GM:サーシャはそんな会話を見ては微笑む。そして少し不安になる。「でも不思議…アルテイ様からは風のにおいがしない」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
アルテイ:と、ここでバラしてしまうよ。実は俺・アルテイはウルス族の復興なんて考えてはいないんだよ。
シルヴァナ:何ぃ!?
GM:マジすか?
アルテイ:ワトキンスのやり方を認めている。石壁を作って街を囲う。そういう近代化が必要なんだよ。ウルス族はもう古い! 時代遅れだ!でも変わるべきはウルス族だけじゃないバストラールもなんだ。
GM:なるほど。筋は通っているね。
アルテイ:幕末の坂本竜馬みたいな感じなんだよ。ウルスを元に戻しても仕方ない。これからは近代化の時代なんだ。部族の意見とはぶつかると思うけど。
GM:でも、それは部族のほとんどの人たちが反感を持つよね。それこそ幕末のように。
アルテイ:うん。それについてはいい案がある。言い方は悪いけどサーシャを利用するんだ。部族の巫女の力を使うんだ。
GM:それはいつか仲間達と相談しないとね。誰もそんなことを考えているとは思っていないからね。

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