ガープス

ガープスはどんな世界観にも使える汎用式ルールです。だからファンタジーとか 現代とか未来だとかの区別はありません。ただ特化して遊びやすいサプリメント がたくさん出ていますから、世界観に応じてサプリメントを追加するといいでし ょう。

●イメージしたキャラクターを作ろう!
メイキングでは、なんと性格や弱点までメイキングします。それでボーナスとか 修正とか入るんです。不利であるほど強いルールですね。
地位やカリスマなんかも入りますから、メイキング初期から国王から、大魔法使 いまで作れます。もっともGMが認めてくれたらですけど。
→私もシナリオやるときは、『こんなヤツがやりたい』を強く持っているんで、 それがメイキングできるのは楽しいですよ!

●ロールプレイこそ全て
このゲームは、一風変わった目標を提示しています。
それは『シナリオクリアよりもロールプレイを大切にせよ』とルールで明記され ている点です。
事件を解決してもロールプレイミスがあれば、シナリオは失敗なんですから変わ っています。
→ロールプレイを重視して、他のプレイヤーとソリが合わないなんて、初心者プ レイヤーには多いでしょうから、そういう「コミュニケーションの上手さ」も問 われていると思います。

●システム
さてこのガープスは下方ルールです。
能力値や技能から算出された目標値以下をダイスで出した場合に成功となります 。
達人と凡人の差は成功率という考え方ですね。どのくらいという尺度が必要な時 は目標値マイナスいくらの値を出せたかということで論じます。
このルールなんで、ガープスの戦闘は、「互いのミスを待って・どつき合う」と いう戦闘光景になります。
攻撃自体が空振りかもしれませんし、ガードもしくじるかもしれません。その戦 闘光景はあまりカッコいいとは言えず、数分とたたずに息切れしたりするほど人 は貧弱です。
人間が戦うための生き物ではないことがよくわかります。

戦闘のカタルシスがどうのこうのというルールではありません。どちらかと言え ば、いかに現実的であるかのルールです。
→そういうわけで、サスペンスやホラーには向いていますし、現実的なシナリオ には向いています。超人的なアクションはまずできないルールなので、派手好み の人はガッカリかも。

●最後に
ガープスはメイキングが全てと言っても過言ではないゲームです。
初期に強い奴徹頭徹尾強いですし、弱者が経験を積んでもまずパワーバランスは 変わりません。初期に経験値が100、シナリオクリアでも2〜3点で0.5点でも成 長できるんですから、メイキング当初の優位性は歴然です。
そういうわけでメイキングの上手い下手は如実に現れてしまいます。作り慣れた 人の手慣れたキャラクターは強いですが、初めて作る人は情けなくなるほどヘン テコな形に仕上がります。
ルールブックを読破すればまだやりようもあるんでしょうが、5000円ぐらいする 百科辞典のような本なので、敷居が高いんですよね。

どのくらいの年齢が対象なんだろう?

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