ドルゴルール

オリジナルルール『ドルゴルール』です。『戦闘重視ルール』という呼び名があ るぐらい戦うことに特化したルールです。

さてこのルールは戦うことが全てなので、その他の技能の扱いは極めてぞんざい です。経験値も人間の格づけではなく、どのくらいの戦闘力があるかです。

分かりやすく言うなら―
(スカウターで)『戦闘力25?ゴミめ…』とか
(スカウターで)『戦闘力2500?な、何かの間違いだ!』みたいな意味での経験 値です。

さらにファンタジー物としては変わっているのは、魔法がほとんどありません。 魔法使いはほとんど敵のみ、1%程度の登場比率で『魔法なんて無い』と言って いいほど、関わりがありません。
(運悪く魔法使いに出会ったら、どう対処していいか分からなくて達人でも負け るかも)

●システム
ルールは上方ルール(レベルとか補正にダイスを足して競い合う判定方法)。
命中や回避など、経験値を払って別々に上昇させ、それにダイスを足すやり方で す。
ジョブやクラスは無く、成長に公式が無いので、ダメージ馬鹿・命中馬鹿のよう な一芸キャラクターが闊歩しています。
味付けにABTをつけて個別化できます。

●戦闘システム
このゲームで一番楽しいのはSP(スピードポイント)という概念です。
攻撃・能動SPと防御・受動SPが存在し、これらを消費して行動します。

SPはダイスで決まるため変動が大きく、何回も攻撃できる場合があれば、ただ 走り回るだけの場合もあります。
防御の例にすれば、回避能力がいかに高くても、集団を相手にすれば、手数に翻 弄され、やがては隙が生まれるという感じです。
手数を多くして攻めた場合も、隙があれば防御SPをドカンと使ってカウンター が飛びますんで、呼吸の読み合いが大切になります。

●欠点とか
メイキングが非常に面倒臭いルールで、上手い下手がはっきり別れてしまうルー ルです。
さらに、実際プレイしてみないと性能が分かりません。
みんな平等な経験値で始めるより、何かのボーナスを加味してプレイヤーの実力 均等化を図るべきルールではないでしょうか。

●最後に
凄い強いキャラクターなのに数の暴力に負けてしまうという、雑魚に囲み殺され かねないという表現ができるルールです。
現実的なようで、個人の実力再現無く高くなりますから、中国映画の達人とかを 作る感じですよね。
でも経験値次第では、『北斗の拳』『聖闘士星矢』などが出来ます。スタンドや 念能力も可能ですから、物差しはたくさんありますね。

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