白の花嫁編 第5話
あらすじ
この時点でローランド一族が果たして何人残っているかわかりません。
しかし、これが一族の最後の戦いとなります。種族の違いを超えて愛し合う者、新しい道を探す者、愛憎に道を踏み外した者、それらの決着もここでつくことになるでしょう。
全てがいなくなった後も、犯した罪は残ってしまい、最後には罰が下ります。
白の花嫁編のキャンペーンも最終話です。
ストーリー・GM用
いよいよブランカの秘密がエリックにばれてしまいます。エリックはそれでもコーデリア(ブランカ)を愛し、彼女が自由になるまでこの秘密を守ることを誓います。
そしてエリックは彼女を解き放つためについにドレイクとの戦いに望みます。
ドレイクは悩みました。自分はいかようにでも生きていける。しかし、部族のオーガ達は生きていけない。オーガ達を各地に逃がしながらも、自分達の部族の未来を仲間として考えます。瞑想の間にこもるファーロ。そのファーロに攻め寄る帝国の軍隊。最後に残ったオーガ達はファーロの瞑想の時間を稼ぐために立てこもります。
これが最後の恩返しなのです。
一同が瞑想の間にやってきた時、オーガの軍勢に最後の一兵が訪れます。それはオーガウォーロードのバルバ。彼は主人も愛も失った身ですが、それでもファーロに受けた恩はわすれてはいません。彼もまた、最後の最後には、自分が手放しかけた大切なものを守ろうと立ちはだかります。
この戦いが終わり、悲しみを抱くのはコーデリア(ブランカ)です。この戦いは彼女の全てを奪うような戦いでもありました。
しかし、すでにエリックの子供を身ごもり、そしてそれを出産するコーデリア(ブランカ)はそれでも明日を生きていけることでしょう。
しかし、罰は思わぬところからやってきます。
コーデリアの兄エトバルドはコーデリア(ブランカ)を得体の知れない女として抹殺することを決めます。彼女一人残されたその屋敷はエトバルドの刺客に襲撃されてしまいます。
そして最後に残るものは・・・。
という非常に重苦しい本キャンペーン最終輪です。
登場人物
ブランカ
かつては冒険者から白騎士と呼ばれていた人物です。
彼女の正体はレッサーオーガです。
もともとの姿の持ち主・エリックの婚約者コーデリアの心臓を食べてしまった彼女は、コーデリアの体を得ますが、
婚約者エリックとの出会いに心を動かされ、次第に愛するようになっていきます。
彼女は自分を導いてくれたドレイクのファーロを敬愛し、族長のバルバを兄のように慕っているのですが、彼女もこの時点では決別することを覚悟しました。
しかし罪は彼女を逃がすことは無く、彼女は最後にはやはり罰を受けることとなるのです。
エリック・ローランド
父ジョンを失いローランド一族の当主となった騎士です。
もとから帝国では有数の実力者であり、若いながら武名も戦略知識もあり、戦では常に功績を挙げています。
今回の事件では、常に戦で戦いつづけ、オーガの主力をやぶる大活躍をしました。
コーデリア(ブランカ)を妻として、愛を注いでいますが、今回彼女の正体がオーガであることを知ってしまいます。
人間としての常識的判断からもし真実を知れば混乱するでしょう。
彼には耐えられない事実です。
それでも最後は彼女を愛することを選択します。
ガートルード・ローランド
本当はここまで生き残っているはずの無い人物ですが、もしかしたら生きているかもしれません。
彼女がいた場合、もしかしたら全員のローランド家が生き残るというオチがあります。
帝国騎士であるジョン・ローランドの娘で兄にはエリック・ローランドがいます。
元気で快活な娘で、行動力があり、何かと危ないことにも首を突っ込んでしまうところがありますが、その行動力と前向き思考は周囲に好感を与えます。
ローランド一族は皆女子供に至るまで戦地に立つこともあるという筋金入りの戦士の一族だけあり、本人もかなりの腕前の馬上術を使います。
指揮官としても有能で、近年は副官としても活躍、小規模な活動には指揮官ともなります。
コンプレックスはガートルードという名前で、『狂った暗殺機械ガートルード』という盗賊ギルドのリーダーと同名であることから自己紹介に苦しみます。
そのため彼女は度々自己紹介では偽名を使います。
尚、兄からは『狂った暗殺機械』と馬鹿にされることがあり、一瞬で怒ります。
オーガウォーロードのバルバ
オーガの部族を率いる部族の王です。ブランカの家族としては兄のように付き合い、またバルバも彼女には好意を感じています。
彼女とエリックの結婚に伴い、納得できずついにそれを認める主ファーロに対して離反してしまいます。
しかし、ファーロの窮地にバルバは再び部族の為に返ることを選択します。
ドレイクのファーロ
バルバとブランカの部族を作り上げた創造主で彼らには父にも神にも等しい存在です。
配下の種族に言葉を教え、教養やモラルなど全てを教え、また愛し合うことなども教えるなど支配者の範疇を越える人望を持ちます。
バルバの離反・オーガの軍勢の敗北に際して、部族の滅亡を知りますが、最後の最後まで部族の未来とはなんであったかを瞑想の中問いつづけます。
エトバルド=グロリアス
エトバルドは現在のグロリアス家の当主です。
残忍冷酷な人柄ですが、コーデリアが別人であることを一目で見抜いた辺りは人物眼があります。
彼はコーデリア(ブランカ)を一族に不穏をもたらすものとして粛清します。
ナホトケン
冒険者。今回の事件には自由都市同盟の領主の一人から依頼を受けています。今回オーガの部族より無事生還したPC達を疑いましたが、その後は協力者としてPCを支える仲間となります。彼らは口が堅く仲間となれば秘密を共有することができます。
性格はひねくれもので皮肉屋ですが、好奇心は旺盛で自分から厄介ごとに首を突っ込み、また意外と人情家でもあります。腕前には自信があり・判断力もあり・頼りにはなるのですが、一匹狼を気取り集団が増えるほど勝手な行動を選択するタイプです。
事件が解決する今回まで協力してくれるいわば助っ人的な存在です。
ナホトカ
冒険者。今回の事件には自由都市同盟の領主の一人から依頼を受けています。今回オーガの部族より無事生還したPC達を疑いましたが、その後は協力者としてPCを支える仲間となります。彼らは口が堅く仲間となれば秘密を共有することができます。
性格は無感情と思えるほど冷静沈着。表情はまったくかわりません。独走するナホトケンの御付・兼・お目付け役です。感情を伝えるのは苦手で、ナホトケンのことは尊敬しているのですがその気持ちは伝わらないりません。
事件が解決する今回まで協力してくれるいわば助っ人的な存在です。
バセロンとクリムト
バセロンとクリムトは肉体派だけど頭の悪い弟と理知的な魔法使いの兄というコンビの兄弟です。二人はナイトメアで、兄弟ともにナイトメアとして有名です。
弟・バセロンは筋骨隆々として引き締まった快男児で、野性味たっぷりの青年です。頭はあまりよくありません。判断は兄にまかせきりのお兄ちゃん子です。
兄・クリムト燃えるような赤い髪の切れ長の瞳の長身の魔法使いで、理知的な印象を与えます。弟を溺愛しています。
二人は現在帝国からの命令でオーガの事件を調査しており、調査の次は戦でと活躍をします。
・彼らはコーデリア(ブランカ)に対して気を許しません。頑なで、絶対のルールを敷いています。
ゴーバッシュ
ルキスラ帝国の騎士で、非常に勇猛で強く、皇帝が何か指示を出す場合、直接呼び出されるような人物でもあります。騎士団の地位としては侍従方という、近衛ではなく、皇帝専属便利やという仕事ですが、騎士としての地位もあり、軍事的な動きはしないものの、無視できない存在です。
13レベルのファイターであり、筋力は人間の域を超えています。
今回はもしかしたらローランド家を助けてくれるかもしれません。
シナリオ本編
運命の分岐点
さて、ここまでで何人ローランドの一族が生き残っているでしょう。
基本的なメインルートはここまでで生存しているのはエリックだけである、というのが本筋です。
しかし、もし偶然生き残っているローランドの一族がいるようならば、もしかしたら最終話のオチもほんのわずかに変わるかもしれません。
葬列 〜ジョンは死んでいる〜
ローランド家の葬儀には関係者各位が参列する。
当主となったエリック・ローランドは表情も硬く、その妻コーデリア・ローランドも心痛な面持ちで出席する。葬儀には無常にも雨が降り注ぎ、集まるものの身も心も冷やしていく。
つかれきった面持ちのエリックであったが、その視線には未だ強さが残る。
・ エリックは参列する将軍に声をかける。
将軍の名前はゴーバッシュ。歴戦の名将であり、顔中には無数のキズが入っている。マユも薄い、ゴツゴツとした顔が特徴的である。
・ エリックは父に下された命令が他にもあったのではないか、ということを訪ねる。
→ ゴーバッシュは「君の父がそのことを報告しなかったのならば、それは君に報告すべきことではないのだろう。」と答える。
・ ゴーバッシュはエリックを気遣っているが、同時に「立ち入ってはならない」と強く忠告している。
・ エリック「訪ねるなと・・・、命令ですか。」
ゴーバッシュ「いや、忠告だ。君が何をどうするのか、結局は決めることだからな」
「しかし私にも立場がある。それを心得てくれたまえ。」
真実を知るエリック
エリックは帰り道、一同を館に招待します。
雨にぬれた衣服を着替えた後、エリックは暖炉の前に一同を集めます。エリックの目は真剣です。
執事はやってきて一同の前に紅茶を出します。「寒かったでしょう。これでお温まりください」
コーデリアを呼び寄せたエリックはコーデリアに席に着くことを命じます。コーデリア(ブランカ)も蒼白です。
「私は君に聞きたいことがある。何を聞きたいか、それすらもわからない。だが、君は私の知らないことを知っているようだ。」
→ コーデリアの説明をエリックは静止します。「君の口からは聞きたくない。」
<エリックの疑問は以下の通りです>
・ 父は何を命令されていたか
・ あのオーガは何故故、コーデリアに執着するのか
・ コーデリアには何か秘密があるのか
→ コーデリア(ブランカ)がオーガであることを聞くならば、エリックのすべての疑問の答えがわかります。
エリック動揺
エリックはその事実を受け入れられず、激しい狼狽を起こすと、「嘘だ」と怒鳴りつけます。エリック自身も想像していたであろう事実にエリックは驚愕。茫然自失してしまいます。
執事はそれを驚く様子もなく、一同に対して引き上げを促します。執事はジョンより知らされていて、それらのことを報告する義務を受けていたのです。
執事の説明
・ 旦那様より全てを説明するように仰せつかっています。
・ コーデリア様が魔物であるということは旦那様から説明を受けていました。あの日、エリック様を戦に送り出し、コーデリア様を殺害しようとしたのは私と旦那様です。
・ コーデリア様がどんな魔物であったとしても、例え信頼が置けたとしても、家名にキズがつくことをするわけにはいきません。
エリックはそれらのことを聞いた後も、呆然としています。
執事の死
執事は青ざめ、口のつけられぬコーデリアの紅茶を取ると口に含む。その後うめき声を残して、血を吐いて倒れる。エリックも動揺し、執事をつかみ抱き起こす。
「もうしわけありません。後当主の意にそわぬことをした時点で、私も命を絶つつもりでした。コーデリア様を害せ無かった時点で私もこうしようと・・・」
絶命する執事を前に、さらに驚愕同様するエリック。
傍に寄りたくてもよれぬコーデリアに視線を向けたエリックはコーデリアの腕をつかむと抱き寄せます。
「なんということだ。私はおかしくなってしまったようだ。君が化け物だとしても、この手を放せぬし、害する気はおこらぬ。
父が死に、今また執事が死んだというのに、今の私にはお前を憎む心がわいてこないのだ。」
→ 一同に対してエリックはこのことを秘密にすることを頼みます。
「やがていつの日か口にすることもあるだろう。それまでは黙してくれないか」
自宅療養 〜ジョンは死んでいない〜
ジョンが生きていた場合、ジョンは自宅療養となり、身を起こせぬほどの大怪我となります。とはいえからくも命は助かり、いまはゆっくりと療養生活となります。
もっとも興奮することは禁物ですし、はたして復帰できるかもわかりません。
・ エリックはなんとかジョンから事情を聞きたいとしていますが、ジョンは話せる状態ではありません。
家族が集る中、ついに真相を話すのはコーデリアの役目です。
ここでコーデリアは自分の秘密を全て話してしまいます。
・ 「私は、あなたの戦った蛮族。あの部族のレッサーオーガでした。そしてバルバは特に私を大切に育ててくれた。兄のような存在です。」
・ 「誓っていいます。私たちは、人の心臓を好んで食べたりはしません。」
・ 「私は人の部族を知ることを使命とし、そのためにこの体を主であったドレイクのファーロから頂いた。
どこからか届く歌声を真似て歌い、そしてその持ち主の体を頂いた。私はあの時わけもわからぬまま幸せでした。白い肌に綺麗な髪。素直に嬉しかった。」
・ 「人の里におりて、人を学ぶにつれ、私が口にしたものは、この体はなんなのか。疑問がわいたのです。私は何を食べたのか。人の友人が増えるたびに不安に駆られ、私は恐れるようになっていった。もしこの者の家族がいたのならば、今も心配しているのでは・・・と、私は不安に刈られ、野山で暮らすようにした。会いたくない。会っても私には何もできない。私は、多分説明もできないだろう。」
・ 「そんな時貴方と出会った。私は罰なのだと思った、この家族の中に入るたびに私は家族を傷つけていることに苦しんだ。全てを話せばも傷つけてしまう。
いいえ、そんな奇麗事じゃない。私があなたに愛されるたびに、家族に愛されるたびに失うのが怖くなった。失うことはわかっていたのに。
でも私が口にしなかったばかりに、皆が苦しんだ。私はもっと早くこうしておけばよかったのです。」
・ 「エリック。私はオーガです。でもあなたを愛しています」
全てを理解したエリック
エリックの傍に寄りたくてもよれぬコーデリア。視線を向けたエリックはコーデリアの腕をつかむと抱き寄せます。
「なんということだ。私はおかしくなってしまったようだ。君が化け物だとしても、この手を放せぬし、害する気はおこらぬ。
今の私にはお前を憎む心がわいてこないのだ。」
→ 一同に対してエリックはこのことを秘密にすることを頼みます。
「やがていつの日か口にすることもあるだろう。それまでは黙してくれないか」
ゴーバッシュの訪問
そんな中、客人として現れる人物かいます。
やってきたのはゴーバッシュです。歴戦の名将であり、顔中には無数のキズが入っている。マユも薄い、ゴツゴツとした顔が特徴的である。
→ ゴーバッシュも今回の一軒の後、全てを説明する義務があると感じてやってきました。
・一同の様子から、事情を理解しているのかと訪ねてきます。
●ゴーバッシュの話
・ 「コーデリア様が魔物であるということはすでに調査によってわかっていた。あの日、エリックを戦に送り出し、コーデリア様を殺害を指示したのは私だ。父上を許してやって欲しい。」
・ 「コーデリアがどんな魔物であったとしても、例え信頼が置けたとしても、皇帝の勅命なのだ。騎士として無視することはできない。」
・ 「彼女を愛しているようだな。ならば私の口から善悪を解くのは愚かなことだ。」
「私が聞きたいのはたった一つだ。彼女の愛は唯一であり、蛮族に引かれたわけではない、ということだ。」
・ 「今、相手の主力は叩かれ、後は塔を残す限りだ。あそこを陥落すれば、全ては終わるだろう。その役目を任せたい。
もし成功すれば、だれも陰口を叩くことはないだろう。私も皇帝陛下から・・・君達を守ると約束しよう。」
→ 一同は動揺しますが、コーバッシュは本気です。
これは今までの事件に心を痛めていたゴーバッシュがこの事件をきっかけに、ついに心を動かされたからの結論です。
⇒ エリックはそうしてそれを引き受けると一同に頭を下げます。
「随分世話になったな。もうちょっとで全部が終わる。どうだろう。最後まで付き合ってくれないか?」
最後の戦い(ローランド一族・あるいはオーガの一族)
★ ガートルードが生きている場合、参加します。一同の親しいものの馬の背後に乗り、見を預けます。もしその者が馬が得意でない場合、彼女が馬に乗ります。
★ 奥方とジョンが生きていた場合、館に残ります。二人とも負傷しているのですから。
バルバロスのアジトの入り口たる要所を確保した帝国騎士団は、時期をみて総力戦へと入ることとします。
一気に決着をつけないのは、相手を揺さぶり、離反するもの、抜け出すものを誘うためです。主力を失った今、彼等の勝算は低いものの、そのアジトにこちらから向うとすれば、それは相当の危険が伴うことでしょう。それは避けたいというのが、上の考えなのです。
相手の動きは予想通り、足並みが乱れ離反するものが多いようです。多くの部族はそこから離反を開始、100人単位の部族が抜けていくのを目撃したものが続出します。
どうやら噂によると、その長たるドレイクが負傷し、そのために満足な指揮がとれないというものです。(この負傷はエリックの母によるものであると噂されています。)
いよいよ最後の戦いとなります。
今回、戦で先陣を勤め、前線の指揮に当たるのはエリック・ローランドです。エリックは一族とバルバとの因縁もあり、この件に参加を希望。もっとも危険な前線・しかも切り込みを担当します。
入り口・鉄扉
塔の入り口の巨大な鉄扉は固く閉ざされ、上の窓からは次々と落石が降り注ぐまさに雨あられである。ここを抜ければ中庭・そして塔の階段となる作りである。
・ 落石攻撃は1Rに1d6回。命中は10+2d6で、威力は10点。これはどの場所にいても受けてしまう。相手は石や弓矢などを投げ・射てくる。
・ 大扉を壊すために騎士団は破城槌を使い、馬で引いてはぶつける攻撃を繰り返す。これにはさしもの鉄の扉もひしゃげ始める。
→ 正面から攻撃する場合は、ライダー技能のチャージダメージを上乗せするという扱いで、破城槌作戦に参加できる。
この場合、落石の数はさらに1d6増えてしまう。
・ 壁を登る場合、壁の高さは20m。スカウト技能+敏捷で判定(目標12)は10mで一回だが、その後5mごとに1回(目標+1)。合計で3回判定しないとならない。
落下ダメージは1mにつき3点。10mなら30点、15mで45点、20mで60点である。即死もしかけない。
→ 誰かが上ってロープなどをたらした場合、目標値は−4される。ただし上る場合は通常に判定。跳躍や飛行を使えば一気に上がれる可能性もある。
先に上に上った場合、相手のレッサーオーガの攻撃を受ける。
彼等はハンマーを持っており、さらにバードの支援を受けているので、命中値は15とする。ダメージは14点。これが6人で攻撃される。
彼等を倒した場合、または転落させた場合、数を減らす。
バセロンとクリムト
バセロンは短剣を次々と石壁へ投げつける。それは壁の隙間に挟まりこむと、それを駆け上がるように瞬く間に壁の上に上ってしまう。
襲い掛かるレッサーオーガ。バセロンは相手をつかむなり、次々と投げ落としていく。
クリムトも壁まで走ったかと思うと、それを垂直に駆け上がっていくのが見える。これは魔法の力である。
バセロンが陽動している間に背後に回ったクリムトは不意をつくと炎の魔法を浴びせ、相手を焼き払っていく。
ナホトケンとナホトカ
ナホトケンも壁の下で手を組むと走りこむナホトカの踏み台となり、ナホトカを上へと放り上げる。華麗な跳躍で上までたどり着いたナホトカはフックアンカーを下へとたらすと、それをつかんでナホトケンも上がり始める。かなりスピーディーな動きだが、バセロンとクリムトほどの効率いい動きではない。
入り口 → 螺旋階段
破城槌によって鉄扉が壊されると塔内部に騎士団の進撃が開始する。
塔の内部は螺旋構造になっており、螺旋階段中央は上まで続く吹き抜け、階層ごとに螺旋階段でつながっているという単純な作りをしている。
内部にいるオーガの数は極端に少なく、いまやほとんどの部族がここから離脱した後であることが伺える。それでもこの塔の内部には警備するオーガの騎士団の姿があり、今も抵抗を続けている。この抵抗は死に物狂いの抵抗であり、瞬く間に激戦が展開する。
・ 相手と接近する前に騎士団の弓矢攻撃が行われる。攻撃回数は1d6回・命中値は17・ダメージは18点である。
・ 側面フロアより見たことの無い奇妙な道具を持ったレッサーオーガたちが現れる。ふいごのような形だが、それを動かすと中に溜まった炎が吹き上がる。
→ バーナー。命中は14、ダメージは13点もしくは7点。魔法ダメージとして扱い、回避に成功してもダメージを受けるという厄介な代物。
この攻撃にさらされた後、彼等レッサーオーガはなだれ込んだ騎士団と戦闘に入る。
・ さらに上から、次々とローリングストーンが落とされる。命中は17で、このストーンにぶつかった場合、ダメージは30点。全体攻撃として扱う。
レッサーオーガの罠
レッサーオーガときりあっている騎士が、叫んでいる。「こっちに援護を、まだ人がいるぞ」
声を聞きつけた一同がやってくると、自分たちも記憶にある牢屋に区画が広がっている。
・ この声をかけた騎士こそが、レッサーオーガの変化した騎士である。この騎士はPCとも面識がある。
もともとは自由都市同盟からの依頼の際に同行した騎士ジェイコブである。
・ 一同を案内する。そのまま一同を落とし穴に落とし、スカウト目標12だが、調べなかった場合17の目標で、落下ダメージは30点である。
→ しかもこのラウンドは脱出だけで使い、その後に彼等との戦闘となる。
敵は指揮官である騎士とレッサーオーガ20体である。レッサーオーガは命中が15・ダメージ17点となっている。
レッサーオーガとの戦闘
ビジュアルシーン 騎馬隊突撃
この塔にエリック率いる騎馬隊が流れ込んでくる。騎馬隊は相手の弓矢など毛ほどにもきにせず、吹きかけられる炎よりも早く走る。転がされる石に対しては階段を跳躍、螺旋階段の中空を飛び越し、そのままさらに高い場所に着地するという荒業で次々となだれ込んでいく。オーガ騎士団は一斉に剣を抜いて迎え撃つ構えを取る。
階段で行われる波状突撃。オーガ騎士団もあっという間に飲み込まれると踏み潰されていく。
中のオーガの一人は炸薬を使うと断末魔の自爆、階段が崩れ、騎士達が転落していく。エリックは転落しそうになりつつも馬から降り、崩れ落ちる階段にぶら下がると登る。
馬は下の階に落ちるも態勢を立て直し立ち上がる。
エリックは・ロープを投げて、渡しを作った後、それを妨害するオーガ騎士団に向っていく。「渡れるものは来い。弓矢は支援しろ。」
瞑想の間・手前
最後の間はドレイクの間、その目前の扉である。
ここを死守するオーガ近衛騎士団が剣を手に整列している。号令を合図に一斉に切りかかってくる。
・ 一同と対決するオーガ騎士団は30人。全てはレベル7のモンスター。これを撃破しなくてはならない。
オーガ騎士団との戦闘
★ジョンが死んでいるならば★ ビジュアルシーン 「バルバ 対 エリック」
冒険者を切り伏せ、人間の騎士をなぎ払う男の姿。黒い鎧を来たそのオーガは両手に武器をもって現れる。
向かい合うのはエリックである。エリックとバルバ、共に因縁を感じている。
エリック「父を切ったな」 バルバ「ああ」
エリックの決意の瞳、こうなることは始めから決まっていたのだ。
「お前とは、一度話をしてみたいと思っていた・・・が、もう何もいうまい。父のこと、お前には罪を問うまい。これは戦だ。
だがコーデリアは別だ。彼女とお前が戦うことは、避けなくてはならん。お前を彼女が斬るのも、斬られるのも、避けなくてはならない。
それが私の、武人としての情けだ。お前を斬って、コーデリアを自由の身に解き放つ。」
バルバはしばし目を閉じ何かを思う。
「俺はブランカに訪ねてみたかった・・・何故俺の元から離れたのか、と。しかしそれが彼女の運命だというならば、俺も何もいうまい。俺はただ彼女の運命に幸があらんことを祈る
俺が、全てを失ってもまだお前たちの前に立つのは、憎しみや因縁ではない。
我が主人ファーロはいまでも瞑想している。その瞑想の邪魔をさせるわけにはいかない。あの方の期待を裏切った俺だが、今祈るのはあの方の安否のみよ。」
二人の対決。一瞬で刃が交差、火花が散る。豪腕であるはずのバルバの剣が、鋭いエリックに剣にたち折られる。と思うや否や、エリックの片腕が血しぶきを上げて落ちる。
エリックの反応は早い、痛みを意にかえす暇などない。バルバの重い剣は再び返すのは遅れる、剣を折った今、エリックのほうが早い。
その剣が振り下ろされる刹那、バルバはエリックの懐の短剣を奪うなり、エリックに突き立てる。騎士が止めのために持ち歩く慈悲の名を持つ短剣である。
振り下ろされる剣は片手で受けられていた。バルバは躊躇いなく自分の剣を投げ捨てていたのだ。
→ 倒れるエリック。バルバはエリックを抱え、横にしてやると剣を傍らに置く。
やがて息を荒げていたエリックが命を落とすのを、見つめた後、バルバは一同に向き直る。
★ジョンが死んでいないならば★ ビジュアルシーン 「バルバ 対 みんな」
冒険者を切り伏せ、人間の騎士をなぎ払う男の姿。黒い鎧を来たそのオーガは両手に武器をもって現れる。
向かい合うのはエリックである。エリックとバルバ、共に因縁を感じている。
エリック「父を切ったな」 バルバ「ああ」
エリックの決意の瞳、こうなることは始めから決まっていたのだ。しかし、その瞳には怒りや憎しみではないものもある。
「お前とは、一度話をしてみたいと思っていた。
一言・・・礼がいいたくてな。コーデリアは・・・ブランカはお前のことを慕っていた。お前が清らかに・・・真っ白に育ててくれたからだ。
彼女がこの世界を愛せるのは、お前のおかげだ。ありがとう。
俺もお前も、種族も違うのに彼女を見ては清らかだと重い、もしかしたら世界は美しいものだと、見えているのではないか?」
バルバはしばし目を閉じ何かを思う。
「俺はブランカに訪ねてみたかった・・・お前を愛しているのかと。しかし、今になって思う。人間の世界は我々が憧れるほど美しい。
彼女は俺が夢見た綺麗な世界で生きていく。だからお前に・・・恨みは無い。
そして俺が、全てを失ってもまだお前たちの前に立つのは、憎しみや因縁ではない。
我が主人ファーロはいまでも瞑想している。その瞑想の邪魔をさせるわけにはいかない。あの方の期待を裏切った俺だが、今祈るのはあの方の安否のみよ。」
★ この時点でエリック・ガートルードが生きているようならば一同には一緒に戦うことを望みます。
そうでない場合、エリックは単騎でいどんで討たれてしまいます。
ビジュアルシーン「エリックが討たれる場合」
二人の対決。一瞬で刃が交差、火花が散る。豪腕であるはずのバルバの剣が、鋭いエリックに剣にたち折られる。と思うや否や、エリックの片腕が血しぶきを上げて落ちる。
エリックの反応は早い、痛みを意にかえす暇などない。バルバの重い剣は再び返すのは遅れる、剣を折った今、エリックのほうが早い。
その剣が振り下ろされる刹那、バルバはエリックの懐の短剣を奪うなり、エリックに突き立てる。騎士が止めのために持ち歩く慈悲の名を持つ短剣である。
振り下ろされる剣は片手で受けられていた。バルバは躊躇いなく自分の剣を投げ捨てていたのだ。
→ 倒れるエリック。バルバはエリックを抱え、横にしてやると剣を傍らに置く。
やがて息を荒げていたエリックが命を落とすのを、見つめた後、バルバは一同に向き直る。
ボス・バルバとの戦い
・ 剣のカケラを装備する。13個で生命点は65点UP。
・ 「決死の鉢巻」によって一度だけ捨て身カウンターが可能とする。(アルケミストワークス)
・ 「ヴォーパルウェポン(18Rダメージ+8)」「バークメイル(18R防護+8)」を補助行動でどちらか一つづつ使用する。(アルケミストワークス)
・ 魔法の武器で命中+1/ダメージ+1。キャッツアイ・デーモンフィンガー・ターゲットサイトで命中+4→命中強化合計+5.魔晶石3点を42個所持(6R分)。
バルバの死
ほぼ周囲のオーガ全ては既に討たれ、最後に残ったバルバが力尽きた時、固く閉ざされていた扉が開く。
そこから姿を現したのは蒼白の男、頭部の角はそれが人でないことを表わす。彼等の長ドレイクである。
彼はバルバへと近づくと、その体を抱きかかえ起こす。
「主よ。私の背信をお許しください。」
「そのような些事にとらわれるではない。友よ。」
「私は瞑想の中で答えを探した。滅び行くお前たちに救いはあるのかと。その答えが下った。神託が降りたのだ。
お前の愛した女は子供を生むだろう。人間との間の子供を、それが、新しい時代の礎となるだろう。」
バルバはその言葉を聞いて涙を流す。「そうか、その子に祝福を・・・」バルバはそれを言い残し息絶えます。その手を固く握って抱えるドレイクの姿。
立ち上がったドレイク。腕の中にはバルバの姿、その巨躯を気にする様子もない。
「今回はお前たちの勝利のようだ。しかし、我々は人間に敗れたのではない。私が彼等をあまりにも純粋に育てたことが、私の敗因だ。
しかし、何故かな。今の私はそれを恥じ入る気持ちも後悔する気持ちもない。」
「万物は表裏一体なのだ。愛と憎しみ、希望と絶望。」
ドレイクはそのままバルバを抱え、塔より身を投げる。たちまちその姿は竜に変化し、落ちるドレイクを背に乗せると、黄昏の空に飛び去っていきます。
「また会おう。人間たちよ」
ローランド一族の跡取 〜エリックとバルバの死〜
時同じく子を産んだコーデリアは、エリックとバルバの死を大いに悲しみます。人生をかけた二人の男性を同時に失ったのです。そのショックははかりしれません。
しかし、彼女はもういまや母。この子に一身の愛情を捧げる一人の女性でもあります。全てを投げ出すような娘ではもうないのです。
ローランド一族の跡取 〜バルバの死〜
時同じく子を産んだコーデリアは、バルバの死を大いに悲しみます。そのショックははかりしれません。
しかし、バルバの願いを聞き、彼女を守る家族もいます。これからは彼女の家族が支えてくれるでしょう。
★ この時ガートルードが冒険を通して世話になったpcがいるのならば、ガートルードは淡い恋心を抱いていることでしょう。
ガートルードは自分もつれていってくれないかという提案をしてきます。
最後の芽
ある日の晩の夢
その日の夜・夢を見ます。
燃え上がるローランド邸。焼け落ちる館。煙に巻かれる母と子の姿。周囲を取り囲むのはフードの一団です。その一団を遠くから見る馬車の男。覗き見えた顔は以前あったことがある人物。コーデリアの兄・エトバルドの顔。燃え上がる館に汚物でも見るような視線を投げ打ちます。
館の中半狂乱の母親の姿、崩れる扉を開くことすらできないか弱い自分の腕に困惑するコーデリア・ブランカの姿。彼女はもうオーガの体には戻れないのです。
★ この時ガートルードが生きているようならば、多分PCの元に泊まっており難を逃れます。
★ またエリック・ジョン・奥方がいる場合、その光景の中に傷付いたエリック。身を起こせぬジョンとその妻の姿もあります。
→ 一同がそれに飛び起きてローランド邸に向うのならば
途中馬車の一団とすれ違います。その馬車は身分を隠した貴族であることは確かです。恐らくあの馬車がエトバルドの馬車でしょう。
彼等の来た先はローランド邸。既に邸宅では炎が舞い上がり天を焦がしています。
燃え上がるローランド邸
邸宅の倒壊は進み。その頃になると周囲の騎士団も到着。崩れた建物を見て消火しようとしていますが、もはや手遅れという状態です。
・ 一同が飛び込もうとしても騎士団は止めます。中に飛び込めば確実に助かりません。炎に耐えても建物の倒壊からは身を守れません。
・ 中にはコーデリアと子供が残されているとのことです。しかし騎士団もこうなっては手が出せません。
助けに飛び込むのならば
炎につつまれた建物の内部には使用人と思われる人々が多く倒れています。また土足で人が踏み込んだ後が見られます。使用人は皆死んでいますが、それは明らかに刃物などの外傷です。誰かが押し入って館の人々を殺したのは明白です。
→ 館の内部を探索してもなかなかにその姿は見つかりません。コーデリアの部屋にもいません。侵入者も必死に探した後が見えます。
ローランド家に生き残りがいない場合・コーデリア(ブランカ)の死、そして・・・
コーデリア(ブランカ)がいるのは、ガートルードが教えてくれた、秘密の隠し部屋です。
コーデリアは赤子を抱えるように倒れていて、既に息はありません。ただ、幸運なことに赤子にはまだ息があります。母親が庇って煙を吸い込んでいないのです。
★ もしここで誰かがかけている場合は、赤子以外全員ここで死んでいます。奥方だけとか、エリックとガートルードだけの時もアウトね。
ローランド家に生き残りがいない場合・エンディング1
やがて建物の倒壊が始まります。こうなるともはや逃げ場はありません。崩れ落ちる建物の中、赤子を抱えて立ち止まることしかできません。
崩れ建物が静かになったと思ったとき、炎の中から姿を現す影があります。ドレイクの姿です。
彼は一同を庇うように上に身を乗り出し翼を広げます。彼にはまったく炎もガレキも影響などないかのように見えます。
彼はPCが意識を失う前に話しかけます。
「ひとつ私の願を聞いてはくれないだろうか。そばに入れぬ私の変わりにその子を育てて欲しいのだ。
その子はいつか世界を変えるだろう。その過程には多くの苦難がある。その苦難を分かち合ってもらいたいのだ。
新しい世界が、我々の破滅か、新しい時代の始まりか。それはわからない。ただ、全てのものは何か役割を持ち、答えを出していくのだ。
その子は、我々の部族と、人が出した一つの答えなのだ。」
幸運にも倒壊しなかった建物の一角で一同は見つかります。本当に倒壊しなかっただけなのか、ドレイクが本当に来たのかはわかりません。
ただ、ここで一同が助かったことだけが事実です。
この先の人生はこの子が背負う運命でしょう。
ローランド家のすべてが生きている場合・コーデリア(ブランカ)の死、そして・・・
数人の使用人とコーデリアそして家族達は、ガートルードが教えてくれた、秘密の隠し部屋にいます。
ガートルードの部屋は明らかに大きくなっています。こんな時だというのに顔を赤らめるガートルード「一緒にみようと思ったの!いいでしょ大きくしても。」
コーデリアは赤子を抱えるようにしており、周囲をエリックやジョンが守っています。
しかし、キズついたジョンや奥方も動けず、エリックも負傷しています。
・ エリック「すまん。遅れをとった。鎧を着ない騎士はこう言うときに辛いものだな」
ローランド家のすべてが生きている場合・エンディング2
やがて建物の倒壊が始まります。こうなるともはや逃げ場はありません。崩れ落ちる建物の中、赤子を抱えて立ち止まることしかできません。
そんな時、コーデリアが訪ねます。
「ガートルード。一つ効きたいんだけど。前の質問のこと。誰も選択できないと、どうやって助かるというの?」
ガートルード「はぁ? なんのこと!?」
崩れ建物が静かになったと思ったとき、炎の中から姿を現す影があります。ドレイクの姿です。
彼は一同を庇うように上に身を乗り出し翼を広げます。彼にはまったく炎もガレキも影響などないかのように見えます。
ドレイクのファーロはいいます。
「ひとつ私の願を聞いてはくれないだろうか。そばに入れぬ私の変わりにその子を育てて欲しいのだ。
その子はいつか世界を変えるだろう。その過程には多くの苦難がある。その苦難を分かち合ってもらいたいのだ。
新しい世界が、我々の破滅か、新しい時代の始まりか。それはわからない。ただ、全てのものは何か役割を持ち、答えを出していくのだ。
その子は、我々の部族と、人が出した一つの答えなのだ。」
幸運にも倒壊しなかった建物の一角で一同は見つかります。本当に倒壊しなかっただけなのか、ドレイクが本当に来たのかはわかりません。
ただ、ここで一同が助かったことだけが事実です。
この先の人生はこの子が背負う運命でしょう。
物語の締めくくり
ようやく無事に生還した一同。ガートルードは思い出したように言います。
「でもコーデリアも良く覚えていたわね。あの質問。
火事の中、年老いた両親と、最愛の人、そして愛する子供が取り残されました。一人だけ助けられるとするのならば、誰を選ぶ? だったわね。
なんで、たった一人しか助けられない人間が、他の人も助け出すことができたのか。そこがポイントね。
ジャーン。答えです。
火事だというのに飛び込んで、でも助ける人を選べない。そんな勇気はあるんだけど、ちょっと無謀な人の傍には
きっと頼りになる仲間とか、同じような考えの仲間とか、そんな人たちが一緒にいてくれるのよ。
ちょっと汚かったかしら?」
コーデリアも思わず笑ってしまいます。
さて、それから不思議なことにコーデリアはかつてのレッサーオーガの体に変身することができなくなってしまいました。
ゴーバッシュも「こうなるともう証明すること自体が不可能」として、コーデリアの過去を問わないこととなります。
そして物語の最後は・・・
ガートルードはその時の話のしめくくりをPCに告げます。
「決まってるじゃない。エリックとコーデリアと そして二人の子供は、末永く幸せにくらしました」
クリア経験点
経験点・キャンペーンクリアとします。このクリア経験点は3000点とします。
オーガ達7レベルは30レッサーオーガ5レベルは20体です。オーガウォーロードが13、計すると→ 3230
したがって合計で6230点です。
またバルバの持っていた剣のカケラが手に入ります。カケラの数は13個。
この戦いでは多くの騎士が死んだ激戦であり、歌に歌われる戦いの一つとなるでしょう。
・ 報酬として一人1万ガメル入ります。
・ PCにはエリック馬「ウォーホース」が手に入ります。
この馬は、前足での攻撃を2回、頭部につけた角による攻撃を1回、合計3回攻撃できます。
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