《ゲルニカ・追加神聖魔法》

☆1レベル

●『フェイス・リーンカーネーション』

必要消費精神点1、対象:1体、射程:術者、持続:一瞬。
効果:対象の前世の姿を知ることができます。
輪廻転生・因果論を持つゲルニカには基本的な理論・信仰です。

☆3レベル

●『リード・ビリーフ』

必要消費精神点5、対象:1体、射程:5m、持続:1ラウンド。
効果:他の信仰を持つ司祭のプリーストレベルをターンエンドまで1レベル上昇させます。
ゲルニカは他の司祭の信仰を導く性格があります。

☆5レベル

●『トライアル』

必要消費精神点10、対象:パーティ1つ、射程:術者、持続:1シナリオ。
効果:万難地天として『成長のための試練』を促すのがゲルニカの魔法です。
シナリオ難易度を高め、獲得基本経験値を倍にします。
この時、敵のレベルは+2(敵補正値+2)され、ボスは必ず剣の欠片を持ちます。

☆9レベル

●『メモリーチェーン』

必要消費精神点30、対象:術者1体、射程:術者、持続:一瞬。
効果:転生の魔法です。
術者は転生した対象の前世記憶を来世に持ち越せるようにしますが、技能は持ち越しません。
次にどの種族になるかはわかりません。
一度この効果を受けると解除することはできません。

☆11レベル

●『チェンジ・リーンカーネーション』

必要消費精神点1、対象:1体、射程:術者、持続:1時間。
効果:前世の姿に戻ることができます。
能力値・技能レベルは前世のデータを使います。
この時記憶は今現在の記憶のままです。

☆15レベル

●『リフレイン・クエスト』

必要消費精神点50、対象:1体、射程:接触、持続:永続。
効果:使命を全うせずに死んだ対象に対して発動します。来世でも同じ使命を継続します。
使命が失敗に終わった場合、取り返しのつかないものならばこの魔法は効果を発揮しません。

☆18レベル

●『レボリューション』NEW!!

必要消費精神点20、対象:自軍、射程:術者周囲30m、持続:最長1シナリオ。任意解除。
効果:13レベル以上の対象に対して発動可能。最大レベル1種類を+3レベル増加させ、一時的に神格を与える。
神格を得たキャラクターは通常武器無効、状態異常無効となる。

ゲルニカの信仰

《万難地天》

ゲルニカ信仰は輪廻理論を中心とした運命論であり、『人と蛮族は繰り返しながら輪廻する』と説き、前世の罪を問わない考えです。成長と使命の達成を促すもので、種族・善悪に関わらず『努力して、乗り越えろ』という万難地天です。穢れは嫌いますが、穢れが「意味をなす試練」であるならば容認します。

《運命の解釈》

因果理論を提唱する女神ですが、運命の女神は『結果は決まっていた』と説き(人の意欲を削ぐといわれますが)、ゲルニカは『運命とは起こるべくして起こる事象であり結果ではない』と考えます。人は結末を変えられます。このことは二人が天啓を出すか、人に接するかに差を生みます。運命の女神が人に姿を現さないのに対し、ゲルニカは進んで姿を現します。

《目指すところ》

全ての神々がそうであるようにゲルニカも、神の国に人々が行けるように信仰を説きます。
もし輪廻転生し世界が回り続けるだけならば、世界は変わらず『夜明け』はこないでしょう。
しかしゲルニカの説く信仰は、人は罪を落とし神の身元にいけると説きます。世界を変革するものは生命の善性にあり、魂は想像主への回帰を望むと考えます。
→簡単に言うと「二週目の結論は変わる」ということです。

《終末論》

ゲルニカ信仰では終末論があります。現世の人の罪が落とされると、人は減少し結果文明は維持できないという概念です。
蛮族が増えている場合だと、相対人口は変わらないので、終末とは見なしません。
注意すべき点は、文明は崩壊しても自然環境は残る。世界は滅ばないという点です。
剣の時代前・始原時代から続く世界根本は変わらないのです。
ゲルニカは罪人がいなくなり、世界が最後の一人になるまで現世に残ることを望みます。

@ まずこの世の中は一つの試練の場であり、人はこの世界で生きることで穢れを落とすことができるという考えである。
A 穢れの本質は「執着」であるというのが考えである。また過ぎた「我欲」が世界を壊し、それによって魂が穢れるとする。
B 「執着」と「我欲」を捨てたとき、人は理になる。これが神の道である。
C 神の道へと導くための手段が「全ての信仰」である。

因果論・輪廻転生論

直接的要因(因)と間接的要因(縁)の両方がそろったときに結果はもたらされるとする(因縁果)。
そこで、縁起と呼ぶ法によってすべての事象が生じており、「結果」も「原因」も、そのまま別の縁となって、現実はすべての事象が相依相関して成立しているとする。
業はその善悪に応じて果報を与え、死によっても失われず、輪廻転生に伴って、伝えられると考えられた。

自らのみを拠り所とせよ。
→ ゲルニカの信仰解釈においては、これはそれぞれがどんな神を信仰していても構わないと解釈される。
ゲルニカは個人の信仰に関わらず、正す道・正道があると説く
。 ゲルニカは神であれ、真の意味で己を救うことはできないと説き、己の足で歩くことこそ人の生き方であると説く。

→ ゲルニカは人間の欲望は否定しない。
根源的な欲望としての愛情や向上心などは、人が神域を目指すために必要な要素であるとして説く。
  反面強い執着が、問題を起こすことも危惧している。

人の神性

穢れが残された状態であっても全ての苦しみに煩わされることなく、また他の苦しみをも救っていける
→ ゲルニカが人々の存在を許容できる理由の一つである。
人は至らぬことで負をためるが、そのことに捕われず生きることができる。
また己が至らなくても、誰かを幸せにできる力を持っていると考える。
  人は元々神ではなくも神に至ることもない、神に至るよりも人としての昇華が人を幸せにすると考える。

ソードワールド2.0追加ルールへ

トップページへ