サイドB 【エンディング・ジィク】
シーンPC 部族の英雄ジィク
GM:悲劇は潰えることはないのだろう。戦いは終わることを知らず、悲しい惨劇が繰り返される。
ジィク:なぁ、あれだけ善戦した俺のエンディングにこのテロップは残酷すぎやしないか?
爆笑!
GM:しかし、それだけではなかった。新たに仲間が増えつつあった。
姫は相変わらず不器用だった。キヌバが拳を振るい姫が宙を舞う。
ジィク:キヌバー!!(笑)
爆笑!
GM:時に顔を腫れ上がらせたり、時に涙を流して向かい合った。そして喜び合っていた。
ジィク:姫様!! あんた体張りすぎだろ!(笑)
GM:この不条理だらけの世界を我々は力いっぱい輝かそうとしていた。不幸を笑い飛ばし、それをいい思い出に変えるために喜び合った。ジィク。隣には腕を組むハバリク、面倒くさそうなゴダ。姫は走っていって頭突きをしている。
ジィク:「そろそろ止めないか?(笑)」
そうして、また何回目の記念日を迎えようとしていた。
ジィク:だが良かった。俺はまた誰かを失うんじゃないかと思っていた。姫にハバリクにゴダ。そしてキヌバ……俺の仲間達が生きていてくれた、こんなに幸せなことは無い。やっとここで笑顔になれる。俺は今まで本当には笑えなかったんだ。
ふと微笑むジィクの顔をハバリクは目にした。
私達は
世の中にある
ありとあらゆる矛盾と偶然と、
帳尻の合わない運命を
笑って許せるんです。
私達はいつもそうやって来たんですから。

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