ソードワールド
ソードワールド1.0といえば、上方ルールの王様みたいなゲームで、日本で一番遊
ばれているなどと銘打たれることもしばしば。
→私も初めてのTRPGはソードワールドでした。
ソードワールドっば文庫は安いし、上級を買っても値が張らないので学生の味方
だったんです。
今では辞典のような撲殺サイズの鈍器となって、合いふさわしい値段となりまし
たが、子供達でワイワイやるにはお手軽なサイズでしたね。
●世界観
まず世界観は王道。
『嗚呼ファンタジーっていう分野がコレですね?』と私は学ばせてもらいました
。世界とか国家とか突っ込めば色々複雑ですが、基本的には普通のファンタジー
です。
種族もエルフやドワーフ…グラスランナー(ホビットみたいな奴)と定番を実装
。違和感なく楽しめます。
●システム
ルールは上方ルール(レベルとか補正にダイスを足して競い合う判定方法)。
強い奴は基本値が高いからレベルの高い相手はやっぱり強いというルールです。
成功率/失敗率の下方ルール(目標値以下の出目で成功)より当サークルでは、
競っている感じがしていいと人気があります。
●戦闘
火事と喧嘩は江戸の花。
さて戦闘の話です。
この1.0。古いときのドラクエの如く、ゴリゴリと長引く削り合いの戦闘となりま
す。戦士はダメージが余り通らず削り合い、魔法使いの魔法が1回通れば戦局は
激変というルールでした。
実はこのソードワールド、当サークルの戦士達には不評なのです。あまりルール
を読まなくても適当にできる戦士という職業故に、「じゃあまず戦士から」と始
めるプレイヤーも多いはずですが、削り合いとなると爽快感は…。
●最後に
さて難癖つけたソードワールドの戦士ですが、GMとしては期待値が計算しやす
いのでバランスが取りやすく、便利でした。
安定感のあるルールや世界観から今も1.0を愛用している人も多いんじゃないかと
思います。
またプレイヤー的な話では、魔法使いがオススメ。魔法使いのできることが多い
ので楽しいゲームです。覚えられる魔法も10や20ではありませんから。魔法使い
のロールプレイをやったらはまってしまいます。
ガンダルフになりたいなら、オススメです。
結局、堅実なルールにありがちな世界観、博打を打たず王道を歩むスタイルがソ
ードワールド1.0でした。
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