ジュリア

ジュリア

皇帝シグルトの遊び友達であり、弁士として活躍、後には宰相から皇帝に上り詰めるという女性がジュリアです。
ジュリアは内政官である有能な父を持ち、自信も内政官として大成しますが、彼女の弁舌は中々に見所のあるものです。
内政と説得で反乱を鎮圧させたり、口先三寸丸め込んだりと、大活躍をし、建国当初の危うい帝国の戦を半分以下に減少させたのは間違いなく彼女の手腕でしょう。
どこからともなくふらりとやって来て、弁舌をたれる彼女は敵味方を問わず思わず聞いてしまうという巧みなもので、結果終わってみれば事態は丸く収まり、また双方悪い気がしないという見事なものです。

ジュリアはシグルトの遊び友達としても知られ、言うことを効かない我侭時代のシグルトに唯一説教ができる人物でもあります。またシグルトの人徳のある大岡捌きは彼女の支えがあればこそです。
春秋五覇の桓公の補佐をした管仲のような人物です。

ジュリアは野心のない人物です。宰相に願われた時も固辞しましたし、皇帝を継ぐことを依頼された時も固辞します。
皇帝を継いだ後も帝政をあっさり捨てようとするなど、権力への固執は少なく、それゆえに周囲の反感を読んでしまい暗殺という最後を迎えるのです。

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