異民族排斥運動に加え、急激な軍事化。
国王ソレイユは、自分の時代に遺産が大きく塗り替えられることにいいしれぬ不安を感じていた。
異民族を征服しつつ、イヴァンやゴロンゾのような人材を登用した先王と違い、今の宰相サラミスの政策は、むしろ国家の力を削いでいるような錯覚すらある。


国王は奏上された政策に眉をしかめる。
「これほどまでに厳しい政策が、本当に必要なのだろうか。」

サラミスは国王ソレイユの言葉に淀みなく応える。
「国王陛下。彼らと対等に付き合おうとするのならば、敵を弱らせ、自らは纏まって強いものでなくてはなりません。」

「自分を正当化しようとしているようにしか聞こえぬ」
とポツリと不満を溢す国王。
「?何か?」
「うむ…いや、それを見習おう」

「少しわかるようなところがあるわ。」
国王の背後から、不意にかけられた声に、国王は驚く。振り返ったところにいたのは、同じ顔の少女であり、彼女は毅然としつつも柔らかげな眼差しを向けていた。
「姉さんは同じ考えなのですか?」

「あなたは実際をみていないのだから……」
「話もできぬ輩なのか?善悪を論じることもできぬような」
「同じ力を持つということが最低条件なの。」
「そうか……」





GM:今回。いよいよサラミスとの戦いになります。そして次回が最終回ですね。

イヴァン:いよいよ、か。成長報告をしておく。6レベルから7レベルになったことで<盾連携の印>を習得した。これによって一緒に戦う部隊の火力を強化できる。だいたい30点ぐらいだな。

GM:十分強い。今回は戦だから役に立つだろうね。

イヴァン:もともとパラディンの特技のカバーリングの庇護の印は個人戦じゃ意味が無いから、ここからが真骨頂だろう。カウントを消費し、アドホックレルムを強化した。『先端医療技術』を3レベルとり、HP+15。

GM:怪我人の多い土地柄だからね。

イヴァン:『専門家招聘』で内政関係の有力な人物を3人雇用して3レベル。『諜報機関』を1レベルとって都の情報を入りやすくした。

GM:これはスターシャがつれてきた名士だろう。

イヴァン:そして『緊急対策』を1レベルとって、ステータス異常の治療を1回だけできる。まぁ魔物だらけの土地なんだから、備えないとな。残りは150カウントだな。

GM:随分発展したね。そろそろ町ぐらい作れそうだ。

イヴァン:国レベルが前回4しか上がらなかったから、後1レベル上がらないと施設は作れない。


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