
ヒルダ(ヒルダガルデ)
やたらと理想の高い大和撫子。
シーザーの腹違いの妹で、一族政治をしていた(臣下不足で心ならずも)シーザ
ーの下で、彼を良く補佐し内政官〜武官までを幅広くこなす人物です。
物腰穏やかな雅な女性で、諸芸能に通じ、こと音楽と舞踊には才を持ちます。戦
場でも武器を手に戦う勇猛さを見せ、シーザーからは「将兵、姿に見とれて戦に
ならぬ」と評されたことから『斬り姫』の名を持ちます。
シーザーの死後には戦乙女となります。
ヴィンランドの外交官としてシーザーの代理に度々立つ彼女ですが、今一つ影が
薄い存在です。それにはシーザーが抜きん出たこともありますし、彼女はシーザ
ーの影・補佐的な立場でした。
外交の場では時折謀略も渦巻きましたが、彼女はその度に機転を利かせて打開す
る機知を働かせます。
そういう意味では傑物なのですが、才を匂わせない一歩引いた女性です。
一見すると大和撫子な彼女ですが、蓋をあければやたらと理想が高い女性です。
彼女は婚期を逃して戦乙女になりましたが、兄シーザーがなまじ出来る男だった
為に男性理想が高かったからとされています。
とにかく男には有能さを求め、『自分以上に文武に秀でて大志を抱かないと駄目
!』なんですからたまりません。
戦乙女になる才も、天に命を捧げて転生するわけで、先王シーザーの遺志を継
ぐために国家に殉じるという道を選びます。
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