Pledge scene
シーンPC レグルス
【ただ一度の星読みの法】
GM:そしていよいよ事態は最終局面に近づいていった。
フィンチ:最終局面。クライマックス?
GM:このイベントが終了すれば、もうクライマックスだ。ただこれが終わりの始まりだ。
ジィク:バルチモアの落日か……。
フィンチ:ああ。マズイマズイ!まだ先導者までたどり着いていないよ。
ジィク:GMの宣言の通りならPCが一人消えることになる。
フィンチ:多分僕はアナハイムだと思う。アナハイムが麻薬を流し、遠征を裏で操りバルチモア政権を弱体化させていると思うんだ。黒幕はアナハイムだよ。でも僕はそのあたりの情報に全然たどり着けない。
ジィク:レグルスルートだとアナハイムについて詳しくわかるんだけど、俺たちにはわからないな。
GM:ふふーん。というわけで状況を開始する。バルチモア王国へ連合の貿易諸国ユニオンより救援要請があったという場面だ。
フィンチ:ああ、来た。
GM:国王がその報を聞いた時、その体調は悪く熱に浮かされながらヒューヒューと苦しげな息を吐いていた。「やはりわしがいかなくてはならぬ。」傍に控えるのはレグルスただ一人だ。
レグルス:「……」
GM:「レグルス。もうわしは帰ってこれぬかもしれぬ。」
レグルス:「まぁまぁまぁ、そんな弱気なことを……」……でも、まぁ、何もいえない。
GM:「思えば、今日までお前にはなんの褒美も与えていなかった。何か報いたい。」
レグルス:「そんな。もったいないお言葉。」
GM:「ふぅ。できればその忠誠を今後は嫡子ロアンにも尽くしてもらいたい」
レグルス:「……」(凄く嫌そう)
爆笑!
フィンチ:この期に及んで!(笑)
ジィク:そういいたいね(笑)
レグルス:適当に返事をしておこう。
GM:国王もレグルスを見て、その困った顔に諦念。元々ロアンに代が変わればどうして旧臣レグルスが重用されよう。「もしロアンが暗君であったとしても、お前にはバルチモアの延命に尽くしてもらいたいと思っている。」
レグルス:「お誓いします。それだけは………」
GM:軍隊が編成され遠征軍が用意される。指揮をするのはウラヌス国王。今回はカインを同行させず、自分の近臣・直属の騎士達で戦いに挑む。しかしその身は既に病にあり、既に球のような汗を浮かべている状態だった。最後の力を振り絞ってのことである。「レグルスよ」
レグルス:「はい。」
GM:「わしは途中バストラールに訪れ、カルディアに同盟を申し込もうと考えている。」
一同:おぉ!
GM:「ロアンが王になった暁には、おそらくバルチモアに混乱が訪れ一時は弱体化するだろう。そこをバストラールに突かれては勝機が無い。どのような条件でも同盟をせねばバルチモアに未来は無い。」
ジィク:ああ、そうだな。わかってるな。
レグルス:あの事件の後だからな…バストラールの感情は悪くなっているだろう。「王自ら動かず、ここはウイリアム侯を頼られては?」
GM:「ウイリアムなど所詮強者に追従するだけの男よ。事態を変える力など持っておるまい。」さてレグルス。ここで重要な選択がある。
レグルス:はい。
GM:国王と一緒に遠征に行きますか。それとも国に残りますか。
レグルス:今までは一緒に遠征に出ていたんだよね。
GM:そうだね。
レグルス:国王陛下がこんな病にあるってロアン王子は感知しているの?
GM:ロアンは王の死を確信してパーティをしている。
レグルス:は?なんのパーティだって?
GM:新国王ロアン王の前祝パーティ。
レグルス:はぁああ……
フィンチ:それは、そうだけど……
ジィク:国王が死んでロアンが新王……
レグルス:GM。ここで魔法を使っていいですか。プレディクション。未来予知。
一同:おお!!
レグルス:質問は一つだけ。『ウラヌス国王は、死んでしまいますか?』
GM:ふぅ。回答します。君は普段使わない魔法を使う。才知に優れた君にとって占いに頼ることは、ほとんどなかった。でも君はこの時祈った。占いを立てたんだ。星を読む。
レグルス:国王は……
GM:……はい。国王はまもなく死にます。
レグルス:俺は……
GM:……
レグルス:俺は国に残る。国王と一緒に死ぬことが……俺の忠誠じゃない。
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