
ウルスラ
カニンガム将軍の配下の一人で一騎当千の力の持ち主とされる女将軍です。
将軍とは古くからの知り合いですが、二人の関係はあくまで上司と部下、カニンガム将軍の悪のカリスマは彼女を照らすものではありませんでした。
クラスヌイにやぶれ、自分達と近いようで違うクラスヌイの中の光にひかれてカニンガム将軍の元を離反します。
クラスヌイは投じ亡国の王子をどんな救うための旅をしており、そんな酔狂に動かされる自分を自嘲していましたが、ウルスラはそんな彼の中の感情を敏感に感じ取っていたようです。
彼女の生まれ育った国は修羅の国であり、力こそ全てでした。しかし彼女はそんなところで生まれ育ちながらも、自分の力にそれとは別のステータスを求めていました。一時カニンガム将軍の作る世界が、自分に新たなステータスを与えてくれると信じていたようですが、彼女は「悪は所詮は悪であったのだ」と離反します。
「悪にも英雄がいると信じていた。しかし、悪はやはり悪なのだ。」
口数少ないストイックな武人で知られる彼女ですが、クラスヌイとの仲はいがいとよいのです。
さりげなく朝飯を作っていたり、何かとぶっきらぼうなクラスヌイとウルスラはツーカーでもあります。
二人は似たもの同士のパートナーでもあるのです。



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