Middle phase

           

【士朗〜続・ピンクウルフ・睦みあう友情〜】

GM: というわけでそのままシーンは士朗君継続だ。翌日の学校。クラスについてだ。君が椅子に座ろうとすると突然一人の男子生徒が椅子に滑り込んでくる。その男子生徒の股間に尻餅をつく士朗のシーンからだ。


一同:爆笑!

カナタ:なんでそんなシーン書いてあるの〜!(笑)

士朗:ちょ……ちょい待って!? 最悪だぁ!?【肉体】判定で回避を試みます!

GM: んじゃまあ、目標値は7で。

カナタ:なんかもう、またクライマックスだよ!

士朗:なんかもう一人だけ論外がいるんだけど !?(コロコロ)よし9だった! 耐えたぜ! あっぶねぇあぶねぇ座るトコだった!

カナタ:ぎぃぃぃ! (空気椅子で耐えてるらしい)

士朗:座る瞬間に気が付いて、そのままエルボーの状態でドゴォーン!

GM: 彼は「グフッ」と言い。

士朗:よっしっ!

GM: (渋い声で)「なかなかいい反応だ」と返すね。

一同:渋い!(笑)


GM: 彼は細身の前髪ぱっつんの男子、切れ長の瞳に只者じゃない物腰。

士朗:只者じゃねぇよホント。

サクノ:前髪ぱっつん……。

士朗:「てめぇこの何のつもりだこの……」

GM: 名前は京極くん。『京極義信』(きょうごくよしのぶ)である。

士朗:てめぇの名前は一生メモ欄だ!

GM: 多分男が好きだと噂されるガッカリな奴で、何かと文字通り士朗に絡んでくる。

一同:(笑)

カナタ:最悪だ!

士朗:最悪だ! おまえには絶っっ対ロイスを結んでやらないからな。

GM: 「士朗。退院おめでとう。しかし心配はしていなかったぞ」

士朗:「いいからもっと離れろ」

GM: 「退院祝いだ。指相撲をしよう」

カナタ:やな感じ!?(笑)

士朗:「断る!」


GM: 「そうか」

士朗:「おまえに祝われる筋合いはないね」

GM: 彼はフッと苦笑し立ち上がると「確かにこれ以上おまえに嫌われても仕方がないからな」

士朗:ああ、いや、嫌ってるのもアレだな。じゃあごめん「祝いの言葉だけありがたく受け取っておくよ」

GM: 彼の方はなんかちょっと変わった視線をするんだね。「おまえは自分をついてると思ってるか?」

士朗:「え? あ、いや? 別に思っちゃいないさ」

GM: 彼はそれに対してちょっと苦笑するだけだ。フッと笑う。そんな時、その二人を見ていたもう一人の女の子友達。向田雫(むかいだしずく)ちゃんっていう子がね。

士朗:雫ちゃん。

GM: のんびりとした雰囲気で君たちを見ていたが、やがて表情を変えて「京極くんは、いやらし過ぎるよ」と言うね。




カナタ:ぶほぉ!? 直すぎるよ!?

士朗:「向田ぁ……! てめぇ! 確かに京極はいやらしい奴だが俺と一緒にいるのを見てそういうセリフを吐くなよ!」

GM: 「違うのよ! だって京極くん私にこう言ったの!『退院を祝いたいから、まず自分を放っておいて欲しいって……』だから、じっと終わるのを見てたの!」

士朗:「やかましい! そんな情報聞きたくない! ほら見ろ! また伊丹が妙な目でこっちを見てるじゃないか!」

GM: そうだね。伊丹の方はね。なんていうか「あぁん?」っていうかなじるような視線というか。

士朗:じとぉ。

GM: じとぉ。でももっとなんていうか嫌悪の。

カナタ:嫌悪!

サクノ:なにこれキモイみたいな。

GM: そう。「いやらし過ぎるよ〜。性的過ぎるよ〜」と向田さん。

士朗:「おまえみたいな奴がいるから学校来たくねぇんだ!」

GM: 京極くん怒るね。「なんだと?」と言って雫の胸を掴むね。

カナタ:おいおいおい(笑)。

GM: その胸があまりにも大きいんで「貴様にだけは言われたくない!」

一同:笑! GM: 「もげろ〜!」と言って胸を掴んでるところだね。

士朗:どうしよう。「やめろおまえら! どっちも同じ穴のムジナなんだからさ」

GM: 君が京極くんの手を取ると、とたん彼は悲鳴をあげるね。「痛い!許してくれ。いや許して下さい」

士朗:「な、なに言って…おま……え?」

GM: 君の方が強いだろうね。彼は見るも無残に情けない顔をして……。

士朗:「悪ぃ……そんなに力を入れたつもりじゃ……」

GM: 彼叫ぶわけだ。「いきがってました! すいません!士朗の前で格好つけたくていきがってました!!」

一同:爆笑!

士朗:「京極、おまっ……やめろ! 土下座なんて!!」

カナタ:土下座になった!?

GM: そうだね。みんなが遠巻きになり、少しあって思わず雫ちゃんも一歩下がったところで。

士朗:「おい、また大神が京極をしめたらしいぜ?」「やべぇよあいつやっぱり……」「怖ぇぇ」(←生徒)「……くそぉ!」(←士朗に戻った)

GM: 京極くんは立ち上がって「私と君の関係はそう簡単に周囲に理解されないのはわかってる」

一同:爆笑!

サクノ:どうなってるのこいつ?

士朗:「理解して貰いたくもないんだがな」……あ! ちゃうちゃう!「周囲に理解される前におまえが勘違いしてると思うんだがな」

GM: 「いや、すべて計算の内だよ」と彼は眼鏡を取り出し、クイクイとかけているね。

カナタ:取り出すのかよ!?

士朗:今回の眼鏡はろくな奴がいない!?

GM: 「そういえば、登校途中にずっと私が見ていたが、なにかおまえのことを見ている男がいたぞ?」

士朗:「いや……いろいろ質問がある」

カナタ:爆笑!

士朗:「聞きたいことが二重にあるんだ。俺のことを見てた不審者って言うのはおまえ自身だろうが!」

GM: 「いや、違う」

カナタ:しれっと!

GM: 彼は片手でペンを取り出すと、メモを取り出しサラサラと似顔絵を描いていくんだね。

カナタ:無駄にうまい!?

GM: 「三白眼赤毛の長身の男。顔色は悪く、目の下にはクマがある。縮れた髪の毛を後ろで結わいている」

カナタ:どんだけ観察してんだよ!?

士朗:そのっ……似顔絵に心当たりは?

GM: 描き終わってからね、君の登校途中の笑顔まで描き始めてる(笑)。

一同:(笑)

士朗:「いや、俺の絵はいいんだ」


GM: 「失礼。いや、おかしなことはなにもない。というかあの男はどこかで見たような……」と言うんだけど、こういうのはなにで判定したらいいかな?【精神】で振ってみようかな。

士朗:来ったぁ〜!

カナタ:〈情報〉じゃないんだな。

GM: 思い出すだからね。目標値は10。まだこの時点ではあんまり。

士朗:あ〜。出たらめっけもんだね。さすがにそれは(コロコロ)出ないね。「いや……見覚えはないけどなぁ」

GM: ただ京極くんはなにかを考え込んでいる。「俺はどっかで見覚えがある。しかし、よく思い出せない」

士朗:「向田。おまえはどうだ?」

GM: 向田は「知らないです」

士朗:伊丹って来てる?

GM: 伊丹いるね。

士朗:「伊丹はどうだ?」

GM: 「え? いや、そんなこと全然気にもしなかった」

士朗:あ、一緒に来てたんだっけ朝。

GM: いや、伊丹はなかなかやっぱり足が合わないんだよね。

士朗:ああ、ああ。そりゃあ合わせてやるけど。そこらへんは。

GM: 伊丹は今日車椅子で来てるね。

士朗:「車椅子か」

GM: 「今日はバスケがあるの」

士朗:「ああ、それで。無理すんなよ」

カナタ:慣れている……。

GM: そう。彼女はこの後バスケット部の部活でがんばってるんだね。

士朗:バスケ部なんだ。

GM: もう、すごいアクティブに動きたいんだけど。

士朗:「ったく懲りねぇな。また着地で骨折しても知らねぇぞ?」

カナタ:着地でポキポキ?

士朗:昔ね、足つったままダンクしてダーンと落ちたことあるよ。

カナタ:な……なるほど。いやいやいや。

士朗:「俺をつけてたねぇ……? なんだろうな? あ! わかった! おおかたどっかのゴシップ記者じゃねぇのかぁ?」

カナタ:ああ。

GM: ありえるありえる。それはありえる。

士朗:この発想普通だよね?

GM: そうだね。みんなありえると思ったね。

士朗:「例の事故を面白おかしく書き殴ろうって奴だ。は! くだらねぇ」さっきの似顔絵をクシャクシャっと丸めてポケットにしまっとこう。後でなんか役に立ちそうな気がする(笑)。

一同:(笑)

GM: はい、というわけで、PC3のほうに移動します。

士朗:OPの続きなのかな?

GM: ここまでがOPフェイズ。次からがミドルフェイズになります。

士朗:夏樹さんの好感度が心配だよ。


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