サイドA 【若き族長〜族長の儀〜】


シーンPC 若き族長・アルテイ/女騎士シルヴァナ




ウルスの族長の息子の帰還は少なからず部族を奮い立たせていた。ウルスの生き延びた子供たちも今は武器を手に取り、戦の支度を始めている。しかし、タタールはそれに従わなかった。二人の族長。まとまっていた集落が割れようとしていた。


シルヴァナ:我々には同じ部族に見えるのに……

GM:そして一騎打ちが近づいてくる。

アルテイ:「俺は元々あいつを倒すために腕を磨いてきたんだ!」


GM:時期が近づくにつれ、自分の身支度にタタールの男が手伝ってくれた。キヌバという名前の戦士だ。式典用の飾りを誂え、それを用意していく。

アルテイ:「悪いなキヌバ。本当ならば、ガルデンについていてやりたいだろ?」

GM:「ご命令なので……」と表情が変わらない。

そして、その時が来る。『族長の儀』 
それは満月の夜であった。
岩肌の上、開かれた岩場の上にて人々の見守る中、二人の姿がある。



アルテイ:雄たけびを上げながら登場する部族の男!

GM:珍しいのはガルデンの服装である。手に持った武器は短剣であり、彼が使い慣れた刀ではない。衣服も何故か必要以上に軽装に見えた。










アルテイ:それに対して俺は怒りを交えて怒鳴る。「何のつもりだ!! ガルデン!! いつもの刀はどうした」

GM:しかし、ガルデン表情には情けなど無い。もとより手加減をする性格ではないのだ。「吼えるな。来い!」

シルヴァナ:まさかあの時は本気ではなかったとは!?

アルテイ:シルヴァナ? ……どんだけ負けキャラなんですか(笑)

爆笑!




GM:今回の戦闘は儀式なので、向かい合うエンゲージした状態で開始する。そして装備品・防具は無い。武器のみだ。儀式の戦いなので衣装には防御能力が無いんだ。

ガルデン  行動値13
アルテイ  行動値10


GM:では行動値は13がガルデン。

アルテイ:行動値10やはりガルデンにはちょっと足りないな。

GM:ガルデンの攻撃。飛び掛るガルデン。こうやって見ると小さな刃物は手に隠れ、まったく見えない。命中(コロコロ)16。

アルテイ:回避(コロコロ)18。よしからくも掻い潜ったぞ!

シルヴァナ:まさかこれを避けきるとは。

GM:と思った時、<妨害の印>。目標-3。というわけでその出目は15。違う。ガルデンの振った手に刃は無い。逆手だ! というわけでダメージ。そしてここで<増幅の印>16点。

アルテイ:死んだかと思ったが……そうか武器が……ナイフなのか。
……でもナイフでこれだけのダメージなのか?!「今刃が伸びた」

シルヴァナ:「私もあれを食らったのだ」

アルテイ:その一瞬の攻防。斬り返すような俺は槍を振るう。くらえ(コロコロ)26どうだ!

GM:相手は16。食らうわ。

アルテイ:『ウルスムツベ!』急所攻撃。26点で急所攻撃。

GM:槍がガルデンの肩口に突き立つ。たちまち衣服が赤く染まる。

2ターン目



GM:ガルデンは出血・ダメージを受け、それをマイナーアクションで押さえる。そして攻撃だ。ガルデンは(コロコロ)命中20だ。

アルテイ:おおっこれ食らったら。多分おしまいだよ!(コロコロ)26。やった26だよ! 回避した。

シルヴァナ:なんて次元の高い戦いだ。強い。この部族は強い!


アルテイ:月光を背に跳躍するアルテイ。そして俺は槍を振り下ろす。(コロコロ)18だ。

GM:ガルデンの回避は(コロコロ)12。っとここで判定を振らせてもらう。<巻き戻しの印>(コロコロ)判定自体は成功・発動だ。

シルヴァナ:なんだ? 私の時は使わなかった技術だ。

GM:これは『判定を振りなおす』というスキルだ。さっきの出目が悪すぎたから、ここは一度仕切り直しを。回避は(コロコロ)16になった。

シルヴァナ:まだ足りないぞ!?

GM:いや!! 射程圏に収めたぞ。<妨害の印>で目標値を-3。そしてアルテイの攻撃は18から3下げて15に。回避成功だ。

アルテイ:強い! なんて男だ。「確かに捉えたと思ったのに!! 勝てるのか!」




3ターン目



GM:ガルデンの攻撃だ命中(コロコロ)17。左右どちらの手だ。と思った時、ナイフが右手から突き出される。一瞬間合いを見失う。

アルテイ:回避(コロコロ)20。くそっコイツ3以上差をつけて勝たないと意味が無い。強い。半端なく強いぞ!。

シルヴァナ:勝てるのか!? この男に!!

アルテイ:次でMPも尽きる。最後のウルスムツベだ! よし! 最後の攻撃(コロコロ)クリティカル! やった。目標値が上がる。命中!43!

GM:ああ、回避はできない。<巻き戻しの印>タイミングを誤ったな(苦笑)

アルテイ:ダメージ43点! の急所攻撃。

GM:とこれが決着になった。ガルデンを倒す。「貴様の勝ちだ」

シルヴァナ:「あ…あ……ダメだ。私だと、逆立ちしても勝てなかった……」


アルテイ:「何故刀を使わなかった……」槍を収めながら聞く。

GM:ガルデンは答えない。ただ、周りの人々だけが騒がしく、「手当てをするんだ!」と集まってくる。








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