リカ

リカ

〜「なんだいなんだい!見せ物じゃないよ!!」〜

PC:NPC 画:レサ夫
ストリートで盗み等をしながら生計を立てる。当初は男性的な服装を好み、「俺 」という話し言葉から、少年と思われていた。
・レイジは勤めの娼館の前で因縁をつけられているリカを助けることで(「店の 前で騒がれちゃ仕事の邪魔」として)出会っている。
・ストリートのケンカ屋として賭け試合のチャンプであるレイジには羨望の眼差 しを送るが、その優しさには惨めさを感じていたようである。

家族/家族構成は娘の稼ぎを酒代に使い込む「飲んだくれのアル中親父」が一人 。リカはこの親父を大切にしている。
・この親父、自分の今の境遇を嘆くために酒を飲みアル中連鎖を繰り返した挙げ 句に体を壊し、リカの人生設計をメチャメチャにするという男である。

〜リカの性格〜

反骨心旺盛で首に鎖をかけられない自由人。身分に反して態度がデカイのがリカ 。しかし、その内心根底にあるのは惨めさからの劣等感である。
リカは社会的には弱者であり『貧困からのコソドロ的』な境遇はリカの社会的立 場を徹底的に悪くしている。
リカはその生き方に“惨めさ”“劣等感”を感じ、それを覆い隠す虚勢こそがリ カの人格を形成している。
・リカには盗癖があるが、この境遇へのささやかな反骨心としてのものだろう。

レイジと出会って以降、リカはレイジに憧れを抱くが、レイジはリカの一方的な 理想像に祭り上げられることに嫌悪感を感じていたようで、度々二人の間には気 まずい空気が流れる。
後にレイジの相棒になると、レイジの与えた誇りにすがり果敢に困難に立ち向か う成長も見せる。

●ストーリー

親父が酒で体を壊し、入院するのを契機に、娼館に身売りするリカ。
「生きるというのは切実だ。生き方を選ぶなんていうのは上等な生き方だ」

そんなリカは娼館の雇われ用心棒レイジと望まぬ再会を果たす。
レイジの落胆が痛い。
身売りの前のリカの告白も、レイジの目には自暴自棄なリカの身勝手な気持ちの 押し付けに映り、二人の関係はうまくいかない。

「…お互いうまくいかないな」そんなレイジの言葉。

二人の間には空白。
言葉もかけられない。

でも仕方ない。
二人はただの娼婦と用心棒になったのだから。
しかし、その後別れたレイジがリカの父親の薬代を工面していたことを知る。

二人はもう一度お互いを話し合う機会を得る。

素振りをみせるレイジ。
こんな風になりたかった。

もう、元通りにはならないのに。
それでも見せられたその背中は勇気になる。
リカはその背中を追いかけ、見よう見まねで拳をふる。

レイジが都市開発計画に便乗したガイド業で一旗当てると、リカに思わぬ誘い。
「相棒にならないか?」というレイジの提案。
リカはその言葉に揺れ動く…



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