【一時のバーディ(相棒)】




●PCB FHチルドレン/エージェント
ロイス:今だけ相棒・ベナダンティ (推奨感情:自由/自由)
カヴァー/ワークス:指定なし/FHチルドレン・エージェント

上からの命令だと言ったって、何で自分がアイツの面倒を見なきゃならない。
勿論知ってるアイツは殺しのジョーカー。
幾多のオーヴァードを倒し、死山血河を作り上げてきた。
狩られた仲間も100から先は覚えていない。
どうせ短い付き合いだろうが、ヨロシク頼むぜ。
ベナダンテ


GM: じゃ次の3番目行くか。じゃあ自己紹介してもらおうか。はい。

ムンタロ:え〜っと。いきなりですか。

GM: 俺がまず言うよ。一時のバーディだ。え〜君の年齢から見ると多分ベナンダンテと会った事はないです。これが帯刀なんだね。

ムンタロ:ふむ。

GM: 帯刀はレネゲイド・ウイルスを阻害する力を持っていると君は知っています。

ムンタロ:ほうほう。

GM: 帯刀との戦闘では《リザレクト》が使えません。

ムンタロ:はい〜!?

一同:おぉ〜!?

士朗:すげぇ〜!?

GM: 戦う時にオーヴァード殺しとしてすごく活躍して。

士朗:《対抗種(カウンターレネゲイド)》ですか?

GM: 帯刀は侵食値を吸い取ってジャームから人に戻してるの。確か《古代種(エンシェントレネゲイド)》に近い能力があるでしょ。

ムンタロ:ああ、ああ、ああ。それはあれでしょう。侵食値を減らしてくれる……《リプレッション》!

GM: で、その力が実は日常的に使われていて、それでエフェクトの発動も阻害しているという。相手のも自分のもね。故に刀を使う展開が多いという。

士朗:ああ〜……。そういうことか。

GM: でも、変身すると異様に強いので、やっぱり彼の基本スタイルは変身。

士朗:う〜ん……要するに刀でもある程度戦えるっていう。

GM: 戦えなければならないと多分10年前に知ったんですね。

士朗:う〜ん。

GM: で彼は新月の時にはほとんど無力になってしまう。要するに新月時に彼には仲間が必要なんだよね。

士朗:うんうん。

GM: で、勉強したと。

士朗:なるほどね……。ほぅほぅほぅ……。

GM: というわけで君は今回こいつと組む。


ムンタロ(以降カナタ):じゃあ自己紹介。遠野カナタ。クロスブリードでエグザイル/ハヌマーンですね。ワークスは……何でも屋。カバーは小学生です。 まあ、小学生と言っても実のところ小学校に通っているわけではないので、小学生に見えるというぐらいですね。

GM: うん。

カナタ:まあ、あたしはヤンママの「できちゃった子」なんでございます。

一同:(笑)

ムンタロ:親の方は……産んではくれたけど「これ届け出るのめんどくさいや」ぐらいのレベルでですね。しばらくは育ててくれたんだけど、やがて男ができて、育児放棄していなくなってしまったと。 士朗:う〜ん。最悪の親だな。

カナタ:仕送りとかも最初はあったんだけど、途絶えてしまって、その後は……あたしは自分でできる限り独りで暮らしてきました。ほんと、どうしようもなくなった頃に、無意識で能力に気付くという感じになります。

GM: ほう。

カナタ:まあ、例えば……万引きとかをしたりして、なんとか食いつないでいたんですけれど、それが「誰にも気付かれない」ことに気付き始めるわけです。そんなわけで、アパートの隣人ですら知らない奇妙な独り暮らしをしばらくやってたんですが……まあ、そんなことをやってるといつかUGNに見つかる。捕まえられそうになったところを、どっちがよかったのかFHに拾われるというところで。

一同:(笑)

士朗:まあ、犯罪者の逃げ込む先はFHだよね。

カナタ:まあ、そんな感じです。あたしは捕まえられそうになったんで、結構抵抗でもしたんでしょう。

士朗:保護という名目の元にねぇ。

カナタ:というわけであたしは今、FHの戦闘員みたいなことをやってて。

GM: 戦闘員(笑)。ここのFHセルは圧倒的弱さを誇り……。

カナタ:誇るなよぉ!(笑)

一同:(笑)

GM: この町のFHはすごく居場所を確立しているFHです。

士朗:弱いのに?

カナタ:地域密着型。

GM: 彼ら逃がし屋とか色んなことをやります。

士朗:ああ〜。

GM: 逃亡しているFHの人とか、オーヴァードだけどUGNにはなれない考え方の人を、安全な地まで送り届けて……っていう仕事をしている。

士朗:いい奴らだね(笑)。

GM: 悪人も逃がすし、悪人同士をつなぎ合わせたりもする。

士朗:ちゃんと、FHしてきた。

カナタ:ここのUGNはヤバイんだ!

GM: ここのUGN自体も、FHをあんまり気にしていない。小さすぎて。

士朗:ああ〜。

GM: ただ、UGNは新しいオーヴァードを見つけたらなるべく確保しようと思ってるかも知れないけど。FHは、意向を聞いて逃がすということを繰り返している。

士朗:なるほどね〜。

GM: で、カナタちゃんの場合、多分社会に適応できなかったのだろうと。

士朗:うんうんうん。

GM: 逃げる先もありませんので、生活費とか全部FHが出してくれて、彼女でもできそうな仕事があった時に「誰々を何日間ここで預かって」とか。

士朗:あんまりダーティな仕事は回ってこないの?

GM: 沢山のセルがあって、ちっちゃなセルの中にさらに小分けされてるの。それをセルリーダーがお願いしてやってる。で、カナタちゃんにさせるのはせいぜい……戦闘ってほどではない仕事ですね。

カナタ:ふむ? そうなのか?

GM: 戦うことは勿論ある。けれど、強敵と戦うとかいうのは今のところはない。

カナタ:まあ、まともに戦ったら小さいし潰されちゃうからね。

GM: だけどこのFH支部、戦闘員は現在物凄く減りました。

カナタ:ほう。

GM: だからそろそろお呼びがかかります。

カナタ:なるほど。


士朗:それってFHチルドレンに入るの?

GM: チルドレンっていう扱いではないんです。なんでかっていうと、このFH、まるで接してこないんです。

カナタ:一応イリーガルに近いんですかね。

GM: めんどう見ているのがFH。UGNとの関係はまあ、敵対関係だね。見つかったら……保護されちゃいます。

士朗:(笑)保護という名目の捕縛。

GM: もしかしたらホントに保護なのかも知んないけれど、カナタちゃんには捕縛だろうね。

カナタ:「大体保護って言って追いかけてくる奴にはロクな奴がいないんだ」

GM: 銃を抜いたしね。

カナタ:まあ、そんなわけで。できることは……一応防護点無視で攻撃することなんだけど、範囲攻撃とかをバラ取りしちゃったんで、かなり弱くなったかも知れない。単品で戦うのはちょっと不安があるな。

GM: おまえもう、4時間も5時間も昨日の夜から迷ってるから。

カナタ:そ〜れを言われちゃ。

士朗:スピードタイプなんだよね。

カナタ:一応スピードタイプではあるんだけど……。

GM: あとは覚悟をするだけだ。

カナタ:まあ、そういうことになるのかな。でも、ダイスも少なくなっちゃった。どうしよう。

GM: 死を覚悟する決意が試されている。

一同:笑!

カナタ:(ぼそッ)……この《ジャイアント・グロウス》いらなくね?

一同:爆笑!

【ライフパス】

GM: カナタのライフパスはチョイスなんだよな?

カナタ:うん。邂逅はこのFH邂逅表とか振ったほうがいいんだろうか?

GM: 面白そうだね。振ってみようか。

士朗:というか欲望になるはず。

カナタ:(コロコロ)欲望は「逃避」になってしまいました。

GM: いいんじゃないの? 逃げたいんだよおまえ。

カナタ:ふむ。

GM: でも、説明ちゃんとしろ。

カナタ:え〜と。出自は「疎まれた子」をチョイスしました。経験は「喪失」まあ、母親の事ですね。一応カナタにとっては大切な思い出なんですけど、それがなくなっちゃったんで。

士朗:は〜。そんな親でも親は親だよね。

カナタ:そして欲望は「逃避」なんだけど、ん〜これなんだろうねぇ? なにから逃げてるんだろう。

士朗:自分自身じゃないの?

カナタ:それはいいかもしれない。なんだかんだで自分を化け物だと思ってたりするのかもしれないよ。

士朗:っていうか現状からの脱却じゃないかな。その、普通の家庭に憧れてたりするのかな?

カナタ:憧れつつも、多分違うんだろうなと思ってる。まあ感情的には「隔意」に近い感じなんだろうね。考えるのを避けてるところがあるのかも知れないな。

士朗:そこに辿りつけないのはわかってるから逃げたい。

カナタ:そして覚醒は「無知」。カナタは特に自覚せずにこれを使っていたんでね。

士朗:ああ、そうだね。素晴らしい。

カナタ:衝動は「嫌悪」。この力やっぱそんなに好きじゃないんだね。


【感情】

カナタ:とりあえずDロイスを取って……えっとねぇ「お母さん」に取ってます。

GM: 名前みゆきかぁ。

カナタ:これは名前で呼んでいます。「ママって呼ぶな」って言われてたんで、みゆきと直接呼んでます。

GM: ああ〜。

カナタ:というわけで、これには「慕情」と「隔意」を取っていて、まあ「慕情」を表に出しております。

GM: お母さんいつも言ってたのよ。「あんたさえ生まれてこなかったらね。私もっといい生活してたのよ」

一同:(笑)

士朗:最悪のお母さんだよ。ほんっとに。

カナタ:あとはベナンダンテに取っておきましょうか。これはなんでしょう? 仕事上の同僚みたいなものなんですか?

GM: ベナンダンテは今だけ預かる。臨時だからね。

カナタ:ベナンダンテに「有為」。でもこれは「有為」なのか?「有為」でもないよな。こっちがなんかしてあげてるんだもんな。じゃまあ「連帯感」でいきましょうか。


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