GM: というわけで、2行きます。

【贖罪すべき過ち】




●PCA UGNチルドレン/エージェント/支部長
ロイス:かつての相棒・大神帯刀 (推奨感情:自由/自由)
カヴァー/ワークス:指定なし/UGNチルドレン・エージェント・支部長

人狼・大神帯刀が帰ってきた。
十年前の取り返せぬ傷痕。帯刀の持つ未知の力を知るために、彼を騙し、治療すると偽り、彼の全てを奪った。
彼の妻は今やホルマリンの底に眠り、彼との友情は砕けて戻らない。
もし人が残酷であるというなら、今もその研究を続ける自分達こそ残酷なのだろう。


GM: これ、ちょっと変わるんですけどね。というわけで、真っ黒なハンドアウトが送られてきたわけですけど。

士朗:う〜ん。こりゃヒドイ。

GM: 10年前はまだ10才ということもありますし、実際に帯刀が関わったということもあるのでちょっとだけ弄りました。

行尋:はい。ありがとうございます。


GM: 君は10年前にオーヴァードに覚醒……しました。正確には覚醒には失敗しジャームになり。

行尋:おお?

士朗:おおぅ!?

GM: それから1年間ぐらいはヒドイ思いをしてました。ほとんど記憶はありません。

行尋:う〜ん。

GM: それを人間に戻してくれたのが大神帯刀です。

士朗:超☆恩人じゃないですか。

GM: なんと、ジャームから戻ったという物凄く珍しいケースを彼は作ってしまいました。

士朗:じゃ……じ……実験材料……。


GM: 君も帯刀もそういう意味ではかなりのレアケースだ。ただ、君自体はそれほど異常な存在ではないことがわかった。帯刀は以後もそういう事を何度かやっているのがわかる。

士朗:帯刀が異常なんだ。

GM: これはもうロイスにも関わるのですが、帯刀は特殊な力を持っています。『ベナンダンテ』というコードネームが付けられていますが「魔術師と戦う人狼」です。

士朗:あれ。シナリオタイトルの。

GM: そうですね。彼は実はジャームを人に戻すということを自分の意志でやっています。

士朗:え〜!? すごい。

GM: ただ、その……彼の侵食値は月齢で全然変わり、400%を超えてしまうこともあります。だからUGN認定で言うならば彼もジャーム。

士朗:あ〜。なるほどね。ジャームを人に戻す存在もまた……。

GM: ジャーム。ただ、自分の知る限り、君は彼と深い繋がりがあり、彼と別れた後もその研究に取り組むことになっていくというわけなんですね。というわけで、どうぞ、PCの自己紹介を。
行尋(以降サクノ):私、冬郷サクノというの……よ。かな?

GM: はい、いいですよ。

サクノ:コードネームは『コンジャクション・ブリッド』。ブリードはノイマンとバロールのクロスブリード。年齢20歳。身長160センチ。体重54……ぐらいの、女性の中ではまあ……ちょっと大きめな。

GM: 大きめだけど……士朗の方が大きいんだね。

士朗:俺は165センチだからちょっと大きいぐらいかな。

GM: 確かに女性で165はあまりないからね。


サクノ:で、ワークスがUGNエージェントC。カヴァーが研究者というところ。能力値が精神に偏りまくっているので、《コントロール・ソート》で精神でバンバン撃ちます。

士朗:んふふ。

GM: はい。あ、なるほどね。

サクノ:そしてDロイス《達人(アデプト)》で《コントロール・ソート》を取った扱いなので、有り余る思考速度で銃撃をしているという。裏打ちされている技術ではなく、あくまで知識。

GM: 知識と計算と。

サクノ:知識と思考速度で銃を扱っているという。

GM: 神経伝達速度というべきなのかな? それとも、ある程度ロジック立てられた。

サクノ:ロジックだね。という感じの頭でっかちなガンナーです。

GM: はい。サクノさんは今でもその研究に従事しています。主任は高田所長という方でこの支部の支部長をしている。この研究には過去にすごく残酷なことがありました。それに携わっていく人間なので(笑)。

サクノ:ええ。

GM: その人間性が心配だね(笑)。


サクノ:そうですね。その研究っていうのはやはり帯刀がやった、その、ジャームを人間に戻すっていう。

GM: そうですね。元々の理念。君が知る限り、ジャームを人間に戻すというのが自分達の研究の目的……ではありました。でもなんかUGNはすごく悪いこともする人達みたいなので……。

士朗:基本善人が多いはずなんだけど。

サクノ:善人側のはずなんだけどねぇ。

GM: 基本、滅茶苦茶調べまくりました。

サクノ:はい。

士朗:あ、でもUGNに実際そういう組織があったんだよね。なんか、載ってるもんね。

GM: はい。今回の調査のポイントですけれど、10年前の回想シーンが一度入ります。その時PC1と出会ってしまいますが、それをUGNの組織に通報するかしないかによって、現在研究の対象であるかどうかが変わりますので。

士朗:掲示板とかに「通報すますた」とか書かれたら……。

サクノ:多分……スタート時点からホルマリン漬けで……。

士朗:や〜!! なんだと〜!!

一同:笑!

士朗:やばいわけだ。

GM: そうそう。

士朗:……UGN許せぬ。

一同:笑!

GM: 多分ね。PC1にUGNが辿り着けない理由がそこにちゃんとある。そういう展開になります。

サクノ:ほ〜なるほど。

GM: 要するに自分がそれを気をつけてあげたか、それとも何かの妨害があったかという差が、ちょっとずつ生まれていくので。ちなみにあの……PC2とかの家族構成とかはまったく考えてはいません。もしかしたらその、10年前にジャーム化した時に殺してるかも知れません。

サクノ:まあ、全員死んでていいですよ。

士朗:あっさりし過ぎだよ〜。

サクノ:というより全員死んでてほしいな。

GM: まあ、いいや。今回PC2のシナリオロイスにはコードネーム『バーサーク・リトルレディ』のカガリというのがチームにいます。

サクノ:うん。

GM: カガリと組むのは今回が初めてですが、どういう活躍をしているかのデータだけは知ってますね。戦闘員で、エースでアタッカーをしているみたいな。

サクノ:ああ〜。

士朗:じゃあまだ好感度は0ってこと?

サクノ:なんだ〜。

GM: まあ、最初から組んでてもいいですけど。始めから出会って組んでく方が関係を作りやすいだろうし。

サクノ:いや、大丈夫大丈夫。そしたら一から……籠絡しますんで、がんばります。


【ライフパス】

GM: じゃあ、まず出自か。

サクノ:(コロコロ)「義理の両親」

GM: あ、被ってますね。

ムンタロ:(怪しげな声で)「私が両親だよ」って高田所長が言うんだよ。

士朗:(ムスカ声で)「私は君の親代わりのつもりだったんだんだがね?君は私をそう思ってはいないらしい。残念だよ。聞いているのかね?」(笑)

ムンタロ:なるほど。「君は本当はココから生まれたんだよ」(←研究室のビーカー)えらいこと刷り込まれてますよ(笑)。

サクノ:(コロコロ)「犯罪者の子」

GM: 「犯罪者の子」はそんなに悪くないな。

ま、今回の事に関して言うんだったら、なんでジャームになったとか、その辺を絡めちゃってもいいかも知んないけど。

サクノ:う〜む。「犯罪者の子」にして、そいつらが犯罪者だからとんでもなく……こう。

GM: 下種でクズで。

サクノ:下種な親だったんですよ。

ムンタロ:下種な親多いわ。

サクノ:でそうだなぁ。そいつになんかされたことにしようかなぁ。人身売買的な。


ムンタロ:「なぁるほど。彼女を私に売ってくれるということだね?」

士朗:(高田所長らしい)「君は私の所有物だよ?」

GM: そりゃ物凄く悪い展開になりそうなんだけどね。

ムンタロ:UGN!! UGNゥゥ!

士朗:人身売買してんじゃないよUGN(笑)。

GM: 多分、UGNが助けますよ。

一同:笑!

GM: こんなことを言ったら行尋さんがめちゃめちゃになっちゃう気がしますけど、このUGN支部長の高田所長っていうのは病院と結託して沢山の患者を回してもらってます。

ムンタロ:最悪なんだけど!

士朗:ほほほぅ?

GM: で、情報を改ざんして彼らはいなかったことにして、全部実験体にしてます。

サクノ:おお〜。

士朗:やっべぇ〜? 超やべぇ!!

GM: だから、君はそのなんていうか。

サクノ:実験体の一個体として。売られてきた。

GM: 親が売ったんですよ。高田所長という人が買って行きました。

士朗:いやぁ、今のロールプレイ合ってたんじゃないですか。

ムンタロ:合ってたねぇ(笑)。

士朗:「君は私の所有物なのだよぉ〜?」

サクノ:は〜い。(書き書き)

ムンタロ:実はカガリとおんなじ立場なんだな。

士朗:ヒドイUGNだ。

サクノ:経験は(コロコロ)「記憶喪失」だ。

GM: ちょうどいいじゃない。いいんじゃないかな?

士朗:「自分が人形だということを、この私がジックリと教えてやろうぉ……」

GM: ああ、なんか。18禁なイラストを描きやすい展開を用意してくれてありがとう。

士朗:「まずは、赤ちゃんプレイからだ!」

一同:笑!

士朗:高田所長は突然……なにを思ったかと思うと……。

GM: 最悪だよぉ。

士朗:上半身の衣服を脱ぎ払うと。

サクノ:そしたら、そこのモノをバンバンって撃ちぬく。

士朗:おむつが鮮血に染まる。

GM: 最悪なんだけど(笑)。

ムンタロ:うわ〜!? めっちゃ描きにくいわぁ。


GM: 邂逅いきましょうか。

サクノ:(コロコロ)「いい人」。

士朗:いい人じゃないでしょう〜?

ムンタロ:「私はいい人なんだよ?」もうやだ。

サクノ:谷修成。

士朗:刑事さんだよ。

サクノ:なにぃ〜? 刑事に身柄確保された!?

ムンタロ:なるほど。

士朗:確保してないから!

GM: 師匠とかでもいいだろうし。


士朗:「私が師匠だ。師匠であり、父であり、そして恋人でもある」もう高田所長ダメだ。膨らんでしょうがないよ。言っとくけど、彼、まだ一言も喋ってませんからね。僕とムンタロさんが好き勝手に言ってるだけで。

ムンタロ:メッチャいい人だったらどうしようか。

GM: だいじょぶ。大丈夫。

士朗:「私は本気で世界の平和を望んでいるのだよ」

ムンタロ:悪そうだ。

サクノ:「妄想を抱きながら死んでいけ」バンバン。

GM: ひどいよぉ? 高田所長の出番が無くなったじゃないか。始まってもいないのに。

士朗:そこに絵があるだけで。

サクノ:遺影だよ

GM: 「お次は覚醒表を振りたまえ!」

サクノ:(コロコロ)「渇望」。

GM: 「渇望」な。確かにな。そして衝動ですよ。

サクノ:(コロコロ)「破壊」!

士朗:破壊してやる〜!

ムンタロ:破壊だよ〜!

士朗:「そ〜う、私は君のそこに惚れ込んだのだ」

サクノ:初期侵食値33。Dロイスがあるから35かな?

GM: というところだね。じゃあ始めようか。いいですね。いい話になりそうです。

士朗:「素ぅ晴らしい!」


【感情】

サクノ:できた〜。「いい人」のロイスを削ってDロイスにしました。で、ベナンダンテはもう書いちゃった。

GM: いいですよ。はい。で、カガリで……「有為」。なんだっけコレ。

サクノ:「有為」と「猜疑心」かな。まあデータだけ見れば使える人材なんだろうって考えてるんだけど、まあ猜疑心を抱いてる。

GM: そして帯刀さんには「恩人」ではあるが「劣等感」を抱いている。


サクノ:ジャームから回復させるっていうとんでもない力を持ってるわけじゃないですか。「すげぇ」って感じで。「私にはいまだにできないことだわ……もっと研究しないと!」サックサック。(メス)

ムンタロ:サックサック?

士朗:お母さんですよね。そこでサックサックされてるのお母さんですよね!?


GM: 父親には「慕情」と「恐怖」。「恐怖」?

サクノ:ああ父親。そういう親父だったから、幼少期にこう、色々暴行されてアレなんですよ。恐怖心が植えつけられたっていうか。生きてるかどうか知らないけど。

GM: うん。

サクノ:で、記憶の中の誰か。「記憶喪失」が「記憶の中の誰か」だったので、いまいちこうぼやけてる……。

GM: その「記憶の中の誰か」は、過去の10年前に選んでもらいましょうか。

サクノ:おお。


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