Ending phase 

          

【カナタ〜帯刀〜】

GM: はい、というわけでカナタだ。あれから3年の月日がたった。今はアパートなんかを借りて、待ってる。あの人の帰りをずっと待ってる。


そして不意に訪れる。
その日が。

カナタ:え?

GM: 迎えに来るんだね。帯刀は。

士朗:あ。

カナタ:「帯刀ぃ!!」と言いながら……。

GM: 抱きつくカナタ。少し驚いたような帯刀。今度は彼は片眼を失い……。

士朗:何年後? さっき士朗にやられたのか?

GM: いや、ずっと追われていて、その中で、また色々あって傷ついたみたいなんだ。

士朗:ああ、ああ。わかる。

GM: 片手、片目になって。

サクノ:帯刀さん……少しずつ削られてゆくね。


GM: 「遅れた」と彼は言う。ばつの悪そうな笑顔だ。

カナタ:ふぅ〜……ほとんど……声にもならない〜。「うん……! うん……!」と抱きついて「バカバカ!」と言いながら胸を叩く。


GM: 帯刀さん。カナタを抱きしめ「あれ…俺たちそんな関係だったか…(苦笑)」

カナタ:「もうどこにもいかないでね!」


GM: そしてカナタの生活はそれから大変だった。


「あいつを捕らえろ! 殺すんじゃないサンプルにするんだ!」


一同:(笑)

サクノ:あ〜また追われてる。

士朗:また別の奴がいるんだね。


それから3年。
善人・悪人色んな人間が追いかけ回してきた。
みんな色んなイデオロギーをかざして襲ってくる。


ビルの屋上のドアを蹴破り駆け出す二人。
「よし! 追い詰めたぞ。」
帯刀はカナタをチラリと見る。余裕の笑み。


GM: 「ジャンプできるか?」

カナタ:「オーケー!」


カナタを抱き上げて走る。ビルから身を投げる。
男達は慌て叫ぶ「ビルの30階だぞ!」
そして舞い上がる軍用輸送機。
翼の上の帯刀とカナタ、ウイリアムズが側面のドアを開け“乗れ”の合図。





カナタ:なにぃ!

士朗:おお〜生きてる。

一同:(笑)


握られぬ操縦環はシンジが遠隔操作している。


GM: 一緒に逃亡している。


シンジが治るかどうか、ズゥーッとその話になっている。シンジは操縦桿を今も頭で操作している。


カナタ:あはっ。

士朗:あ〜。ウィリアムズの体を使ってるようなもんか。

GM: そうなんだね。チームなんだ今は。

カナタ:「はは……どこかに戻ろうといつも思ってたけど、ここが私の戻る場所なんだ」


『この世には善や悪がはびこっている。だが、俺達には関係無いことだ。
しかし、それをかざして俺達に挑むというなら、恐れるがいい、俺達の名を。』


GM: というわけで奴ら、手を伸ばしてまたどこかへ行ってしまうんだね。

士朗:なにぃ? ハッピーエンドだねぇ。


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