石造りの建築物によって作られた北方の玄関口で、中央との交易の要所となっています。比較的歴史が浅い町ですが、交通の要所であり、北部東方口はほぼ全て押さえている重要拠点です。 町には港もあり、冬の間は凍結してしまうものの、北国への海路となっています。
この町を切り開く際に百匹のヒュドラを倒したという逸話から名がつけられた町です。北国の海岸線沿いにあり、元々は小さな漁村でしたが開拓期には拠点として賑わい今日に至ります。流れる流氷によって削られた海岸線は極端に水深が深く、船倉の深い大型帆船の入港も可能なことから、現在は貿易港として賑わっています。 移動はもっぱら船を使うのが常で、陸路にはまともな道はありません(大体が切り立った崖と道無き森林)。歩き慣れた冒険者ですら根を上げる厳しい大地です。
湿原地帯を中心とした国で珍しく人間の国家です。人間が魔物を操ることで安全を得ているばかりか、周囲からも恐れられる侵略国です。北の国では唯一の人間の国ですが、支配者達にはメデューサとラミアがおり『王の二人の母』として君臨しています。 この国には奴隷制があり、人間を含めた全ての種族は奴隷として売買されることも常です。
白の巨人族が部族単位で生活しています。やはり深い森にありますが、巨人ともなれば、生活にはさほど苦労はありません(勿論人間には過酷な環境です)。建国王ネロの後見人となるオービルはエリンの王です。
エリンの巨人族と対立する『黒の巨人族:フィモール』の住まう土地です。より好戦的な一族で略奪を頻繁に行い、エリンを目の敵にします。フィモールはより妖精的な種族でもあり、小さく姿を縮めたり大きくなったりします。 文化レベルは低く、会話は辛うじて通じるものの、あまり賢い種族ではありません。領地内の山岳や洞窟に住んでいます。 邪妖精と言われていますが、二代目盟主白狼王シーザーの代には主力として活躍します。
エルフの国となっており、同じくエルフの国・ノルトラインとは兄弟国となっています。歴史はこの国の方が長く兄国の立場です。 国土は傍目からみれば完全な森となっており、見知らぬ者にはこれが国であることはわかりません。実際この国の住人はエルフだけでなく多くの妖精達、森の獣達なので、人間には民を認識はできないでしょう。
ドワーフの王国で地下に作られた大空洞都市です極めて大きく荘厳なドワーフ建築は、あの身長のドワーフからは想像できないほどのスケールです。この空洞は北国の地下に地下道のように張り巡らせられ、地上にある国境を跨いで各地にのびています。 この地下道建設には、北国連合の盟主ネロの援助があり、地上諸国の同意の元になされています。ネロはミスリル提供や、大空洞建設の資金援助などを行ったために、太いパイプが結ばれています。 ちなみにネロから始まる歴代の盟主・王は地下空洞を秘密にし軍事利用は厳しく制限しています。ネロにすれば「バレても作ってしまったからしょうがない」と言い張るつもりであり、シーザーなら「ドワーフの為、万人の為のもの。例え自国が作ったとして、私欲に汚すものではない」と考えています。
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