Middle phase
【カナタ〜ひと時のバーディ〜】
だだっぴろい廃工場。剥き出しの電球。拾って集めた
ソファと 家具と キッチンと 拾われた自分とそうしてまた一人。
一匹のはぐれ者がやってきた。
GM: サイコロを振ってください! 侵食率の。
カナタ:にゃっほうい!(コロコロ)3でした。今日は結構低いんじゃないかな?
GM: というわけで、ベナンダンテという男。
カナタ:例の100人殺しが来るんだね?
GM: いや、もう仲間に加えたとこから始まる。
カナタ:はぇぇ!
GM: 彼は帰ってくるとソファの上で寝てるんだね。
カナタ:……いきなり。どうしていいかわかんないよね。これ。
GM: 白髪で若干眉と揉み上げが濃いがおおよそハンサムの部類の男。瞳の色は赤。……これは眠ってるからわかんないな。白人の血が混じっている。なんか白いんだよこいつ。
カナタ:「へ〜やっぱ外人なんじゃないのかねぇ」と覗き込む。
GM: まあ、なんか入ってるのかも知れないけどね。彼はソファの上でひたすら呻き声を上げてるね。
カナタ:「お〜」
士朗:「うぅぅぅぅ……」
GM: 額には脂汗を浮かべ、眉をしかめ。
士朗:「ぐるぁぁぁぁぁ」
GM: 手は虚空を掻くわけだ。
カナタ:「ほ〜」ひょいっと。(手を伸ばす)
GM: 君が手を伸ばすと不意に手が掴まれる。ガバリと意識してではないが抱きつかれるんだね。
カナタ:「お! お〜?」
GM: そして彼は目を開けて「なんだ……おまえ?」というわけだ。
カナタ:「なんだじゃないよ!ご挨拶だね! こっちのセリフだよ!あ……うなされてたみたいだね……」
GM: 君のほうをジッと見てるわけだけど、まあ、ねぇ、なんかぞんざいに放り投げる。
カナタ:「うわぁ!? これでも臨時の相棒なんだぞ!? なんて扱いだ!」
サクノ:「この感触じゃない」
GM: 彼はまるで不審人物でも見るかのような目で君を見てるんだね。
カナタ:「もしもし? 大丈夫?」
GM: 「おまえ……こんなところでなにをしてるんだ?」
カナタ:「ん〜?」
GM: まあ、ここがねぇ。FHエージェントのアジトだということを考えているので。
カナタ:あ〜なるほど。ポン! つまり自己紹介がまだだったんだな。
GM: 後ろのほうから机の陰からシンジ君が「俺は〜名乗ったよ〜」と言いながら隠れてる。
カナタ:「ああ、あいつはシンジ。ここの家主だ。で、あたしがカナタ。あんたの護衛だな。しばらくあんたの面倒を見ることになったんだよ」
GM: おおよそ信じられない「こんなのがFHなのか」という顔で彼は見た後に。
カナタ:「まあ、そういう顔をする奴はいるんだ。そのほうがあたしもやりやすいんだけどね」最初の日とかはねぇ。「まあせっかく来たんだからご馳走してやるよ」とか言いながらバーンと棚を開けるとね、即席のレトルトカレーとかがバァーっと並んでる。
GM: 帯刀は「クソがぁっ!」
一同:(笑)
士朗:意外にグルメだな!
GM: 彼は中華鍋みたいのを引きずり出してきて、物凄い料理するよ。
カナタ:ウチには食材も中華鍋も無いぞ。
GM: じゃ次の時には二人一緒にコンビニに買い物をしに行くという所だ。結構一緒に生活をすることになります。
カナタ:「あはぁ? ちょっとなに? 料理はこっちで出してやるから」
GM: 「いいよ。おまえの料理おいしそうじゃないから」彼は君の方を、なんていうのかな。あんまり子供扱いもしないし。
カナタ:いやぁしてるんじゃないかな。
GM: してるか。
カナタ:……よく……わかんないけど。
GM: 「俺はおまえのことを子供扱いしてないと思うぞ」
カナタ:「……ふぅん。まあ、いいさ。なに買うの?」
GM: 物凄く気合入れてる。鬼のような顔して買い物向かうわけだ。「日本には息子を迎えに来たんだ」
カナタ:え……唐突だな。「……へ〜」
GM: お惣菜コーナーなどを眺めながら帯刀は言うわけだ。「生きていれば16になる」
カナタ:「ほぉう?」
GM: 「日本にいる仲間から息子がまだ生きてるって連絡を受けてな」
カナタ:「まだ生きてるってどういう関係なのさ」
GM: 「10年前に別れた」
カナタ:「へぇ? なんで? ってこんなこと聞いちゃ悪いかね」
GM: 「いや、別に。……あいつを連れて逃げたかったんだが、俺もちょっと……UGNに追われてるんだ」
カナタ:「そうらしいね。息子さんもこれ?」(シャっと爪を伸ばす)
GM: 「多分な。……半生でわかった事がある。多分俺の一族は特別だ。おまえ達とは足並みが会わない」
カナタ:「おまえ達って……」
GM: 「おまえ達人間だ」
カナタ:「ははぁ!? あたしが人間?」
GM: 「人間だ」
カナタ:「人間ねぇ」
GM: というわけで、彼は君の頭の上に手をポンと置く「……人間だ」
カナタ:「まあねえ。爪以外を見てもそう言ってられるといいけどね」と言いながら、ぐぐぐっと手をどけましょう。
GM: 絶対手がどかないね。
カナタ:「うむむむむ?」
GM: 「だっらしねぇな人間(笑)」 そんなことをやってると「やべぇどうしよう!」という風に突然携帯が鳴り始めるね。
カナタ:プルルルル。
GM: 直に声が入ってくる。
カナタ:おう。「驚かすなよシンジ!」
GM: 「UGNエージェントが来ちまったよ! 助けてくれよ! しかも高田所長の部下だ!」
カナタ:「マジで!? 今どこ?」
GM: 「工場だ! 早く来てくれ!」
カナタ:「オッケー。ちょっと用事ができた。あんたはここで待ってな」
GM: 帯刀は話を聞くといきなり駆け出してるんだね。「おい行くぞ」
カナタ:「ちょっと待て! ああもう!」速攻で行くしかない。
【激突】
GM: というわけで、その男『ダブルヘッド』の目はあまりにも奇妙な形をしていた。
一同:(笑)
カナタ:いきなり出てますよ!?
士朗:いきなりだぁ。
GM: 君たちが帰ってくる頃にはシンジは走り回って逃げ回ってる。なるべく奥に隠れられないかと。アジトの中には見慣れない男。二人のエージェントがいるんだね。
カナタ:二人かよ!
GM: ダブルヘッドは眼球の中央がまるで口のように開くと《プラズマカノン》が二つの目から2発発射される。
カナタ:すごいよ! ちょっと待ってよ!
GM: そう。シンジは必死になってるトコなんだね。一応何とかできるのは、中の車両がちょっと進んで来て、盾の替わりになるとかその程度。
カナタ:なるほど便利だね。「よっしゃ! シンジ! 生きてるか!!」
GM: 「助けてくれ! 奴らは博士の作った研究体だ!」
カナタ:「やれやれ……もうここも使えなくなるのかね」
GM: そういう話をしている時に君の視線に入った男。見知った中年男性だ。これは知ってる。
カナタ:だぁれ?
GM: コードネーム『ストレンジヘア』と言って、FHエージェントだ。
カナタ:おや。
GM: 体毛を自在に操るエージェントだね。昔よく小馬鹿にされた。「おまえのエグザイルは大したエグザイルじゃない。俺のが本当のエグザイルだ」って。
カナタ:まあ、確かに髪の毛はエグザイルの基本ですが。「ストレンジヘア? なにやってんだ、こんなとこで」
GM: ところが今の彼はよだれを垂らしまったく動く様子はない。
カナタ:ああっ!
GM: 視点は宙をさ迷い……。
カナタ:「おまえ……やられたのか」
GM: というわけでPC2サクノちゃんの前で、大型のテレビ画面を見ながら、夕飯前にテレビゲームをやる小学生のようにコントローラを握ったカガリはメチャメチャ楽しそうだった。「一緒にやらない?」
一同:(笑)
GM: 「今からねぇ。激しいバトルが始まるよ」
サクノ:「……激しいバトルか。ふうん?」
GM: 「ごたいめ〜んってか? 無理無理。話しかけたってコイツにはわかんないよ」って言いながら画面を見てるんだね。画面の解像度は凄く悪い。
サクノ:「ほぉ〜う? どれぇ? ちょっと貸してみなさい?」
士朗:侵食率を振らなきゃ。
サクノ:(コロコロ)
カナタ:ほぉう。凄い上がった。まあ、上がりそうな感じだけどね。
GM: 凄いねぇ。はい、というわけでリモートコントロールダンディだ。
士朗:コントローラーが付いてるんだよね?
GM: ハッキリ言えば君にとってはFHエージェント仲間。
カナタ:う〜ん。
GM: 今、脳みそぶっこぬかれて、そこに機械を入れてるらしい。
サクノ:コントローラーを受け取ってやっちます。カチカチカチ。「え〜とこれは?」
GM: 「Aを押すと体毛が伸びるね」
サクノ:「ふ〜ん。面白いわねぇ」カチカチカチ。
GM: 彼の肉体は完全に操作されています。「へっへっへ。所長すごいねぇ。発想が凄いよ。『レネゲイドウイルスって肉体に影響するなら脳みそとかいらなくない?』ってさ」
カナタ&士朗:所長ぉぉ!
GM: 「所長マジサイコ!」
サクノ:「あの人の発想はなかなかぶっ飛んでるからね」
GM: そう。あまりにも残酷な。
サクノ:「だからこそできる発見もあるというものよ」
GM: 要するに『リモートコントロールダンディ』ってのは捕まったFHのオーヴァードのコードネームね。誰でもなんだよね。オーヴァードを捕まえて、従わなかったら「やっちゃえ!」
士朗:リモートにしちゃう。
カナタ:とりあえず声をかけてみよう。「ストレンジヘア!」
GM: ストレンジヘアはそちらの方に視線を向けた。表情はあるの、実は。救いを求めるような表情が僅かに浮かぶの。
カナタ:マジか……。
GM: 脳みそは無しだったとしても、意思のいくらかは肉体に依存してるんじゃないかという。動作。
カナタ:はぁ〜。(声のない溜め息)
GM: まあ、倒すしかない。
士朗:スパッと言ったな。
GM: というわけでダブルヘッドの視線が向けられる。これは銃口が向けられるのに等しい。《加速する刻》《加速する刻U》を使い、それが二人分の二回攻撃。
その瞬間! 駆ける帯刀。柱の裏へ――目から吐かれる電光、柱を破壊!
帯刀は既に跳躍梁に手をかける――目線は梁に。梁に閃光-――
身を翻す帯刀、梁の上、さらに跳躍鉄鋼を掴む――
GM: 帯刀は「おい! こっちに来い!」というわけだね。
カナタ:「オーケー!」とっさに物陰に走りこむよ。
GM: 視線を向けられた瞬間にその柱が砕け散る。君はこれを〈回避〉しなければならない。〈回避〉判定を振ってくれだ。
カナタ:なんだいきなり!
サクノ:カチカチカチカチ。
カナタ:ではとりあえず《リフレックス》《アクロバット》を使います。(コロコロ)1D回ってるので、19ぐらいだ。
GM: それは避けるね。
カナタ:これで避けられなかったら。普通避けられない。
GM: 足元が砕け、帯刀はすでに上のほうに跳躍。梁に手をかけ、片方の手を伸ばすね。「掴め!」
カナタ:「よっしゃ!」パシッ!
GM: というわけで手を掴んだところ《ダブルヘッド》は目を上に上げるね。視線が向けられた瞬間にプラズマが放たれ。
カナタ:「とんでもない奴だね!」
GM: さらに鋼鉄は溶解。撃ち抜くわけだ。
カナタ:でもあいつ天井で潰れるんじゃないかな。
GM: 《ダブルヘッド》というのは目で見ることによって攻撃するんだよね。帯刀がやりたいのは、射撃物が天井を壊すことによって、そっちに注意を向けさせて射線を逸らすことなんだね。これによって攻撃回数が減る。
カナタ:な〜るほど〜。
GM: そんな感じで。というわけで、君は上。奴は下。下に飛び降りて攻撃してもいいですし、このまま遠距離で戦い続けてもいいです。ただし、下に降りたら瓦礫が次々と落ちてきます。
カナタ:なるほどね!
サクノ:「なにこれ!ジャンプボタン付いてないわけ?」
GM: ジャンプないんだよ。左で射線を動かし、右で発射。
士朗:「ああ、それしゃがみもないよ」(←カガリ)
サクノ:「クソゲーね」
士朗:タイガァータイガァー。(←サガット)
サクノ:私はなんか判定するのかな?
士朗:これエフェクトなんで!オーヴァードしか操作できないんだよ。
GM: いいよ。命中回避判定は5D+8。クリティカル10。
拒否してもいいよ。このシーンは実は残酷だからさ。カガリと一緒に遊べるけどね。
士朗:カガリの好感度上がりますよ。
サクノ:一緒に遊ぶよ。
GM: 「お! うまいじゃん! でも貸せよ!」とか言ってるね。カガリが操作すると突然動きがおかしくなる。
サクノ:「貸せよ〜!」「だめ〜」
1ラウンド
行動順
カナタ 5
ダブルヘッド 4
GM: カナタからだね。
カナタ:これはさっさと終わらせるのがいいな。マイナーでガシアスブレードを抜いて……。
士朗:まさかいきなりこんなに戦闘が入るとは。
カナタ:メジャーで《コンセントレイト/エグザイル》《爪剣》《貪欲なる拳》!(コロコロ)17ぐらいだよ。
GM: (コロコロ)当たるよ。
カナタ:全然ダメージがない。18点防護点無効。
GM: 血しぶきを上げる彼。ここでダブルヘッドはポツリと言うんだね。「倒す。敵倒す。倒して、博士に元の体に直してもらう」
カナタ:うぅ〜お〜!
士朗:うわ〜! かわいそう〜! やっぱりこの体やなんだ。
GM: 患者なんだよね。
サクノ:「あら? 挑発コマンドを押しちゃったみたいよ?」
士朗:ダブルヘッドはコントロールできないでしょう!
GM: 脳みそ抜いたらサラマンダーの意味がないけど、その場合は体を無理やり使ってるんだろうね。なんか電気系統で神経系を操るとかね。
士朗:もちろん元の体になんか戻せないでしょう?
GM: 戻せない。博士は戻すつもりもないから。
カナタ:ぬぬぅ。機械だけ壊せないのかな。でも無理なんだろうな。脳みそだもんな。そして、あたしはこういうのとは何回も戦った事がありそうだね。
士朗:こいつらにロイス取ってたらもうタイタスだね。
GM: 帯刀は「UGNはいつもこれをやっている」
カナタ:「……ひどいねぇ。ひっどいねぇ」
GM: 「おまえにもわかりやすいだろう。俺は昔向こうの組織にいて、そして抜けた」
カナタ:「まあ、抜けるね」
GM: 一言簡単に話をした時に、君の攻撃が当たって……その攻撃は白兵なの? 飛び降りたの?
カナタ:まあ、白兵しかないでしょ。
GM: じゃあ、飛び降りてきて襲い掛り、そしてダブルヘッド。
サクノ:目からピーッと撃ちます。(コロコロ)目標値は13。
カナタ:13ねぇ。
GM: 13なら避けられるだろう。
カナタ:まあ、とりあえず《リフレックス》《アクロバット》で避けさせていただきますよ?(コロコロ)あ、回ってる。避けた。
GM: 仮に当たると75点ぐらいの威力なんだね。
カナタ:なんだと!
GM: バチーンとまた砕け、ところが彼は目が二つあるんでもう一発撃ってくるんだね。
カナタ:え〜どういうことぉ?
GM: 二人なんだって。
カナタ:そうですね。それはいいんだけどさ、侵食率がやばいんだよ。
サクノ: (コロコロ)次は目標値が13だ。
カナタ:75とか来てるね。っていうかいきなりダイス増えるゾーンに突入しちゃいそうだよ。(コロコロ)はあはあ。もう避けてるね。19だぁ。
GM: そうだね。というわけでもう一方の《リモートコントロールダンディ》も髪の毛を伸ばそうとしているが、ここで帯刀、なにかをするんだね。一瞬寒気のようなものが彼の体から風のように抜け、周囲のレネゲイドウイルスの動きが沈静化していくんだね。伸ばそうと思った髪の毛が停止し、動かなくなっていく。
士朗:あ、レネゲイド殺しだ。
GM: 帯刀も走って行って刀で斬りつけるんだね。ダブルヘッドの侵蝕率では《リザレクト》が使えない。怪我を負っているダブルヘッドは斬られてしまうんだね。しばらく彼は生きたいという願望のタイタスを切って手足を振り回して最後の抵抗を試みたのではあるが、やがて動かなくなる。
士朗:ああ。逝ったか。ダブルヘッド。
GM: そして彼が倒れた後、帯刀は彼の瞳を閉じてやり。
カナタ:なむなむ。
GM: 瞑目するんだね。
カナタ:ふぅ〜。
GM: 「あ〜! ちっくしょ〜!」と言いながらカガリはコントローラーを放り投げ。
サクノ:「あ〜あ〜あ〜。う〜ん、そうねぇ。でも欲を言うならもう少し操作性が良かったらいいかもね」
GM: 「悪かった! 確かにコイツはクソゲーだ! 博士に作り直してもらおう」
GM: 「でもまあ、わざわざお友達ぶつけただけはあるわな。もう濡れ濡れになっちゃうよな?」と同意を求める。
サクノ:「え? なに?」
GM: 「だからさぁ! 濡れ濡れになっちゃうって言ったんだよ! 晩御飯食おうぜ」と言って手を掴んで歩いていく。
サクノ:「そうね」コントローラーをポイ。
士朗:カランカラン。
カナタ:こっちの晩御飯はどうなったんだ。なにか作ってくれるはずだったんじゃ。もうそんな感じでもねぇな。
GM: もう振り返ってみて瓦礫のところに食い物とかもビシャァと潰れて。
カナタ:「お〜いシンジ生きてるか?」
GM: シンジは生きている。
カナタ:「……しょうがないねぇ。ここもヤサ変えたほうがいいのかねぇ」
GM: 変えましょう。
カナタ:「なんだか来た早々大変な目にあっちまったね」
GM: 帯刀は「いや、いつものことだ。多分俺がつけられたんだろう」
カナタ:「んふふ。さぁねぇ」
GM: 「買い物とかよく行くからな」
カナタ:「ふぅむ」
GM: 「まあいい。これぐらいなら大変な内にも入らない」
カナタ:「そういえば、さっき何したかってのは聞いときたいな」
GM: 「ああ、あれか。後で話すよ」
カナタ:なるほど。この後聞くんだね。
〜《エンシェント・インプレッション》について〜
〜《エンシェント・インプレッション》について〜
帯刀の使う特殊なエフェクト。《エンシェント・インプレッション》
最大レベル1。オートアクションで使用する。
対象単体の侵蝕率を2D低下させ、低下した分自身の侵蝕率が上昇する。1シナリオにレベル回使える。
一同:お〜。
GM: エフェクト発動時にも使用でき、そしてそれによって侵食値が0になったエフェクトは発動しません。
カナタ:マジか!?
GM: 2Dで10が出たとしたら、10以上侵食値が増えるエフェクト、もしくはコンボでないと発動自体がしないと。ちょっとやってみようか。仮に攻撃してごらん。
カナタ:じゃさっきのコンボに《一閃》を足します。これで侵食値が10を超えるんで……。
GM: (2Dコロコロ)侵食値15以下は発動しません。そのコンボは発動しなかった。
カナタ:ひっ! こんなに減るの!?
士朗:や〜こんなキャラなかなかいないよ。
GM: 一族には代々この力が受け継がれるんで、場合によっては士朗ちゃんも習得できるかもね。
ただ、帯刀さんは何故か特別に強い先祖がえりなんで、本来は最大レベル1。
使用回数はシナリオ1回までとなってしまう。
士朗:いや、これ凄いヤバいっすね。この技。
カナタ:リザレクトを防げるというのがヤバイ!?
GM: これゆえに彼はオーヴァードを倒すことに特化してるんだね。
Copyright(C)ゴスペラードTRPG研究班 (c) 2018.