グレイ
グレイはアバロン王国の中年騎士で、騎士の中では万年下っ端というダメな中年親父です。
アッシュと知り合いということもあり、アッシュが派遣される際にはボディガードとして同行します。
以来アッシュの出世とともに、どんどん国内の地位を高め、ついには大将軍とまで出世します。
当時中年騎士のグレイは、他のアバロン騎士とは違い、あまり立身出世には関心がありませんでした。
どちらかといえば、『こんな自分の境遇を仕方の無いことと諦めている中年親父』だったのですが、どういう偶然かライバルの戦死や失脚が相次ぎ、ついには家臣中でも最大権力者となります。
おかげでグレイは、少しおかしくなってしまいました。グレイ御殿を建てるなど成金的なお茶目に手を出します。
このグレイという男。主君に対して平気で反論「絶対に従えませんな」と豪語する問題児です。
自分が承服できない仕事は死んでも受けないという頑固な性格なので、時の皇太子も最後には自分が折れることで理解を求めたというほどの頑固親父です。
（確かにこの時、皇太子の意見は過ちでしたが、普通は騎士が王族の絶対命令に拒否宣言をするなどありえないことです。）
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