舞が飛ぶ。

レグルス:駄目だよ……これじゃ……。俺たちメイジが、これ以上減ったら、生き残って、ここで勝ってもどんな未来があるんだよ……(涙目)。

GM:サンダーフォージは激昂して拳を構える。

ジィク:「来るか!」

GM:しかし、その攻撃対象はネフィリア姫を狙っていた。

ネフィリア:なんですって!?

GM:ジィクを倒すのはレグルスの番でできる。しかし、姫を倒せば戦力が減る以上に、王位継承者を一人に絞ることができる。

フィンチ:おお!合理的!

ネフィリア:サンダーフォージが!

GM:「レグルスには姫を殺めることはできないかもしれない。ここは俺がやらなくては!そして、これでメイジはカイン王子の元で結束。バルチモアは再起できる。未来を勝ち取ることができるのだ。」

一同:おお!

GM:「ヘルファイア!いつも考え足らずの俺だが、少しは考えたぞ!採点はあの世でやってくれ!」電光が拳に宿る。

ネフィリア:サンダーフォージ!こいつも成長してる!

GM:「今回のセッションはネフィリア姫の死をもってしてバッドエンドだ!」

爆笑!

ジィク:メタいよ!(笑)

GM:ムーブでレグルスの下に駆け寄りつつ、『ライトニングボルト』魔法目標(コロコロ)23。

ネフィリア:一発では死なない…死なないと信じるしかない。回避(コロコロ)1・1.な、なんでぇ。死んじゃうよ〜。

フィンチ:どこかに悪魔がいる。

ネフィリア:悪魔嫌い!

GM:ダメージは(コロコロ)54点。炎熱。 ネフィリア:そんなぁ。駄目だ駄目だ。「私はぁー」実際死ぬ!駄目だ。私は消滅する。

フィンチ:僕は、行動放棄しカバーリング!僕のほうがまだHPがある。

ネフィリア:天運は?

フィンチ:天運はもうないんだ!さっきの戦で使い切ってしまった。だから僕は……カバーリングして気絶。

GM:飛び込んでかばうフィンチ。電光に焼かれ地面に転がる。

ネフィリア:「フィンチ!うわぁああ!」

ジィク:フィンチが気絶したことでいよいよ〈再動の印〉が使えなくなった。これは、作戦が大きく狂った。

ネフィリア:私は、もう魔法も使えないのに。オルトロスはもういないのよ。さっきの戦で消滅してしまった。私にできることは、ジィクに治癒魔法をかけることだけ(コロコロ)37点。

ジィク:俺は全快した。


2ターン目

行動値13 魔法使いレグルス
行動値12 ネフィリア姫

行動値8 戦士ジィク
行動値8 戦士キヌバ
行動値8 メイジ・サンダーフォージ
レグルス:できることはライトニングしかないんだよ。もう……くそ。回復されてしまった以上……ジィクは倒せないし……もう駄目じゃない?姫を狙うのか?俺が?姫を?うふふ。悪い冗談だろ。

GM:サンダーフォージが叫ぶ。「レグルス=サン!!ガンバレー!」そしてレグルスの下に駆ける。

レグルス:「くそ!こんな……」ジィクに『ライトニングボルト』命中は(コロコロ)24。

GM:覚悟はしていたぞ!しかし単発では死なない!(コロコロ)18。失敗!よけられない。

レグルス:ダメージは……48点。炎熱。最大の威力だけど……。

ジィク:耐えたぞ。先ほどより焼かれたがな。

GM:雷撃がジィクの肌を焼く。しかし、勢いは止まらない。

ジィク:俺はこのターンにレグルスに切り込む。討ち取るぞ。ブラックスミスの剣を振り上げる。

レグルス:うわぁあ・あ・あ。インガオホー?(苦笑)

ジイク:天運技。全て。命中に天運を1つ使う。そして天運技で攻撃だ。(コロコロ)25。

GM:「くそ、避けろレグルス=サン!避けろ!天運をつかっても避けろ!」ガラティアのその声に驚き振り返る。「レグルス!」

レグルス:「ふ、無理だろ?」だって天運つかって6・6・6・6じゃないと駄目なんだよ。(コロコロ)俺は23。

ジィク:ダメージは93点。

GM:ああ、これは戦闘終了だな。いいだろう。レグルスが敗れた時点で勝敗はついた。

レグルス:いや……まだ何か、出来ることがあるはずだ。
まだ何か出来ることが!GM諦めたら終わりじゃん!

GM:え!?

レグルス:俺にはまだ何かできることがあるはずなんだ!

GM:そうだな……。ガラティアが驚愕の表情で見ている。瞳が合う。そして何かを叫んだ。


レグルス:ふー。


GM:……


レグルス:……いや、やっぱ終わりか。もう、出来ることは、無い……みたいだわ。あー……そうね。「姫様。」じゃま、「サヨナラ」(笑み)


ネフィリア:「……レグルスさん」


跳躍した直後に飛び込んだサンダーフォージとレグルスはジィクの刃を受ける。
二人の男が砕けて散る。


ジィク:強敵だった。お前達をたかがメイジなんていう奴はいないだろう。少なくとも俺はメイジの脅威を誰よりも知っている。

GM:「友と生き、イクサに生きて、悔いは無い」とサンダーフォージ。

フィンチ:おお、こいつも俳句を読んだ。

GM:「サヨナラ」

ジィク:「やらなければ、俺たちが死んでいた。それほどの腕前だった。」俺は荒い息をついて剣を納める。


それぞれのサヨナラ

GM:では他の人々だ。

ジィク:ハバリクやゴダはどうだ。ガラティアを倒したか?

GM:ガラティアは終止戦いを圧倒していたが止めまではさせていなかった。そしてレグルスの最後を見て手を止める。その視界でエンゲルスが走っていく。

ネフィリア:「ガラティア。もうやめましょう」

フィンチ:「もう決着はついたよ!」

GM:エンゲルスも追い詰められている。ガラティアに目線を合わせる。そして目を伏せる。「ガラティア。私を許してくれ。」そして彼女を置いて脱兎のように駆け出す。

フィンチ:最低だ!

GM:「死ねん!私は一族を絶やすわけにはいかん!お前達魔法使いとは命の価値が違うのだ!必ず再起してやる!」

フィンチ:こいつ最後まで!

GM:でもガラティアはこう呟く。「ええよ。許したる。」

ジィク:こんなヤツに。

GM:その時、ハバリクの手から放たれた短剣がエンゲルスに背に突き刺さる。

フィンチ:「サヨナラ。エンゲルス。」

GM:ではダンカンの最後である。

ネフィリア:ダンカン!

GM:ダンカンはレグルスの死を見て天を仰ぐ、「へ、どこで、どう間違ったのかね……」その頭部にフランチェスカのフレイルが直撃する。

ジィク:ご!

GM:ダンカンは崩れ落ち。その手に握られていたものが転がる。バルチモアの紋章である。

フィンチ:あぁ、カインがあげたあの紋章。あれを握り締めていたのか……。

GM:カインはダンカンを抱き起こし涙を流す。「私はお前が戻って来てくれたのが、本当に嬉しかったんだ。すまないダンカン。君を助けられなくて…すまない」

ネフィリア:ダンカン。あなたは……本当にお兄様を大切にしていてくれたんですね。なのに、なんでこんな……


GM:そしてこの戦いは一つの終焉を迎える。取り囲まれる兵士の列をかいくぐって窓から身を投げるガラティア。

ネフィリア:「ガラティア!」

GM:彼女は中空を蹴って逃れると、いずこかへと姿を消す。そしてバルチモア政権は転覆された。

フィンチ:「凄惨な戦いだった。」

GM:というわけでエンディングフェイズだ。


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